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愛媛スポーツ、それぞれの2014年

 2014年も残すところ、あと10日。スポーツ界でもさまざまな出来事があった。愛媛県出身者では青野令(松山市出身)がソチ五輪のスノーボード・ハーフパイプで2大会連続の出場。ゴルフの米ツアーに本格参戦した松山英樹(松山市出身)はメモリアル・トーナメントで日本人4人目となるツアー優勝を果たした。サッカーW杯ブラジル大会では長友佑都(西条市出身)が前回の南アフリカ大会に続き、代表の主力として戦った。世界柔道選手権では男子73キロ級で中矢力(松山市出身)、女子57キロ級で宇高菜絵(西条市出身)が金メダルを獲得している。県出身者の世界での活躍が目立った2014年の愛媛スポーツとダイキのスポーツ活動を振り返る。

第282回 2014年のFighter of the Year(年間MVP)は誰か

 2014年は歴史に残るようなビッグファイトは行なわれず、ボクシング界全体がやや盛り上がりに欠けた感は否めなかった。現役最強を欲しいままにするフロイド・メイウェザーも、マルコス・マイダナとの2度の対戦では衰えを隠し切れなかった。ただ、そんな1年の中でも、特筆すべき実績を残した王者、知名度を一気にアップさせたライジングスターは存在する。

第159回「ベテランランナーこそホノルルマラソン!?」

 12月の2週目と言えばホノルルマラソン。今年で42回目を迎えた歴史ある大会だが、毎年3万人を超える参加者で賑わいを見せ、人気にかげりはないようだ。日本人からの人気も相変わらずで、参加者は1991年に初めて1万人を超えて以来、9.11があった2001年を除いては常に1万人上回った。もちろん今年も1万人を超える参加者で盛り上がった。

権田達也(中央大学重量挙部/愛媛県新居浜市出身)第3回「“表彰台”から“日本一”へ、軌道修正した目標」

 ウエイトリフティングを始めて約1年後の2010年3月、権田達也は全国高校選抜大会に臨んだ。自身を「試合などで緊張してしまうタイプ」と分析する権田は、スナッチを3回連続で失敗し、失格してしまった。初の大舞台で極度の緊張に陥ったのだろう。ほろ苦い結果となったが、権田は意外にも「勝負できるかもしれない」と感じたという。ジャークで挙げた98キロが全体で5番目の記録だったのだ。1位の記録は122キロだったが、2位の105キロと権田の記録は7キロ差。スナッチを成功させていれば、表彰台を争う可能性があった。権田は記録を残すことはできなかったが、「全国レベルでも戦える」という自信を持ち帰った。

日本勢、4種目制覇 〜ITTFワールドツアー・グランドファイナル〜

 14日、タイ・バンコクで行われた卓球のITTFワールドツアー・グランドファイナルで男子シングルスは水谷隼(ビーコン・ラボ)が4年ぶり2度目、女子シングルスは石川佳純(全農)が同種目日本人初の優勝を果たした。決勝では世界ランキング5位の水谷が、同7位のドミトリー・オフチャロフ(ドイツ)に4−3で競り勝ち、世界ランキング6位の石川は同12位の徐孝元(韓国)をストレートで下した。これで日本勢は12日のU-21男子・町飛鳥(明治大)、13日の女子ダブルス・平野美宇(エリートアカデミー)&伊藤美誠(スターツ)組と合わせ、全6種目中4種目を制覇した。大会は今年のワールドツアー4試合以上に出場し、ポイント上位の選手が参加できる。世界ランク上位の中国勢は今シーズンのツアー参加回数が少なかったため、ファイナルには出場していない。

大山加奈(元バレーボール全日本女子)<前編>「新戦術“ハイブリッド6”の狙いと課題」

: バレーボール教室やVリーグの解説など忙しそうですね。V・プレミアリーグ女子では3連覇を狙う久光製薬が6勝1敗と好調なスタートを切りました。 : 新鍋理沙選手、長岡望悠選手、石井優希選手ら全日本メンバーも何人もいて、今季は強いことは確かです。個人的には古巣の東レの不振が気がかりです。木村沙織選手が復帰し、中道瞳選手、迫田さおり選手と戦力は久光にもヒケをとらないのに、なかなか歯車がかみ合っていません。

