メジャーリーグ
プロ野球の今季開幕は3月25日である。昨年の日本一・福岡ソフトバンクを天然芝にリニューアルした本拠地に迎える東北楽天の開幕戦の試合時間は薄暮の時間帯にあたる午後4時――。25日付の本誌記事で知った。 <気温が […]
(写真:コリンズ監督とキャプテンのライトを中心に、予想を覆し続けた充実のシーズンが終わった Photo By Kotaro Ohashi)“レッツゴー・メッツ!”“サンキュー・メッツ!” 11月1日、シティ・フィールドで […]
野村克也によれば、日本のプロ野球は「スペンサー以前」と「以後」に分けられるという。それくらい彼がもたらした本場の野球は斬新にして合理的だった。 野村の著書『プロ野球重大事件』(角川書店)から一例を引く。<打 […]
アメリカンリーグ ロイヤルズ(シーズン95勝67敗)対ブルージェイズ(同93勝69敗) (写真:2015年のプレーオフも大詰め。ワールドシリーズ進出を目指した戦いが始まる) 2カードともに一時は下位シードのチ […]
「選手たちは幸福そうに、(クラブハウスで)子どもみたいに飛び回っているよ。監督として彼らが喜んでいる姿が見たいもの。プレーオフ進出はとても難しいんだ。162試合を戦って、プレーオフに出れるのは10チーム、1/3だけなんだ […]
<最近の数年は誰よりも、このチームを取材してきた日本人記者として、筆者はここで断言したい。長期的視野で少しずつ前に進んできて、ついに機は熟した。2015年、メッツはプレーオフの舞台に戻ってくる。(中略)ナショナルズに誤算が続出した場合、2006年以来となる地区優勝に向かって突き進むこともあり得ない話ではない>
シアトル・マリナーズの岩隈久志が13日、本拠地で行われたボルチモア・オリオールズ戦に先発し、ノーヒットノーランを達成した。日本人では野茂英雄(1996年と2001年の2度達成)以来、2人目の快挙。9回116球を投げて、無安打、3四球、7奪三振の内容で今季4勝目(2敗)をあげた。
当初は誰もがジョークだと思ったカードが本当に実現することになった。 9月12日にラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで予定されている次戦で、無敗の5階級制覇王者フロイド・メイウェザーはWBA世界ウェルター級暫定王者アンドレ・ベルトと対戦する。これまで48戦全勝の現役最強と呼ばれるボクサーにとって、これがShowtime/CBSとの6戦契約の最後の1戦となる。ただ……残念ながら、この試合の挙行にエキサイトしているファン、関係者はほとんどいないのが現実だ。
2015年のMLBもオールスターブレイクを終え、後半戦が始まった。今季は多くのチームがプレーオフ進出の可能性を残しており、今後も激しいペナントレースが続きそう。そして、ここまでの戦いの中で、25歳以下のスター候補が数多く躍動するフレッシュなシーズンとなっている。今回は、そんな前半戦を振り返りながら、“MVP”“サイ・ヤング賞”“新人王”“カムバック賞”を独自に制定し、後半戦の行方を占っていきたい。
7月に入って最初のゲームを勝ち、ヤンキースはア・リーグ東地区でオリオールズと同率首位に立っている(2日現在)。今季開幕前の前評判を考えれば、シーズンもほぼ半ばのところでそんな位置にいることは上々の結果と言えるかもしれない。
全世界を惹きつけた5月2日のフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオは興行的な意味では大成功に終わった。 ペイパービューの購買数はなんと約440万件以上に達し、イベント全体の総収益は5億ドル超。結果として、メイウェザーは2億ドル以上のファイトマネーを受け取ることになった。試合自体が山場に欠けたのは残念ではあったが、それでも現代の“世紀の一戦”は今後も永く語り継がれていくに違いない。
6月4日にオークランドで行なわれた今季のNBA ファイナル第1戦は、オーバータイム(延長戦)にもつれ込む大接戦の末に108−100でゴールデンステイト・ウォリアーズが先勝した。 クリーブランド・キャバリアーズ(キャブズ)の大黒柱、レブロン・ジェームスは44得点と大爆発。それでも敵地での勝利を手に入れられなかったことは、キャブズにとって痛恨だったと言ってよい。
「カーテンコールで迎えてもらえる日々なんて、もうとっくの昔に終わったと思っていた。素晴らしかったよ。僕にとってのエネルギーになる」 5月7日のオリオールズ戦で今季7号本塁打を打った試合後、ヤンキースのアレックス・ロドリゲスは晴れやかな表情でそう語った。
いよいよ世紀の一戦は目前――。全世界待望のフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ戦が5月2日に迫り、ラスベガスは未曾有の熱気に包まれている。両者のファイトマネーにして100億円以上が確実な空前絶後の一戦は、どんな展開になり、どちらが勝ち残るのか。筆者が独自の予想を展開した先月のコラムに続き、今回は現地の声を集めてみた。
