5日、体操男子は種目別決勝が行なわれ、床運動で内村航平(コナミ)が1992年バルセロナ大会の池谷幸雄以来の銀メダルを獲得した。これで内村は団体での銀、個人総合での金と合わせて今大会3個目のメダルとなった。
5日、女子マラソンがロンドン市内のバッキンガム宮殿前のマルを発着点に行なわれ、残り約2キロのところでラストスパートをかけたティキ・ゲラナ(エチオピア)がトップでゴール。シドニー五輪で高橋尚子がマークした2時間23分14秒の五輪記録を上回る2時間23分07秒の好タイムでエチオピア人としては1996年アトランタ大会のファツマ・ロバ以来、2人目の金メダリストとなった。いずれも五輪初出場の日本人3人は、木崎良子(ダイハツ)が16位、尾崎好美が19位、重友梨佐(天満屋)は79位に終わった。
4日、競泳は最終日を迎え、全種目の締めくくりとして400メートルメドレーリレーが行われた。男女とも決勝に進んだ日本は男子(入江陵介、北島康介、松田丈志、藤井拓郎)が3分31秒26で銀メダル、女子(寺川綾、鈴木聡美、加藤ゆか、上田春佳)が3分55秒73の日本新記録で銅メダルを獲得した。女子は3大会ぶり、男子は3大会連続のメダル獲得だが、銀は初めて。今大会、日本勢は競泳で戦後最多となる11個(銀3、銅8)のメダルを量産し、好成績を収めた。
4日、バドミントンの女子ダブルスは決勝が行われ、藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)は田卿、趙蕾組(中国)に0−2(10−21、23―25)で敗れたが、銀メダルを獲得した。1992年の競技採用以降、日本勢初のメダル。第1セットを失った藤井、垣岩組は第2セット、相手の3度のマッチポイントをしのいで粘ったが、最後は力尽きた。
4日、男子サッカー競技の準々決勝が行われ、U-23日本代表が同エジプト代表(アフリカ3位)と対戦した。日本は前半14分、FW永井謙佑(名古屋)のゴールで先制。その後、2点を追加してエジプトを突き放した。日本のベスト4進出は銅メダルを獲得したメキシコ大会以来、44年ぶり。準決勝は7日に行われ、メキシコ(北中米カリブ海1位)と対戦する。 ◇準々決勝 (マンチェスター) 【得点】 [日] 永井謙佑(14分)、吉田麻也(78分)、大津祐樹(84分)
4日、陸上・男子400メートル予選が行われ、オスカー・ピストリウス(南アフリカ)が予選第1組を2位でフィニッシュし、準決勝進出を決めた。義足ランナーとして初の五輪に挑んだピストリウスは、徐々に加速し上位をとらえると、最後は流しての余裕の2位でフィニッシュ。北京パラリンピックでは、短距離3冠を果たした“ブレードランナー”は五輪初戦、上々のスタートを切った。一方、日本の金丸祐三(大塚製薬)も同種目に出場。予選第5組で4位、タイムも46秒01と伸びず予選敗退に終わった。
3日、女子サッカーの準々決勝が行われ、日本女子代表(なでしこジャパン、FIFAランキング3位)がブラジル女子代表(同5位)と対戦した。日本は前半27分、FW大儀見優季(ポツダム)のゴールで先制すると、FW大野忍(INAC神戸)の得点でリードを広げた。守ってはブラジル攻撃陣をシャットアウト。快勝で2大会連続のベスト4進出を決めた。6日の準決勝は、FIFAランク6位のフランスと対決する。 ◇準々決勝 (カーディフ) 【得点】 [日] 大儀見優季(27分)、大野忍(73分)
3日、アーチェリー男子個人が行われ、古川高晴(近大職)が決勝でオ・ジンヒョク(韓国)に敗れたものの、銀メダルを獲得した。今大会では女子団体(銅)に続く日本勢2個目のメダル。同種目ではアテネ五輪の山本博(銀)以来、2大会ぶり4個目のメダル(銀3、銅1)となった。