床亜矢可(SEIBUプリンセスラビッツ)<前編>「雪辱を誓うスマイルジャパンの守備の要」

 彼女の視線は、もう4年後に向けられている。「スマイルジャパン」こと女子アイスホッケー日本代表は、今年2月のソチ五輪では5戦全敗という結果に終わった。スウェーデン、ロシア、ドイツという強豪相手に善戦するも、勝利にはあと一歩届かなかった。全試合に出場したDF床亜矢可は「1試合でも多く勝って帰りたかったのに、応援してくれていた方たちに申し訳ないというか、すごく不甲斐ない結果だった」と悔しがった。「自分のできることは100%出せたと思います。それでも結果がダメだったのは力不足だったということ」と、世界のトップレベルとの距離を感じ取った彼女は、2018年平昌五輪でのリベンジに燃えている。

権田達也(中央大学重量挙部/愛媛県新居浜市出身)第2回「身体測定でスカウトされた逸材」

 権田達也とウエイトリフティングの出合いは突然だった。新居浜工業高校に入学して間もない2009年4月、身体測定が行われた。この時、権田はひとりの教員から声をかけられた。その教員こそ権田をウエイトリフティングの世界へ導いた同校重量挙部監督・石川洋平である。実は石川は、ウエイトリフティングで活躍できそうな人材を探していたのだ。石川は権田の姿を見た時、「どうしても欲しい」と思ったという。一体、石川は権田のどのような部分に目が留まったのか。

女子シングルス、17歳・山口初優勝 男子ダブルスは早川&遠藤組が3連覇 〜全日本総合バドミントン選手権〜

 7日、全日本総合バドミントン選手権最終日が行われ、女子シングルスは山口茜(勝山高)が昨年度優勝の三谷美菜津(NTT東日本)を下し、初優勝を果たした。同種目で高校2年生の優勝は奥原希望(現日本ユニシス)以来、3年ぶり2度目の快挙となった。一方の男子シングルスは佐々木翔(トナミ運輸)が7年ぶり2度目優勝。男子ダブルスでは早川賢一&遠藤大由組(日本ユニシス)が平田典靖&橋本博且組(トナミ運輸)を破り、3連覇を達成。早川は松友美佐紀(日本ユニシス)と組む混合ダブルスも制しし、2年連続でダブルス2冠を果たした。女子ダブルスは福万尚子&與猶くるみ組(ルネサス)が初めて優勝した。

男子ダブルス、早川&遠藤組が決勝進出 〜全日本総合バドミントン選手権〜

 6日、全日本総合バドミントン選手権の各種目準決勝が行われた。男子ダブルスは2連覇中の早川賢一&遠藤大由組(日本ユニシス)が数野健太&山田和司組(日本ユニシス)を下し、決勝へ進出した。3連覇をかけて、7日の決勝で平田典靖&橋本博且組(トナミ運輸)と対戦する。早川は松友美佐紀(日本ユニシス)と組む混合ダブルスでも決勝に進み、2年連続でダブルス2冠を狙う。女子シングルスは三谷美菜津(NTT東日本)と山口茜(福井・勝山高)が、男子シングルスは佐々木翔(トナミ運輸)と桃田賢斗(NTT東日本)が決勝へとコマを進めた。

第281回 ブルックリンの光は消えるのか 〜移転3年目にして停滞、ネッツの未来〜

「大半の読者はほとんどブルックリン・ネッツに興味がない。ネッツには好選手はいるけど、一般の関心を呼べるスターがいない。唯一面白いのはケビン・ガーネットくらいだが、最近はあまりメディアと話さないからね」  NBAの2014-15シーズンが始まって約1カ月の11月下旬のこと――。ネッツの報道を減らす方向だというある大手メディアの記者が、筆者にそう語ってくれた。その彼は、同じニューヨーク市内でも比べものにならないほどに話題豊富なニックスの番記者に転向するという。

