二宮寿朗

スポーツライター

現地メディアもザックジャパンに注目!?

 大会が始まって初めてのオフとなった。練習取材もないということで、僕も観光でドーハの砂漠を見にいこう! と思っていたのだが、いろいろと仕事が溜まっていたので、メディアセンターまでタクシーで行って仕事をすることに。ハァーッと思わずため息もこぼれてしまう。

カタールでは珍しい連日の雨

 曇り空からいつの間にか雨が降り始めていた。サウジアラビア戦の会場は、アルラヤンスタジアム。市街地から遠く、建物の少ない砂地地帯のなかにある。サウジアラビアと日本というアジアでは黄金カードなのだが、サウジのグループリーグ敗退が決まっていたため、観客数はまばら。後で発表された観客数は2022人。ちょっと寂しい数字だ。

中東特有の文化に遭遇

 夜7時から行なわれるシリア戦の前に、メーンのメディアセンターに立ち寄って仕事を済ませる。このメディアセンターは実に快適だ。食事のことは前にも触れたが、コーヒー(エスプレッソ、ラテなど種類豊富)もおいしい。セルフの機械があるのだが、担当の方がいて、つくってくれるという何ともまあ至れりつくせりの状況だ。

初上陸のカタールで見たものは……!?

 もう南アフリカW杯が懐かしく感じる。世界一治安の悪い国でビクビクしながら町を歩いていたのも、今となってはいい思い出だ。  あれから半年、今度やってきましたのはアジアカップのホスト国、中東のカタール。「ドーハの悲劇」でサッカーファンにとっては馴染みの国。私は岡田ジャパンのW杯最終予選でお隣のバーレーンには行ったが、カタールは初めての渡航だ。

二宮寿朗著『岡田武史というリーダー』

 2010年6月、南アフリカで行なわれたワールドカップで、国外大会初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表。23名のチームを率いた指揮官は、いかにして快挙達成へとチームを導いたのか?   ワールドカップ期間中、当HPで『南アフリカ特捜レポート』を執筆した二宮寿朗氏が、長年取材を続けた岡田武史前日本代表監督のマネージメントを分析した新刊を出版しました。

賞賛に値する岡田ジャパンの16強入り 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ロフタス・バースフェルドは悲しみに包まれた。  スコアレスドローのままPK戦に突入し、3人目の駒野友一がキックを外してしまうとスタジアムは歓喜と悲鳴が交差した。パラグアイはきっちりと5人目まで決め、GK川島永嗣はがっくりとうなだれた。奮闘むなしく、岡田ジャパンの夢は16強でついえた。  パラグアイは、日本にとって苦手な部類に入る相手だった。

地元サポーターにも愛された岡田ジャパン 〜南アフリカ特捜レポート〜

 試合会場のロフタス・バースフェルド周辺は、大いに盛り上がっていた。  サムライの格好で応援にかけつけた日本のサポーターたちがテレビ局の取材を受けたり、日本人の数も増えた。驚くのは集まってきた南アフリカ代表のユニホームを着た南アフリカの人々が、日本を応援してくれたことだ。

タクシー移動で聞く現地の方の生声 〜南アフリカ特捜レポート〜

 約3週間お世話になったジョージとも別れのときがやってきた。  おいしい中華料理があるというので、ライターの先輩たちとジョージ最後の晩餐だ。  卵スープからスタートして、肉や海鮮の炒め物、そしてチャーハンと日本で食べる物とは少し味が違うが、「パン&肉」にだいぶ飽きていただけに中華への懐かしさもあってたらふく食べてしまった。デザートにはチョコレートソースをかけてのアイスクリーム。南アフリカでは自炊が基本だったので、少し贅沢な食事になった。

だんだんと見えてきた素顔の南アフリカ 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ジョージを離れて第3戦の会場となるラステンバーグへ移動。  南アフリカには南アフリカ航空という大きな航空会社があるのだが、我々が好んで使っているのはリーズナブルな「ワンタイムエア」。価格がかなり安く、機体が大きくて席ゆったり座ることのできる利点がある。日本にいるときは聞いたこともない格安航空便に「大丈夫なのだろうか」という不安はあったが、南アフリカ生活を始めてからは「ワンタイムエア」をひいきにしている。ライターのS君は「ここのスチュワーデスさん、美人ですよね」とささやかな楽しみにしているようだ。

南アフリカをレンタカーで疾走!! 〜南アフリカ特捜レポート〜

 19日の試合が終わってからの移動。オランダ戦の会場ダーバンからキャンプ地のジョージまで1200kmを超える距離をレンタカーで移動した。簡単にいえば東京から博多を越す距離だろうか。  いつも移動は飛行機を使っていたのだが、ライターのT先輩やK君たちが南アフリカの会場をずっとレンタカーで移動していたので、一度参加してみたかったのだ。 「夜になると星がすごいんですよ」  その言葉にひかれ、相乗りさせてもらった。

冬なのに真夏の陽気を感じる町 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ゲストハウスでの合宿生活も一週間を超えると、洗濯の心配が出てくる。  大体、一週間分の服を持参してきていないので、もはや着替えがない。部屋で洗濯するか、それともコインランドリーに行くか、という話になる。  ジョージが比較的、安全な町だということもあり、一緒に宿泊しているみなさんと相談した結果、コインランドリーに行くことになった。

飛躍的な成長を見せるSB長友佑都 〜南アフリカ特捜レポート〜

 冬の装いを強める南アフリカのなかで、ダーバンは今なお夏のようだった。  太陽のように眩しいオレンジ色の服をまとったオランダのサポーターたちがスタジアムの8割近くを占めていた。南アフリカはオランダからの入植が1652年に始まった歴史があり、いまだに両者の結びつきは強い。準ホームのような雰囲気で戦うオランダに対し、日本は完全なアウェーで戦うことになった。

少し寂しいブルームフォンティーンの別れ 〜南アフリカ特捜レポート〜

 やってくれました、日本代表。  フリーステートスタジアムの記者席の一番うしろで試合を見ていた私は、勝利の瞬間に思わず立ち上がってしまった。横にいたカメルーン人の記者に「おめでとう。日本に負けるとは思わなかった」と手を差し出され、握手した。

団結力がもたらした勝ち点3 〜南アフリカ特捜レポート〜

 マンオブザマッチに選ばれた本田圭佑は試合後、ユニホーム姿のまま会見場に入った。 「(ゴールは)ボールがよかったのでしっかりと足元で止めて落ちついて決めるだけだった。ああいうのをここ最近外すシーンが多かったので、大事な点を決められてよかった」  淡々とした口調ながらも、本田の表情は充実感に満ちていた。

心温まる現地ボランティアさんの笑顔 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ブルームフォンティーン(BF)生活2日目。ブルームフォンティーンという町は、南アフリカのほぼ中央に位置していて、国に3つある首都の一つ。最高裁判所のある司法の首都である。静かな田舎町という風情で、どこかのどかな感じがする。バラの町としても知られている。

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