3日、柔道は最終日を迎え、女子78キロ超級の杉本美香(コマツ)は決勝でイダリス・オルティス(キューバ)に旗判定で敗れ、銀メダルだった。一方、男子100キロ超級では上川大樹(京葉ガス)が2回戦敗退。男子は過去ワーストの金1個に終わったソウル五輪を下回り、金メダルなしの屈辱を味わう結果となった。男女全14階級で日本勢は今大会、金1個(男0、女1)、銀3個(男2、女1)、銅3個(男2、女1)と低調な成績に終わった。
3日、トランポリン男子予選と決勝が行われ、伊藤正樹(金沢学院大ク)が4位、上山容弘(大体大大学院)が5位と史上初のメダルを逃した。昨季の世界ランキング1位の伊藤、2大会連続出場の上山は、いずれもほぼ完璧な演技をみせたが、強豪の中国、ロシア勢の壁を打ち破れなかった。
2日、バドミントンの女子ダブルスは準決勝が行われ、藤井瑞希、垣岩令佳組(ルネサス)がアレックス・ブルース、ミシェル・リ組(カナダ)を2−1(21−12、19―21、21−13)で下し、初の決勝進出を決めた。これで藤井、垣岩ペアの2位以上が決まり、92年の競技採用以来、日本バドミントン界初めてのメダルも確定した。4日の決勝では世界ランキング2位の田卿、趙蕾組(中国)と対戦する。また男子シングルス準々決勝では初のベスト8入りを果たした佐々木翔(トナミ運輸)が、北京五輪金メダリストの林丹(中国)に挑んだが、1−2(12−21、21−16、16−21)で惜敗し、準決勝進出はならなかった。
2日、競泳では再び日本勢がメダルを量産した。女子200メートル平泳ぎ決勝では、100メートル銅の鈴木聡美(山梨学院大)が2分20秒72の日本タイ記録で銀メダルに輝いた。男子200メートル背泳ぎでは入江陵介(イトマン東進)が1分53秒78で2位に入り、100メートルに続くメダルを獲得。これで今大会の日本競泳陣のメダル総数は9つ(銀2、銅7)となり、過去最多だったアテネ大会(8個=金3、銀1、銅4)を上回った。
2日、テニスの男子シングルスは準々決勝が行われ、五輪の同種目では88年ぶりにベスト8に進出した錦織圭(日清食品、世界ランキング17位)は同9位のフアンマルティン・デルポトロ(アルゼンチン )と対戦した。ここで勝てば1920年アントワープ大会で銀メダルを獲得した熊谷一弥以来、92年ぶりの準決勝進出だったが、セットカウント0−2(4−6、6−7)で敗れ、快挙達成はならなかった。
2日、柔道男子100キロ級、女子78キロ級が行なわれ、穴井隆将(天理大職)は1回戦で地元英国のジェームズ・オースティンに優勢勝ちをおさめたが、続く2回戦でルカシュ・クルバレク(チェコ)に横四方固めで一本負けを喫した。一方、緒方亜香里(筑波大)も2回戦でマリンド・フェルケルク(オランダ)に敗れた。
1日、競泳の男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、競泳史上初の3連覇を狙った北島康介(日本コカ・コーラ)は2分8秒35で4位に終わり、100メートルに続き、メダルを逃した。一方、同じく決勝に臨んだ立石諒(NECグリーン)がラストスパートで北島をかわし、2分8秒29で銅メダルを獲得した。また女子200メートルバタフライでは星奈津美(早大)が2分5秒48で銅メダルに輝いた。
1日、体操男子の個人総合が行われ、内村航平(コナミ)が92.690で他を圧倒し、金メダルを獲得した。個人総合で日本人が五輪を制するのは、1984年ロサンゼルス五輪の具志堅幸司以来、28年ぶり4人目。世界選手権で前人未到の個人総合3連覇を果たした第一人者が、五輪でも美しい演技で世界の頂点に立った。また田中和仁(徳洲会)は89.407で6位に入った。
1日、男子サッカー競技のグループリーグ(GL)最終戦が行われ、グループDのU-23日本代表が同ホンジュラス代表(北中米カリブ海2位)と対戦した。すでにベスト8進出を決めている日本はスコアレスドローに終わったものの、勝ち点を7に伸ばしてGLを首位で突破。この結果、4日に行われる準々決勝はグループCを2位通過したエジプト(アフリカ3位)と対戦することになった。 ◇グループD (コベントリー)
