メジャーリーグ

第264回 “ミラクル・メッツ”、復活の条件 〜松坂大輔も属するチーム再建の行方〜

「今季の私たちにはシーズン90勝を挙げる力がある」  2月下旬、メッツのサンディ・アルダーソンGMがチーム上層部にそう伝えたと地元メディアが報道し、ニューヨークでは話題になった。  総額5億ドル近くを投入し、田中将大、カルロス・ベルトランらを獲得する大補強を展開したヤンキースではない。過去5年連続で負け越し、90勝以上を挙げたことなど2007年以降は一度もないメッツの話である。

第262回 リナレス戦で荒川仁人に求められるもの

 2013年末、アメリカ国内のさまざまな媒体がボクシングの年間賞を制定する際、決まって名前が挙げられた日本人ボクサーがいる。八王子中屋ジムの荒川仁人である。  昨年7月27日に行なわれた荒川対オマー・フィゲロア戦(WBC 世界ライト級暫定王座決定戦)は稀に見る大激闘(フィゲロアが判定勝ち)となり、2013年の年間最高試合候補のひとつとして特筆され続けることになった。

第261回 レブロン&ヒート、3連覇への道険し?

「もう2月なのだから、より安定したプレーを続ける必要がある。これまでも良いゲームはあったけど、安定感がなかったことが自分としては気に入らなかった。そろそろ一丸となってペースを上げていく時期だよ」  2月1日のニューヨーク・ニックス戦に106−91で圧勝を飾った直後――。レブロン・ジェームスが残したそんなコメントが、王者マイアミ・ヒートの現状を分かりやすく物語っていた。

上原投手へのインタビュー&野球教室を取材 〜明治SAVASサイト「二宮清純のザバス取材記」〜

 日常の食事・メンタル面を含めたスポーツ・ニュートリションの実践、勝てる選手・勝てるチームをサポートするきめ細やかな栄養指導など、多くのアスリートやスポーツに関わる人々を栄養の面からサポートし、大きな成果へとつなげている『ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ』。その活動を二宮清純が定期的に取材し、レポートをSAVASサイト内で掲載しています。  今回は昨季、ボストン・レッドソックスのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した上原浩治投手にインタビュー。明治が主催した上原投手の野球教室の模様とともにお届けします。

田中、ヤンキースと合意! 7年161億円

 ポスティングシステムを利用して東北楽天からメジャーリーグ移籍を目指していた田中将大が23日、ニューヨーク・ヤンキースへの入団で合意した。ヤンキースの公式サイトによると、契約内容は7年で総額1億5500万ドル(約161億円)。4年目の2017年シーズン後には契約を破棄でき、トレードを拒否できる条項も含まれる見込みという。年俸総額は日本人選手はもちろん、メジャーリーグのピッチャーでも史上5番目の高額となる。

第260回 A・ロッド、“最後の日々”

 ヤンキースの“A・ロッド”ことアレックス・ロドリゲスが、再びネガティブな形で全米の注目を集めている。  昨年、薬物問題でMLBから今季終了まで211試合の出場停止処分を受けるも、その後に異議申し立てを表明。しかし、1月11日に仲裁人より発表された審議結果は、彼にとって好ましいものではなかった。

第259回 2014年上半期、3大注目ファイトを占う

 マニー・パッキャオ、フロイド・メイウェザー、ノニト・ドネアという3人の人気ボクサーが、2014年上半期にビッグファイトに臨むことが確実となっている。まだ対戦相手は未定だが、4〜5月に彼らが次々とアメリカのリングに登場することになりそうなのだ。

第258回 “コアフォー”時代を終えて 〜ヤンキースの新たなチームづくり〜

“悪の帝国”の復活――。今オフのヤンキースの補強策を一見して、そんな風に感じる人も中にはいるかもしれない。  FA戦線解禁後に、ジャコビー・エルスベリー、ブライアン・マッキャン、カルロス・ベルトランを次々と獲得。自前のFA選手だった黒田博樹と再契約し、デレック・ジーターとも金額を上積みした上で1年契約を結び直した。

