ロイヤルズ、連夜の延長制して王手 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのディビジョンシリーズは4日、アメリカンリーグでカンザスシティ・ロイヤルズ(ワイルドカード)と、ボルチモア・オリオールズ(東地区優勝)がともに連勝し、リーグチャンピオンシップ進出に王手をかけた。この日からシリーズがスタートしたナショナルリーグではセントルイス・カージナルス(中地区優勝)と、サンフランシスコ・ジャイアンツ(ワイルドカード)が初戦をモノにした。ロイヤルズはロサンゼルス・エンゼルス(西地区優勝)に対し、1−1で迎えた延長11回、エリク・ホズマーの2ランで勝ち越し。ワイルドカードゲームから3試合連続の延長戦を制した。2番・ライトで先発した青木は4打数0安打だった。

ロイヤルズ、延長制して先勝 青木は好守で貢献 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのディビジョンシリーズが3日、スタートし、アメリカンリーグではカンザスシティ・ロイヤルズ(ワイルドカード)と、ボルチモア・オリオールズ(東地区優勝)が初戦を制した。ロサンゼルス・エンゼルス(西地区優勝)とロイヤルズの一戦は、3回と5回に互いが1点ずつを取り合う接戦となる。6回にはロイヤルズが2死一、二塁のピンチを迎えるも、ライトの青木宣親が大飛球をフェンスに激突しながら好捕。青木は7回2死三塁の場面でも、ライト線際のフライをダイビングキャッチし、勝ち越し点を許さない。両チーム決め手のないまま、延長戦に突入したゲームは11回、ロイヤルズが9番マイク・ムスターカスのソロアーチで勝ち越し。3−2で先勝した。2番・ライトで先発出場した青木は5打数1安打だった。

ジャイアンツ、快勝 ディビジョンシリーズへ 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのプレーオフは2日、ナショナルリーグのワイルドカードゲームが行われた。ピッツバーグ・パイレーツ(中地区2位)とサンフランシスコ・ジャイアンツ(西地区2位)による一戦は4回、ジャイアンツが満塁のチャンスでブランドン・クロフォードのグランドスラムにより、4点を先制。6回、7回にはブランドン・ベルトの2打席連続タイムリーが飛び出すなど、合計8点をあげて大量リードを奪う。投げては左腕のマディソン・バムガーナーがパイレーツ打線を4安打完封し、快勝した。

ロイヤルズ、激闘制してディビジョンシリーズへ 青木が9回同点犠飛 〜MLBプレーオフ〜

 メジャーリーグのプレーオフが1日、スタートし、アメリカンリーグのワイルドカードゲームが行われた。カンザスシティ・ロイヤルズ(中地区2位)とオークランド・アスレチックス(西地区2位)による一戦はシーソーゲームとなり、初回にアスレチックスが22点を先行すると、ロイヤルズが3回までに3点をあげて試合をひっくり返す。6回にはアスレチックスがブランドン・モスの3ランなどで一気に5点を奪って再逆転したが、ロイヤルズは8回に3点を返し、1点差に詰め寄る。迎えた9回、1死三塁から、この日、2番・ライトでスタメン出場した青木宣親がライトへの犠飛を放ち、7−7の振り出しに戻す。延長戦にもつれこんだ試合は12回にアスレチックスが1点を勝ち越したものの、その裏、ロイヤルズはまたも同点に。最後はサルバドール・ペレスのタイムリーで劇的な逆転サヨナラ勝ちを収めた。

青木所属のロイヤルズ、地区優勝は逃す 10月1日からプレーオフ

 メジャーリーグは29日、各地でレギュラーシーズンの最終戦を迎え、最後までもつれたアメリカンリーグ中地区の優勝争いは、中地区首位だったデトロイト・タイガースが勝利し、1ゲーム差でカンザスシティ・ロイヤルズとのデッドヒートを制して4連覇を達成した。またア・リーグのワイルドカード争いも、西地区2位のオークランド・アスレチックスが勝って、同3位のシアトル・マリナーズを1ゲーム差で振り切った。プレーオフは1日よりワイルドカードで進出した2チームの対戦からスタートする。

