金子達仁
暑い。ほんの数十メートル歩いただけで汗が噴き出してくる。こんな暑さの中で体を動かすなんて、想像しただけで気が遠くなる。 おそらく、来年の今頃も同じような夏になっているはずで、五輪に関わる人たちはいろいろと頭 […]
フリマアプリ大手のメルカリが鹿島を買収したと。そのこと自体に驚きはないが、全株式の62%をたった16億円で取得できてしまったことには驚いた。 いまから14年前、米国人の実業家がマンチェスターUを買収する際に […]
まだ親善試合の段階とはいえ、レアル・マドリードに移籍した久保建英が順調なスタートを切った。45分間出場したバイエルン戦の出来は、ひいき目ではなく、十分に合格点をつけられるものだった。 マドリードのメディアは […]
わたしも昔はよくやった。やらかしていた。 「印象に残った選手は誰ですか?」 日本代表の試合だけではない。ガンバ大阪を担当していた頃は、対戦相手の監督が外国人だと、まず間違いなくこの質問をぶつけてい […]
昔はまったく苦にならなかった。というか、その方がドラマチックな感じがして、むしろ好きだったぐらいかもしれない。実際、W杯メキシコ大会予選の北朝鮮戦は、降りしきる冷たい雨の中、田んぼのようなグラウンドで行われたが、だから […]
「神の名を持つギロチン」との異名をとった名物会長がいる。ヘスス・ヒル。16年間にわたってAマドリードの会長を務めた彼は、在位期間中に26人もの監督を起用した。 監督たちからすると、ヒル会長は諸悪の根源にも思え […]
サッカー選手は、たった1試合で人生が変わることがある。 親善試合で4点をとった。いまの感覚からすると、さしたるニュースではない。けれども、ハットトリックプラス1をなし遂げたのが日本人FWで、赤っ恥をかかされ […]
Jリーグが面白くなりすぎて、海外サッカーへの興味が薄れてきたな……などと感じ始めていたら、「やっぱりこっちは凄いっすよ」とばかりに欧州CLで伝説的な名勝負が続発している。 準々決勝マンチェスターC対トットナ […]
平成という時代が幕を開けたとき、日本にプロ・サッカーリーグは存在しなかった。いつかはW杯に出場したい、と夢見る少年よりも、W杯になんか永遠に手が届くはずがない、と考える大人の方が多かった。ラグビーの人気はサッカーをはる […]
暗闇の奥に淀む有毒ガスの危険を、カナリアは人間よりも早く察知する。ゆえに、金融の世界では株価の急落や景気変調のシグナルとして「炭鉱のカナリア」という慣用句が使われる。 ちなみに、為替市場では金の相場や原油価 […]
一昔前までの常識が、いつのまにか非常識になっていることがあるのは、日本のサッカーも例外ではない。 Jリーグが発足した当時、選手たちに与えられたチケットは“下り限定”の片道切符だった。ひとたび、Jの舞台から転 […]
ジーコが日本にやってきた! いてもたってもいられず、普段は滅多に足を運ぶことのないJSL2部の試合に出かけたのは、いまから28年前のことである。 茶色く剥げた芝。閑古鳥の鳴くスタンド。それでも、うっとりする […]
やるかたなかった憤懣が、一夜明けてもまだ残っている。 3月22日と26日は、全世界的に代表の試合が組まれていた。日本が神戸でのんびりとしたテストマッチを戦った数時間後、欧州ではヒリつくようなユーロの予選が行 […]
1週先は闇、とはよく言ったものである。ロケットスタートに失敗したことは明らかながら、すぐ軌道修正をしてくるはず、と多くの人が予感していたはずの川崎Fが、ちょっと難しい局面に立たされている。ホーム3試合を含む4試合を終え […]
開幕してまだ2試合。この時期の順位を気にしている選手やファンなどいないだろうし、実際のところ、シーズン序盤の成績ぐらいアテにならないものはない。とはいえ、連勝スタートを切って気分の悪い人間はいないし、この時期の勢いがま […]
決勝の相手がカタールに決まったとき、思わずほくそ笑んでしまったのはわたしだけだろうか。 いうまでもなく、カタールは次回W杯の開催国。となれば、プレW杯として行われるコンフェデ杯には開催国枠として出場するはず […]
いまでは日本のサポーターも当たり前のように使っている「バモス」というスペイン語が初めて日本に認知されたのは、78年W杯アルゼンチン大会がきっかけだろう。 スタジアムを埋めつくす真っ白い紙吹雪と、響きわたるサ […]
阪神の高山外野手が母校明治大学のラグビー部が日本一になったことに刺激を受けている、という。競技は違えど、母校の優勝はOBにとって嬉しいものであるらしい。 ならば、母校の、それも自分が所属していたクラブが日本 […]
お粗末な試合であったことは間違いない。失点に関しては特にそうだ。1点目は確かに素晴らしいシュートではあったものの、決まってしまった要因の半分はGK権田の油断にある。2点目もまたしかり。きっかけとなったのは北川のボールロ […]
5連覇に暗雲が、それも相当に濃い暗雲が立ち込めた箱根駅伝での青学。前人未踏の10連覇を阻まれた大学ラグビーでの帝京。19年の新春は、学生スポーツの巨星が相次いで堕ちる衝撃的な展開で幕を開けた。 印象的だった […]
ジーコと言えば悲運。ジーコと言えば無冠。W杯での印象が強すぎるだけに、ついそう思ってしまっていたわたしだが、先日、ブラジルに詳しい知人から意外な事実を知らされた。 「実はジーコって、W杯で1回しか負けてないん […]
いろいろなことがあった18年が終わろうとしている。あとになって振り返ってみれば、日本が初めてW杯への出場を決めた97年に匹敵する、エポックメーキングな1年として位置づけられるのではないか。そんな予感を抱かせる1年だった […]
残留か、降格か。抜け出すか、取り残されるか。ひょっとすると優勝争いよりも劇的で、残酷なドラマが展開されている。当事者に残るのかは、最良か、最悪か、どちらかの結果と記憶しかない。J1かJ2か。来季のカテゴリーを争う戦いに […]
ハリルホジッチ前監督を解任して西野朗氏を後釜に据えたこと。 批判の声も根強かったこの更迭劇が、前評判を覆す快進撃を生んだこと。 W杯終了後、監督に就任した森保監督に率いられた新チームが、負けなし […]
日本代表の18年が終わった。やれなかったのではなく、やらなかっただけ。そう痛感させられた1年だった。 半年前、コロンビアに勝てると信じていた日本人がどれだけいたことだろう。勝ちたい、勝ってくれと祈っていた人 […]