山本化学工業はこの5月1日、創業50周年を迎えた。 大きな節目を機に、同社では新たな50年へ向けて、ひとつの宣言を行った。前回、前々回と紹介した「健康経営」の実践だ。山本化学工業では、このほど社員の健康増進へ「バイオラバー」などの高機能製品を企業がリースで配布できるシステムを導入した。その先駆けとなるべく、早速、関係社員73名全員にバイオラバーを貸与。加えて同社が賛助会員になっている日本統合医療学会と未来健康共生社会研究会がスタートさせる「健康経営企業サポートプロジェクト」にも参画し、そこで得た知見を社員の健康にも役立たせる考えだ。
健康経営――。近年、この概念が日本でも広まりつつある。「企業の持続的成長には、従業員の健康が不可欠」との考え方から、従業員の健康に配慮し、その増進を促す仕組みをつくることで生産性向上につなげようとする発想だ。前回紹介したように山本化学工業では「バイオラバー」など社員の健康に寄与する高機能製品を各企業にリースするシステムを構築し、健康経営をサポートしようと試みている。引き続き、山本富造社長に二宮清純が話を訊いた。
先日閉幕したソチ五輪、山本化学工業の製品を活用して本番に挑んだフィギュアスケートやショートトラックスピードスケートの選手たちはメダル獲得こそならなかったが、それぞれベストを尽くして健闘した。山本化学工業は既に、「2020年東京五輪で金メダル30個獲得を!」と6年後を見据えたプロジェクトをスタートさせており、今後も高機能製品を改良、開発して選手たちをサポートしていく。歩みを止めない山本化学工業のこの先の取り組みについて、山本富造社長に二宮清純が話を聞いた。
ソチ冬季五輪開幕へのカウントダウンが始まった。日本選手団は続々と現地入りし、最終調整に余念がない。前回紹介したショートトラックスピードスケートの選手たちも山本化学工業の製品をソチに持ち込み、本番に臨む。 「メディカルバイオラバーで筋肉を温め、着圧を与えて血液循環を促すことで疲労の早期回復を図り、ゼロポジションベルトを使って骨盤のひずみを矯正してもらっています。選手たちがいい成績を残して日本に帰ってきてくれることを期待しています」 山本化学工業の山本富造社長は競技開始を楽しみにしている。
ソチ冬季五輪の開幕まで約1カ月。選考会などを通じて各競技の日本代表選手も続々と決定している。山本化学工業では昨年12月に大阪市の大阪プールアイススケート場で開かれたショートトラックスピードスケートの代表選考会を協賛した。
東京五輪・パラリンピックが開催される2020年、日本では65歳以上の高齢者の割合が約3割に達すると予測されている。人口の3人に1人が高齢者という時代が迫り、医療、介護などの社会保障制度改革は待ったなしの状況だ。超高齢化が進む2020年代へ、齢を重ねても健康的な生活を送れる高齢者を増やすことは国全体をあげて取り組むべき施策と言ってよい。山本化学工業では、その独自の技術を活用し、若いアスリートのみならず、元気な高齢者をサポートする製品開発に乗り出している。その現状を前回に続き、山本富造社長に二宮清純が訊いた。
「2020年東京五輪で金メダル30個獲得を!」 山本化学工業がこのほど発表した2020年の東京五輪・パラリンピックに向けたプロジェクトが反響を呼んでいる。これまで同社が開発してきた高機能性製品をさらに改良するとともに、日本の若いアスリートたちに原価提供し、サポートしていく。そんな試みに7年後の活躍を夢見る選手、関係者から既に問い合わせが寄せられているという。「我々の製品で選手のパフォーマンスを向上させるお手伝いをしたい」と語る山本富造社長に、二宮清純が思いを訊いた。
2020年東京五輪・パラリンピックの開催が決まり、7年後に向けた準備が既に始まっている。 山本化学工業では、これまでも競泳やトライアスロンなどを対象に、アスリートの能力を最大限に引きだす高機能性素材を開発してきたが、7年後に向けて、また新たなプロジェクトを立ち上げる。同社の素材や製品で日本の若手選手たちをサポートし、目標はズバリ「東京五輪での金メダル30個獲得」だ。
残暑はまだまだ厳しいとはいえ、朝晩は少しずつ秋の気配を感じ始める季節になってきた。肌寒くなってくると、誰しも体を温めることを考える。服を1枚多めに羽織ったり、温かい飲み物を飲んだり、湯船につかったり……。だが、それで本当に体は温まっていると言えるのだろうか。
前回紹介した両前肢を失ったウミガメの悠ちゃんに人工義肢を制作するプロジェクトは、ヒレの機能を向上させる段階に入っている。7月中旬には神戸市内の人工海水池で装着実験が行われた。しかし、結果は芳しいものではなかった。せっかく装着したヒレが水の中ですぐに外れてしまったのだ。
ウミガメの悠ちゃんをご存知だろうか。 2008年6月、両前肢をサメに食いちぎられたとみられるウミガメが紀伊水道で保護された。うまく泳げず、このままでは生き延びることは、ほぼ不可能な状態だった。「悠ちゃん」と名づけられた、このウミガメに義肢メーカーや獣医師、学者らがプロジェクトチームを結成。人工的に前肢を制作し、再び泳げるようにしようとの試みが4年前から続けられている。
締めつけたり、矯正するのではなく、動かしながら体を正常な位置に戻す。これが山本化学工業が打ち出す「ゼロポジション」のもうひとつの重要なコンセプトだ。体に過度な負担をかけることなく、「ストレスゼロ」で正しい姿勢を動きの中で覚えこませる。老若男女や競技レベルを問わず、「ゼロポジション」の発想が広く応用できるのは、そのためだ。「ゼロポジション」の今後の展開について、前回に引き続き、山本富造社長に二宮清純が訊いた。