「ハッピー・ハービー・デイ!」 4月14日のメッツ対フィリーズ戦の開始前、ソーシャルメディア上でも、スタジアムでも、メッツファンは口々にそう言い合った。 この日、一昨年秋に右肘のトミー・ジョン手術を受けたメッツのエース、マット・ハービーが復帰後初の地元マウンドに登場。待ちに待ったエースのカムバックに、シティフィールドは、まるでプレーオフのような雰囲気となった。
MLBの2015シーズンが本格的に開幕し、日本人では5選手がベンチ入りを果たした。ニューヨーク・ヤンキースの田中将大は開幕投手として本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に先発。4回5安打5失点の内容で降板し、チームは1−6で黒星スタートとなった。マイアミ・マーリンズに移籍したイチローは1点ビハインドの8回に代打で登場してファーストゴロに倒れた。ボストン・レッドソックスの田澤純一は4点リードの8回に2番手で登板。3者凡退で1イニングを抑え、開幕戦勝利に貢献した。昨季のワールドシリーズ覇者、サンフランシスコ・ジャイアンツ入りした青木宣親は1番・レフトで先発出場。3回の第2打席で移籍後初ヒットを放つと、5回にもライト前へ運んで、勝ち越しのホームを踏んだ。5打数2安打でチームも白星スタートを飾った。
史上空前のメガファイトまであと1カ月――。5月2日にラスベガスで行なわれるフロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ戦へのカウントダウンが始まり、アメリカでもボクシングの枠を越えた報道合戦が続いている。 PPVの購買数は史上最高を記録することが濃厚、両者のファイトマネーは揃って1億ドル突破が有力、そして定価1500〜10000ドルのチケットはブローカー間で異常な高値が付けられ……すでに破天荒なエピソードが次々と生まれ、興行的な意味では間違いなく歴史に刻まれる一戦となるだろう。
「このサイズで、これだけの動きができる日本人選手がいるのか……」 今季の米大学バスケットボールシーズン開幕直後、渡邊雄太を初めて観たとき、そのプレーの質に少なからず驚かされることになった。身長203cmという長身ながら、スムーズに左右に動き、シュート力、スキルまで備えている。そんなジャパニーズには、これまでほとんどお目にかかったことがなかったのだ。
テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が、痛めている右ヒジ靭帯を修復する「トミー・ジョン手術」を受けることを発表した。復帰には約1年を要することから今季の登板は絶望的だ。ダルビッシュはレンジャーズ移籍後3年連続で2ケタ勝利をあげ、今季もチームの中心としての働きが期待されていた。昨季はア・リーグ西地区最下位に沈んだレンジャーズにとっては大きな痛手となる。
NBAの2014-15シーズンも終盤を迎え、プレーオフに向けてシード順が気になる季節に差しかかっている。 例年、この時期には強力な本命、対抗馬が浮上しているのが通常だが、今季は特に群雄割拠のウェスタン・カンファレンスには複数の優勝候補が存在すると評判高い。そんな中で、今回は筆者が独断で優勝の可能性がある4チームを選出してみた。“4強”の戦力と不安材料を検証し、大混戦の争いを抜け出すポイントを探っていきたい。
2015年も球春間近――。間もなくフロリダ、アリゾナで春季キャンプが始まり、メジャーリーガーたちは開幕に向けて本格的な準備を開始する。 2年連続でプレーオフ逸という屈辱を味わったヤンキースも、逆襲に向けて再スタートを切る。ただ、前評判は必ずしも芳しくない。チームの象徴だったデレク・ジーターも引退し、オフにも大掛かりな補強は行なわなかった。
2月4日、マディソン・スクウェア・ガーデン(MSG)で次期防衛戦の発表会見に臨んだWBA、IBF、WBO世界ヘビー級王者ウラディミール・クリチコ(ウクライナ)は、周囲の誰もが驚くほどに上機嫌だった。壇上では常に笑顔を浮かべ、ついにはフランク・シナトラの有名曲「ニューヨーク・ニューヨーク」の歌詞まで口をついて出たほど。 「“ニューヨークでやれるなら、どこでもやっていける”。この場所で再び戦うことができてとても幸せだ」
ニューヨーク・ヤンキースをFAになり、マイアミ・マーリンズと1年契約を結んだイチローが29日、都内で入団会見を行った。会見にはデイビット・サムソン球団社長ら幹部が来日して同席。メジャーリーグ通算2844安打の実績を誇るヒットマンに最大限の誠意を示す場となった。イチローは「ただただ恐縮」と第一声を発し、「球団のやたら熱い思いが伝わってきた。この思いに応えたいという気持ち」と新天地での活躍を誓った。
アメリカでは近年、ケーブルテレビ限定のコンテンツとなっていたボクシングが、地上波に戻ってくる。1月14日、ニューヨークのNBCオフィスビルにおいて、新テレビシリーズ「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ(PBC)」の開始が発表された。
昨今のニューヨーク・スポーツ界が“暗黒の時代”を迎えているのは否定できない事実なのだろう。 MLBのヤンキース、メッツはともに過去2年連続でプレーオフを逃し(メッツは8年連続)、NFLのジャイアンツ、ジェッツも今季の成績はどちらも負け越しで終わった。シーズン中盤を迎えたNBAでもニックス、ネッツが勝率5割以下で低迷し、プレーオフ上位進出はあり得そうもない。