セ・リーグにおいて広島の盗塁数38は巨人と並んでリーグトップながら順位は5位である。 パ・リーグに目を移すと盗塁数トップは福岡ソフトバンクの59で2位・西武を22も引き離しているが順位は3位である(いずれも数字は5月13日現在)。 こう見ていくと、盗塁は一般的に言われるほど勝利に貢献しないのではないかという疑念が頭をもげてくる。
前日本代表監督イビチャ・オシムによればFW大久保嘉人は「エゴイスト」なのだそうだ。「シュートを決めたかったのは分かるが、彼よりもっと有利な体勢でシュートを打てる味方が近くにいた」
米独立リーグ、アトランティック・リーグのランカスターでプレーしていた仁志敏久が右太もも痛悪化を理由に現役引退を決意した。
私見だが、大別するとサッカーのスタイルにはプロアクティブ(未来予測)型とリアクティブ(現実対応)型の二つがある。「日本サッカーの日本化」を宣言した前任のイビチャ・オシム監督は典型的なプロアクティブ型の指揮官だった。
一流選手はデビュー戦に強い。今回はそのメカニズムについて分析してみたい。 エンゼルスの松井秀喜が赤いユニホームに身を包んだ初のゲームでタイムリーヒットとホームランを放った。
ワールドカップを5大会連続で取材、観戦したが、一番楽しかった思い出は94年米国大会、サンフランシスコ郊外のスタンフォード・スタジアムの裏庭で “草W杯”に出場したことだ。
イチローがメジャーリーグに行った後、日本における“安打製造機”といえば、彼をおいて他にはいない。 東京ヤクルトの青木宣親である。セ・リーグ最多(当時)のシーズン202安打を記録し、大ブレイクした05年以降の打率と安打数は次のとおりだ。
「今までいろいろな代表チームを見てきたが、キャプテンシーということならオフトジャパンの時の柱谷哲二が一番かな」。日本サッカー協会名誉会長の川淵三郎は言った。
真面目でなければ成功しない。しかし、真面目過ぎても成功しない。プロ野球は難しい世界である。
いわゆるヒール(悪役)にとって“道場破り”の際の口上ほどセンスが問われるものはない。どれだけインパクトが強いか、センセーショナルであるか。
流すのではなく、反対方向にしっかりと打ちきる。これができれば本物である。 千葉ロッテの左打者・大松尚逸の今季の成長には目を見張るものがある。
数ある日本代表のゴールシーンの中で、芸術的という意味において最も印象深いのはフランスW杯アジア地区最終予選、ホームでの韓国戦で山口素弘が決めたループシュート(loop shoot)である。
昨年春、日本代表監督として国・地域別対抗戦WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で優勝、秋には巨人軍監督としてV3を達成した。それらが評価され、昨年12月にはIBAF(国際野球連盟)が制定する「世界最優秀監督」に選ばれた。 昨年の野球界は原辰徳に明け、原辰徳に暮れたといっても過言ではあるまい。
「キャンプの時と比べると随分、プロの打球になってきましたね」。そう問うと千葉ロッテの金森栄治1軍打撃兼野手チーフコーチは「わかりますか。そう言ってもらえるとうれしいなぁ」と返し、はにかんだ。
06年、3割1分2厘(6位)。07年、3割2分9厘(規定打席未満)。08年、3割2分1厘(3位)。 福岡ソフトバンクのムネリンこと川宗則が首位打者を獲るのは時間の問題だと思っていた。 しかし、昨季、まさかのスランプに陥る。2割5分9厘。いったい何があったのか。
将を射んと欲すれば、まず馬を射よ――。WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志にとって、その格言を具現化する武器は理詰めのボディブローだ。
「チームが勝つためならば自分の記録は途切れても構いません。勝つための手段として、僕は(スタメンから)はずれます」 4月18日の横浜との試合前、阪神の金本知憲は真弓明信監督に自らそう切り出した。決然とした口調だったという。 この日、阪神は8対4で勝利し、連敗を2で止めた。
「スター誕生!」 そう口にしたくなるような一発は4月6日、東京ドームの阪神戦で飛び出した。 5回表、巨人は4対0とリードを広げ、なおも無死満塁。 打席には19歳の坂本勇人。高卒2年目のショートストップだ。 カウント2−1から阪神・阿部健太が投じたインコース低目のストレートをすくい上げた。 コンパクトなスイングで振り抜かれた打球はレフトスタンド最前列に飛び込んだ。自身プロ1号は阪神の息の根を止めるグランドスラム。19歳3カ月での満塁アーチはセ・リーグ最年少記録というおまけまでついた。
朝起きて歯を磨き、口をゆすぐ。「このままゴックンと飲んでしまったら、どれだけ楽だろう」。WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積はいつも考える。
「江夏の21球」については、作家の山際淳司さん(故人)をはじめ、いろいろな書き手があらゆる角度から検証を試みている。 1979年の日本シリーズ第7戦。9回裏、4対3と広島、1点リード。 しかし近鉄も反撃を開始し、無死満塁。広島にとっては絶体絶命の場面である。
手負いの狼ほど恐ろしいものはない。自ら獲物を襲うことはないが、自らのテリトリーを脅かされると牙をむいて猛然と逆襲に転じる。カープの前田智徳を見ていると、そんな印象を抱いてしまう。
昨季、62勝77敗5分と借金を15もつくって5位に終わった千葉ロッテが開幕ダッシュに成功した。 4月15日現在、15勝5敗1分。2位の埼玉西武に3ゲーム差をつけて首位を走っている。
工藤は語る。 「なぜ、そんなことをやったかというと、王(貞治)監督から“工藤、城島を一人前に育ててくれ”と頼まれたからです。 主戦キャッチャーが一人前にならない限り、そのチームが強くなることはありえません。当時、僕は36歳くらいだった。このチームであと何年できるかわからない。 野手は小久保裕紀、松中信彦らいいのが育ってきていたんだけど、キャッチャーがいなかった。それで城島に対しては意識的に厳しくやったんです」
岡田ジャパンを見ていると妙な既視感にとらわれる。それは昨年夏、自民党が大惨敗を喫した衆議院の解散総選挙だ。
「DHの選手がチーム最高の年俸を取っているのはおかしい。打って走って守ってこそ一人前の選手なんです」 かつて、こう語ったのは西武監督時代の広岡達朗だ。田淵幸一を指した言葉だった。