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金子達仁「春夏シュート」

日本は平均値維持し、個も育てる方法模索を

 サッカーはその国の国民性が表れるスポーツである、と聞いたのは中学生の頃だった。なるほど、ドイツは勤勉だし、ブラジルは自由奔放だし、イタリアは何となくおしゃれだし。 ただ、世界の常識でもあるこの説には
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金子達仁「春夏シュート」

夢にも思わなかったブラジルの失墜

 初めて“プレーオフ”なるものを観戦したのは、いまから11年前、ロンドン五輪開幕を控えた英国だった。 聞いたことのないチームと、聞いたことのないチームによる、およそハイレベルな内容が期待し難い一戦。そ
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金子達仁「春夏シュート」

アジアから離れつつある日本人の気持ち

“勝って当然”見る価値は……“ W杯予選が見られない! 国によっては暴挙や政情不安が起きていてもおかしくない事態だったが、日本では何も起きなかった。 吹っ掛けてきたシリア、もしくはUAE側にとって見誤
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金子達仁「春夏シュート」

監督人事に独自色の町田、南葛……フロントに存在感

 各地で高校サッカーの予選が最終盤を迎えている。試合のハイライトを動画で眺めながら、改めて感心させられるのはピッチの素晴らしさである。 わたしが専門誌で高校サッカーの担当をしていた頃、この時期に緑の芝
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金子達仁「春夏シュート」

「礼節」こだわらず「衣食」を求めたなでしこ

 衣食足りて礼節を知る、という言葉はサッカーにも当てはまるのではないか、と思い始めている。 わたしが生でバルセロナの試合を見たのは、88年3月のことだった。 当時のバルセロナは、芸術性などまるでない、
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金子達仁「春夏シュート」

町田・黒田監督が新たに開いた日本特有の道

 高校サッカーの世界で結果を残した指導者がJの世界に身を転じる。過去にもなかったわけではない。ただ、成功と呼べそうな事例はほぼなかった。 なぜか。立場の違いに適応しきれなかったからではないか、というの
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金子達仁「春夏シュート」

挑戦より安全選ぶ“日本病”再発が残念

 女子は優勝、男子は準優勝という結果でアジア大会のサッカーは終わった。実に発見の多い大会だった。 一番の発見は「お、結構効くんだ」ということ。どういうことかと言えば、女子決勝の北朝鮮である。 準々決勝
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金子達仁「春夏シュート」

許されない…競技を汚した“北の蛮行”

 この原稿が紙面に載る時には、すでにアジア大会の準決勝は終わっている。ただ、どうしても触れておきたいことがある。 準々決勝、対北朝鮮戦のことである。 百歩譲って北朝鮮の激しいプレーについては容認すると
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