ヤンキース・田中、2か月半ぶり復帰で13勝目

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が22日、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦で7月9日以来の登板を果たし、6回途中5安打1失点で13勝目(4敗)をあげた。田中は7月9日付で右ヒジ痛を訴えて故障者リスト入り。靭帯の部分断裂と診断され、治療とリハビリを行っていた。ヤンキースは5−2で勝利した。イチローは8番・ライトで出場し、4打数2安打だった。

黒田、日本人初の5年連続2ケタ勝利

 ニューヨーク・ヤンキースの黒田博樹が4日、本拠地でのボストン・レッドソックス戦に先発し、7回4安打1失点で今季10勝目(8敗)をあげた。これで黒田はロサンゼルス・ドジャースに在籍していた2010年から5年連続2ケタ勝利。自身が持つ日本人投手の連続10勝以上の記録をまた1年更新した。ヤンキースは5−1で勝利した。

カブス・藤川、1年2カ月ぶり復帰 1回無失点

 シカゴ・カブスの藤川球児が8日、敵地でのコロラド・ロッキーズ戦でメジャーリーグでは約1年2カ月ぶりの登板を果たした。阪神からFA移籍で2013年にカブスと2年契約を結んだ藤川は、開幕直後にクローザーの座を勝ち取ったが、右腕の痛みを訴え、故障者リスト入り。6月に右ヒジ靱帯の移植手術を受け、リハビリを続けていた。久々のメジャーでのマウンドは6回、無死一、二塁のピンチで2番手として起用され、最初の打者に死球を与えたものの、後続を断って1回を無失点に抑えた。カブスは4−13で敗れた。

和田、メジャー初勝利 ダルビッシュ、3年連続2ケタ勝利

 シカゴ・カブスの和田毅が29日、本拠地でのコロラド・ロッキーズ戦に先発し、7回5安打1失点で待望のメジャーリーグ初勝利をあげた。和田は9日にメジャー初登板初先発を果たし、この日が3試合目の先発。初回を三者連続三振に仕留める絶好の立ち上がりをみせると、ロッキーズ打線を6回に失った1点のみに抑えた。試合はカブスが4−1で勝利した。

ダルビッシュ、1回三者凡退 上原も打者ひとりを三振 〜MLBオールスター〜

 メジャーリーグの第85回オールスターゲームが16日、ミネアポリスのターゲット・フィールドで行われた。試合は初回、今季限りでの引退を表明しているデレク・ジーター(ヤンキース)の二塁打を足がかりに3点を先行。ナショナルリーグはジョナサン・ルクロイ(ブルワーズ)の2打席連続タイムリーなどで追いついたが、5回にア・リーグがマイク・トラウト(エンゼルス)の二塁打で勝ち越し、そのまま5−3で逃げ切って昨年に続く勝利を収めた。日本人で球宴メンバーに選ばれたダルビッシュ有(レンジャーズ)は3回に登板し、1回を三者凡退。上原浩治(レッドソックス)は6回2死二塁の場面でマウンドに上がり、打者ひとりを空振り三振に切って取った。MVPには先制打と決勝打を放ったトラウトが選ばれた。

田中、右ひじ痛でDL入り 代役で上原が球宴初出場

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が現地時間9日、右ひじの炎症により、15日間の故障者リスト(DL)入りした。田中は前日の登板でメジャーリーグ移籍後ワーストとなる10安打を浴びて5点を失い、4敗目を喫していた。試合後、右ひじに痛みを訴え、検査を行っている段階という。DL入りにより、田中は予定されていた14日のボルチモア・オリオールズ戦の先発登板を回避し、選手間投票で選出されていたオールスターゲーム(16日)の出場も困難になった。代わってア・リーグではボストン・レッドソックスの上原浩治が球宴メンバーに選ばれた。上原はメジャー6年目で初のオールスター出場となる。

和田、メジャー初登板は5回1失点

 シカゴ・カブスの和田毅が9日、敵地でのシンシナティ・レッズ戦でメジャー初登板初先発を果たし、5回5安打1失点(自責点0)で勝敗はつかなかった。和田はFA移籍で2012年にボルチモア・オリオールズと2年契約を結んだものの、左ひじの靱帯損傷で手術を受け、ここまでメジャーでの登板がなかった。試合はカブスのリリーフ陣が崩れ、5−6でサヨナラ負け。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた和田のメジャー初白星はお預けになった。

