第200回 信濃・高橋信二監督代行「大きく育ってほしい外野手・永冨」

 8月から岡本克道監督の辞任に伴い、代行を務めることになりました。現役時代からこの時はこうすると常にシミュレーションしながら試合に臨んでいましたから、指揮を執るにあたって焦りや戸惑いはありません。勝つために何をすべきか、最善策を尽くしたいと考えています。

第198回 福井・吉竹春樹監督「夏場のポイントは内藤と藤岡」

 後期はここまで9勝6敗2分の首位。暑い中、先発投手がよく頑張っています。前期を優勝できたため、後期は試しながら勝つことが目標です。ポジションチェンジやいろんな起用法を試しながら、個人の能力を伸ばし、チーム力を高めていきたいと考えています。

第197回 群馬・川尻哲郎監督「投手陣の立て直しは急務」

 前期は16勝17敗4分と負け越しての地区3位。苦しんだ原因は投手陣の失点の多さです。7月20日時点でのチーム防御率は4.73でリーグワースト2位。215四球は全体で最も悪い数字です。得点はトップの230点をあげているにもかかわらず、守りが崩れて勝ちきれませんでした。

第196回 石川・多田野数人兼任コーチ「キーマンは王、安江、上條のリリーフ陣」

 前期は16勝19敗2分で地区3位。ただ、6月以降は6連勝を含む9勝1敗2分と調子を上げて前期を終えています。投手、野手とも経験を積み、自信を持って動けていることが良い結果につながっているのでしょう。

第194回 新潟・赤堀元之「ヤクルト入りデニングが刺激に」

 前期優勝までのマジックは2。先発ピッチャーがしっかり試合をつくり、バッターがいいところで打って投打がかみ合っています。監督を引き受けた時から、このくらいはできるチームだと感じていただけに、正直、最初は指揮を執ることにプレッシャーがありました。オープン戦は決してチーム状態が良くありませんでしたが、開幕からきっちり結果を出してくれた選手たちに助けられています。

第191回 武蔵・星野おさむ監督「新人・三ツ間はBCリーグの又吉!?」

 参入1年目はここまで3勝3敗。ピンチを背負い、攻め込まれる場面も多い中、勝たせてもらっている試合が多い印象です。選手たちの「勝ちたい」という思いがよく出ていることが、まずまずの成績につながっているのではないでしょうか。

第190回 福井・吉竹春樹監督「阪神育成・田面、中継ぎで開花を」

 開幕まで、あと3日。2月からの自主トレで体の部分は各選手とも仕上がってきました。考え方の部分も、以前、紹介した「準備を怠るな」「毎日ノートをつける」「失敗を怖れず、失敗から学べ」「迷った時には前に進め」「実戦に強くなれ」の5カ条は選手たちの頭の中に入ってきたのではないでしょうか。

第189回 群馬・川尻哲郎監督「元DeNA・伊藤、セットアッパーの期待」

 開幕まで残り2週間ちょっと。18日の北海道日本ハム2軍との交流戦を皮切りに実戦も増えてきました。日本ハム戦では堤雅貴、町田翔司がともに無失点ピッチングをみせ、今季もこの2人が先発の軸になりそうです。

第188回 石川・多田野数人兼任コーチ「長所を伸ばすアドバイスを」

 人生初の石川での生活がスタートし、チームが始動して約1か月が経ちました。北海道日本ハムを退団後、NPBでの現役続行を模索したものの、オファーがなく、どこかで野球を続けたいと思っていた矢先、石川でプレーしていた木田優夫さんから誘いがありました。

第187回 村山哲二代表「9年越しの実現、8球団構想」

 今年で9年目を迎えるルートインBCリーグは、新たな一歩を踏み出します。創設時から目指してきた8球団でのリーグ戦がようやく実現することになったのです。新たに加わったのは、「福島ホープス」と「武蔵ヒートベアーズ」。既存の球団とあわせて4球団ずつの2地区にわかれ、NPB(ファーム)との交流戦を含めた公式戦を4月11日から行ないます。

第186回 富山・吉岡雄二監督「見えた成長、残された課題」

 監督就任1年目の2014年シーズンは、プレーオフでは勝つことができませんでしたが、多くの選手が成長し、そして球団としては6年ぶりとなる「優勝」という2文字を、前期に達成することができたことは、とても大きかったと思っています。とはいえ、課題がたくさん出てきたことも事実です。今季はそれを踏まえて、さらなる躍進を目指していきます。

第185回 新潟・赤堀元之監督「最後まで諦めない、をモットーに」

 はじめまして。今季より、新潟アルビレックスBCの監督を務めます、赤堀元之です。私が藤橋公一社長から打診をいただいたのは、昨年11月末のことでした。はじめは驚きましたが、素直に嬉しいと思いました。BCリーグとの縁は、オリックスのコーチ時代にありました。オリックスのピッチャーがレンタル移籍というかたちで、福井ミラクルエレファンツに派遣されていたのです。彼らを観るために試合を視察したこともあったのですが、そこにはNPBを目指して、懸命にプレーしている姿がありました。今回、そのような現場に監督として迎えていただき、とても光栄に思っています。

