その他スポーツ

第663回 「4時間待ち」も次に生きる経験

 一説によると人間の集中力は90分が限界らしい。4時間も待たされては、たまったものではない。  23日に行われたアジアパラ競技大会、車いすテニス男子シングルス決勝を制したのは世界ランキング1位の国枝慎吾だった。この優勝により国枝は2016年リオデジャネイロパラリンピックの出場権を獲得した。

新体操・深瀬菜月選手との対談前編を配信! 〜喘息情報サイト「Zensoku.jp」〜

 グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイトにて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回は新体操のフェアリージャパンでロンドン五輪7位入賞を収めた深瀬菜月選手と、喘息の専門医で順天堂大学大学院医学研究科呼吸器内科学助教の原田紀宏先生との対談を実施。その前編を公開しました!

谷川早紀(早稲田大学漕艇部/愛媛県今治市出身)最終回「辛くても笑え、明日はもっと笑える」

「ボートを漕ぎたくない」  大学3年時の谷川早紀は、それほどまでに悩んでいた。全日本大学選手権(全日本インカレ)、全日本選手権で連覇を逃し、個人としては無冠に終わった。4年生は引退し、チームでは谷川たちの学年が最上級生となっていた。

第278回 新怪物ゴロフキン、人気の理由

 17連続KO勝利を続けるWBA世界ミドル級王者、ゲンナディ・ゴロフキンがリングに戻って来る。10月18日、ロスアンジェルス郊外のホームデポセンターで対するのはWBC世界ミドル級暫定王者のマルコ・アントニオ・ルビオ。カザフスタンの怪物パンチャーにとって、これが12度目の防衛戦となる。

第157回「東京オリンピックで残すもの」

 日本ではチャリティがまだまだ定着しない。毎年、東京マラソンで募集している「チャリティ枠」も定員が埋まらない状況だ。10倍を超える倍率の一般枠との落差は歴然。未だ「スポーツ→社会貢献→チャリティ」という構図は、日本国内において認識が薄いという話を本コラムの148回目で書かせて頂いた。その後、いろいろと反響は頂いたが、もちろん世の中が急に変わるはずもない。そんな中で、来年の東京マラソンでは「オリンピックに向けて子供たちに残して行けるモノを作って行こう」という「レガシープログラム」をチャリティで行っていくことが決まった。

谷川早紀(早稲田大学漕艇部/愛媛県今治市出身)第2回「殻を破った“ブルペンエース”」

 ボート強豪校の今治西高校で、谷川早紀は1年時から主力を任された。2年時はチームの誰よりもタイムが速く、愛媛県総合体育大会ではシングルスカルで上位に入った。その実力は指導する井手勝敏監督も「他の高校生と比べても能力的にはトップクラス」と認めていた。だが、なぜか試合となると勝ち切れず、全国大会(インターハイ)にはあと一歩進めなかった。

内村、鉄棒で銀 加藤は平行棒で銅 〜世界体操〜

 12日、FIG世界体操競技選手権の男女種目別決勝最終日が行われ、男子鉄棒で内村航平(KONAMI)は15.725点で2位に入り、銀メダルを獲得した。これで世界選手権で通算16個目のメダルとなり、日本人選手最多記録を更新。優勝はエプケ・ゾンダーランド(オランダ)が16.225点で連覇を達成した。平行棒は加藤凌平(順天堂大)が3位、田中佑典(KONAMI)が5位に入った。金メダルはオレグ・ベルニャエフ(ウクライナ)が獲得。跳馬はリ・セグァン(北朝鮮)が制した。白井健三(岸根高)は2大会連続4位だった。女子平均台は寺本明日香(中京大)が4位。シモーネ・バイルズ(米国)は平均台と床運動で優勝し、今大会4冠を成し遂げた。

白井、ゆかで銀 加藤は6位 〜世界体操〜

 11日、FIG世界体操競技選手権の男女種目別決勝1日目が行われ、男子床運動の決勝で前回王者の白井健三(岸根高)が15.733点で2位に入り、銀メダルを獲得した。日本勢44年ぶりの連覇はならなかった。優勝はデニス・アブリャジン(ロシア)が15.750点で初制覇。加藤凌平(順天堂大)は6位だった。あん馬はクリスティアン・ベルキ(ハンガリー)、女子の跳馬はホン・ウンジョン(北朝鮮)が優勝した。地元中国勢は、種目別で2つのタイトルを獲得。男子のつり輪を団体金の立役者リュウ・ヤンが、女子の段違い平行棒はロンジン・エレガンス賞を受賞したヤオ・ジンナンが初優勝を果たした。