ゼロポジション――山本化学工業は近年、新しい概念をスポーツ界や医療界に広めようとしている。ゼロポジションとは、体の状態をゼロ、つまりフラットで正常なポジションに戻すことを指す。私たちは日常の中で、知らず知らずのうちに体が歪んだまま生活しており、それがスポーツにおけるパフォーマンスの低下や、健康を害する一因になっているというのだ。山本化学工業では体が正常な位置に戻るサポートをするアイテムを開発し、多くの人により快適な暮らしを送ってほしいと願っている。今回は二宮清純が、この春、発売を開始した「ゼロポジション スポーツベルト」を試着。山本富造社長と「ゼロポジション」の発想から広がる可能性について語り合った。
4月22日はアースデイである。環境問題が地球全体の課題として叫ばれるようになって久しいが、山本化学工業では“エコ”という言葉が一般的になる前から、環境にやさしい製品づくりに取り組んできた。
20年目のサッカー・Jリーグが開幕した。今年も各地で優勝や昇格、降格を巡って熱戦が繰り広げられるはずだ。90分間、激しくピッチを動き回る選手たちを、実は山本化学工業のバイオラバーマットが支えている。「あるJクラブでウォーミングアップの際にバイオラバーのマットを敷いてストレッチをしたら、通常のマットで行うよりも筋肉の動きが良くなり、要する時間が半分ほどに短縮された。それから効率がいいということで、ここ10年ほど使っていただいています」と山本富造社長は明かす。
歩く、走る、跳ぶ、投げる、打つ……スポーツをする人間はさまざまな動きを組み合わせたり、反復することで高いパフィーマンスを実現する。すべての動作において、文字どおり要となるのが腰だ。いくら筋肉を鍛え、技術を向上させたところで、体の重心部分がしっかりしていなければ、まさに“腰砕け”となる。
山本化学工業の取り組みに対する考え方、新しい開発について、このほど山本富造社長が1冊の本にまとめた。題して『「1人1億」稼ぐ会社の鉄則』(ダイヤモンド社)。「イヤなことは一切しない!」「手形は絶対に切らない」「自転車操業もOK」などなど、小さな会社で世界の大企業を顧客に持ち、トップアスリートが「着たい!」と口をそろえるウェア素材を手掛ける会社の哲学がちりばめられている。全編が関西弁で綴られており、ビジネス書としては珍しく親しみやすい内容に仕上がっている。
12月に入り、日本列島は一気に寒さが増してきた。 冷え込みが厳しくなるとともに、風邪や喘息の症状で悩む人も少なくないだろう。いつも以上に日常生活の中で体を冷やさない工夫や、充分な栄養、睡眠といった予防に気を配る必要が出てくる季節である。
日本の技術が支えた連覇だ。 9月にフランスのニースで行われたAIDAフリーダイビング世界選手権、女子の日本代表「人魚ジャパン」(平井美鈴、廣瀬花子、福田朋夏)が金メダルを獲得し、2大会連続優勝を達成した。フリーダイビングは素潜りで、潜る深さや水平に泳ぐ距離、息を止める時間の3要素を争う競技だ。本場のヨーロッパ勢を退けての連覇は快挙である。
ヒートショックプロテイン(HSP)という物質をご存じだろうか。傷ついた身体の細胞を補修するべく体内から発現するもので、近年、大いに注目を集めている。このほど山本化学工業では同社が開発したバイオラバー素材を活用することで、このHSPを常温で大幅に増加させる方法を実用化できたと発表した。
先のロンドン大会で山本化学工業の製品が一役買ったのは競泳だけではない。実は男女のトライアスロンでも同社の製品が使われていた。レース当日(女子8月4日、男子8月7日)、スイムの会場となるハイドパーク内の湖の水温が20度を下回ったため、全選手にウェットスーツの着用が指定されたのだ。このスーツ素材の大半を各メーカーに提供していたのが山本化学工業だった。
ロンドンで熱いレースが繰り広げられた競泳で日本勢は戦後最多の11個のメダル(銀3、銅8)を獲得した。好成績を収めた“トビウオジャパン”の選手たちを、実は山本化学工業もサポートしていた。そのアイテムが、2年前より製品化した“ゼロポジション水着”だ。
日本列島は各地で梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番を迎えつつある。間もなく開幕するロンドン五輪や、夏の風物詩でもある高校野球、中学、高校の総合体育大会など、スポーツイベントも目白押しだ。しかし、気温の上昇とともに注意しなくてはならないのが熱中症である。体のなかに熱がこもり、めまいや頭痛、吐き気などを引き起こす。
福島第一原発の事故が発生して1年以上が過ぎた。だが、周辺地域の放射能汚染は未だに残り、除染作業は長い時間がかかるとみられている。山本化学工業では昨年5月には「バイオラバーRSM 放射線遮蔽ウェア」、6月には放射線遮蔽の「バイオラバーRSM WP-16」を相次いで発表。放射性物質が直接、人体に付着するのを防ぐことに加え、放射線自体からの被曝をより軽減する対策を施した製品を送り出してきた。
またウェットスーツ界に話題に巻き起こす新感覚のスーツが誕生した。 このほど山本化学工業の新素材『バイオラバーCBCM』を初採用した、世界初の着圧機能付きトライアスロン用ウェットスーツ『TETSUJIN DAMASHIIトライアスロンウェットスーツ Premium』が発表された。これは25年以上のトライアスロン競技実績を誇るウェットスーツメーカー有限会社ナチュラルエナジー(本社:京都市)と共同開発したものだ。