レスリング
愛媛県宇和島市に住む田中家の次男としてSHOは生まれた。彼にとって最初のヒーローは、アクション俳優のジャッキー・チェン。保育園に通っていた頃に観た映画『サンダーアーム/龍虎兄弟』がきっかけだった。漠然とした強さへの憧れ […]
6日、レスリングの世界選手権(9月、カザフスタン)日本代表を決めるプレーオフが埼玉・和光市総合体育館で行われた。女子57kg級はリオデジャネイロオリンピック63kg級金メダリストの川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)がオリ […]
16日、レスリング世界選手権(9月・カザフスタン)の日本代表選考を兼ねた全日本選抜選手権最終日が東京・駒沢体育館で行われた。注目の女子57kg級決勝は、オリンピック4連覇中で全日本選手権覇者の伊調馨(ALSOK)が、リ […]
(写真:五輪3連覇の偉業を成し遂げた吉田は現役生活にピリオドを打った)「練習している中でも若い選手たちに勢いを感じました。この子たちにバトンタッチしてもいいのかなと思うようになりました」「改めて自分自身と向き合った時に、 […]
(写真:「温かく迎えてくれた」と社員たちの歓迎に感謝した伊調<左>と太田) 25日、リオデジャネイロ五輪の女子レスリングのフリースタイルで4連覇(63キロ級3回、58キロ1回)を達成した伊調馨と、男子グレコローマンスタイ […]
19日(日本時間20日)、レスリングの男子フリースタイル57キロ級決勝が行われ、樋口黎(日本体育大)はウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)に判定で敗れた。最軽量級での日本勢のメダル獲得は4大会連続となった。メダ […]
18日(日本時間19日)、レスリングの女子フリースタイル53キロ級決勝で吉田沙保里がヘレン・マルーリス(アメリカ)に敗れ、4連覇はならなかった。63キロ級は川井梨紗子(至学館大)がマリア・ママシュク(ベラルーシ)を下し […]
17日(日本時間18日)、レスリングの女子フリースタイル3階級での優勝者が決まった。58キロ級は伊調馨(ALSOK)、48キロ級は登坂絵莉(東新住建)、69キロ級は土性沙羅(至学館大)が金メダルを獲得した。伊調は4連覇 […]
御三家ならぬ「御四家」――。初代スポーツ庁長官・鈴木大地は五輪で期待される競技について問われると、しばしば、この言葉を口にする。 鈴木のいう御四家とは柔道、体操、レスリング、水泳(主に競泳)の4競技。これら […]
14日(日本時間15日)、レスリング競技が開幕した。男子グレコローマンスタイル59キロ級は太田忍(ALSOK)が銀メダルを獲得。初戦から強豪を次々と撃破した太田だったが、決勝はイスマエル・ボレロモリナ(キューバ)にテク […]
(写真:各界のメダリストやレジェンドが参加した) リオデジャネイロ五輪女子レスリング53キロ級日本代表・吉田沙保里の壮行会が2日、東京都内のホテルで開催された。女子に限れば五輪史上初となる4連覇がかかる吉田を激励するため […]
2012年冬、泉武志はオリンピックという夢を再び追いかける決意をした。背中を押す者もいれば、反対する者もいた。それでも彼は迷わなかった。東京から故郷の愛媛まで走って帰る中で、夢への想いは一層強くなった。帰郷した泉は母校・八幡浜工高を訪ねた。約9カ月のブランクを埋めるために選んだ場所は、競技を始めた原点だった。
2008年春、高校時代に目標としていた全国大会出場を叶えた泉武志は、日本一を目指し、日本体育大学に進学した。日体大といえば、レスリングにおいても1964年東京五輪男子グレコローマン・フライ級金の花原勉、76年モントリオール五輪男子フリースタイル52キロ級金の高田裕司ら数々のメダリスト、オリンピアンを輩出した名門中の名門である。しかし、泉に待っていたのは順風満帆な競技生活ではなかった。
泉武志(一宮グループ)は、愛媛県八幡浜市で食品卸業を営む一家の3人兄弟の末っ子として生まれ育った。父親に武士の志を持って欲しいと名付けられた子供は、わんぱくに成長していった。彼には、血の繋がった兄以外にも2人の“兄”がいる。近所に住む竹口家の2人兄弟だ。泉家と竹口家の子供たちは、よく5人で近くの公園で遅くまで遊んだ。“兄”たちを追いかけながら、負けん気の強い武志少年は大きくなっていった。しかし、年の離れた“兄”の背中は遠かった。
米ネバダ州ラスベガスで開催されているレスリングの世界選手権は11日、男女5階級が行われ、女子58キロ級では伊調馨(ALSOK)が決勝でペトラ・オリ(フィンランド)に10−0のテクニカルフォール勝ちを収め、連覇を達成した。伊調は準決勝までの3試合をすべて無失点のテクニカルフォールで勝ち上がると、準決勝もフォール勝ち。決勝も含めた全5試合を無失点と田を圧倒した。これで63キロ級時代も含め、世界選手権は10度目の優勝となった。
米ネバダ州ラスベガスで開催されているレスリングの世界選手権は10日、男女4階級が行われ、女子53キロ級では吉田沙保里(ALSOK)が決勝でソフィア・マットソン(スウェーデン)を破って優勝し、55キロ級時代と合わせて世界選手権13連覇を達成した。これで五輪(3連覇)も含め、世界大会では前人未到の15連覇。2001年からの個人戦での連勝も200に伸ばした。
米国ネバダ州ラスベガス――。言わずと知れたギャンブルの街である。この地には一攫千金を夢見るギャンブラーたちが集う。砂漠地帯にある大都市に、一度は諦めた夢を再び追いかけ、降り立った男がいる。男子グレコローマンスタイル66キロ級日本代表の泉武志(一宮グループ)だ。彼は現地時間7日に開幕する世界選手権に出場し、オリンピックへの切符を掴み取ろうとしている。今大会は五輪種目の各階級5位以内が、まず国別出場枠を獲得。さらに表彰台に上がることができれば、リオデジャネイロ五輪代表にグッと近付く。この4年に1度の夢舞台こそが、泉がマットに戻ってきた理由なのだ。