米国では二遊間を「キーストーンコンビ」と呼ぶ。文字どおり二塁は要石。その付近は地政学上の要衝というわけだ。強いチームは例外なく、ここがしっかりしている。 では名手を2人揃えれば、最強のキーストーンコンビができあがるのか。答えは否だろう。時代は異なるが、たとえば吉田義男と高木守道、あるいは大橋穣と辻発彦。阿吽の呼吸が成立するまでには、それなりの時間が必要なはずだ。
対戦するバッターの多くは、自らの子どもくらいの年齢である。今年の高卒ルーキーとは31も齢が違う。 中日の山本昌が32年目のシーズンを迎えた。この8月11日で50歳になる。
須藤豊が西武のヘッドコーチに就任したのは、3年目のオフだった。その教えは新鮮だった。 「右は右、左は左。人格を変えなさい」 それを口を酸っぱくして言われた。
17安打で6得点。実に13残塁。言葉は悪いが、試合後、“残尿感”のようなものを払拭できなかった。 3月31日の対横浜DeNA戦のことだ。初回にいきなり先発の大瀬良大地がアーロム・バルディリスに満 […]
振り返れば、波乱万丈の格闘人生だ。大相撲で13年、プロレスで39年。「もう腹いっぱい」。先頃、独特の言い回しで、この11月限りでの現役引退を発表した天龍源一郎の口から興味深い発言が飛び出した。「あれは先代の天竜さんが起こした春秋園事件と同じくらいの衝撃をプロレス界に与えたと思いますよ」
人事異動の季節である。去る人もいれば、来る人もいる。会社や役所では別れを惜しんで送別会花盛りだ。 球団間のトレードは、いわばプロ野球界における人事異動である。本来は双方に利をもたらすものであるにもかかわらず、かつては「放出」という言葉が示すように、どちらかというとネガティブなイメージが強かった。
4年前にはトップリーグ入替戦に出場したチームが、日本一に上りつめたのだから、これは快挙である。 去る2月28日、ラグビー日本選手権決勝でヤマハ発動機がサントリーを下し、創部31年目で初優勝を飾った。
昨季、118試合で37本塁打を放ち、セ・リーグのホームラン王に輝いたブラッド・エルドレッドは右ヒザの負傷により、開幕には間に合わない見通しだ。 好不調の波が激しいエルドレッドだが、一振りで勝負を決められる破格のパワーは […]
80年の歴史を誇るプロ野球にあって、8年連続で打率3割超えを達成した右打者はひとりもいない。今季、この知られざる大記録に挑むのが福岡ソフトバンクの内川聖一である。
ゴツンからスパンへ――。 現役では最長となる8年連続打率3割以上を目指す福岡ソフトバンク内川聖一の今のテーマがこれだ。
22年目を迎えるベテランが今季、新たな挑戦をする。東北楽天の松井稼頭央が内野手から外野手への転向を決めた。ショートで4度ゴールデングラブ賞に選ばれた松井が、外野手でも同賞を獲得すれば、NPB史上4人目の快挙となる。1994年にドラフト3位で西武に入団した松井は、3年目から両打ちに転向。以降、ベストナインを7度受賞するなど、日本を代表するスイッチヒッターとなった。04年からは米国に渡り、メジャーリーグで7年プレーした。11年に日本に戻ってからは毎年100安打以上を記録し、NPB通算2000本安打まで、あと80本と迫っている。10月には不惑を迎えるスイッチヒッターの極意に迫った。
先日報じられたトルコのエルドアン大統領が暗殺を恐れ、専門家に食事の“毒味”をさせているとのニュースにはびっくりした。もし一昨年9月、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた2020年五輪・パラリンピック開催都市を決めるIOC総会でイスタンブールが勝利していたら、世界の視線は、もっと厳しいものになっていただろう。国家元首が毒殺を警戒する国で開催される五輪の、どこが“平和の祭典”なのか。
なぜか右手をひらひらとさせながらファーストに送球する。長嶋茂雄のサードの守備には華があった。 少年時代、この“右手ひらひら”を真似したご同輩は少なくないのではないか。 かくも現役時代はサービス精神旺盛なミスターだったが、実はこれ、単なるパフォーマンスではなかった。