権田達也(中央大学重量挙部/愛媛県新居浜市出身)第1回「地元で取り戻したモチベーション」

 プラットフォーム(競技を行う舞台)の上に存在するのは、選手とバーベルだけ――それがウエイトリフティングの世界だ。自身の体重の倍近いウエイトのバーベルを頭上まで引き上げ、成功のブザーを待つ。時間にして数秒ではあるが、選手はその数秒にすべてをかける。中央大学重量挙部の権田達也(3年)は、そんな競技の魅力に取りつかれたひとりだ。権田は新居浜工業高校時代にインターハイ、国民体育大会を制覇。進学した中央大では今年に入って全日本学生個人選手権、国体(長崎、成年56キロ級)で優勝するなど、日本屈指のリフターになりつつある。

河内コミッショナー「改革の機会と捉える」 〜JBA資格停止問題〜

 bjリーグは日本バスケットボール協会(JBA)が国際バスケットボール連盟(FIBA)から資格停止処分を受けたことに対し、28日、都内でリーグとしての見解を発表した。会見で河内敏光コミッショナーは「バスケットボールのプロパー(専門家)として、誠に残念。忸怩たる思いでいます」とコメント。今後は制裁解除へ向けて、引き続きリーグ統合などに最大限の努力を尽くすことを誓った。

宇高菜絵(コマツ柔道部/愛媛県西条市出身)最終回「初五輪へ勝負の1年」

: 世界柔道で優勝したことで、初の五輪出場も視野に入ってきました。 : そうですね。でも、今は目先の試合に集中しています。まずは12月のグランドスラム東京で優勝することが目標です。それが終わったら、来年のヨーロッパでの国際大会で勝つこと。最終的には五輪を目指すことになりますが、ひとつひとつの試合で勝っていくことが大事だと考えています。

第280回 怪物が帰還したキャブズ、連覇目指すスパーズ 〜NBA2014-15シーズン2大注目チーム〜

 NBAの2014-15シーズンが開幕し、もうすぐ1カ月――。今年も多くの実力派チーム、フレッシュな新鋭チームが台頭し、全世界のファンを喜ばせている。  中でも最高級の注目チームを選ぶなら、イースタン・カンファレンスではクリーブランド・キャバリアーズ(以下・キャブズ)、ウェスタン・カンファレンスではサンアントニオ・スパーズだろう。今回はこの2つのパワーハウスの可能性を探りながら、今シーズンのNBA全体の行方も占っていきたい。

新キャプテン越川優、“躍進”から“初優勝”へ<後編>

―― 越川さんはJTサンダーズのキャプテンでもあると同時に、全日本男子バレーボールチームのキャプテンでもあります。南部正司新監督のもと、5月に再スタートを切った全日本は、9月のアジア大会では銀メダルを獲得しました。 : 昨シーズンのサンダーズとちょっと似た感情を覚えましたね。決勝で負けたことは悔しかったのですが、それでも今年だけのことを考えれば、ある程度の成果はあげられたんじゃないかなと。

第158回「あれから何を学ぶべきなのか? ~フィギュアスケートの衝突事故~」

 羽生結弦選手が8日に行われたフィギュアのスケートグランプリシリーズ第3戦、中国杯の練習滑走中に他の選手と衝突し、負傷しながらも試合に出場した。この判断に対して、その後も様々な意見やコメントが出ている。僕自身も選手であったり、大会主催者であったり、報道する立場であったりと、この事件に関して思うことも多い。数々の見解を聞かせてもらう中で、いろいろと考えさせられている。

えひめ国体、総合優勝へ3つのハードル 〜2014長崎がんばらんば国体総括〜

 先月開催された第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体」で愛媛県は天皇杯(男女総合)21位だった。昨年の26位から順位を上げ、3年後の「愛顔(えがお)つなぐ、えひめ国体」へ向けた強化が一定の成果をみせた。 「当初の目標としていた限りなく20位に近い順位を達成でき、各競技団体、選手、関係者の努力には敬意を表します」  県選手団の総監督を務めた愛媛県体育協会の藤原惠専務理事は長崎国体をそう総括する。

宇高菜絵(コマツ柔道部/愛媛県西条市出身)第3回「父の死とヒザの故障を乗り越えて」

: 帝京大卒業後、コマツに入社します。他にも実業団がある中、コマツを選んだのは? : 松岡義之先生(コマツ)から声をかけていただきました。「世界を目指すなら、ウチに来い」と。当時は谷本歩実さん(アテネ、北京五輪金メダリスト、現コーチ)も現役で、尊敬している選手と同じチームでやりたいとの思いもありましたね。

