二宮寿朗

スポーツライター

二宮寿朗著『岡田武史というリーダー』

 2010年6月、南アフリカで行なわれたワールドカップで、国外大会初の決勝トーナメント進出を果たした日本代表。23名のチームを率いた指揮官は、いかにして快挙達成へとチームを導いたのか?   ワールドカップ期間中、当HPで『南アフリカ特捜レポート』を執筆した二宮寿朗氏が、長年取材を続けた岡田武史前日本代表監督のマネージメントを分析した新刊を出版しました。

賞賛に値する岡田ジャパンの16強入り 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ロフタス・バースフェルドは悲しみに包まれた。  スコアレスドローのままPK戦に突入し、3人目の駒野友一がキックを外してしまうとスタジアムは歓喜と悲鳴が交差した。パラグアイはきっちりと5人目まで決め、GK川島永嗣はがっくりとうなだれた。奮闘むなしく、岡田ジャパンの夢は16強でついえた。  パラグアイは、日本にとって苦手な部類に入る相手だった。

地元サポーターにも愛された岡田ジャパン 〜南アフリカ特捜レポート〜

 試合会場のロフタス・バースフェルド周辺は、大いに盛り上がっていた。  サムライの格好で応援にかけつけた日本のサポーターたちがテレビ局の取材を受けたり、日本人の数も増えた。驚くのは集まってきた南アフリカ代表のユニホームを着た南アフリカの人々が、日本を応援してくれたことだ。

タクシー移動で聞く現地の方の生声 〜南アフリカ特捜レポート〜

 約3週間お世話になったジョージとも別れのときがやってきた。  おいしい中華料理があるというので、ライターの先輩たちとジョージ最後の晩餐だ。  卵スープからスタートして、肉や海鮮の炒め物、そしてチャーハンと日本で食べる物とは少し味が違うが、「パン&肉」にだいぶ飽きていただけに中華への懐かしさもあってたらふく食べてしまった。デザートにはチョコレートソースをかけてのアイスクリーム。南アフリカでは自炊が基本だったので、少し贅沢な食事になった。

だんだんと見えてきた素顔の南アフリカ 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ジョージを離れて第3戦の会場となるラステンバーグへ移動。  南アフリカには南アフリカ航空という大きな航空会社があるのだが、我々が好んで使っているのはリーズナブルな「ワンタイムエア」。価格がかなり安く、機体が大きくて席ゆったり座ることのできる利点がある。日本にいるときは聞いたこともない格安航空便に「大丈夫なのだろうか」という不安はあったが、南アフリカ生活を始めてからは「ワンタイムエア」をひいきにしている。ライターのS君は「ここのスチュワーデスさん、美人ですよね」とささやかな楽しみにしているようだ。

南アフリカをレンタカーで疾走!! 〜南アフリカ特捜レポート〜

 19日の試合が終わってからの移動。オランダ戦の会場ダーバンからキャンプ地のジョージまで1200kmを超える距離をレンタカーで移動した。簡単にいえば東京から博多を越す距離だろうか。  いつも移動は飛行機を使っていたのだが、ライターのT先輩やK君たちが南アフリカの会場をずっとレンタカーで移動していたので、一度参加してみたかったのだ。 「夜になると星がすごいんですよ」  その言葉にひかれ、相乗りさせてもらった。

冬なのに真夏の陽気を感じる町 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ゲストハウスでの合宿生活も一週間を超えると、洗濯の心配が出てくる。  大体、一週間分の服を持参してきていないので、もはや着替えがない。部屋で洗濯するか、それともコインランドリーに行くか、という話になる。  ジョージが比較的、安全な町だということもあり、一緒に宿泊しているみなさんと相談した結果、コインランドリーに行くことになった。

飛躍的な成長を見せるSB長友佑都 〜南アフリカ特捜レポート〜

 冬の装いを強める南アフリカのなかで、ダーバンは今なお夏のようだった。  太陽のように眩しいオレンジ色の服をまとったオランダのサポーターたちがスタジアムの8割近くを占めていた。南アフリカはオランダからの入植が1652年に始まった歴史があり、いまだに両者の結びつきは強い。準ホームのような雰囲気で戦うオランダに対し、日本は完全なアウェーで戦うことになった。