1日、柔道は男子90キロ級と女子70キロ級が行われ、男子90キロ級の西山将士 (新日鉄)は準々決勝で敗れたが、敗者復活戦、3位決定戦を勝利し、銅メダルを獲得した。一方、女子70キロ級の田知本遥(東海大)は準々決勝、敗者復活戦と連敗し、メダルを逃した。
1日、卓球の女子シングルス決勝と3位決定戦が行われ、石川佳純(全農)は3位決定戦でティアンウェイ・フェン(シンガポール)に0−4(9−11、6−11、6−11、5−11)のストレートで敗れ、同競技で日本人初のメダル獲得はならなかった。
31日(現地時間)、競泳の男子200メートルバタフライ決勝が行なわれ、金メダルを目指した松田丈志(コスモス薬品)は1分53秒21で3位となり、2大会連続の銅メダルだった。日本記録を上回るペースで前半を折り返したが、後半は思うように伸びなかった。金メダルは準決勝を2位で通過したチャド・レクロー(南アフリカ)。3連覇を狙ったマイケル・フェルプス(米国)は2位に終わった。
31日、体操女子団体の決勝が行われ、日本は166.646で8位に終わった。予選を6位通過した日本はチーム最年少、16歳の寺本明日香(レジックスポーツ)が全4種目に登場。寺本は安定した演技をみせ、予選に続いてチームを牽引したが、他の選手にミスがあり、得点が伸びなかった。金メダルは米国で、183.596と他を圧倒して1996年アトランタ大会以来の優勝。日本は前回成績(5位)を下回った。
31日、卓球の女子シングルス準々決勝と準決勝が行われ、石川佳純(全農)が準々決勝でワン・ユエグ(シンガポール)に4−1(8−11、11−5、11−4、11−8、11−4)で勝利し、日本人初の準決勝進出を果たした。準決勝では世界ランク3位の李暁霞(中国)に1−4(5−11、4−11、13−11、6−11、7−11)で敗れたものの、銅メダルをかけて1日の3位決定戦に臨む。また、同じく8強入りした福原愛(ANA)は世界ランク1位の丁寧(中国)に0−4(13−15、6−11、6−11、4−11)のストレート負けを喫し、準々決勝で敗退した。
31日、女子サッカー競技のグループリーグ(GL)最終戦が行われ、グループFの日本女子代表(なでしこジャパン、FIFAランキング3位)が南アフリカ女子代表(同61位)と対戦した。試合は両者ともにゴールが生まれず、ドロー。日本はすでに決勝トーナメント進出を決めており、GLを2位で通過することになった。準々決勝は8月3日に行われ、グループEで2位となったブラジル(同5位)と対戦する。 ◇グループF (カーディフ)
31日、柔道は男子81キロ級と女子63キロ級が行われ、女子63キロ級の上野順恵(三井住友海上)は準々決勝で敗れたものの、敗者復活戦、3位決定戦を勝ち上がり、銅メダルを獲得した。上野の姉・雅恵はアテネ、北京の70キロ級金メダリスト。姉妹でのメダルはレスリングの伊調馨(アテネ、北京で金)、伊調千春(アテネ、北京で銀)に続き、2組目となった。一方、男子81キロ級の中井貴裕(流通経済大)も準々決勝で敗れ、敗者復活戦から銅メダルを狙ったが、3位決定戦で一本負けを喫した。
30日(現地時間)、競泳では銅メダルラッシュに沸いた。まず最初に登場したのは、女子100メートル背泳ぎの寺川綾(ミズノ)。準決勝よりも速い28秒96の好タイムで50メートルを折り返すと、残り20メートルから加速し、3着でゴールイン。日本新記録となる58秒83で銅メダルを獲得した。続いて男子100メートル背泳ぎでは入江陵介(イトマン東進)が想定内の前半の遅れを、持ち味である後半でカバーし、北京では達成できなかった自身初のメダルを獲得した。この2人に触発されたかのように、見事な泳ぎを見せたのが女子100メートル平泳ぎの鈴木聡美(山梨学院大)だった。準決勝では全体7位で決勝に進出した鈴木だったが、決勝では前半から積極的な泳ぎを見せた。後半も粘って追い上げ、4位に0秒47とわずかの差で勝ち、競泳陣4つ目の銅メダルを獲得した。