3月29日(金) ◇3回戦 早稲田実(東京) 1 = 001000000 先制したのは早稲田実だった。3回表、先頭の8番・利光健作(3年)が二塁打を放つと、次打者の犠打で三進する。そして1番・山岡仁実(2年)が右中間を真っ二つに割るタイムリー三塁打を放ち、早稲田実がリードを奪った。一方、仙台育英は早実エースの二山陽平(3年)に7回まで散発3安打に抑えられ、攻略の糸口を見つけられずにいた。しかし8回表、その二山のボールが徐々に高め浮き始める。それを仙台育英打線が見逃さなかった。1死後、仙台育英の佐々木順一朗監督は好投を続けてきた馬場皐輔(3年)に代打を送る。この采配が的中した。代打・小野寺俊之介(3年)がヒットで出塁すると、1番・熊谷敬宥(3年)が内野安打、代打・佐々木友希(2年)が死球で続き、1死満塁とした。ここで二山の暴投で三塁ランナーが同点のホームを踏む。さらに2死満塁で4番・上林誠知(3年)が試合を決定づける2点タイムリー。逆転に成功した仙台育英は、8、9回を継投した鈴木天斗(3年)が無安打に抑えて逃げ切り、12年ぶりの準々決勝進出を決めた。
“チームのために最も貢献した魂あふれるプレー”に贈られるNPBの「ジョージア魂」賞が今季で4年目を迎え、シーズン開幕を前日に控えた28日、記者発表イベントが都内ホテルで開催された。今季も昨年同様、山田久志氏(元阪急)、衣笠祥雄氏(元広島)、梨田昌孝氏(元近鉄)、工藤公康氏(元西武)、小林光男氏(週刊ベースボール編集長)に加え、当HP編集長の二宮清純が選考委員を務め、シーズン中に全12回、ノミネートプレーを選定する。イベントでは賞創設時より選考委員を務める山田氏が、「先般のWBCでは残念ながら3連覇は達成できなかったが、魂のこもったプレーが数多くあった。ペナントレースでも、そういったプレーが数多く見られるように期待したい」と語った。
3月28日(木) ◇2回戦 遠軽(北海道) 1 = 100000000 【本塁打】 (大)峯本 史上初の3季連続優勝を狙う大阪桐蔭が、出場36校中最後に登場し、実力を遺憾なく発揮した。試合を決定づけたのは2点リードで迎えた6回表。1死一塁から8番・水谷友生也(3年)が右中間を真っ二つに割るタイムリー三塁打を放った。さらに1死一、三塁からは1番・森晋之介(2年)の内野ゴロの間に5点目が入った。なおも2死二塁から初回にランニングホームランで先制のホームを踏んだ2番・峯本匠(2年)、3打数2安打と当たっていた3番・森友哉(3年)の連続タイムリーで2点を追加した。8回にも4点を追加した大阪桐蔭。投げては網本光佑(3年)、葛川知哉(3年)の継投で遠軽打線を1失点に抑え、大勝で初戦を突破した。
3月27日(水) ◇2回戦 花咲徳栄(埼玉) 3 = 010101000 【本塁打】 (花)若月 18年ぶりの出場となった県岐阜商が序盤に早くも試合の主導権を握った。1死二、三塁から8番・野田源登(3年)が走者一掃のタイムリー二塁打を放ち、2点を先制する。さらにこの回1点を追加した県岐阜商。その裏、花咲徳栄に1点を返されたものの、3、4回にも1点ずつを加え、その差を広げていく。花咲徳栄も4回裏に若月健矢(3年)の一発で1点を返す。6回裏にも1点を追加し、2点差に迫った。しかし終盤、県岐阜商は7回表、2死無走者からヒットと四球で一、二塁とすると、相手の内野エラーで1点を追加。さらに8回表にもダメ押しとなる2点を挙げて引き離した。結局、県岐阜商は11安打8得点、投げてはエース藤田凌司(3年)が5安打2失点の好投を見せ、春は1977年以来となる初戦突破を果たし、3回戦に駒を進めた。