新キャプテン越川優、“躍進”から“初優勝”へ<前編>

 2013/14シーズンは、JTサンダースにとって躍進の年となった。ヴェセリン・ヴコヴィッチ新監督を迎え、さらに長きにわたって全日本の主力として活躍してきた越川優が加入したチームは、前年6位から、10シーズンぶりとなるファイナル進出を果たした。だが、ファイナルではフルセットの末に敗れ、涙をのんだ。それだけに今シーズンにかける思いは強いに違いない。そこで新キャプテンに就任した越川にインタビュー。チームで唯一、優勝経験のある越川が今、感じているものとは――。昨シーズンで得た手応え、課題を踏まえながら今シーズンへの思いを訊いた。

宇高菜絵(コマツ柔道部/愛媛県西条市出身)第2回「一番のリラックス法は里帰り」

: 世界柔道を改めて振り返ると、初戦の2回戦、次の3回戦は技のポイントがとれず、指導の差での勝ち上がり。苦戦を強いられました。 : 相手と組んでいて負ける気はしませんでした。焦りはなかったのですが、なかなか技がかからなくて苦労しましたね。

第279回 亀田和毅、アメリカでの未来を考える

 大舞台で2度の指名戦をクリアしたこの半年間において、実績だけを考えれば、WBO世界バンタム級王者・亀田和毅はすでにアメリカで最も成功した日本人ボクサーになったと言ってよい。  7月12日にはラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナで、元WBO世界バンタム級王者、当時同級1位だったプンルアン・ソー・シンユー(タイ)に7ラウンド1分35秒でTKO勝利。11月1日には、シカゴで暫定王者のアレハンドロ・ヘルナンデス(メキシコ)に2−1ながら明白な判定勝ちを収めた。

新体操・深瀬菜月選手との対談後編を配信! 〜喘息情報サイト「Zensoku.jp」〜

 グラクソ・スミスクライン株式会社が運営する喘息情報ウェブサイトにて、当HP編集長・二宮清純がナビゲーターを務める対談シリーズ「二宮清純のゼンソク人間学」が好評配信中です。このシリーズでは幼い頃から喘息に悩まされてきた二宮が、病気を克服して活躍しているスポーツ選手、元選手と対談。喘息をいかに乗り越えるかというテーマで話を進める中で、この病気への理解を深め、患者さんを勇気づけることを目指しています。今回は新体操のフェアリージャパンでロンドン五輪7位入賞を収めた深瀬菜月選手と、喘息の専門医で順天堂大学大学院医学研究科呼吸器内科学助教の原田紀宏先生との対談を実施。その後編を公開しました!

宇高菜絵(コマツ柔道部/愛媛県西条市出身)第1回「金メダルにつながったメンタル強化」

 遅咲きながら、世界の舞台で大輪の花を咲かせた。  8月にロシア・チェリャビンスクで開催された世界柔道選手権。女子57キロ級を制したのは、29歳の宇高菜絵だった。同級のロンドン五輪金メダリスト・松本薫がまさかの2回戦敗退を喫する波乱の展開も、宇高は着実に勝利を重ね、決勝では延長線の末にテルマ・モンテイロ(ポルトガル)の反則を誘い、悲願を達成した。2010年の世界柔道では期待されながら3回戦負け。それから4年、愛媛生まれの柔道家は、いかに日の当たらない冬を乗り越え、表彰台の一番高いところで春を迎えたのか。二宮清純が本人に行ったインタビューを4回に分けて紹介する。

ボート・武田、成年男子ダブルスカルで7年ぶりV 〜2014長崎がんばらんば国体〜

 22日に閉幕した第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体」で愛媛県は天皇杯(男女総合)で21位と、昨年の26位から順位を上げた。その原動力となったのがお家芸のボートだ。成年男子ダブルスカルで武田大作(ダイキ)、越智寛太(筑波大)ペアが優勝。成年女子かじつきクォドルプルで高畠千鶴(伊予銀行)、小原有賀(筑波大)、谷川早紀(早大)、木村光里(筑波大)、山田加奈(明大)で構成された愛媛選抜が53年ぶりに同種目を制した。

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