「こすったのでどうなるかなと思ったんですが、かなり伸びてくれたのでよかったなと思います」 さる7月21日、西東京大会5回戦の法政高戦で高校通算106号を放った早実・清宮幸太郎のコメントである。 &n […]
指導者には“表の顔”と“裏の顔”がある。それを使い分けてこそ一流と言えよう。 さる7月1日に80歳で世を去った上田利治は阪急でリーグ優勝5回、日本一3回を達成した名将中の名将だ。通算1322勝は […]
赤ヘルの快進撃が止まらない。7月8日の東京ヤクルト戦で50勝(28敗2分け)目をあげ、2年連続で50勝到達リーグ一番乗りを果たした。 今季の広島は、昨季、チームの四半世紀ぶりのリーグ優勝に貢献し […]
左腕を振り抜いた直後、その反動でバネ仕掛けの人形のように体全体が躍動し、左手が天を衝くようにハネ上がるーー。その姿は“伝説のサウスポー”と呼ばれる若き日の江夏豊に重なる。 今季の菊池雄星(埼玉西 […]
歴史は繰り返すという。5月 25日から6月8日にかけて球団史上ワーストとなる 13連敗を記録した巨人。首位・広島とのゲーム差は16.0(7月3日現在)。3年ぶりのV奪還は、早くも厳しい状況だ。 […]
MLBにおいて最後に4割打者が誕生したのは1941年である。レッドソックスのテッド・ウィリアムズが4割6厘をマークした。日本では昭和16年にあたる。 では昭和16年と言えば、どういう年か。この年 […]
巨人時代、通算8シーズンで、わずか9本のホームランしか記録していなかった男が、北海道日本ハムに移籍した今季は、6月5日時点で早くも6本である。スポーツ紙には「開花」や「覚醒」といった見出しが躍る。言うまでもなく大田泰示 […]
完封のことを英語で「シャットアウトゲーム」という。ならばオリックスの金子千尋は日本球界における「ミスターシャットアウト」だ。 4月14日、敵地での福岡ソフトバンク戦で、現役最多タイとなる21完封 […]
決して褒められた話ではないが、乱闘には“プロ野球の華”的な要素もある。真剣勝負の証とも言える。 今季初の乱闘による退場者は東京ヤクルトのウラディミール・バレンティンと阪神の矢野燿大コーチ。喧嘩両 […]
昨季、25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島が、さらに進化している。と言っても、本拠地マツダスタジアムのことだ。 今年1月から1億円かけてトイレの改修に乗り出した。試合中はトイレの中にいても、ラジ […]
盗塁なくして優勝なし――。 そんな傾向が、昨季のプロ野球の結果からは見てとれる。 昨季、セ・リーグで最も盗塁が多かったのは25年ぶりのリーグ優勝を果たした広島の118。2位・東京ヤク […]
故意四球、いわゆる敬遠の四球のことを英語では「intentional balls」と言う。これは、正規の言い方で、現場では「intentional walk」の方が通りがいい。単なる「四球」なら「walk」で十分だ。& […]
いつもながらのビシッと伸びた背筋が、この御仁の気骨を感じさせる。 約2週間後に迫ったWBC。2大会ぶりのV奪還を目指す日本代表にとってキーマンとも言える人物が投手コーチの権藤博である。  […]
キャンプが始まると、必ず“柵越え”という文字が目に飛び込んでくる。 新外国人やルーキーがフリーバッティングで、何本スタンドに放り込んだか。いわば期待の大きさを示す、ひとつの指標である。  […]
キャンプが始まって間もないうちから、プロ野球の2017年のシーズンを展望するのは無謀かもしれない。 しかしパ・リーグの場合、2016年のシーズンを制した北海道日本ハムと15年の覇者・福岡ソフトバ […]
ストーブリーグの主役は巨人である。派手さはないが、ツボを押さえた補強を行っている。 FAでは、この制度を導入後、12球団で初めて3人の選手を獲得した。 FAで獲得できる人数は行使した […]
東北楽天の星野仙一球団副会長は、名うての“人たらし”である。 これまでも数々の“殺し文句”で欲しい人材を手に入れてきた。 たとえば阪神の監督時代には、広島をFA宣言した金本知憲(現阪神監督)を、 […]
「未完の大器」とは、まことに罪作りな言葉である。期待が大きい分、花開かなかった時の落胆も、またひとしおだ。 巨人の「未完の大器」大田泰示が北海道日本ハムに移籍することが決まった。大田と公文克彦、吉 […]
今季限りでの引退を表明した広島・黒田博樹の背番号「15」が永久欠番になるという。ご同慶の至りだ。 広島では“ミスター赤ヘル”山本浩二の「8」、連続試合出場元世界記録保持者・衣笠祥雄の「3」に続い […]
73歳での現場復帰だ。中日の新打撃コーチに土井正博元埼玉西武ヘッド兼打撃コーチが就任することが決まった。 現役時代の土井は“ユニホームを着た野武士”だった。豪快なスイングでポンポンとレフトスタン […]
NPBで通算150勝以上を挙げたピッチャーは400勝の金田正一を筆頭に48人いる。 この中で負け数が勝ち数を上回っているのは、元阪急の梶本隆夫(254勝255敗)、元広島の長谷川良平(197勝2 […]
広島が25年ぶりのリーグ優勝を決めた131試合目、勝利投手となったのは41歳の黒田博樹だった。 5回胴上げされた後だ。帽子を目深にかぶった黒田は両手で目を覆い、肩を震わせていた。 続 […]
広島にマジックナンバーが点灯したのは8月24日である。20もあったマジックナンバーは、24日間で0になり、25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた。 広島は過去、6度のリーグ優勝を果たしているが、2 […]
広島が四半世紀ぶりのリーグ優勝を果たせば「神ってる」は今年度の流行語大賞に選ばれるかもしれない。 この言葉は6月18日、マツダスタジアムでのオリックス戦後、監督の緒方孝市の口から飛び出した。「い […]
高校野球の名門・PL学園が今夏限りで休部となった。再開どころか、「このまま廃部になるのではないか……」との声が絶えない。 甲子園通算58勝の元監督・中村順司は「OBはみんな寂しい」と語っていた。 […]