3月26日(火) ◇2回戦 広陵(広島) 3 = 0000000030000 (延長13回) 今大会屈指の好カードとなったこの試合、両エースが200球以上を投げ、3時間を超える、まさに死闘となった。序盤は手に汗握る投手戦となり、ゼロ行進が続いた。6回裏、済美が相手エラーから得たチャンスに見事な集中打を見せ、一挙3点を奪う。しかし、広陵は9回表、それまでわずか2安打に抑えられていた済美の2年生エース安楽智大をとらえ、試合を振り出しに戻す。今大会初の延長戦に突入しても両エースの力投が続き、互いにランナーをホームに返すことができない。延長13回裏、済美は1死満塁とすると、8番・金子昂平(3年)の打球は一塁手の真正面へ。タイミング的には十分にアウトにできたものの、慌てた一塁手はボールが手につかない。その間に三塁ランナーが生還し、済美がサヨナラ勝ちを収めた。
プロ野球開幕まで4日と迫った25日、セントラルリーグで初の試みとなる「ファンミーティング2013」が東京ビックサイトでファン3000名を前に行われた。会の目玉となったのは全6球団の監督が一同に集まってのパネルディスカッション。連覇を狙う巨人の原辰徳監督は、他球団の指揮官が昨季の優勝チームを意識した発言をする中、堂々と「受けて立ちます」と宣言し、激しく火花を散らした。
3月25日(月) ◇2回戦 龍谷大平安(京都) 2 = 100010000 春は4年ぶり20回目の早稲田実と、5年ぶり37回目の龍谷大平安。甲子園常連校同士の対戦は早稲田実の逆転勝ちとなった。ハイライトは7回裏。6回まで無安打に抑えられていた平安エースの福岡拓弥(3年)を早稲田実打線がようやくとらえた。四球とチーム初安打で無死一、三塁とすると、5番・識原葵(3年)がレフト線を破るタイムリーを放ち、1点を返した。すると2死一、三塁の場面、次打者が2ストライクから空振りするも、ワンバウンドのボールを捕手が後逸。振り逃げが成立し、その間に三塁ランナーが同点のホームを踏んだ。さらに2死満塁からは、1番・山岡仁実(2年)の2点タイムリーで逆転に成功した。この2点差を継投で凌ぎ切った早稲田実が3回戦進出を果たした。
クリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んでいた松坂大輔が現地時間24日、球団から自由契約を通告された。昨季、ボストン・レッドソックスをFAになった松坂は2月にインディアンスとマイナー契約で合意し、キャンプに参加。レッドソックス入団時に指揮官だったテリー・フランコーナ監督の下、新天地での出直しを図っていた。
3月24日(日) ◇2回戦 土佐(高知) 0 = 000000000 3季連続出場となった浦和学院が、試合巧者ぶりを発揮した。2回裏、1死一、三塁から8番・小島和哉(2年)の犠飛で先制すると、6回裏には内野陣のミスを突いて1点を加えた。一方、土佐は再三、ランナーをスコアリングポジションに進めるも、浦和学院の2年生エースの小島の前にあと1本が出ない。8回裏にも2点を加え、効率よく得点を重ねた浦和学院が完封勝ちを収めた。
3月23日(土) ◇2回戦 安田学園(東京) 3 = 000200001 【本塁打】 (安)深見 (盛)望月 まさにがっぷり四つの接戦となった。3回表、初出場の安田学園が4番・深見俊介(3年)の2ランで先制すると、その裏、盛岡大付も負けじと2点を返し、早くも試合を振り出しに戻した。両校ともに追加点を挙げられないまま、試合は終盤へ。そして8回裏、盛岡大付が3番・望月直也(3年)のソロで勝ち越すと、9回表、安田学園がすぐに追いついた。このまま延長かと思われた9回裏、盛岡大付は1死一、三塁と一打勝ち越しのチャンスをつかむ。2番・吉田嵐(3年)の三遊間へのボテボテのゴロの間に三塁ランナーが生還。接戦をサヨナラで決めた盛岡大付が、春夏あわせて10回目にして甲子園初勝利を挙げた。
