レスリング

SHO(新日本プロレス/愛媛県宇和島市出身)第2回「心優しき少年が憧れた超人」

 愛媛県宇和島市に住む田中家の次男としてSHOは生まれた。彼にとって最初のヒーローは、アクション俳優のジャッキー・チェン。保育園に通っていた頃に観た映画『サンダーアーム/龍虎兄弟』がきっかけだった。漠然とした強さへの憧れ […]

女子57kg級・川井梨紗子、伊調破り世界選手権代表に ~レスリング日本代表選考プレーオフ~

 6日、レスリングの世界選手権(9月、カザフスタン)日本代表を決めるプレーオフが埼玉・和光市総合体育館で行われた。女子57kg級はリオデジャネイロオリンピック63kg級金メダリストの川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)がオリ […]

57kg級・川井梨vs.伊調 世界選手権代表はプレーオフへ ~レスリング~

 16日、レスリング世界選手権(9月・カザフスタン)の日本代表選考を兼ねた全日本選抜選手権最終日が東京・駒沢体育館で行われた。注目の女子57kg級決勝は、オリンピック4連覇中で全日本選手権覇者の伊調馨(ALSOK)が、リ […]

樋口、判定に泣き銀メダル 高谷は準々決勝敗退 ~レスリング~

 19日(日本時間20日)、レスリングの男子フリースタイル57キロ級決勝が行われ、樋口黎(日本体育大)はウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア)に判定で敗れた。最軽量級での日本勢のメダル獲得は4大会連続となった。メダ […]

女子レスリング・吉田、「父に習ったタックルで4連覇」 ~リオデジャネイロ五輪壮行会~

(写真:各界のメダリストやレジェンドが参加した) リオデジャネイロ五輪女子レスリング53キロ級日本代表・吉田沙保里の壮行会が2日、東京都内のホテルで開催された。女子に限れば五輪史上初となる4連覇がかかる吉田を激励するため […]

泉武志(レスリング世界選手権日本代表/愛媛県八幡浜市出身)最終回「迷いなき夢追い人」

 2012年冬、泉武志はオリンピックという夢を再び追いかける決意をした。背中を押す者もいれば、反対する者もいた。それでも彼は迷わなかった。東京から故郷の愛媛まで走って帰る中で、夢への想いは一層強くなった。帰郷した泉は母校・八幡浜工高を訪ねた。約9カ月のブランクを埋めるために選んだ場所は、競技を始めた原点だった。

泉武志(レスリング世界選手権日本代表/愛媛県八幡浜市出身)第3回「念ずれば花開く」

 2008年春、高校時代に目標としていた全国大会出場を叶えた泉武志は、日本一を目指し、日本体育大学に進学した。日体大といえば、レスリングにおいても1964年東京五輪男子グレコローマン・フライ級金の花原勉、76年モントリオール五輪男子フリースタイル52キロ級金の高田裕司ら数々のメダリスト、オリンピアンを輩出した名門中の名門である。しかし、泉に待っていたのは順風満帆な競技生活ではなかった。

泉武志(レスリング世界選手権日本代表/愛媛県八幡浜市出身)第2回「優秀な“兄”たちを追いかけ、全国へ」

 泉武志(一宮グループ)は、愛媛県八幡浜市で食品卸業を営む一家の3人兄弟の末っ子として生まれ育った。父親に武士の志を持って欲しいと名付けられた子供は、わんぱくに成長していった。彼には、血の繋がった兄以外にも2人の“兄”がいる。近所に住む竹口家の2人兄弟だ。泉家と竹口家の子供たちは、よく5人で近くの公園で遅くまで遊んだ。“兄”たちを追いかけながら、負けん気の強い武志少年は大きくなっていった。しかし、年の離れた“兄”の背中は遠かった。

伊調、10度目の優勝 川井は準優勝 〜レスリング世界選手権〜

 米ネバダ州ラスベガスで開催されているレスリングの世界選手権は11日、男女5階級が行われ、女子58キロ級では伊調馨(ALSOK)が決勝でペトラ・オリ(フィンランド)に10−0のテクニカルフォール勝ちを収め、連覇を達成した。伊調は準決勝までの3試合をすべて無失点のテクニカルフォールで勝ち上がると、準決勝もフォール勝ち。決勝も含めた全5試合を無失点と田を圧倒した。これで63キロ級時代も含め、世界選手権は10度目の優勝となった。

吉田、世界大会16大会連覇、登坂もV3 〜レスリング世界選手権〜

 米ネバダ州ラスベガスで開催されているレスリングの世界選手権は10日、男女4階級が行われ、女子53キロ級では吉田沙保里(ALSOK)が決勝でソフィア・マットソン(スウェーデン)を破って優勝し、55キロ級時代と合わせて世界選手権13連覇を達成した。これで五輪(3連覇)も含め、世界大会では前人未到の15連覇。2001年からの個人戦での連勝も200に伸ばした。

泉武志(レスリング世界選手権日本代表/愛媛県八幡浜市出身)第1回「夢を諦めきれない不器用な男」

 米国ネバダ州ラスベガス――。言わずと知れたギャンブルの街である。この地には一攫千金を夢見るギャンブラーたちが集う。砂漠地帯にある大都市に、一度は諦めた夢を再び追いかけ、降り立った男がいる。男子グレコローマンスタイル66キロ級日本代表の泉武志(一宮グループ)だ。彼は現地時間7日に開幕する世界選手権に出場し、オリンピックへの切符を掴み取ろうとしている。今大会は五輪種目の各階級5位以内が、まず国別出場枠を獲得。さらに表彰台に上がることができれば、リオデジャネイロ五輪代表にグッと近付く。この4年に1度の夢舞台こそが、泉がマットに戻ってきた理由なのだ。

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