金子達仁
長年、というよりはこの競技が誕生して以来ずっと、ダービー・マッチはサッカーの華であり続けてきた。優勝争いやビッグクラブ同士の対決に負けないぐらいの重みを持つこともある、その国のサッカーにとって特別なイベントだった。&n […]
お風呂の洗剤は、単品ではそれほどの毒性はなくとも、混ぜると人を死に追いやるほどの猛毒に変質することがある。 最初に洗剤をまいたのはバッハさん。緊急事態宣言が発せられたと聞いて「五輪には関係ない」とのたまった […]
これでまた一歩、W杯優勝に近づいた――。 月曜日の朝、嗚咽まじりに言葉を絞り出す中嶋常幸さんにもらい泣きしながら、そう思った。本気で思った。 未来永劫出場することなどかなわないのでは、と思うこと […]
日曜日、わたしの涙腺は息子の幼稚園卒園式以来の大決壊を起こしてしまった。いや、本当に凄かった。池江璃花子さん。わたしだけでなく、ヨメまで号泣。息子だけがキョトン。 個人的には、アスリートの口から、「希望を与 […]
ラーメン! 26年前、留学してすぐに頭から離れなくなったのがコレだった。バルセロナにはラーメン屋がない。いや、厳密にいえばあるだけはあったのだが、一度足を運ぶと選択肢の中から消えた。 あのころは […]
それはそれ。これはこれ。 なので、個人的には「さすがだな」と思った。IOCのバッハ会長が突然発表した中国からのワクチン供給提案について。 IOCが中国のワクチン外交に利用されている、という見方も […]
今年も3月11日がやってきた。 調べてみると、3月11日が木曜日だったのは、あの震災以降、初めてのことだった。次の機会は27年。そこまで毎週木曜日掲載のこの連載が続いているかわからないし、人生、何が起こるか […]
18年前の一時期、いただいた仕事のほとんどをお断りしていたことがある。 わたしも編集者だったからよく分かる。一度依頼して断られたら、二度とお願いしようとは思わない。いただいた仕事は迷わず受ける。それがフリー […]
これはわからなくなった――というのが正直なところだった。 先週火曜日、スポニチのイベントに呼ばれた時点ではそうではなかった。何が起こるかわからないのがスポーツだけれど、フロンターレの連覇はたぶんない。割と強 […]
塩かな、と思う。スイカにかける塩。いま必要なのは、甘さを引き出すための甘くない、というか正反対の味をした調味料かな、と。 大前提。わたしはいまでも五輪開催を熱望している。今年は無観客の「特別五輪」として開催 […]
泣くべきか。怒るべきか。はたまた笑うべきか。 森会長の発言。アウト。完全にアウト。事ここにいたっては、残る二択は「続投か辞任か」ではなく「辞任か更迭か」になる。というか、損なわれたイメージの改善には「辞任の申し入れを拒 […]
「仮定の質問にはお答えできません」という答弁も相当だが、失望させられた度合いではこちらも負けていなかった。IOC委員にして世界陸連会長のセバスチャン・コー氏の発言である。 1月24日付のスポニチにはこうある。 […]
これはいかん、な話。 前日のことだ。立派なファンとして育ってもらうべく、名前に虎の字を埋め込んだ息子が見慣れないものを持っている。白地に青ストライプが入ったバッグ、青のタオルとマスク。問い詰めると、学校で生 […]
批判、というよりは罵詈雑言に近い言葉が、ネット上で飛び交っている。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森会長に対して。メディアの取り上げ方も、「わかってない」「ズレてる」といった前提に立っているものが少なくない。ご本人 […]
元日の天皇杯決勝。ヒヤヒヤというかハラハラというか。 「出るの? 出ないの? てか、これじゃ出せないかも……」 本人は出たかっただろうし、監督も出したかっただろう。ただ、花道を用意するにはあまりに […]
スポーツ関係の仕事の多い夫と、大学で教員をしている妻。どちらが来年の五輪開催を望んでいるかといえば、ウチの場合、妻である。 「五輪のために特別なカリキュラムを組んでいたのに、延期で全部パーになった。また同じこ […]
Jリーグが、プロ野球やBリーグから学ぶこともある フロンターレが歴史的、伝説的な強さを見せつけた今季が終わった。ベスト11のうち9人を一つのチームが独占? こんなこと、たぶん二度と起こらない…… […]
フォルカー・フィンケがレッズの監督だったころ、憤慨しまくっていたことがあるという。 「この前の試合でGKがパンチングミスしたんだけど、次の日の新聞の1面、俺だぞ!? 俺がパンチングミスをしたとでも!?」&n […]
もう十分すぎるほど書いたつもりになっていたら、また依頼がきた(ありがたいことなんですけどね)。マラドーナについて、である。 神の手や5人抜きについては、もうあちこちで散々取り上げられている。マラドーナという […]
高校サッカーの人気が、日本リーグを大きく上回っていた時期があった。 あれはいったい、なぜだったのだろう。 閑古鳥の鳴くスタジアムでプレーしていた選手の中には、ラモスや木村和司もいた。にもかかわら […]
等々力競技場に足を運ぶたび、上海のことを思い出す。 初めて訪れた1988年冬の上海。行き交うバスは古くさく、公衆便所は悪夢だった。小籠包の美味しさにはたまげたが、留学していた大学時代の友人は店の箸を使わなか […]
自爆だな、こりゃ。 ロモのシュートを吉田が頭で弾き出したのが後半10分のこと。それまで、メキシコにチャンスらしいチャンスは一度もなく、これが彼らがつかんだ初めての決定機だった。それまでの55分間は、立ち上が […]
勝った方が優勝、という状況で迎えた8日の早慶戦は、これぞ伝統の一戦! というべき凄い試合だった。 4回に逆転した慶応は、1点のリードを守ったまま、9回表を迎えた。イニングまたぎのエース木沢は、この回も順調に […]
ここ数年、「最近一番泣いた映画は?」と聞かれた際の答えは決まっていた。 「ボヘミアン・ラプソディ」 クライマックスはウェンブレーでのライブ。紆余曲折を経て「クイーン」に戻ってきたフレディー・マーキ […]
ANAホールディングスが、21年3月期決算で純損益が過去最大となる5100億円の赤字になる見通しを発表した。 全日空がエラいことになったということは、当然、日本航空も大変だろうし、世界中の同業他社も似たりよ […]