四国アイランドリーグPlusに広島から育成2選手の派遣が決定し、22日、発表された。香川に永川光浩投手、徳島に小松剛投手が加わる。今回の派遣は昨年制定された「NPB育成選手派遣制度」に基づくもので、昨季は広島から香川入りした山野恭介が16勝をあげ、リーグの年間MVPに輝いた。永川は昨季は徳島に派遣され、21試合に登板し、1勝4敗、防御率5.00の成績だった。高知出身の小松はルーキーイヤーの2009年には1軍で5勝をマークした右腕。ここ2年は1軍での登板がなく、今季から育成選手になっている。
3月22日(金) ◇1回戦 沖縄尚学 2 = 000000011 実力校同士の開幕試合は、初回に明暗が分かれた。三者凡退とエース岸本淳希(3年)が最高の立ち上がりを見せた敦賀気比は1回裏、相手の内野守備のミスなどもあり、5安打で一挙5点を挙げた。2、3回にも1点ずつを挙げた敦賀気比は、8回裏には4点を追加し、試合を決めた。5年ぶり3度目の優勝を目指した沖縄尚学は、毎回のようにランナーを出しながらもあと1本が出ず。計10安打を放ったが、終盤に2点を返すのが精一杯だった。
22日、第85回選抜高校野球大会が開幕する。今大会は「東北絆枠」が設けられ、例年より4校多い36校が出場。最大の注目は史上初の3季連続優勝を狙う大阪桐蔭。そして、その大阪桐蔭を破るのはどのチームか。紫紺の優勝旗を目指して13日間にわたった熱戦が聖地・甲子園で繰り広げられる。
第3回WBCは20日、決勝でドミニカ共和国代表がプエルトリコ代表を3−0で破り、初優勝を収めた。初回、エドウィン・エンカーナシオンの二塁打で2点を先制すると、5回にも1点を追加。5人の継投でプエルトリコ打線を散発3安打に抑え、完封リレーを達成した。ドミニカは今大会、1次ラウンドから無傷の8連勝。史上初の全勝で大会を締めくくった。
WBCでは3連覇を逃したものの、実はその前に日本は野球で3連覇を達成している。女子野球のマドンナジャパンだ。昨年のW杯では決勝で米国を破り、3大会連続の優勝を収めた。その中心選手として活躍したのが女子プロ野球から参加した川端友紀である。チームトップの打率.458をマークし、打線を牽引した。東京ヤクルトの慎吾を兄に持つ川端は、一昨季、打率.406を記録し、初の“4割バッター”となった。今季は関東の新球団イーストアストライアに移籍し、30日にわかさスタジアム京都で開幕戦を迎える。高いバッティング技術を誇る女子プロ野球界のヒロインに二宮清純がインタビューした。
第3回WBCは19日、準決勝でドミニカ共和国代表がオランダ代表を4−1で破り、決勝進出を決めた。20日の決勝はプエルトリコ代表と対戦する。試合はオランダが初回に1点を先制。先発のディエゴマー・マークウェルが好投し、序盤は強力ドミニカ打線を0点に抑える。しかし、ドミニカは5回、ホセ・レイエスの勝ち越し打など5安打を集中して4点をあげ、試合をひっくり返した。
第3回WBCは18日、準決勝で日本代表がプエルトリコ代表に1−3で敗れ、決勝進出を逃した。日本は初回に1点を先行されると、7回にアレックス・リオスに手痛い2ランを浴び、3点のビハインドを背負う。日本は8回に1点を返したものの、反撃及ばず、3連覇への道を閉ざされた。 (AT&Tパーク) 日本代表 1 = 000000010 (プ)○M・サンティアゴ−デラトーレ−セデーニョ−フォンタレス−ロメロ−Sカブレラ (日)●前田−能見−攝津−杉内−涌井−山口 本塁打 (プ)リオス1号2ラン
第3回WBCは17日、2次ラウンド2組の最終戦でドミニカ共和国代表がプエルトリコ代表を2−0で破り、ラウンド1位通過を決めた。この結果、日本は18日の準決勝でラウンド2位のプエルトリコと対戦する。試合はドミニカのワンディ・ロドリゲス、プエルトリコのオーランド・ロマンの両先発が好投。5回、ドミニカがカルロス・サンタナのソロホームランで均衡を破る。8回にはフランシスコ・ぺーニャのタイムリーで1点を追加すると、4投手のリレーでプエルトリコ打線を完封した。
