残るイスはあとひとつ――。J1昇格プレーオフが18日(日)から始まる。同制度は今季から導入され、J2の年間3位から6位までの4クラブがトーナメント方式でJ1昇格を争うもの。熾烈なラストバトルに駒を進めたのは京都サンガF.C.(3位)、横浜FC(4位)、ジェフユナイテッド千葉(5位)、大分トリニータ(6位)。準決勝の組み合わせは京都―大分、横浜FC―千葉となった。果たして、準決勝と23日(祝・金)の決勝を制し、国立競技場でサポーターたちと喜びを分かち合えるのはどのクラブか――。
日米の野球シーズンは、いよいよ大詰めを迎えた。ワールドシリーズは25日、日本シリーズは27日に開幕を迎える。長丁場のレギュラーシーズンと、短期決戦のポストシーズンを勝ち抜き、最後に歓喜の雄たけびをあげるのはどのチームか。
今年もまた楕円のボールの季節がやってきた。8月31日にはラグビーのトップリーグが開幕。9日からは関東大学の対抗戦、リーグ戦がそろってスタートした。エディー・ジョーンズヘッドコーチ率いる日本代表も11月に8年ぶりに欧州遠征が決まった。2019年のW杯開幕が7年後となるなか、日本ラグビーの次世代を担う選手たちの発掘、育成は急務である。その点でも大学ラグビーが担う役割は大きい。
ロンドン五輪の興奮冷めやらぬなか、欧州フットボール界の新シーズンが幕を開けた。昨季、ドイツ・ドルトムントでMVP級の活躍を見せた香川真司は世界的メガクラブのマンチェスター・ユナイテッドに移籍。五輪で日本の躍進に貢献した清武弘嗣(ニュルンベルク)と酒井宏樹(ハノーバー)は今季からドイツへ渡った。さらに大津祐樹(ボルシアMG)や宮市亮(ウィガン)など、ロンドン五輪世代の選手たちが欧州に挑む。
世界最高峰の自転車レース「ツール・ド・フランス」は後半戦に突入した。今年で99回目を迎える大会は、6月30日にベルギーのリエージュをスタートし、22日のパリ・シャンゼリゼのゴールまで、23日間(2日の休息日を含む)で約3480キロを走り抜ける。第9ステージを終えて、個人総合では、ツール・ド・ロマンディなど今季の主要3レースを制しているブラッドリー・ウィギンズ(チームスカイ、英国)が総合首位に立っている。
サッカーの欧州ナンバーワン国(または地域)を決めるEURO(ユーロ)2012がいよいよ始まる。14回目の開催地はウクライナとポーランド。両国を含めた全16カ国・地域が欧州王座をかけて火花を散らす。出場チーム中13カ国・地域はFIFAランキングでは20位以内。W杯以上といわれるハイレベルな戦いを制し、優勝トロフィーの“アンリ・ドロネー杯”を手にするのはどこか――。
日本のプロ野球でもすっかり定着したセ・パ両リーグの交流戦がスタートした。この交流戦、2005年の導入当初からパ・リーグ優位の状況が続いていたが、昨季も福岡ソフトバンクが開幕から10連勝を収めるなどセ・リーグ勢を圧倒。18勝4敗2分けで優勝した。パは全体でも78勝57敗9分と大きく勝ち越し。一昨年もパはセに対して22個もの貯金をつくっており、「パ高セ低」の傾向がより顕著になっていた。
2012年のメジャーリーグが開幕して1カ月が経った。今季のメジャーで日米から注目を集めているのが北海道日本ハムから史上最高額の入札金でテキサス・レンジャーズに移籍したダルビッシュ有だ。 「ダルビッシュはメジャーリーグで通用するか?」 開幕前、こんな質問をよく受けた。そのたびに、私はこう答えてきた。 「通用しない理由が見当たらない」