新ポスティング制度が合意 楽天・田中がMLB移籍希望を表明

 メジャーリーグ機構(MLB)は現地時間16日付で、日本野球機構(NPB)と協議していた新たなポスティングシステムが合意に達したと発表した。新しいシステムでは選手の移籍を認めたNPB球団が、2000万ドル(約20億円)を上限に入札金額を設定。その金額で入札した全チームと交渉可能になる。ポスティングは11月1日〜翌2月1日までに実施し、交渉期間は入札が選手側に公示された翌日から30日間。合意を受け、動向が注目されていた東北楽天の田中将大は、球団に新システムを利用してMLBへ移籍したい意向を伝えた。

ブルワーズ・青木、ロイヤルズへ移籍

 ミルウォーキー・ブルワーズは現地時間5日、青木宣親をカンザスシティ・ロイヤルズへトレードすると発表した。左腕ウィル・スミスとの交換トレード。メジャー2年目の青木は今季、155試合に出場し、打率.286、8本塁打、37d点、20盗塁の成績でリードオフマンに定着。ブルワーズとは10月に契約延長していたが、外野手とトップバッターを補強したいロイヤルズがトレードを申し入れ、話がまとまった。

ダルビッシュ、岩隈、サイ・ヤング賞ならず

 今季のメジャーリーグで、最も活躍した投手に贈られるサイ・ヤング賞が14日、発表され、アメリカンリーグでは最多勝(21勝)をあげたマックス・シャーザー(デトロイト・タイガース)が選ばれた。ア・リーグではダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)、岩隈久志(シアトル・マリナーズ)が揃って最終候補に挙がっていたが、日本人初の栄誉はならなかった。ナショナルリーグでは、クレイトン・カーショー(ロサンゼルス・ドジャース)が2度目の受賞を果たした。

第255回 “模範的なフランチャイズ”、カージナルスの強さの秘密

「胸を張ってくれと選手たちに伝えた。敗北を恥じる必要はないとね。今季中にも私たちは多くを成し遂げ、私もその一部となれたことを誇りに思っている」  10月30日にボストンで行なわれたワールドシリーズ第6戦後、カージナルスのマイク・マシーニー監督は会見場でそう絞り出した。

レッドソックス制覇、上原が締める 田澤も登板 〜ワールドシリーズ〜

 メジャーリーグのワールドシリーズは31日、第6戦を迎え、ボストン・レッドソックスがセントルイス・カージナルスを6−1で下し、4勝2敗として6年ぶり8回目のシリーズ制覇を決めた。レッドソックスは3回、ジェーン・ビクトリノが満塁の走者一掃のタイムリー二塁打を放って3点を先制。続く4回にはスティーブン・ドルーのソロ本塁打などで3点を追加してリードを広げる。1点を返された7回には、2死満塁の場面で田澤純一がマウンドへ。田澤は4番のアレン・クレイグをファーストゴロに仕留めてピンチを切り抜けた。そして5点リードのまま9回は抑えの上原浩治が登板。絶対的守護神となった右腕は3者凡退で完璧な投球をみせ、歓喜の瞬間を迎えた。

レッドソックス王手、上原はイニングまたぎもピシャリ 〜ワールドシリーズ〜

 メジャーリーグのワールドシリーズは29日、第5戦を迎え、ボストン・レッドソックスがセントルイス・カージナルスを3−1で下し、3勝2敗としてシリーズ制覇に王手をかけた。レッドソックスは1−1と同点の7回、デビッド・ロスの二塁打で勝ち越し。ジャコビー・エルズベリーにもタイムリーが飛び出して2点リードを奪う。投げてはエースのジョン・レスターが8回途中まで1失点の好投をみせ、8回2死二塁の場面から抑えの上原浩治が登板する。上原は代打のマット・アダムスを3球三振に仕留めると、9回も三者凡退に抑える完璧な内容で2試合連続セーブをあげた。