丸佳浩は選球眼のいいバッターである。昨季、選んだ四球数100は、セ・リーグでトップ。出塁率4割1分9厘はウラディミール・バレンティン(東京ヤクルト)とわずか3糸差のリーグ2位だった。 侍ジャパンでもレギュラー格の丸に、 […]
決定した会場は北海道が1つ、東北が1つ、関東が3つ、中部が2つ、近畿が2つ、九州が3つ。中国・四国からは1つも選ばれなかった。無理もない。ハナっから開催都市に名乗りを上げなかったのだから……。
昨季のプロ野球の公式戦平均試合時間は3時間17分(9回)で、東日本大震災に見舞われ、電力不足が懸念された2011年と比較すると、11分も長い。
今季の明治安田生命J1リーグは7日に開幕する。初のJ1に挑む松本山雅FCは2010年の王者・名古屋と対戦する。松本は分厚い戦力とは言えないだけに、反町康治監督の手腕がかかる部分は大きい。反町は新潟、湘南、松本と3クラブで指揮を執り、J1昇格に導いた。北京五輪代表監督を務めるなど、指揮官としての経験は豊富だ。現役時代はMFとしてプレー。リーグがプロ化されても、あえてアマチュアであることを選んだ。異色のプレーヤーだった反町のメンタリティーを、93年の原稿で振り返る。
劇画『巨人の星』の主人公・星飛雄馬は左腕を故障し、一度は球界を去るが、数年後、右投手として復活を果たす。続編の『新・巨人の星』では父・一徹が「野球に有利」という理由で物心つく前にサウスポーに変えたが、元々は右利きという設定だった。 キャンプ地の沖縄で“韓国版飛雄馬”が現れた。18日、宜野湾球場で行われた横浜DeNA2軍対韓国・ハンファ戦。チェ・ウソクという右投手が左打者の下園辰哉に対し、いきなりサウスポーに変身したのだ。
角界からプロレス入りし、39年間にわたってリング狭しと暴れ回った天龍源一郎が、今年11月限りでの現役引退を発表した。 引退の理由は65歳という年齢からくる衰えではなく、妻・まき代さんの看病。記者会見では「身をひいて今度は私が支えていく番じゃないかと思った」と静かに語った。
ヤンキースから8年ぶりにカープ復帰した黒田博樹は、キャンプ地の沖縄に入るなり、約80メートルの遠投を行った。その後は小林幹英投手コーチを相手に35球ほどボールを投げた。 テレビで遠投を見ていて感心した。「いい回転のボー […]
この1月、競技者表彰プレーヤー部門で野球殿堂入りを果たした古田敦也(元東京ヤクルト)は、球界の恩人として野村克也や若松勉とともに、現全日本野球協会副会長の鈴木義信の名前をあげた。
「バッター一本でも成功するのは大変なのに二刀流なんて……。私の本音は“ふざけんじゃないよ!”ですよ」 憤懣やる方ない表情で、こう吐き捨てたのはノムさんこと野村克也である。今から2年前、大谷翔平の北海道日本ハム入りが決まった直後のことだ。
プロから指名されなかった古田は社会人野球のトヨタ自動車に進む。これが結果的には吉と出た。 日本代表メンバーに選ばれ、1988年のソウル五輪に出場。日本代表では野茂英雄、潮崎哲也、石井丈裕、渡辺智男らそうそうたるピッチャーのボールを受けた。 「これは自信になりました。というより“何で、コイツらがプロに行ってないんや?”と思ったものです。皆、ストレートは楽に150キロ前後出るし、変化球はビュッと曲がる。西村龍次や、湯舟敏郎もドラフト1位ですけど、彼らですら、あの頃の日本代表には常時、入っていませんでしたから」
またしても掛け声倒れに終わるのか、それとも今度こそ成果をあげることができるのか。「3時間以内(9回)」を目標に掲げるNPBの熊崎勝彦コミッショナーが、キャンプ視察先の宮崎で試合時間短縮の必要性を熱弁した。 「6時に試合が始まり、9時くらいには終わって家に帰れるのが理想。野球は終盤の7、8、9回がおもしろい。それを見ずして(家路につく)ファンは気の毒。9時までに終われば地上波の放送枠にも収まる。(試合時間短縮を)私は本気で取り組む」
ファーストミットを持つ姿もだいぶ様になってきた。キャッチャーからファーストにコンバートされた巨人・阿部慎之助がキャンプ地の宮崎で、はつらつとした動きを披露している。