バイルズ、女子個人総合連覇 寺本が18位、笹田が20位 〜世界体操〜

 10日、FIG世界体操競技選手権の女子個人総合決勝が中国・南寧で行われ、シモーネ・バイルズ(米国)が60.231点で2連覇を達成した。バイルズは団体と合わせて2冠となった。前回4位のラリッサ・アンドレア・ヨルダケ(ルーマニア)は銀メダル、前回2位のカイラ・ロス(米国)は銅メダルを獲得した。日本勢は寺本明日香(中京大)が53.864点で18位、笹田夏実(日本体育大)が53.166点で20位だった。最も美しい演技をし、観客を魅了した選手に贈られる「ロンジン・エレガンス賞」に、男子は内村航平(KONAMI)が3大会連続で、女子は地元中国のヤオ・ジンナンが選ばれた。

内村、個人総合V5 田中は銅 〜世界体操〜

 9日、FIG世界体操競技選手権の男子個人総合決勝が中国・南寧で行われ、世界王者の内村航平(KONAMI)が点で5連覇を達成した。内村は世界選手権通算7個目の金メダル、総数でも15個のメダルを獲得し、日本人最多タイ並んだ。2位には前回大会4位のマックス・ウィットロック(英国)90.473点が入った。3位には個人総合で自身初の決勝進出を果たした田中佑典(KONAMI)は90.449点で入り、銅メダルを獲得した。

日本女子、8位 米国が連覇 〜世界体操〜

 8日、FIG世界体操競技選手権の女子団体総合決勝が中国・南寧で行われ、日本は165.422点で8位だった。2011年の東京大会からは順位をひとつ下げたかたちとなった。優勝は米国が179.280点と、2位に6点以上の差をつける圧勝で連覇を達成した。予選6位の日本は笹田夏実(日本体育大)、寺本明日香(中京大)、美濃部ゆう(朝日生命)、村上茉愛(池谷幸雄体操倶楽部)、井上和佳奈(筑波大)、石倉あづみ(ZERO体操クラブ)のメンバーで決勝の舞台に臨んだ。4種目中3種目が全体7位と得点が伸びず、決勝出場チームで最下位に終わった。

日本、0.1点差の銀メダル 〜世界体操〜

 7日、FIG世界体操競技選手権の男子団体総合決勝が中国・南寧で行われ、日本は273.269点で2位に入り、銀メダルを獲得した。優勝は地元・中国が273.369点で6連覇を達成。日本はライバル中国と0.1点の僅差。2004年アテネ五輪以来の団体戦金メダルを逃し、4大会連続の銀メダルだった。3位には前回大会銅メダルの米国が入った。

谷川早紀(早稲田大学漕艇部/愛媛県今治市出身)第1回「野球少女がオールを手にするまで」

「初めてボートに乗った時は感動しました」  名門・早稲田大学漕艇部の谷川早紀は、その時の感激を今でも忘れられない。今治西高校に入学する直前の2月、漕艇部に入部することを決めていた谷川は練習に参加した。1学年上の先輩と2人乗りの艇に乗り込んだ。その時はボートについて右も左も分からなかった谷川は、あくまで乗っただけ。あとは先輩に漕いでもらったのだ。「先輩が1回漕いだだけで、ボートがサァーッと進んだんです。その感覚に『おぉー』と感動したのを覚えています」。元々は野球少女だった谷川が現在もオールを漕ぎ続けているのは、その時に味わった艇が進む快感を、忘れられないからだ。

第277回 “運命のチーム”はどこか 〜2014年MLBプレーオフ大予想〜

 2014年のMLBも大詰めに差しかかり、今週から全米各地でプレーオフが始まっている。ヤンキース、レッドソックス、ブレーブスという伝統チームが揃って出場しないポストシーズンは1989年以来。本命不在の大混戦模様だ。  9月30日に行なわれたアメリカン・リーグのワイルドカードゲームではロイヤルズとアスレチックスが延長12回にもつれ込む死闘を演じ(ロイヤルズがサヨナラ勝ち)、いきなり全米のベースボールファンを堪能させた。今後もこのような大接戦が続きそうな中、覇権に最も近い位置にいるのはどのチームか。今回は世界一の本命、対抗馬、穴を選び、その行方を占ってみた。