2012年のプロ野球が30日に開幕する。昨季は低反発の統一球の導入により、投高打低のシーズンとなるなか、福岡ソフトバンクと中日がそろって連覇を達成した。今季もこの2チームが優勝争いには加わるだろうが、各球団とも移籍などで戦力が変動しており、3連覇への道は容易ではない。セ・パ両リーグの前年度覇者を中心に、注目チームや選手にスポットを当ててみたい。
Jリーグは今季、20年目のシーズンを迎える。節目となる今季はJ2が3月4日(日)、J1は3月10日(土)に開幕。93年に10クラブでスタートしたリーグは今季も2クラブが加わり、J1・J2あわせて40クラブで激闘を繰り広げる。
いよいよ、2月15日(日本時間)から欧州チャンピオンズリーグ(CL)が決勝トーナメントに突入する。順当勝ちあり、波乱ありのグループステージを突破した16クラブが頂点を目指して、今度は一発勝負の戦いに挑む。今季の決勝(5月19日)の地はドイツ・ミュンヘンのフスバル・アレナ・ミュンヘン。06年W杯では開幕戦の舞台となったスタジアムでビッグイヤーを掲げるのはどのクラブか――。
ローリー・マキロイ(北アイルランド)、22歳。石川遼、20歳。男子ゴルフ界の若きスターが日本で激突する。BSスカパー!で年末年始の3日間にわたって放送される「ローリー・マキロイ×石川遼 〜New World Order〜」。9ホールによるマッチプレーはもちろん、2人のスペシャル対談もあり、ゴルフファン、スポーツファンには見逃せない番組となっている。
ゴルフ界に新しいスターが台頭しつつある。日本では彗星のごとく現れた石川遼に刺激され、同世代のライバルたちがしのぎを削り始めた。その筆頭が松山英樹だろう。まだアマチュアではあるが、4月のマスターズでは初出場ながら、4日間をアンダーパーでまとめ、最高成績を収めたアマチュア選手に贈られる「ローアマチュア」に輝いた。先日開催された三井住友VISA太平洋マスターズでは最終日に2打差を逆転し、史上3人目のアマチュア優勝を成し遂げた。
2011年のプロ野球もいよいよ最終局面に突入した。29日からはセ・リーグ、パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)が同時に開幕。日本シリーズまで1球たりとも目の離せない試合が続きそうだ。今季は低反発球の統一球導入により、ロースコアのゲームが増え、投手陣が充実したチームが上位を占めた。セ・パの覇者、中日と福岡ソフトバンクはいずれもリーグトップのチーム防御率を誇っている。短期決戦では1点を争う攻防がより熾烈を極めるだろう。そこでCSに出場する各チームの投手陣のキーマンにスポットを当て、CSを展望してみた。
2勝を目指したニュージーランドで結局1つも勝てなかった。現在、開催中のラグビーW杯で日本は1分3敗で1次リーグ敗退に終わった。ジョン・カーワン体制下で5年間磨き上げたジャパンスタイルをもってしても結果を出せなかった現実は重い。今年限りでカーワンヘッドコーチの退任は濃厚な情勢だ。2019年の自国開催でベスト8入り――そんな目標達成も今のままでは夢のまた夢になってしまう。
4年に1度のラグビーW杯がいよいよやってくる。第1回大会から7大会連続出場となる日本(IRBランキング13位)は、1次リーグでフランス(同4位)、ニュージーランド(同1位)、トンガ(同12位)、カナダ(同14位)と対戦する。各プール上位2カ国が決勝トーナメントへコマを進める。ジョン・カーワンヘッドコーチ率いる桜の戦士たちは今大会での「2勝」を目標に掲げている。
ヨーロッパ各国のサッカーリーグがいよいよ開幕する。昨季は香川真司(ドルトムント)のブレイク、長友佑都のインテル・ミラノへの電撃移籍など、欧州サッカーの話題には事欠かなかった。今季も新たに宇佐美貴史(バイエルン)、大津祐樹(ボルシアMG)、乾貴士(ボーフム)ら若い選手が海を渡り、新たなスター誕生の予感がする。