上原セーブ レッドソックス、タイに 〜ワールドシリーズ〜

 メジャーリーグのワールドシリーズは28日、第4戦を迎え、ボストン・レッドソックスがセントルイス・カージナルスを4−2で下し、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。レッドソックスは1−1と同点の6回、ジョニー・ゴームズの3ランで勝ち越し。2点差に詰め寄られた7回には2死一、二塁の場面で田澤純一がマウンドに上がり、打者ひとりを抑えてピンチを切り抜ける。最終回は抑えの上原浩治が登板してヒット1本を打たれたものの、最後は一塁走者を牽制で刺してゲームセット。ワールドシリーズ初セーブをあげた。

上原、田澤リリーフ失敗 レッドソックス、サヨナラ負け 〜ワールドシリーズ〜

 メジャーリーグのワールドシリーズは27日、第3戦を迎え、セントルイス・カージナルスがボストン・レッドソックスに5−4でサヨナラ勝ちし、対戦成績を2勝1敗とした。カージナルスは2−2と同点の7回、マット・ホリデーが田澤純一から二塁打を放って2点を勝ち越し。直後にレッドソックスもすぐさま同点に追いついたが、9回、カージナルスは1死二、三塁のサヨナラ機をつくる。続くジョン・ジェイを上原浩治が内野ゴロに仕留めるも、三塁走者の本塁タッチアウト後、三塁手と二塁走者が交錯したプレーが走塁妨害とみなされ、カージナルスに決勝点が入った。

カージナルス、タイに 上原は1回三者凡退 〜ワールドシリーズ〜

 メジャーリーグのワールドシリーズは25日、第2戦を迎え、セントルイス・カージナルスがボストン・レッドソックスに4−2で勝ち、1勝1敗のタイとした。カージナルスは1点ビハインドの7回、相手の守りのミスもあって逆転に成功。さらに1点を加えて突き放した。レッドソックスでは2点ビハインドながら、最終回に抑えの上原浩治がシリーズ初登板。1回をパーフェクトに抑えた。田澤純一は7回、逆転を許した直後に3番手として登板。中軸のマット・ホリデーをセカンドゴロに打ち取って追加点を与えなかった。

レッドソックス先勝、田澤は打者1人を三振 〜ワールドシリーズ〜

 今季のメジャーリーグのフィナーレを飾るワールドシリーズが24日、開幕し、第1戦はアメリカンリーグ優勝のボストン・レッドソックスが、ナショナルリーグ覇者のセントルイス・カージナルスを8−1で破って先勝した。レッドソックスは序盤に5点を奪って試合の主導権を握ると、終盤にも追加点をあげてダメを押した。レッドソックスの田澤純一は8回2死無走者の場面で2番手で登板。2番のジョン・ジェイを見逃し三振に斬って取った。田澤は、このひとりだけをアウトにして降板。クローザー・上原浩治の出番はなかった。

上原がMVP! レッドソックス、リーグV 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのプレーオフ・リーグチャンピオンシップは20日、アメリカンリーグでボストン・レッドソックスがデトロイト・タイガースに5−2で勝利し、4勝2敗で6年ぶり13度目のリーグ優勝を収めた。1点を先制しながら、6回に逆転を許したレッドソックスだが、7回に満塁のチャンスでシェーン・ビクトリノが再逆転のグランドスラムを放つ。3点リードで最終回は抑えの上原浩治がマウンドへ。走者を出しながら危なげなくゼロに抑え、胴上げ投手となった。上原はこのシリーズ3セーブ目でチャンピオンシップMVPにも輝いた。田澤純一は7回のピンチで強打者のミゲル・カブレラを打ち取り、直後の逆転を呼び込んで勝ち投手になった。ナショナルリーグ覇者のセントルイス・カージナルスとのワールドシリーズは24日から始まる。