男子マラソン・松村が銀 川内は銅 〜アジア競技大会〜

 3日、韓国・仁川でのアジア競技大会は陸上最終日が行われ、男子マラソンで松村康平(三菱重工長崎)が2時間12分39秒の2位で銀メダルを獲得した。最後のトラック勝負までもつれる接戦を制したのはハサン・マフブーブ(バーレーン)。松村とはわずかに1秒の差だった。川内優輝(埼玉県庁)は2時間12分42秒でトップと僅差の3位に入り、銅メダル。3年前にカンボジア国籍を取得したタレントの猫ひろしは、2時間34分16秒で14位だった。陸上競技は7日間で47種目を実施。日本は計22(金3、銀12、銅7)個のメダルを手にした。金メダルの数は1個減ったものの、総数では前回の中国・広州大会の20個を上回った。卓球は男子ダブルス準決勝で松平健太(ホリプロ)&丹羽孝希(明治大)組が中国のペアに1対4で敗戦。2大会連続の銅メダルとなった。男子バレーは日本が決勝でイランに1−3で敗れ、銀メダル。広州大会に続く連覇はならなかった。

女子マラソン・木崎、惜しくも銀 男子マイルリレーが金 〜アジア競技大会〜

 2日、韓国・仁川でのアジア競技大会は陸上の女子マラソンで木崎良子(ダイハツ)が2時間25分50秒で2位に入り、銀メダルを獲得した。優勝は2時間25分37秒のケニア出身のユニス・ジェプキルイ・キルワ(バーレーン)。早川英里(TOTO)は3位とはわずか1秒差の4位でメダルには届かなかった。男子1600メートルリレーは金丸祐三(大塚製薬)、藤光謙司(ゼンリン)、飯塚翔太(ミズノ)、加藤修也(早稲田大)で臨んだ日本が3分1秒88で優勝。4大会ぶりの金メダルを獲得した。卓球は混合ダブルス準決勝は岸川聖也(ファースト)&福原愛(ANA)組が北朝鮮のペアに敗れ、2大会連続の3位。男子ダブルスは松平健太(ホリプロ)&丹羽孝希(明治大)組が準決勝進出を決め、2大会連続のメダルを確定させた。

競歩・谷井、陸上の金メダル第1号! 十種競技は右代が金、中村が銅 〜アジア競技大会〜

 1日、韓国・仁川でのアジア競技大会は陸上の男子50キロ競歩で谷井孝行(自衛隊)が3時間40分19秒の大会新記録で優勝した。アジア大会で日本競歩初の金メダルを獲得。これにより谷井は来年の世界選手権(中国・北京)代表に内定した。十種競技は日本記録保持者の右代啓祐(スズキ浜松AC)が8088点で金メダルを獲得。3位には中村明彦(スズキ浜松AC)が7827点で3位に入り、銅メダルを手にした。卓球は混合ダブルス準々決勝などが行われ、岸川聖也(ファースト)&福原愛(ANA)組が香港のペアに勝利し、4強入り。3位決定戦がないため、2大会連続のメダルが確定した。

卓球・日本女子、決勝で中国に敗れ銀メダル 〜アジア競技大会〜

 30日、韓国・仁川でのアジア競技大会は男女の卓球団体決勝が行われ、女子は日本が中国に1対3で敗れた。日本は福原愛(ANA)、石川佳純(全農)、平野美宇(JOCエリートアカデミー)のメンバーで挑んだが、1966年タイ・バンコク大会以来の金メダルはならなかった。勝った中国は大会3連覇を達成。男子は中国が、地元韓国を3対0で下し6連覇を果たした。陸上は女子棒高跳び決勝で我孫子智美(滋賀レイクスターズ)が4メートル25を記録し、2位に入った。安孫子は前回の中国・広州大会でも銅メダルを獲得しており、2大会連続で表彰台となった。

卓球団体・女子が48年ぶり決勝進出! 男子は準決勝敗退 〜アジア競技大会〜

 29日、韓国・仁川でのアジア競技大会は男女の卓球団体準決勝が行われ、日本女子がシンガポールを3対2で下し、48年ぶりの決勝進出を決めた。この結果、日本女子は銀メダル以上が確定。決勝では北朝鮮を3対0で一蹴した中国と金メダルを争う。一方、中国と準決勝を戦った日本男子は0対3で敗れて銅メダルとなった。

