近年、ものづくりの分野で注目されている概念に「ネイチャーテクノロジー」がある。東北大学の石田秀輝教授が提唱した概念で、自然や生き物が備えている高度、かつ環境にやさしい機能を研究することで、科学技術の世界にそれを応用しようという試みだ。山本化学工業も、今後、この「ネイチャーテクノロジー」を活用しようと考えている。
景気が低迷し、社会全体に閉塞感がただよう日本。しかし、高齢者の中には充実した生活を送るべく汗を流し、日々体を鍛えている人たちがたくさんいる。その代表的な大会としてマスターズ水泳が挙げられる。一般的な競泳とは違い、年齢別に5歳ごとに分け、それぞれの目標に向け泳ぎを楽しむ。国内では18歳から24歳までの区分が最も若いカテゴリーとなり、25歳から5歳ごとにカテゴリーが存在する。90歳から94歳、さらに95歳以上というカテゴリーもある。ちなみに自由形50メートルの日本記録は65から69歳では33秒47。これは45から49歳の記録と4秒しか違わないというのだから、高齢者の頑張りには恐れ入る。
素材メーカーが医療機器を作る――。前代未聞の挑戦が始まったのは今から3年前のことだ。これまで素材メーカーとして高い技術を誇り、水着やウェットスーツなどで革命を起こしてきた山本化学工業が、ついにその挑戦を結実させた。素材メーカーが医療分野へと歩を進めた理由はなんだったのか。
以前、当コーナーでは“静脈還流”を促進させる山本化学工業の『メディカルバイオラバー』について紹介した。この製品は厚生労働省から医療機器製造販売の許可を得て、昨年11月より一般発売されている。医療分野にも領域を広げた同社が、このほど新たな医療機器を開発した。それが「温熱バイオラバー」である。体を温めるだけでなく、冷やすこともできる画期的な製品について、山本富造社長に紹介してもらった。
前回、当コーナーで紹介したように、山本化学工業も協賛した第3回「大健康チャリティーウオークin中之島」が11月20日、開催され、秋晴れの中、1,123人が大阪の街を歩いた。スポーツイベントの支援にも力を入れている同社が来年、また新たな大会に協力しようとしている。それが各企業の経営者たちによるCEOトライアスロンだ。日本では例のない試みについて、引き続き山本富造社長に当HP編集長の二宮清純が訊いた。
山本化学工業ではバイオラバーなどの商品開発や販売のみならず、「ひとりでも運動を楽しむ人が増えるように」と市民参加型スポーツイベントの支援も行っている。20日に大阪城公園を発着点に開催される「大健康チャリティーウオーク」もそのひとつだ。昨年は2000人を超える参加者が5キロ、10キロ、15キロのコースをそれぞれ歩き、心地よい汗を流した。大会を協賛する狙いを前回に引き続き、山本富造社長に当HP編集長の二宮清純が訊いた。
前々回に当コーナーで紹介した山本化学工業の医療機器「温熱バイオラバー」が、10月1日から全国で発売された。この機器にはバイオラバー素材に取り外し可能な温熱ジェルパックがついている。ジェルパックを加熱することで温熱治療が行えるだけでなく、パックを冷却することで消炎鎮痛処置を施せるという。この画期的な医療機器に関する今後の展開について、当HP編集長の二宮清純が、「ゼロポジションスイムウェア」のさらなる展開について訊ねた。
以前、当コーナー内で山本化学工業が今回の福島第一原発での事故を踏まえ、放射線を防ぐ素材やウェアを開発中であるとの山本富造社長の発言を紹介した。そして、この5月にはバイオラバーRSM「放射線遮蔽ウェア」、6月には放射線遮蔽の「バイオラバーRSM WP-16」が相次いで発表されている。
以前、当コーナーでは“静脈還流”を促進させる山本化学工業の『メディカルバイオラバー』について紹介した。この製品は厚生労働省から医療機器製造販売の許可を得て、昨年11月より一般発売されている。医療分野にも領域を広げた同社が、このほど新たな医療機器を開発した。それが「温熱バイオラバー」である。体を温めるだけでなく、冷やすこともできる画期的な製品について、山本富造社長に紹介してもらった。
