32年間の現役生活で対戦したバッターは、のべ13,862人。今季限りでユニホームを脱ぎ、解説者として第2の人生のスタートを切る元中日・山本昌の評論の引き出しの多さは、他の追随を許さない。 その山 […]
「99%大丈夫。しかし、今回の件で1%の不安が途轍もなく大きくなっている……」 そう告白したのは、野球・ソフトボールの五輪復活に向けて精力的に活動した、あるアマチュア球界の幹部だ。 周知のように先 […]
14年ぶりのリーグ優勝を果たした東京ヤクルトの“縁の下の力持ち”は3人のリリーフピッチャーだった。 クローザーのトニー・バーネット、セットアッパーのローガン・オンドルセク、オーランド・ロマン――。 バーネッ […]
人気球団のゼネラルマネジャー(GM)ともなると、身にのしかかるプレッシャーは尋常ならざるものがあったに違いない。 阪神の中村勝広取締役GMが、去る9月23日、都内のホテルで急死した。享年66。東京ヤクルト、巨人との熾烈 […]
日本のプロ野球において、三冠王(打率、打点、本塁打)は過去に7人(王貞治とランディ・バースは2回、落合博満は3回)が達成しているが、盗塁王も含めた四冠王となると、ひとりもいない。 過去に三冠を獲ったバッターでも、その年の盗塁となると、1982年の落合博満の8個が最高である。 [/url]
巨人のV9は1965年から73年にかけてだ。すなわち今年は、V9がスタートしてから50周年にあたる。 「巨人、大鵬、卵焼き」という流行語でもわかるように、当時の子供たちの大半は巨人ファンだった。
「あれが僕の人生のピークでしたね」 近鉄などで活躍した金村義明は、夏の甲子園の優勝に話が及ぶと、冗談めかしてそう言う。
100周年を迎える高校野球にあって、10勝以上を記録している監督の中で、最高勝率(8割5分3厘)を誇るのがPL学園を率いて春夏合わせて6回の優勝を達成した中村順司である。
7月17・18日に行われたオールスターゲーム。メジャーリーグから8年ぶりにNPBに復帰した広島・黒田博樹がファン投票投手部門では史上最年長の40歳で選出された。
ニックネームは「ベンちゃん」。今は亡きNHKの名物ディレクター和田勉に由来する。 ナゴヤドームの外野スタンドに「輝く男」の横断幕が掲げられるベンちゃんこと和田一浩(中日)が“輝ける記録”を樹立した。
春3回、夏2回。甲子園で5度の全国制覇を誇る横浜の渡辺元智監督が、今季限りでの退任を発表した。 母校のコーチになったのが20歳の時だから、50年以上の人生を高校野球に捧げてきた。
セ・リーグを、いや日本を代表する2人のセカンドについて話そう。ひとりはカープの菊池涼介。もうひとりはスワローズの山田哲人である。
3球も体近くに投げられれば、誰だって怒る。米国なら乱闘に発展していたかもしれない。 4月25日、マツダスタジアムでの広島―阪神戦。2回裏に“事件”は起きた。
福岡ソフトバンクの新監督・工藤公康は「報道ステーション」のキャスターを務めていたこともあり、若いファンの間には爽やかなイメージが浸透している。 球場でも笑顔を絶やさず、選手を呼び捨てにはしない。メディアの評判も上々だ。
「グラウンドにはゼニが落ちとる」 との名言で知られる南海の元監督・鶴岡一人が生きていたら、「守備だけでゼニが取れる選手やな」と目を丸くしたのではないか。 広島のセカンド菊池涼介の守備は、見ているだけで視線が痙攣する。名セカンドといえば、高木守道や土井正三、辻発彦、近年では荒木雅博(中日)や藤田一也(東北楽天)らの名前が思い浮かぶが、菊池のプレーは異次元である。
対戦するバッターの多くは、自らの子どもくらいの年齢である。今年の高卒ルーキーとは31も齢が違う。 中日の山本昌が32年目のシーズンを迎えた。この8月11日で50歳になる。
ゴツンからスパンへ――。 現役では最長となる8年連続打率3割以上を目指す福岡ソフトバンク内川聖一の今のテーマがこれだ。
昨季のプロ野球の公式戦平均試合時間は3時間17分(9回)で、東日本大震災に見舞われ、電力不足が懸念された2011年と比較すると、11分も長い。
「バッター一本でも成功するのは大変なのに二刀流なんて……。私の本音は“ふざけんじゃないよ!”ですよ」 憤懣やる方ない表情で、こう吐き捨てたのはノムさんこと野村克也である。今から2年前、大谷翔平の北海道日本ハム入りが決まった直後のことだ。
指導者経験のない者が、いきなり監督(1軍)をやっても成功しない――。 プロ野球の世界では、それが定説だったが、近年は必ずしもそうとは言えないようだ。
プロ野球における名投手コーチと言えば、真っ先に頭に浮かぶのが元中日コーチの権藤博である。 中日、近鉄、ダイエー、横浜、中日とのべ5球団でコーチを務めた。 1998年にはバッテリーチーフコーチから監督に昇格し、チームを38年ぶりのリーグ優勝、日本一に導いた。
最速157キロを誇る、東北楽天のドラフト1位ルーキー安樂智大の背番号が「20」に決まった。 当初、本人は田中将大(ヤンキース)が2013年まで背負っていたエースナンバーの「18」を希望していたが、これは球団から却下された。
高校通算73本塁打の巨人ドラフト1位・岡本和真(奈良・智弁学園)の背番号が「38」に決定した。 レジェンド長嶋茂雄の「3」と現監督・原辰徳の「8」を組み合わせた数字だ。
相思相愛の関係と見ていいだろう。東京ヤクルトからFA宣言した相川亮二の巨人移籍が決定した。 巨人では来季、正捕手の阿部慎之助の一塁手コンバートが決まっており、その穴埋めとして即戦力の捕手を探していた。
プロ野球が2リーグに分立して以降、日本一を3回以上達成した監督は川上哲治(11回)、森祇晶(6回)、水原茂(5回)、三原脩(4回)、広岡達朗、野村克也、上田利治、原辰徳(3回)と8人いる。