第413回 日本一のカギは「つなぎの4番」の決定力 千葉ロッテ・サブロー外野手

 千葉ロッテと中日の日本シリーズは第7戦にまでもつれ込み、4勝2敗1分けでロッテが5年ぶり4回目の日本一に輝いた。  カギとなったゲームは第6戦である。3勝2敗とロッテが王手をかけていたものの、残り2試合はナゴヤドーム。中日は本拠地で51勝17敗1分け(レギュラーシーズン)と圧倒的な勝率を残している。中日・落合博満監督も「3つまでは負けられる。ここまでは想定内」と余裕を示していた。

FA制の理想と現実。

 1993年に導入されたフリーエージェント(FA)制は様々な問題を抱えながら、今日まで至っている。FA権の取得年数やFA補償制度、故障者の特例措置など、山積みする課題を解決するために、未だに議論が続いている。FA制は移籍の活性化を促す一方で、選手の年棒高騰を生み球団経営を圧迫している現状もある。FA制が導入されて17年、今一度、日本球界変革前の93年の原稿を振り返り、FA制の「理想と現実」を再考してみたい。

第459回 工夫と鍛錬+少しの偶然が球速を伸ばす

 一冬越すと、いきなり球速が15キロも速くなっていた。ウソのようなホントの話だ。  近鉄に西川慎一というサウスポーのリリーバーがいた(その後、阪神−広島)。97年には51試合、98年には61試合に登板している。150キロ台のストレートとマッスラのコンビネーションで打者を手玉にとった。

第457回 W杯招致疑惑でみえたFIFAの深い闇

<(W杯開催国を決める)選挙を巡っては、明確なルールは定められていない。たとえば日本の国政選挙のように街頭演説は何時まで、戸別訪問は家のどの場所まで、と決められているわけではない。要するに、何でもありの世界なのだ。>  FIFA理事にして日本サッカー協会会長・小倉純二氏が2004年に著した『サッカーの国際政治学』にこんな記述がある。  まさに「何でもありの世界」が繰り広げられている。

遅咲きの和製大砲 多村仁

 7月の中頃、セ・リーグの打撃成績の欄から横浜・多村仁外野手の名前が消えた。さる6月29日、神奈川県内の高速道路を運転中に事故を起こし、左肩や目を強打した。調子が良かっただけにチームにとっても本人にとっても残念なアクシデントとなった。  事故を起こすまで、多村は打撃3部門で三冠王を狙える位置につけていた。6月28日の時点で打率3割4分4厘(1位)、21本塁打(1位)、53打点(4位)。守りもよくバットとグラブでチームを支えていた。

第408回 長嶋と新庄の共通点

 シーズン途中でスワローズの監督を辞任した高田繁は現役時代、名外野手として鳴らした。  巨人に入団した1968年に新人王を獲得すると、72年から4年連続で外野手のゴールデングラブ賞に輝き、V9に貢献した。  過日、その高田と会う機会があり、「近年の外野手では誰がうまいですか?」と訊ねた。  高田の答えは「新庄剛志」だった。

協会の体質改善なくして、代表強化なし<後編>

 さて日本代表の再建を託されたイビチャ・オシムとはいかなる人物なのか。  彼は1978年、母国ボスニア・ヘルツェゴビナで指導者人生をスタートさせた。86年には旧ユーゴスラビア代表監督に就任。90年イタリア大会では同国をベスト8に導いている。  ジェフの前に監督を務めたシュトルム・グラーツ(オーストリア)でも欧州チャンピオンズリーグに3度出場するなど、その指導力は定評がある。

第406回 前田健太に真のプロ根性を見た

「〜2世」と呼ばれる選手で、成功した例は稀である。コピーはあくまでもコピー。本家を超えるのは容易ではない。  近年、プロ野球で成功した例といえば「桑田2世」と呼ばれたマエケンこと広島の前田健太くらいか。  弱小チームに身を置きながら、リーグトップの14勝(7敗)をあげ、防御率(2.25)も目下、1位だ(記録は9月27日現在)。

第452回 鬼気迫る土井正三さんの「遺言」

 巨人V9戦士でオリックスの監督も務めた土井正三さんが世を去って、9月25日で一周忌を迎える。  東京都内の自宅での闘病生活。リクライニング式ベッドに体を横たえた土井さんは約束の時間が過ぎても、語り続けた。頬は随分こけていたが眼光は異様に鋭く、口調には鬼気迫るものがあった。私には「球界への遺言」のように感じられた。

第404回 好調外国人獲得に尽力したスカウトにボーナスを!

 巨人、中日と首位争いを演じる阪神。好調のチームを支えるのは2人の外国人選手だ。 マット・マートンとグレイク・ブラゼル。マートンがリーグ3位の3割4分6厘という好打率でチームを牽引すれば、ブラゼルはリーグトップタイの32本塁打と大砲ぶりを発揮している。(記録は7月28日現在)  柔のマートン、剛のブラゼル。そんなイメージだ。

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