田中、ダルビッシュがオールスター出場

 日本時間16日にターゲット・フィールド(ミネアポリス)で開催されるメジャーリーグのオールスターゲームに出場するア・リーグ、ナ・リーグの選手が発表された。ア・リーグでは1年目ながらリーグトップの12勝をあげている田中将大(ニューヨーク・ヤンキース)とダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)が選手間投票でメンバーに選ばれた。田中は初、ダルビッシュは3年連続の選出。田中は選手間投票のア・リーグ先発部門では最多の327票を集め、ダルビッシュは142票で同部門5位だった。

田中、完投で10勝到達 ダルビッシュはメジャー初完封

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大は12日、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に先発し、6安打2失点の完投で10勝目(1敗)をあげた。10勝はマーク・バーリー(トロント・ブルージェイズ)に並び、アメリカンリーグトップタイ。日本人でメジャーリーグ1年目に2ケタ勝利をあげたのは、2012年のダルビッシュ有(テキサス・レンジャーズ)以来、6人目となった。この日の田中は序盤3回をパーフェクトに抑える完璧な立ち上がり。8回までスコアボードに0を並べたが、最終回、ロビンソン・カノに2ランを浴び、今季2度目の完封は逃した。しかし、被弾後は連続三振で試合を締めくくるなど、11三振を奪った。

田中、6回1失点で9勝目

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が6日、本拠地でのオークランド・アスレチックス戦に先発し、6回を投げて5安打1失点で9勝目(1敗)をあげた。田中は初回にソロホームランを浴び、以降も粘る相手打線に苦しめられたものの、追加点を与えない。ヤンキースは1−1の同点からブレット・ガードナーの一発で勝ち越し。田中の力投に救援陣も応えて1点差を守り切り、2−1で勝利した。これで田中の防御率は2.02にアップし、アメリカンリーグトップの座を守っている。イチローは7回に代走で出場し、そのままライトの守備につくと、8回のピンチでライナーをスライディングキャッチするファインプレー。打席は回ってこなかったが、守りでチームに貢献した。

田中、新人では野茂以来の月間MVP!

 メジャーリーグは現地時間3日、5月の月間MVP選手を発表し、アメリカンリーグ投手部門ではニューヨーク・ヤンキースの田中将大が選ばれた。5月は6試合に先発した田中は、1完封を含む5勝(1敗)をあげ、防御率1.88を記録した。日本人で月間MVPに輝いたのは、野茂英雄(1995年6月、96年9月)、伊良部秀輝(98年5月、99年7月)、イチロー(04年8月)、松井秀喜(07年7月)に次いで5人目。メジャー1年目に獲得したのは95年6月の野茂以来で、ヤンキースで新人投手が月間MVPに選出されたのは初の快挙となった。

田中、8回1失点で8勝目 防御率はリーグトップ

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が1日、本拠地でのミネソタ・ツインズ戦に先発し、8回を投げて4安打1失点(0自責点)で8勝目(1敗)をあげた。田中は立ち上がりに味方のエラーをきっかけに1点を失ったものの、以降は走者を背負いながらもスコアボードに0を重ねていく。すると1−1の同点で迎えた8回、ヤンキースは女房役のブライアン・マキャンのタイムリーで勝ち越し。3−1で勝利し、田中に白星がついた。これで今季の防御率は2.06までアップし、アメリカンリーグトップの座に立っている。イチローは8回に代走で出場し、そのままライトの守備についたが、打席は巡ってこなかった。

田中、7回途中1失点で7勝目

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が26日、敵地でのシカゴ・ホワイトソックス戦に先発し、6回3分の2を投げて5安打1失点で7勝目(1敗)をあげた。メジャーリーグ移籍後初黒星を喫した前回登板から中4日でのマウンドとなった田中は、序盤3回をノーヒットに抑える危なげない内容。打線も2回に4点を先制するなどして援護し、ヤンキースは7−1で快勝した。8番DHでスタメン出場したイチローは先制点を奪った2回にチャンスを広げるセンター前ヒットを放ち、4打数1安打だった。