運動はしたいけど、激しく動いて苦しいのはイヤ……。 人は身勝手と言えば身勝手な生き物である。山本化学工業では、そんな人間のわがままに応えるべく、ラクに泳げる水着「ゼロポジションスイムウェア」の開発や、バイオラバーを活用した気軽にできる体操「バイオラバーヘルシーエクササイズ」を考案してきた。そして今回、人々が楽しみながら体を動かす機会を少しでも増やそうと、また新たなコラボレーションが始まろうとしている。それが森川由加里さんが取り組んでいるエクササイズ「空(くう)」だ。
当コーナーで何度か紹介した「ゼロポジションスイムウェア」は、4月8日に第1弾が発表された。まず選手のトレーニング用に主眼を置いた浮力の小さい『Z-po05』を先行して発売し、今後は順次、『Z-po10』『Z-po15』と浮力の大きな一般向けの水着を世に送り出していく予定だ。前回に引き続き、山本富造社長に当HP編集長の二宮清純が、「ゼロポジションスイムウェア」のさらなる展開について訊ねた。
東日本大震災を受け、山本化学工業もさまざまな復興支援活動を展開していることを前回、紹介した。中でも甚大な津波被害を踏まえて、緊急開発された浮力と保温性を兼ね備えた災害用胴衣は、4月28日に発表されている。今回は山本富造社長に、この胴衣、そして、さらなる新製品について当HP編集長の二宮清純が訊ねた。
先月発生した東日本大震災は多くの犠牲者や被害を出し、その影響は今もなお続いている。 「報道を見聞きしていると、被災者の方にお見舞いを申し上げるどころの話ではない。我々にもできることがあるなら、何かやらなければ……」 大阪に本社がある山本化学工業は16年前、阪神・淡路大震災を経験している。山本富造社長は地震の翌日、自身のブログを更新し、次のように呼びかけた。
: 山本社長とお話するとなれば、やはり水着のお話を聞かないわけにはいきません。以前にもお聞きした“ゼロポジション水着”は商品化に向けて動いているそうですね。 : 先日、あるスポーツジムの方とお会いして、そこでもゼロポジションの浮く水着の話になりました。いろいろな方と話をする中で、最もよく上がってくる要望は、中年からご高齢の方まで、「運動をしたいけども、運動したいときに何をすべきなのかわからない」というんです。ある程度の年齢に達している方は、少なからず体に心配ごとを抱えています。やはり多いのは関節や腰への不安です。そこに負担をかけないという点では、やはり水泳が適しています。ただし、泳ぎが得意ではないという人は非常に多い。また、泳げたとしても毎日プールに行くという人は少ない。やはり、水に入るというのはハードルの低いことではないようです。
様々な分野に素材を提供してきた山本化学工業が新しく開発したのは、これまでにない製品だ。その名も。2年の歳月をかけて開発した力作について、山本富造社長が解説してくれた。話はゴム素材の持つ性能の素晴らしさからハイブリッドスーツの可能性、さらにはゴム素材を使った新製品の提案まで多岐におよんだ。
: 水着と同様に力を入れているのが、医療機器の分野です。そもそも、どういった考え方から開発をスタートしたのですか? : 今までにあった医療機器というのは、いわゆる電気仕掛けのものが中心なんです。なにか堅いものというイメージですね。そこで我々はバイオラバーという素材を使って、医療分野に貢献していこうとなったんです。少し難しい話になってしまうのですが、人間の体内では“静脈還流”という働きがあります。それを促進させるのが『メディカルバイオラバー』の効果・効能なんです。
素材メーカーとしてダイビング、競泳など様々なスポーツを支え続けている山本化学工業。今回から2回にわたり、山本富造社長と当HP二宮編集長の対談をお届けいたします。これまで当コラムでは同社が世界に誇る最先端の技術を紹介してきました。スポーツの分野に留まらず、医療分野への進出も果たした山本社長が目指すメーカーとしての将来像とは?
