海外サッカー
止まっていた世界のサッカーが、ようやく動き出そうとしている。 新型コロナウイルスの封じ込めに成功しつつある韓国ではKリーグが5月8日に開幕する。しばらくは無観客で実施され、試合数自体も減らしてシーズン成立を […]
東大大学院の鳥海不二夫准教授によると、「100万の統計データよりも有名人の死という一つの物語が人々の行動を変えることがある」のだという。 なるほど。ただ、有名人の死よりも確実に、人々の行動を変えるものもある […]
1カ月前、少なくともわたしにとって武漢の肺炎は対岸の火事だった。こんな3月を迎えようとは、恥ずかしながら、まったく予想していなかった。 残念ながら、日本より1カ月かそこら先をいっている中国では、未だ終息の気 […]
RBライプツィヒはブンデスリーガ1部に所属する18クラブの中で、2つしかない旧東ドイツに本拠を置くクラブのひとつである。 またライプツィヒは1900年にドイツサッカー連盟が創設された場所であり、1903年に […]
バルサとレアルが首位を争う? いつものこと。フランスではパリ・サンジェルマンが、イタリアではユベントスがリーグをリードしている。イングランドでは久しぶりにリバプールが独走しているが、これも、そう驚くことではない。いわゆ […]
伝統対新興。異なるバックボーンを持つ両者の対決は、どんな世界、どんなジャンルであっても人々の興味をそそる。積み重ねてきた歴史を愛する人がいれば、巨大勢力に挑む勇気に共感する人もいる。どちらが勝つかは、もちろん、誰にもわ […]
サウサンプトン・フットボールクラブはイングランド南部、ハンプシャー州のサウサンプトンを本拠地とするサッカークラブである。 サウサンプトン水道の最北に位置するサウサンプトンはローマ人が開いた港湾都市として街の […]
ただの1点。それも試合の趨勢が決してからの、焼け石に水的な1点だった。とはいえ、そのゴールシーンのインパクトは鮮烈で、「これでこの選手の人生が変わるかも」と書いたのが3カ月前のことだった。 まさか、こんなこ […]
まだ親善試合の段階とはいえ、レアル・マドリードに移籍した久保建英が順調なスタートを切った。45分間出場したバイエルン戦の出来は、ひいき目ではなく、十分に合格点をつけられるものだった。 マドリードのメディアは […]
「Rakuten CUP」のバルセロナFC対チェルシーFCの一戦が23日、埼玉スタジアムで行われ、チェルシーがバルセロナに2対1で勝利した。試合は前半34分、FWタミー・エイブラハムがゴールを決めてチェルシーが先制した。 […]
移籍金110万ユーロ(約1億3310万円)で安部裕葵のバルセロナ移籍が決まった。チームの公式サイトによれば、契約期間は4年で、バルサB(実質3部リーグに所属)に在籍中は4000万ユーロ(約50億円)、トップチームに昇格 […]
昔はまったく苦にならなかった。というか、その方がドラマチックな感じがして、むしろ好きだったぐらいかもしれない。実際、W杯メキシコ大会予選の北朝鮮戦は、降りしきる冷たい雨の中、田んぼのようなグラウンドで行われたが、だから […]
Jリーグが面白くなりすぎて、海外サッカーへの興味が薄れてきたな……などと感じ始めていたら、「やっぱりこっちは凄いっすよ」とばかりに欧州CLで伝説的な名勝負が続発している。 準々決勝マンチェスターC対トットナ […]
W杯が終わり10日がたった。宴の余韻に浸るまもなく、世界各国では新たなシーズンへ向けての動きが激化している。 中でも目を引くのはイタリアの動きである。ここ数年、ポストシーズンの話題はプレミアの上位陣かスペイ […]
27日(日本時間)、UEFAチャンピオンズリーグの決勝、レアル・マドリード(スペイン)対リバプール(イングランド)がウクライナ・キエフで行われ、3対1でレアルが3連覇を達成した。試合は後半6分にFWカリム・ベンゼマのゴ […]
このシリーズの1回目に書いた、安永聡太郎にとって2度目のスペイン移籍――ガリシア州フェロールでの生活は半年で終わることになった。 安永はこの街のクラブ、ラシン・デ・フェロールで、フォワードの一角として12試 […]
先月、ブラジルで行われたストリート・サッカーの世界大会「ネイマール・ジュニア5」には、豪華な、というか極めて特別な優勝特典が用意されていた。カンプ・ノウVIP席での試合観戦と、バルセロナにあるネイマール家への招待であ […]
悪いニュースが飛び込んできた。 ケルンに所属するFW大迫勇也が7月31日、親善試合のボローニャ戦で右足首を負傷した。翌日に精密検査を受け、ケルンは右足首じん帯損傷で数週間の離脱を強いられることを発表している […]
ガラパゴス、という最近ではすっかりネガティブな使われ方をするようになってしまったが、そもそも、グローバル・スタンダードとやらからかけ離れていることが、それほどいけないことなのか、と思う。 以前にも少し書いた […]
サッカーの見方は千差万別だな、とあらためて思う。あの、親善試合とは思えぬ熱気に満ちた撃ち合いを「酷い負け方」と感じる人がいるのだから。おそらく対戦相手も、「こいつら、だいぶ手強いな」と驚いたのではないか。いうもでもなく […]
大学3年生の時、メキシコで現地のユースチームと試合をしたことがある。W杯観戦ツアーに参加したメンバーの中に、関東大学リーグでプレーしている選手が複数いたため、「じゃあ腕試しをしてみようか」ということになったのである。& […]
1998年1月、クリスマス休暇が明けて、スペインリーグ2部が再開した。 98年6月、安永聡太郞は1年間のスペインリーグ2部、ウニオ・エスポルティーバ・リェイダ・S・A・D(以下、リェイダ)でのレンタル移籍を […]
2日前は3チームだった来季の候補が、1日たったら6つに増えていた。ひょっとすると、まだまだ増えるかもしれない。当然だ。あれほどの才能を、移籍金なしで獲得できる機会など、拝金主義のまかり通る現在のサッカー界では、そうそう […]
辛口で知られるサッカー評論家のセルジオ越後は、一方でプレーヤーに寄り添った指摘も忘れない。 過日、会った際、こんなことを言っていた。「代表のサッカーは余裕が感じられないよね。僕は彼らの練習をよく […]
気のせいだろうか。スペイン2部のテネリフェでプレーしている柴崎が、急速に変わってきているように見える。 プレースタイルが、ではない。というより、プレーに関してはようやく本来の姿を取り戻しつつあるといったとこ […]