第184回 福島・村田和哉「望んでいた独立リーグでの第一歩」

 2015年シーズンより、新規参入する福島ホープスでプレーイングコーチをすることになりました村田和哉です。小野剛GMからコーチ就任の打診を受けたのは、2回目のNPBトライアウト終了後でした。もともと将来的には指導者になりたいという目標を持っていた僕にとっては、願ってもない話でしたので、NPBの道を断たれたことがはっきりした時点で、迷うことはありませんでした。もちろん、指導するのは初めてですので、不安もありますが、指導者としての第一歩を福島の地で踏み出せることに感謝しています。

第183回 信濃・岡本克道監督「王、尾花両氏に見る指導者像」

 2015年シーズンから新監督として信濃グランセローズの指揮を執ることになりました、岡本克道です。私は現役を引退した後、2008年には長崎セインツ、09年には香川オリーブガイナーズと、独立リーグの投手コーチを務めました。そして10年からは横浜DeNAで投手コーチを5年間やらせてもらいました。そして今回は初めて監督という立場で、再び独立リーグに戻ってきました。自分を磨くいいチャンスだと思っています。

第182回 武蔵・星野おさむ監督「選手に伝えたい“なぜ、ここで野球ができるのか”」

 2015年シーズンより、新球団としてBCリーグに参戦する武蔵ヒートベアーズの監督を務めることになりました星野おさむです。埼玉県は私の生まれ故郷でもあり、野球で育ててもらった地でもあります。高校卒業後にプロ入りし、阪神、大阪近鉄(04年オフにオリックスと合併)、東北楽天と渡り歩いたわけですが、現役最後は地元に近い在京球団でプレーしたいという思いをずっと持ち続けていました。しかし、残念ながらそれはかないませんでした。それだけに、こうして約25年ぶりに野球で地元に帰ることができた今は、恩返しをしたいという気持ちでいっぱいです。

第181回 福井・吉竹春樹監督「選手に伝えたい成長への5カ条」

 縁あって、来シーズンから福井ミラクルエレファンツの監督に就任することになった吉竹春樹です。私は現役引退後、阪神でコーチや二軍監督などを務めてきました。そこで培ってきた経験をいかし、原点に戻って、若い選手たちの育成・指導にあたりたい、という気持ちが強くあったこともあり、今回、新たな環境でトライすることにしました。

第180回 群馬・川尻哲郎監督「来季にいかしたい監督1年目の経験」

 監督として初めてのシーズンは、球団としては5年ぶりとなるリーグ制覇、そして独立リーグチャンピオンシップ進出を果たしました。しかし、改めてシーズンを振り返ると、いろいろなことが手さぐりだったなと感じています。指揮官として、選手たちとどう接するのか、どんな戦略を立てるのか、さらには試合中にゲーム全体の流れを読むということも、初めての経験でした。結果的にチームは勝ち越したものの、良かったこともあれば、反省することもあり、とても勉強になったシーズンとなりました。

第179回 富山・中山大コーチ「猛省した選手管理の甘さ」

 2014年シーズンが幕を閉じました。富山サンダーバーズは、前期に優勝し、5年ぶりのプレーオフ進出を果たしました。石川ミリオンスターズとの地区チャンピオンシップでは、2勝2敗2分と五分としましたが、通期の対戦成績で石川を上回ることができなかったため、6年ぶりのリーグチャンピオンシップには届きませんでした。しかし、選手たちは本当によく戦ってくれたと思います。特に前期の優勝は、選手たちに「勝たせてもらった」感が強く、感謝しています。というのも、コーチとしての私の至らなさが多々あったことを感じているからです。

第178回 新潟・青木智史「悔いなき野球人生、すべてをかけた最後の1年」

 9月24日、群馬ダイヤモンドペガサスとの地区チャンピオンシリーズに敗れ、新潟アルビレックスBCの2014年シーズンが終了しました。それは僕の野球人生のファイナルの時を迎えたことも意味していました。もちろん、優勝することができなかったことに対しては、非常に悔しい気持ちがあります。ただ、個人としては悔いなく野球人生を終えることができ、今はすっきりした気持ちでいます。そして、こんなふうに引退の時を迎えられたことをとても感謝しています。

第177回 信濃・大塚晶文監督「監督1年目で得た反省と、見えた選手の成長」

 監督1年目のシーズンが終わりました。結果としては、入場料を払って応援に来てくれたファンの皆さんや、練習環境を整えてくれた球団、支援していただいたスポンサーの皆さんの期待に応えることはできませんでした。それについては、監督として反省の気持ちでいっぱいです。ただ、「子どもたちの見本となること」というチームコンセプトを考えると、野球のみならず、人間性という部分においても、ある程度、役割を果たすことができたのではないかと思っています。

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