BCリーグの信濃グランセローズは高知キャンプ中の16日、四国アイランドリーグPlusの高知ファイティングドッグスとの交流試合を越知町民総合運動場で行った。信濃は2回、相手のミスにつけこみ、尾中の二塁打などで3点をあげる。さらに6回も尾中がタイムリーを放ち、1点を追加すると、8回にも相手の失策があって3点を加え、7−1と快勝した。高知は3回に押し出し四球で1点を返したものの、守備が乱れ、課題の残るゲームとなった。
第3回WBCは16日、2次ラウンド2組でプエルトリコ代表が米国代表を4−3で破り、初の準決勝進出を決めた。プエルトリコは初回、マイク・アービレイスのタイムリーで先制。6回には相手投手の乱調につけこみ、押し出し四球とアンディ・ゴンザレスの2点打で4−0とリードを広げる。米国は7回に1点を返し、8回にもライアン・ブラウンの二塁打などで1点差に詰め寄ったが及ばなかった。プエルトリコは17日にラウンド1位をかけてドミニカ共和国と対戦する。この試合で敗れたチームが18日の準決勝で日本代表と戦う。
第3回WBCは15日、2次ラウンド2組でドミニカ共和国代表が米国代表を3−1で降し、準決勝進出を決めた。試合は米国が立ち上がりに押し出し四球で1点を先行するも、直後にドミニカがハンリー・ラミレスのソロで追いつく。以降は両投手陣が踏ん張り、1点を争う好ゲームとなった。1−1の均衡が破れたのは最終回。ドミニカは先頭のネルソン・クルーズが二塁打を放つと、代打ウィリー・アイバーが勝ち越し打を放つ。さらにホセ・レイエスのタイムリーが飛び出して、接戦をモノにした。敗れた米国は2次ラウンド突破をかけて、16日にプエルトリコと対戦する。
15日、第85回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が行なわれた。昨年、好投手・藤浪晋太郎(阪神)を擁して春夏連覇を達成し、史上初の3季連続優勝を狙う大阪桐蔭は出場校中最後に登場。初戦から初出場、21世紀枠同士の試合となった遠軽(北海道)と、いわき海星(福島)の勝者と対戦する。昨秋の神宮大会で優勝し、今大会屈指のスラッガー上林誠知を擁する仙台育英は4日目第1試合で、春夏通じて初出場の創成館(長崎)と対戦。同日には第2試合で龍谷大平安(京都)と早稲田実(東京)の甲子園常連校同士、第3試合では関西(岡山)と高知の地区大会覇者同士と好カードが組まれた。開会式での選手宣誓は抽選の末、鳴門(徳島)の河野祐斗主将に決定した。大会は阪神甲子園球場で22日に開幕し、13日間の予定で熱戦が繰り広げられる。
第3回WBCは14日、2次ラウンドでプエルトリコ代表がイタリア代表に4−3で逆転勝ちし、決勝ラウンド進出に望みをつないだ。プエルトリコは5回に3点を先制されるが、6回に相手のミスで1点を返す。8回にもイタリアの守りが乱れたの乗じ、3点をあげて試合をひっくり返した。イタリアはオリックスのアレッサンドロ・マエストリが先発で5回途中まで無失点と好投したが、勝負どころでの痛い失策により、敗退が決まった。プエルトリコは16日に、ドミニカ共和国代表−米国代表(15日)の敗者と2次ラウンド突破をかけて対戦する。
四国アイランドリーグPlusの愛媛マンダリンパイレーツは14日、山口・由宇練習場で広島2軍と交流試合を行った。愛媛は2回、梵英心の二塁打などで3点は失うと、その後も赤松真人の2打席タイムリーもあって失点を重ねる。反撃したい打線は8回までわずか1安打。9回に白川淳一のタイムリーで1点を返したものの、1−11で敗れた。
第3回WBCは13日、2次ラウンド2組の試合が米国マイアミでスタートし、ドミニカ共和国代表と米国代表が初戦を勝利して決勝ラウンド進出に王手をかけた。両者は2次ラウンド突破へ15日に対戦する。ドミニカはイタリア代表に対し、初回に4点を失う苦しい立ち上がり。だが、3回と6回にソロ本塁打で追い上げると、7回に3連打から押し出し四球と犠牲フライで同点に追いつく。さらにネルソン・クルーズのタイムリーで勝ち越し、逆転勝ちを収めた。