「ここまでやるとは思っていなかったが、こんなところで満足しているようじゃ困る」 ドイツ・ブンデスリーガ1部の古豪ボルシア・ドルトムントで活躍する香川真司に辛口のエールを贈ったのが日本代表前監督の岡田武史だ。
8月31日に代表監督に就任したアルベルト・ザッケローニは就任会見の席で「攻守におけるバランスの取れた哲学を持ったチームをつくりたい」と持論を展開した。その一方で「長い名前なのでイタリアでは“ザック”と呼ばれていた」「早く日本に慣れるように努力する。次の会見には日本語で臨むよ」など、ユーモア溢れる受け答えで場を和ませることも忘れなかった。
ACミランのパトといえば、2014年ブラジルW杯でセレソンのエース候補と呼ばれている。切れのあるドリブルと王国仕込みのテクニックはセリエAの中でも際立っている。 そのパトに仕事らしい仕事をさせなかったのだから日本代表DF長友佑都の評価が上がるのも当然だ。
すったもんだの末にサッカー日本代表新監督が決定した。 セリエAの強豪ACミランなどで指揮を執ったアルベルト・ザッケローニがその人だ。
新生日本代表の舵取り役が決まらない。 南アフリカW杯で国外開催初の決勝トーナメント進出を果たしたサッカー日本代表の後任監督選びが難航している。 このままでは代行監督で新生日本代表の初戦を迎えることになるのではないか――。そんな危機感が協会の内外で高まっている。
日本サッカー協会の新会長に就任した小倉純二は協会きっての国際派である。FIFA理事を8年間にわたって務めている人物だ。 その意味で2022年W杯開催を目指す日本にとっては、うってつけのリーダーといえるだろう。
スペインのW杯初優勝はGKイケル・カシージャスによってもたらされた。 決勝のオランダ戦、後半17分、38分とFWアリエン・ロッベンの突破を許したがゴールは割らせなかった。
「誤審もサッカーのうち」 そんなことを言っている時代は、もうとっくに終わったのではないだろうか。 誤審は試合をブチ壊すのみならず、サッカーの魅力をズタズタにする。
「期待値が低いんだから、選手たちはまわりの評価なんて気にせず、思い切りやればいい。僕には岡田ジャパンがこちらの期待以上の活躍をする予感があるんだけどね」 W杯が始まる前、日本サッカー協会名誉会長の川淵三郎氏はそう語っていた。
南アフリカW杯の優勝候補の筆頭といえば闘将ドゥンガ率いるブラジルだ。
「岡田監督は守備面での成長を評価していますが?」 報道陣の質問に、日本代表MF本田圭佑(CSKAモスクワ)はこう答えた。 「守備をするために試合に出ているのではなくて、自分の特徴は攻撃にあることは自分でも自覚している。それを出すために僕は試合に出ていると思っています」 そして、本音が。 「出来れば守備はしたくないですね」
川口能活、サプライズ選出! 98フランス、02日韓、06ドイツと3大会連続でW杯に出場しているGK川口能活が日本代表入りした。
救いようのない一戦だった。 4月7日、ホームでのゲームながらセルビアに0対3と完敗。南アフリカW杯開幕まで2カ月を切ったというのに、日本代表はお先真っ暗な状態だ。 試合後、岡田武史監督は「我慢する戦い方が必要だとわかった。最初から3バックは考えていないが、よほどメンバーが欠けた場合は考える」と守備的な3バックへのシステム変更も口にした。
日本代表チームを作るにあたり、招集しやすい「国内組」をベースにするか、能力が高く経験豊富な「海外組」を軸にすべきか。ここ10年に渡ってそんな議論が交わされてきた。岡田ジャパンでは、新たに「復帰組」が加わる。
「思う一念岩をも通す」。 そんな格言がある。 一筋に思えば、そのエネルギーは、やがて岩をも貫くという意味である。 サッカー日本代表キャプテン中澤佑二のサクセス・ストーリーを見ていると、いつもこの格言を思い出す。
W杯イヤーが幕を開け、6月の本大会に向け盛り上がるはずのサッカー界。しかし、2月上旬に行なわれた日本代表戦の内容は散々なものだった。 とにかくゴールが遠いのだ。シュートがポストに嫌われる場面もあったが、チャンスを作っても決めきれない。このような状態では、岡田武史監督が口にした“ベスト4”など夢のまた夢だ。
「韓国はボールを奪ったらすぐにシュートに結び付ける動きをするが、日本はボールを取ったらビルドアップする傾向がある」(香港代表キム・バンゴン監督) これほど日本と韓国の違いを的確に言い当てた言葉は他にあるまい。
サッカーW杯南アフリカ大会で日本はカメルーン(FIFAランキング11位)、オランダ(同3位)、デンマーク(同26位)と同居するグループEに入った。
サッカーW杯南アフリカ大会の主役は、やはりこの男だろう。「マラドーナ2世」と呼ばれるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。
続くロシア戦は6月9日、横浜国際総合競技場。日本は勝ち点1、ロシアは初戦でチュニジアに勝ち、勝ち点3。日本にすれば負けは許されない。是が非でもロシアを叩き、勝ち点3を奪いたい。最悪でも引き分けによる勝ち点1は死守したい。そういうゲームだ。
うれしさも 中くらいなり おらが春 そう詠んだのは俳人・小林一茶だが、「おらが春」の部分を「おらが夏」にかえれば、そのまま国民の気持ちを代弁する句になるのではないか。
「どの国も楽な相手ではない。ひとつ勝ってもサプライズと言える組み合わせ」 前日本代表監督イビチャ・オシムの感想だ。
中山雅史にオフトが与えた役割は「スーパーサブ」である。 当時、中山はオフトのことを女子プロレスラーのアジャ・コングに似ていると言って、よくからかっていた。
古い取材ノートは「オフトの言葉」で埋め尽くされている。 ビルドアップ、ディシプリン、コンパクト、スリーライン、アイコンタクト、コーチング……。 今なら少年サッカーの現場でも使われているような初歩的なキーワードだが、当時は何もかもが新鮮で、取材しているのか講義を受けているのかわからないような状況だった。 そして、それは代表選手も同じだった。
3試合で13得点、失点0。 岡田武史監督率いるサッカー日本代表は10月に行なわれた国内3連戦で圧倒的な強さを見せた。サッカーをほとんど知らない人がこのスコアを見れば、W杯ベスト4に向け、視界良好のように感じるかもしれない。 しかし、この結果を手離しで評価することはできない。日本が戦った国々は、本大会で対戦が予想されるチームとは全くかけ離れた集団だった。