21日に行われた卓球女子シングルス4回戦で、福原愛(ANA)は世界ランキング1位の張怡寧(中国)と対戦した。 福原は張に5−11、2−11、5−11と3ゲーム連取されたが、そこから粘りを見せ、第4ゲームを11−9で奪う。第5ゲームも一時はリードするなど食い下がったが、惜しくも及ばず8−11。1−4で敗れ、準々決勝進出はならなかった。 福岡春菜(中国電力)、平野早矢香(ミキハウス)はともに3回戦で敗退した。
21日は女子の団体2種目がメダルをかけた大一番に挑む。まず。20日に昼夜の延長戦を戦い、決勝にコマを進めた日本は、準決勝で敗れた米国と再度、激突する。1日で計21イニング318球を投げきったエース上野由岐子の3連投が予想されるが、おそらく疲労はピークを越えているだろう。チャンスで1本出ていれば、2試合とももっと早く決着がついていた。決勝では打線が打って上野を助ける番だ。ソフトボールは今大会をもって五輪の正式種目から外される。“最後”の金メダルをぜひ日本に持ち帰りたい。
20日夜に行われた陸上の男子200メートル決勝で、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が、19秒30の世界新記録で100メートルに続く世界新での2冠を達成した。 ボルトは、序盤からトップに立つと、後続の選手を引き離し、マイケル・ジョンソンが持つ19秒32の世界記録を12年ぶりに更新した。 100メートルと200メートルの2冠は、84年ロス五輪のカール・ルイス(米国)以来24年ぶりの快挙。
野球の1次リーグ最終戦が行われ、日本は延長戦の末、米国に2−4で敗れた。星野ジャパンにとって初体験となるタイブレーク方式で4点を奪われた。この結果、日本は1次リーグ4勝3敗の4位。22日の準決勝は同1位の韓国と対戦することが決まった。
ソフトボールの準決勝と3位決定戦が行われ、1次リーグ2位の日本は準決勝で五輪3連覇中で同1位の米国と対戦した。日本は延長戦の末、米国に4点を勝ち越され、1−4で敗れた。日本は夜に行われる3位決定戦にまわり、オーストラリアと対戦。こちらも延長戦にもつれ込んだが、西山麗のタイムリーでサヨナラ勝ちをおさめた。日本は21日の決勝進出を決め、再び米国と激突する。
20日、シンクロナイズドスイミング女子デュエット決勝のフリールーティンが行われた。予選で3位につけていた原田早穂、鈴木絵美子(ミキハウス)組が、48.917の得点をあげ、前日のテクニカルルーティンとの合計得点が97.167で3位となり、銅メダルを獲得した。日本はシンクロナイズドスイミングで84年ロサンゼルス大会以降、7大会連続のメダル獲得となった。
【シンクロナイズドスイミング】 <女子デュエット> 決勝 1位 ロシア 99.251 3位 日本 97.167 (原田早穂、鈴木絵美子)
20日は午前中から目が離せない。が準決勝で3連覇中のアメリカに挑戦する。アメリカには1次リーグで屈辱の5回コールド負けを喫した。金メダル獲得のためには倒さなくてはいけない相手だ。勝利すれば銀メダル以上が確定するが、負けた場合は夜に行なわれる3位決定戦にまわり、1日2試合を戦わなければならない。予選のアメリカ戦では温存したエース・上野由岐子(ルネサス高崎)の右腕にすべてが託される。
野球1次リーグ第6戦が行われ、日本は中国を10−0の7回コールドで下し、決勝トーナメント進出を決めた。日本は10安打10得点と打線がつながり、投げては先発の涌井秀章が相手の攻撃をすべて3人ずつで終わらせた。
19日、体操種目別では男子鉄棒に冨田洋之(セントラルスポーツ)と中瀬卓也(徳洲会)、女子平均台に鶴見虹子(朝日生命クラブ)が出場したが、いずれもミスが大きく影響し、メダル獲得にはいたらなかった。
19日、レスリングは男子フリースタイルの2階級が行なわれ、55キロ級の松永共広は決勝でセジュード(アメリカ)に敗れ、男子レスリング陣のソウル五輪以来20年ぶりの金メダル獲得はならなかった。60キロ級の湯元健一は準決勝でバルザルグレエフ(キルギス)を下して銅メダルを獲得。松永と湯元は五輪初出場でメダルを獲得する快挙を成し遂げた。