10月21日、山本化学工業の素材を使用した2011年最新モデルの高速水着『BRS-TX1』(以下、TX1)がFINA(国際水泳連盟)の公式試合水着として許可を取得した。昨年モデルの『BRS-TX2』(以下、TX2)が年度末の2月に許可を得たのに比べ、最新水着は4カ月も早く認められたことになる。昨年度は乗り越えなければならない障害が多かったものの、今年度は昨年とは全く異なるコンセプトで開発に取り組み、より高いパフォーマンスを発揮できる水着が誕生した。
素材メーカーが医療機器を作る――。前代未聞の挑戦が始まったのは今から3年前のことだ。これまで素材メーカーとして高い技術を誇り、水着やウェットスーツなどで革命を起こしてきた山本化学工業が、ついにその挑戦を結実させた。素材メーカーが医療分野へと歩を進めた理由はなんだったのか。
来年7月に上海で開催される世界水泳、さらには2012年に行なわれるロンドン五輪へ向けて、日本のみならず世界各国のトップスイマーがコンディションをあげている。
近年、この国では未曾有のジョギングブームが起こっている。1周5キロの皇居外周は休日になると多くのランナーが集まり思い思いのペースで走りを楽しんでいる。高まる健康志向の中、ファッショナブルなトレーニングウェアも登場し、“美ジョガー”なる言葉も生まれた。
世界最大のロードレース「ツール・ド・フランス」が今年も開幕した。昨年は新城幸也と別府史之の2選手が出場し、日本勢初となる完走を果たした。今回のツールにも新城が2年連続で出場しており、結果が注目される。
改めて言うまでもなく、現在の日本は高齢化時代を迎えている。食生活の改善や健康志向で人々の寿命は延び、高齢者の人口比は増加の一途だ。高齢化社会という言葉が生まれたのは1956年の国連報告書と言われている。当時は65歳以上の高齢者が総人口の7%を超えると高齢化社会と定義された。日本がその数字に届いたのは今から40年前の1970年のこと。2008年に行なわれた最新の調査ではその数字は3倍以上となり、22%を超え、超高齢化社会へと突入した。この流れはとどまるどころかさらに加速し、2055年には高齢者の割合は40%を上回る。さらに4人に1人が75歳以上に達すると言われている。
近年、世界的に注目度を増しているスポーツといえばトライアスロンだ。「スイム(水泳)」「バイク(自転車)」「ラン(マラソン)」の3競技で構成されるトライアスロンは「鉄人レース」との異名を持つ。2000年、シドニー大会からの夏季五輪でも正式種目に採用されており、その存在感は増すばかり。日本国内の競技愛好者数も右肩上がりである。競技の特殊性から選手のパフォーマンスを支える重要なアイテムとなるのはウェットスーツだ。20年以上前からトライアスロンに注目し、高い技術力で鉄人たちをサポートしてきたのが山本化学工業だ。どのようにして「世界最速のウェットスーツ」を誕生させたのか。
前回紹介した山本化学工業製の水着新素材「BRS−TX」は、「親水」で水との抵抗を軽減する新しい技術で高い評価を得ている。「泳ぎやすさを比較すれば過去最高レベル」とイタリアアリーナ、ダイアナ、マテュースなど多くの水着メーカーが、この新素材を採用した。国際水泳連盟(FINA)が水着の素材や形状に関する制限を行って以降、競泳界では世界的に記録が伸び悩んでいる。この「BRS−TX」を使用した水着によって、どんなタイムが飛び出すのか関係者の注目度は高い。