長曽我部竜也(亜細亜大学硬式野球部/愛媛県松山市出身)最終回「唯一無二の“嫌がられるバッター”へ」

 亜細亜大学に進学した長曽我部竜也の公式戦デビューは、2年の春に訪れた。2012年5月24日、青山学院大学戦。大学野球の聖地、明治神宮球場の打席に初めて立った長曽我部は、足の震えが止まらなかった。 「これまでにないというほど、緊張していましたね。ピッチャーの後ろのバックスクリーンがものすごく高く見えて、圧倒されました」  がむしゃらにバットを振ったが、ボールは一向に前には飛ばない。そんなことは初めてだった。結果は四球。 「やっぱり一流のピッチャーは違うな……」  東都大学野球リーグのレベルの高さを、長曽我部は改めて感じていた。

レスリング女子55キロ級・吉田、4連覇 〜アジア競技大会〜

 28日、韓国・仁川でのアジア競技大会はレスリング女子55キロ級で吉田沙保里(ALSOK)が決勝でビャンバツレン・スンデブ(モンゴル)にテクニカルフォール勝ちして4連覇を達成した。アジア大会での4連覇は日本の女子では初めて。2週間前の世界選手権ではリオデジャネイロ五輪で実施される53キロ級に階級を落として世界大会15連覇を果たした吉田は、従来の55キロ級に戻してアジアを制した。陸上では男子20キロ競歩で、鈴木雄介(富士通)が1時間20分44秒の2位で銀メダル。男子棒高跳び決勝では澤野大地(富士通)が5メートル55をマークして2位に入った。男子100メートル決勝はナイジェリア出身のフェミセウン・オグノデ(カタール)が9秒93のアジア新記録で優勝し、日本勢では高瀬慧(富士通)が10秒15で銅メダルを獲得した。女子100メートル決勝では福島千里(北海道ハイテクAC)が11秒49の記録で銀メダルとなった。卓球団体は男女とも準決勝進出を決めた。卓球は3位決定戦が行われないため、日本は団体男女ともにメダルが確定した。

節目の10シーズン目、強力なパートナーと契約! 〜bjリーグ プレスカンファレンス〜

 25日、来月4日に開幕を控えた「ターキッシュエアラインズ bjリーグ 2014―2015」のネーミングライツパートナー調印式とプレスカンファレンスが都内ホテルで行われた。05年の開幕から10シーズン目を迎えたbjリーグは、今季からトルコのフラッグキャリアであるターキッシュエアラインズと2年のネーミングライツパートナー契約を締結。調印式では出席した河内敏光bjリーグコミッショナー、ターキッシュエアラインズのジヤ・オズトゥルク副社長が提携を喜ぶとともに、今後のリーグひいては日本バスケットボール界の発展を祈念した。プレスカンファレンスには、イースタン、ウエスタン両カンファレンスの22チームから各1名の選手が集結し、今季の抱負などを語った。

第42回 頂点は見えた。あと一歩はいつ(錦織圭)

 グランドスラム(全豪、全仏、全英、全米)でのシングルス制覇は、日本テニス界にとって悲願である。  全米オープン準決勝で世界ランキング11位(大会前時点)の錦織圭が同1位で5年連続決勝進出を狙ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6−4、1−6、7−6、6−3で撃破した瞬間、多くの者がトロフィーを抱く錦織の姿を想像したはずである。かくいう私もそのひとりだった。

長曽我部竜也(亜細亜大学硬式野球部/愛媛県松山市出身)第4回「悔いなき高校野球」

 長曽我部竜也が2年の夏、新田高校は愛媛県予選でベスト16にとどまった。前年は「まだ次がある」という気持ちがあった長曽我部だったが、この時はもうそんな余裕はなかった。入学時には5回あった甲子園へのチャンスは、いつの間にか春夏1回ずつを残すのみ。改めて甲子園に出場することの難しさを感じていた。そして新チームで臨んだ秋季大会も初戦敗退に終わり、センバツへの道は消滅。長曽我部はラストチャンスにすべてをかけるべく、それまで以上に練習に打ち込んだ。そして、最後の夏が訪れた――。

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