19日、女子バレーボール準々決勝で日本は世界ランキング1位のブラジルと対戦した。第1、2セットを連取されたものの、第3セットの序盤はリードを奪った日本。だが、中盤以降、ブラジルの高速サーブにレシーブを乱され、逆転された。結局、このセットも奪うことができず、ストレート負けを喫し、アテネに続いて5位に終わった。 −0 日本 (25−12、25−20、25−16)
19日、女子走り幅跳び予選が行なわれ、初出場の池田久美子(スズキ)は6メートル47で全体の20位。決勝進出することはできなかった。 自らがもつ日本記録の6メートル86を更新し、メダル獲得に挑んだ池田だったが、1回目6メートル44、2回目6メートル47、そして最後の3回目はファールに終わり、予選通過ラインの6メートル75に遠く及ばなかった。決勝進出の上位12人にも入ることができず、予選敗退となった。
【レスリング】 <男子フリースタイル55キロ級> 決勝 ○セジュード(アメリカ) 判定 ×松永共広 (2−2、3−0)
予選を2勝3敗で終え、辛くも準々決勝に進んだは世界ランク1位のブラジルに挑む。予選では失セットなしで5連勝と絶好調のブラジルの壁は高い。何が起こるかわからない五輪の舞台で大番狂わせを演じたいところだ。最強国を撃破すればロス五輪以来24年ぶりのメダルが現実味を帯びる。
18日、男子バレーボール1次リーグ予選最終戦で日本はランキング3位の米国と対戦した。米国の正確なブロックに苦戦した日本は、1セットも奪うことなくストレート負けを喫し、16年ぶりの五輪の舞台での戦いを終えた。 −0 日本 (25−18、25−12、25−21)
18日、女子サッカー準決勝が行われ、日本はアメリカに2−4で敗れ決勝進出はならなかった。日本はFW大野忍のゴールで先制したが、前半40分過ぎに2失点を喫し逆転される。さらに後半にも2点を奪われ4失点。終了間際のロスタイムに1点返したものの、実力差を見せつけられての完敗だった。
18日夜に行なわれた男子200メートル2次予選では高平慎士(富士通)が出場した。予選と同じく好スタートを切った高平は、課題だった前半から積極的に飛ばした。3着でコーナーをまわった高平だったが、最後の直線でズルズルと順位を下げ、20秒63で7着に終わった。
ソフトボール1次リーグ最終戦が行われ、既に決勝トーナメント進出を決めている日本はカナダに6−0で勝利し、通算成績を6勝1敗で終えた。1次リーグは全勝の米国に次いで2位となり、決勝トーナメントで逆転の金メダルを目指す。
18日に行われたトライアスロン女子で、井出樹里(トーシンパートナーズ・チームケンズ)が5位となり、オリンピック史上男女合わせて、日本人初の入賞を果たした。
野球1次リーグ第5戦が行われ、日本はカナダを1−0の接戦で下し、3勝目(2敗)をあげた。両チーム無得点で迎えた5回、稲葉篤紀のソロホームランで先制。先発の成瀬善久から藤川球児、上原浩治とつないで虎の子の1点を守りきった。
【女子サッカー】 準々決勝 日本代表 2− 【得点】 [日]大野忍(15分)、荒川恵理子(89分) [ア] ハクルズ(41分)、チャルプニー(44分)、オーライリー(70分)、ハクルズ(80分)
18日、陸上男子200メートル1次予選では高平慎士(富士通)と末続慎吾(ミズノ)が出場した。まず第2組に登場した高平は好スタートを切り、3コーナーまで3位争いを演じた。最後の直線で5、6番目に落ちるも、ゴール直前で4位まで順位を上げ、シーズンベストの20秒58マーク。全体の9番目に入り、2次予選進出を決めた。第7組に登場した末続は本来の走りを見せることができず、20秒93で同組6着に終わり、1次予選敗退となった。
11日目は史上初のメダルを目指すのなでしこジャパンに注目だ。予選を3位通過した日本は準々決勝で地元・中国を破り、勢いに乗っている。この日激突するアメリカはアテネの覇者で今大会の予選でも敗れた相手。難敵を撃破して、ぜひ銀メダル以上を確定させたいところだ。
17日、女子バレーボール1次リーグ予選最終戦で日本はアテネ金メダルチームの地元・中国と対戦した。序盤に最大9ポイントもの大差をつけてリードを奪った第1セットを逆転負けした日本は、そのショックから立ち直ることができず、18本ものブロックを決められるなど中国に完敗。1セットも奪うことができずにストレート負けを喫し、A組4位が確定した。 −0 日本 (26−24、25−16、25−14)