田中、敗れる 6回4失点でメジャー初黒星

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が21日、敵地でのシカゴ・カブス戦に先発し、6回8安打4失点(3自責点)でメジャーリーグ移籍後初の負け投手となった。田中はレギュラーシーズンでは日本時代の2012年8月から34連勝を続けていたが、記録が途切れた。前回はメジャー初完投初完封で開幕6連勝を飾った田中だが、この日は制球が甘く、失点を重ねる。結局、今季ワーストとなる4点を奪われ、ヤンキースは1−6で敗れた。インターリーグで打席にも立った田中は2打数0安打。イチローは最終回に代打で出場し、四球を選んだ。

田中、メジャー初完封で6連勝! 初安打も記録

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が15日、敵地でのニューヨーク・メッツ戦に先発し、メジャーリーグ移籍後初完投を完封勝利で飾り、無傷の6勝目をあげた。これでレギュラーシーズンは日本時代から34連勝。この日の田中は緩急をうまく使い、凡打の山を築く。無四球とコントロールも安定し、114球で相手打線をシャットアウトした。ナショナルリーグ本拠地でのインターリーグのため、打席にも立った田中は9回の第4打席でセンター前ヒットを放ち、メジャー初安打もマークしている。ヤンキースは4−0で勝利し、連敗を4で止めた。

ダルビッシュ、あとひとりでノーヒッター逃す 田中は5連勝

 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有が10日、本拠地でのボストン・レッドソックス戦に先発し、9回2死まで無安打に抑える快投をみせた。あとひとりでノーヒットノーランというところでデイビッド・オルティスにライト前ヒットを打たれ、日本人では野茂英雄以来となるメジャーリーグでの快挙達成はならなかったが、9回3分の2、126球を投げて12奪三振、2四球の内容で今季3勝目(1敗)をあげた。試合はレンジャーズが8−0で快勝した。

田中、7回3失点で負けなし4連勝

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が4日、本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に先発し、7回途中8安打3失点で無傷の4勝目をあげた。この日の田中は4回までに2本塁打を浴び、3点を奪われる展開。それでも中盤以降は立ち直ると、打線が逆転に成功した。試合はヤンキースが9−3で勝利し、連敗を3で止め、再びア・リーグ東地区首位に立った。同じくヤンキースのイチローは8番・ライトで先発出場し、4打数2安打1打点を記録している。

田中、7回途中2失点で勝敗つかず

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が28日、本拠地でのロサンゼルス・エンゼルス戦に先発し、7回途中5安打2失点で勝敗はつかなかった。この日の田中は相手打線にボールを見極められ、5四死球を与える苦しい内容。それでも11奪三振を奪う力投で、4回の内野ゴロの間と、6回のソロアーチによる失点にとどめた。試合は田中降板時には1点ビハインドだったヤンキースが逆転し、3−2で勝利した。同じくヤンキースのイチローは9番・レフトで先発出場し、3打数無安打ながら1打点を記録している。

メッツ・松坂、抑え転向で初セーブ

 ニューヨーク・メッツの松坂大輔が25日、本拠地でのセントルイス・カージナルス戦で3点リードの9回に登板。1回を3者凡退に抑え、メジャー移籍後初セーブを記録した。現地時間16日付でメジャー昇格を果たした松坂はここまでリリーフで3試合に投げ、防御率は2.08。メッツはクローザーが故障や不調で定まっておらず、テリー・コリンズ監督は中継ぎで結果を出していた右腕に代役としてテストする意向を示していた。

田中、8回途中2失点で3連勝

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大が23日、敵地でのボストン・レッドソックス戦に先発し、8回途中7安打2失点で無傷の3勝目をあげた。試合は9−3でヤンキースが快勝した。田中は4回に相手の主砲デイビッド・オルティス、マイク・ナポリに連続ホームランを浴びたが、それ以外は低めにボールを集め、危なげないピッチングでレッドソックス打線を抑えた。同じくヤンキースのイチローは8番・ライトで出場し、4打数2安打、レッドソックスの田澤純一は9回に登板して1回1安打無失点だった。

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