持たざる者の準備力 佐藤寿人

 サンフレッチェ広島のFW佐藤寿人が7月29日、ヴィッセル神戸戦で2ゴールをマークし、今シーズン10点目を挙げた。これで2004年から前人未到の12年連続2ケタ得点を達成。J1通算得点を155に伸ばし、中山雅史の持つ最多記録まであと2と迫った。フィジカル面でもテクニック面でも決してズバ抜けたものを持っていないストライカーが、なぜゴールを量産できるのか――。2年前の原稿で探ってみよう。

二宮清純「スポーツのツボ」(第2、4火曜更新) : 第62回 ゴールはブームを文化にすること(宮間あや)

女子サッカーにおいて、世界一を決める舞台はオリンピックとワールドカップ(W杯)である。2011年ドイツW杯で、初めて世界の頂点に立ったなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は、12年ロンドン五輪、そして、この6月から7 […]

「無事是名馬也」谷繁元信 <後編>

 中国山地の山あいにある広島県比婆郡東城町(現・庄原市)で生まれた谷繁は地元の強豪・広島県立広島工高(通称・県工)を受験したが失敗、二次募集で島根県の江の川高(現・石見智翠館高)に進んだ。甲子園には2年と3年の夏、2度、出場している。  高校時代から谷繁を知っている野球指導者がいる。元プリンスホテル監督で巨人の編成部長も務めた石山健一だ。

「無事是名馬也」谷繁元信 <前編>

 80年以上の歴史を誇る日本プロ野球で、新たな金字塔が打ち立てられようとしている。19日現在、中日の谷繁元信は通算3015試合に出場。野村克也の持つNPB史上最多の通算3017試合まで、あと2と迫っている。プロ入り27年、キャッチャーという激務をこなしながら、ここまで大きなケガなく生き抜いてきた。昨季からは監督を兼任し、更なる重責を背負っている。今季は5月に今季1号を放ち、自らが持つ入団以来27年連続ホームラン記録を更新した。その他にも3000試合出場、2000本安打、1000打点……着々と数字を積み上げていく谷繁。彼が語る捕手論を、2年前の原稿で触れてみよう。

水の中の道化師 不破央

 今月24日に開幕のする世界水泳選手権。史上初の男子シンクロナイズドスイミング日本代表として、安部篤史が出場する。安部の所属するトゥリトネスは、プールを舞台にしたパフォーマンス集団。トゥリトネスは、元水泳日本記録保持者の不破央が回り道の末に見つけた人生のステージである。教え子を世界の舞台へと導いた不破。彼が魅せる人生のステージの一幕を、13年前の原稿で紹介しよう。

二宮清純「湿らないバット」

 梅雨時、打線が湿るのは、バッターが体調を崩すという理由からだけではない。比喩ではなく、本当にバットが湿ってしまうのである。 三冠王を3度獲得した落合博満は、バットが湿るのを避けるため、ジュラルミンケースに保管していた。 […]

Back to TOP TOP