少し寂しいブルームフォンティーンの別れ 〜南アフリカ特捜レポート〜

 やってくれました、日本代表。  フリーステートスタジアムの記者席の一番うしろで試合を見ていた私は、勝利の瞬間に思わず立ち上がってしまった。横にいたカメルーン人の記者に「おめでとう。日本に負けるとは思わなかった」と手を差し出され、握手した。

団結力がもたらした勝ち点3 〜南アフリカ特捜レポート〜

 マンオブザマッチに選ばれた本田圭佑は試合後、ユニホーム姿のまま会見場に入った。 「(ゴールは)ボールがよかったのでしっかりと足元で止めて落ちついて決めるだけだった。ああいうのをここ最近外すシーンが多かったので、大事な点を決められてよかった」  淡々とした口調ながらも、本田の表情は充実感に満ちていた。

心温まる現地ボランティアさんの笑顔 〜南アフリカ特捜レポート〜

 ブルームフォンティーン(BF)生活2日目。ブルームフォンティーンという町は、南アフリカのほぼ中央に位置していて、国に3つある首都の一つ。最高裁判所のある司法の首都である。静かな田舎町という風情で、どこかのどかな感じがする。バラの町としても知られている。

ブブゼラで目覚める、キャンプ地の朝 〜南アフリカ特捜レポート〜

 日本代表のスイス・サースフェー合宿取材から帰国して中1日で再び成田空港へ。時差ボケが直らぬまま、そのまま飛行機に乗り込んだ。バンコクまで5時間、そこで飛行機を乗り継いで10時間の長距離移動は体力的にかなりきつい。それもほぼ満席という混み具合で、ワールドカップに向かうアジアの人々で溢れ返った。機内食のタイカレーと、シンハービールを楽しみながらも「世界一治安の悪い国」に刻一刻と向かっていると思うと、楽しみというよりは不安ばかりが大きかった。

サースフェーで落ち着きを取り戻した岡田ジャパン 〜南アフリカ特捜レポート〜

 今、私は日本代表の合宿地、スイス・サースフェーにいる。  ジュネーブ空港から鉄道、バスと乗り継いで約4時間かけてたどり着いた小さな村。ガソリン車の乗り入れが禁止されるなど環境の保全が徹底されている。4000m級の荘厳な山々に囲まれ、澄んだ空気のなかで本大会に向けて最後の調整が行なわれている。

豪華執筆陣によるコラム、全試合速報をお届け!  〜W杯特集ページ『南アW杯ch.2010』〜

 岡田ジャパン、グループリーグ突破なるか!? 優勝は下馬評の高いスペイン、ブラジルか。連覇のかかるイタリアは……。  当HPではW杯特集ページ『南アW杯ch.2010』を開設! 編集長の二宮清純をはじめ、当HPお馴染みの“ザゲイロ”大野俊三氏、南米のサッカー事情に精通するノンフィクションライター田崎健太氏、スポーツライター二宮寿朗氏ら豪華布陣が書き下ろしコラムを執筆。さらに開幕戦から決勝戦まで全64試合を完全速報! 10億人の視線が世界中から集まる祭典の全てをお届けします。お楽しみに! ☆W杯スペシャルコンテンツ☆ 『南アW杯ch.2010』※期間中、随時更新!

おすすめコーナーの一部を特別公開! 〜携帯サイト「二宮清純.com」〜

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代表サポーター必読の一冊 『闘争人 松田直樹物語』をプレゼント!

 GWの大型連休も終了し、Jリーグは序盤の10節を消化しました。段々と今シーズンの勢力図が明らかになってきています。欧州へ目を向ければ、チャンピオンズリーグのファイナリストも決まり、27日にローマで行われる決勝戦を待つばかりです。さらに1カ月には、2010年南アフリカW杯アジア最終予選が再開され、日本にとって4大会連続となる出場権獲得の瞬間が刻一刻と近づいてきています。そんな歓喜の時を待ちきれない代表サポーターにとって必読の本、『闘争人 松田直樹物語』(三栄書房)がこのほど出版されました。著者は携帯サイトコラムでおなじみの二宮寿朗氏です。

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二宮寿朗 「アメリカは思ったよりも強くない」 〜サッカー男子〜

 北京で五輪サッカーを取材している記者から報告を受けた某スポーツ新聞社の重鎮記者から、最近になってこんな話を聞いた。「アメリカは思ったよりも強くないみたい。日本有利とまでは言えないけど、勝負は分からないとの声が高まっているようだよ」と。

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