日本サッカー界に地殻変動が起きつつある。Jリーグが開幕した1993年前後に生まれた若い世代が台頭してきたのだ。メキシコで開催されているU−17W杯では日本がジャマイカ、フランス、アルゼンチンという強豪国ひしめくグループリーグを突破。決勝トーナメントに進出した。
今季で7年目を迎えるプロ野球の交流戦がスタートした。この交流戦、スタート当初から“パ高セ低”の傾向が強かったが、昨季は優勝したオリックスから上位6チームをすべてパ・リーグの球団が占めた。全体の勝敗もパが81勝59敗4分と大きく勝ち越した。過去6年間、交流戦はすべてパの球団が制している。
甚大な被害をもたらした東日本大震災の影響を受け、国内開催を断念した世界フィギュアスケート選手権は、24日からロシア・モスクワで代替開催されている。注目は日本人初の連覇を目指す浅田真央(中京大)と高橋大輔(関大大学院)だ。他にも日本選手権で全日本女王の座に返り咲いた安藤美姫(トヨタ自動車)や新星の村上佳菜子(中京大中京高)、男子はバンクーバー五輪出場メンバーの織田信成(関大大学院)と小塚崇彦(トヨタ自動車)が出場する。今や日本フィギュアスケート界は世界で最も層が厚いと言われており、前回大会に続く男女アベック優勝の可能性も十分にある。
3月11日に発生した東日本大震災はスポーツの世界にも多大な影響を与えている。Jリーグは3月12日以降に予定されていたリーグ戦、カップ戦の中止と延期を発表。プロ野球も二転三転の末、セ・パともに開幕を4月12日にずらすことを決定した。バレーボールのVリーグや男子バスケットボールのJBLはシーズンを途中で打ち切り。ハンドボールの日本リーグや女子バスケットのWリーグはプレーオフの実施を断念した。女子プロゴルフツアーも4月上旬まで4週連続の中止が決まっている。
今季のプロ野球は大きく様変わりするかもしれない。 2011シーズンよりプロ野球では12球団統一で低反発の公式球が使用される。いわゆる飛ばないボールだ。インパクトの瞬間のボールの飛び出し角度やスイングスピードにもよるが、140キロ台中盤のストレートだった場合、従来より1、2メートル、飛距離が落ちると言われている。
球春到来――プロ野球は2月1日、全12球団が一斉にキャンプインを迎える。今年の注目はなんと言っても大学からやってきたルーキーたちだ。各球団のドラフト1位を見渡しただけでも、埼玉西武の大石達也(早稲田大)、北海道日本ハムの斎藤佑樹(同)、広島の福井優也(同)、巨人の沢村拓一(中央大)、中日の大野雄大(佛教大)、千葉ロッテの伊志嶺翔太、東北楽天の塩見貴洋(八戸大)と7人が大学出身者だ。まさに当たり年である。
前回に続き、スカパー!のゴルフ特別番組「タイガー・ウッズ×石川遼 〜everyone meets the dream〜」の収録の模様を紹介しよう。タイガーと石川にはいくつかの共通項がある。まず、ゴルフを始めるにあたり、父親の存在が大きかったことだ。タイガーは父のアールから生後9カ月でゴルフを教わった。自宅の車庫を改造した練習場がスーパースターの原点だった。一方、石川は幼少時から父・勝美が自宅の庭につくった小さなコースでゴルフを楽しんだ。
まさに夢のようなひとときだった。 11月1日、横浜カントリークラブ。スカパー!のゴルフ特別番組「タイガー・ウッズ×石川遼 〜everyone meets the dream〜」の収録に参加した。ラウンド後に実施されたタイガーと石川の対談のインタビュアーを務めさせてもらった。