カージナルス、2年ぶりリーグV 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのプレーオフ・リーグチャンピオンシップは19日、ナショナルリーグでセントルイス・カージナルスがロサンゼルス・ドジャースに9−0で大勝し、4勝2敗で2年ぶり19度目のリーグ優勝を決めた。本拠地に戻ってきたカージナルスは打線が爆発。3回にヤディエル・モリーナ、シェーン・ロビンソンのタイムリーなどで4点を先制する。5回にはマット・アダムスの二塁打などで一挙5点をあげて試合を決めた。投げては先発のマイケル・ワカが相手打線を7回までわずか2安打に封じる快投をみせ、継投で反撃を許さなかった。カージナルスは24日から始まるワールドシリーズで2年ぶりの世界一を目指す。

第254回 ヒート、コービー&レイカーズ以来の3連覇なるか 〜2013-14シーズン、NBA3つの見どころ〜

【スリーピートの可能性】 「入団したときに思い描いた青写真がすべて現実のものとなった。苦しいこと、良いことを通じて成長し、2年連続で王座にたどりつけた。こんな素晴らしいチームの一員になれて幸せだよ」  昨季のファイナルで2連覇を達成した直後、レブロン・ジェームス(マイアミ・ヒート)の感慨のこもったコメントが思い出深い。シンプルな内容だが、最終決戦ではサンアントニオ・スパーズに敗北寸前まで追い詰められた後だっただけに、より実感がこもって感じられたのだ。

上原、好救援 レッドソックス王手 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのプレーオフ・リーグチャンピオンシップは18日、アメリカンリーグでボストン・レッドソックスがデトロイト・タイガースに4−3で勝利し、3勝2敗としてワールドシリーズ進出に王手をかけた。試合は2回にレッドソックスがマイク・ナポリのソロを皮切りに3点を先制。3回にもナポリの二塁打をきっかけに1点を追加する。中盤以降はタイガースが反撃を開始し、3点差になった6回には田澤純一がピンチでマウンドへ。タイムリーを許して1点を失ったものの、後続を併殺打に仕留める。田澤は7回も連打で無死一、三塁と走者を背負ったが、強打者のミゲル・カブレラをダブルプレーに打ち取り、その間の1失点で食い止めた。レッドソックスは8回途中から抑えの上原浩治を早めの投入。1点差でイニングをまたぐプレッシャーのかかる登板ながら、上原は見事に打者5人をパーフェクトに封じて逃げ切り勝ちに貢献した。

タイガース、2勝2敗のタイに 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのプレーオフ・リーグチャンピオンシップは17日、アメリカンリーグでデトロイト・タイガースがボストン・レッドソックスに7−3で勝利し、2勝2敗のタイに戻した。試合は打順を組み替えたタイガースの打線がつながり、2回にトリー・ハンターの2点二塁打、ミゲル・カブレラのタイムリーなどで一挙5点を先行。4回にもカブレラが2打席連続タイムリーを放って2点を加え、序盤でリードを広げた。レッドソックスは後半に1点ずつを返したものの及ばず、上原浩治、田澤純一の出番はなかった。

レッドソックス、田澤&上原のリレーで連勝 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのプレーオフ・リーグチャンピオンシップは16日、アメリカンリーグでボストン・レッドソックスがデトロイト・タイガースに1−0で勝利し、2勝1敗と一歩リードした。試合はレッドソックスのジョン・ラッキー、タイガースのジャスティン・バーランダーと両先発が好投し、6回までは両チーム無得点。しかし7回、レッドソックスがマイク・ナポリのソロで均衡を破ると、継投で虎の子の1点を守りきった。田澤純一は8回1死一塁の場面で登板し、トリー・ハンターにヒットを許して一、三塁のピンチを招くも、タイガースの主砲ミゲル・カブレラを空振り三振に仕留める。続く4番のプリンス・フィルダーを迎えたところで抑えの上原浩治がマウンドへ。メジャー屈指の強打者を3球三振で抑え、そのまま9回も無失点に封じて完封リレーを完成させた。

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