二宮清純
「褒める時は無責任でいい。ただ叱る時には責任がいるぞ」。在りし日の小出義雄の言葉をかみしめながら、この追悼文をつづっている。 名伯楽とはこの人のためにあるような言葉だった。スパルタ指導が当たり前の時代、選手の […]
ジ・インテリジェント・センセーショナル・デストロイヤー。それが7日(日本時間8日)に他界した「白覆面の魔王」ザ・デストロイヤーの正式なリングネームである。 マスター(修士)の学位を持つインテリレスラーは、し […]
公式戦のチケットではない。ゲットしたとしても当たるか当たらないか分からない抽選券である。それを求めて5万人のファンが殺到したというのだから驚きだ。 さらに2月25日、マツダスタジアム付近は抽選権を求めるファ […]
カープが「市民球団」と称される理由のひとつに「樽募金」があげられる。球団創設2年目の1951年、深刻な経営難に見舞われたカープは、大洋ホエールズとの吸収合併が避けられない情勢となった。 チーム解散に待ったを […]
リーグ3連覇を達成しながら、今オフ、広島ファンは悶々とした日々を送っている。日本一を逃したからだけが理由ではない。「不動の3番」丸佳浩がFA権を行使し、巨人に移籍した。 <この原稿は2018年12月10日号『 […]
日本シリーズ第5戦が終わった時点で、カープは1勝3敗1分けと福岡ソフトバンクに王手をかけられている。崖っぷちで踏ん張ることはできるのか。 苦戦の理由のひとつにあげられるのが“甲斐キャノン”。カープは6回盗塁 […]
シーズンも佳境を迎えるプロ野球。既に中日の岩瀬仁紀、広島の新井貴浩、埼玉西武の松井稼頭央、独立L・栃木の村田修一などが現役引退を発表し、各球団の来シーズンに向けての準備も着々と進んでいる。ドラフト、トレード、FA……。 […]
3連覇の最大の原動力は、リーグ最強の攻撃陣だ。田中広輔(シーズン途中で6、7番に回った)、菊池涼介、丸佳浩、鈴木誠也、松山竜平……とつながる打線には『流線型打線』の趣がある。 <この原稿は広島アスリートマガジ […]
野村謙二郎や前田智徳が後輩からいじられたという話は聞いたことがない。しかし、今季限りでの引退を発表した新井貴浩は、よく後輩からいじられていた。 新井は1999年のドラフト6位入団である。1位は敦賀気比高から […]
甲子園の土の売買は是か非か? そんな論争が世間をにぎわしている。フリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品された「甲子園の土」に値が付き、それを巡っての甲論乙駁である。 ある社会学者の「そもそも甲子園で生まれ […]
1979年、80年とカープは日本シリーズを連覇した。言うまでもなく立役者は“不動の守護神”江夏豊である。 79年の近鉄との日本シリーズは“江夏の21球”で知られるが、80年も近鉄との対戦となり、第7戦にまで […]
<年齢で物事判断する人はサッカー知らない人。>。ロシアW杯に臨む日本代表メンバーに選出された長友佑都が発したツイートが物議をかもした。2000件を超える返信があり、その多くが批判的な色に染められていたという。メンバー23 […]
洪水のような相撲報道が続いた昨年12月、心の痛む事故のニュースが報じられた。阪急京都線の上新庄駅で、視覚障がい者と見られる高齢者がホームから落ちたところを列車にはねられ、死亡したのだ。 事故のあらましは、こ […]
連覇を達成したカープ。緒方孝市監督の胴上げの場面には8月23日の横浜DeNA戦で右足首を負傷し、全治3カ月と診断された鈴木誠也の姿があった。右ヒザから下はギプスで固定され、その上にはサポーターが巻かれてあった。&nbs […]
7日、本拠地での阪神戦で先発したクリス・ジョンソンが味方の拙守にがっかりしたのか、マウンド上で頭を抱え込むシーンがあった。ピリッとしない自分自身への苛立ちもあったのだろう。 昔の名投手は自分に対しても厳しか […]
左右の両エースを欠いて、31勝20敗1分(6月1日現在)という戦績は見事の一語である。リーグ随一の強力打線がカープの好調を支えている。 昨季、15勝をあげ沢村賞に輝いたクリス・ジョンソンは体調不良を理由に3 […]
「Sportful Talks」は、ブルータグ株式会社と株式会社スポーツコミュニケーションズとの共同企画です。様々な業界からゲストを招き、ブルータグの今矢賢一代表取締役社長との語らいを通して、スポーツの新しい可能性、未来 […]
ゴロを打った打者走者がファーストに駆け込み、ベースを踏むのと、送球のボールがファーストミットにおさまるのが同時だった場合、判定はセーフとなる。ファーストミットにボールがおさまるより先に打者走者がベースを踏めば、もちろん […]
「6回で2点なら万々歳だと思っていたの。この回まで巨人の6対2。7回、8回の2回は中継ぎがしのぎ、9回をクローザーが締めれば、4人のピッチャーに勲章がつく。ひとりが勝利投手、ふたりがホールド、最後のひとりがセーブと。とこ […]
「すごいプレーを見た。まるで忍者のようだった」「あのプレーがなかったら、日本は負けていたかもしれない」 3月12日、時計の針は夜の12時を回っていた。急ぎ足で東京ドームを後にするファンは口々に、そう語っていた。 2次 […]
2月25日の福岡ソフトバンク戦、28日の台湾プロ選抜戦と連敗した侍ジャパンの打線の中で、ひとり気を吐いていたのがカープの菊池涼介だ。 2試合続けて4打数3安打の猛打賞と打ちまくった。特に28日の台湾プロ野球 […]
WBC開幕まで、あと3週間を切った。カープからは、菊池涼介、鈴木誠也、田中広輔の3人が侍ジャパンのメンバーに名を連ねている。 宮崎・日南のキャンプでは菊池と田中が揃って三塁に入ってノックを受けていた。言うま […]
二宮清純: 今回のゲストは、“ソフトボール界のイチロー”の異名を持つ山田恵里選手です。そば焼酎『雲海』のソーダ割り「そばソーダ」を飲みながら、お話を伺いたいと思います。山田恵里: すっきりしていて、おいしいです。初めて飲 […]
連覇を目指したキャンプがスタートした。70年近い歴史を誇るカープだが、連覇は1度(1979年、80年)しかない。ともに日本シリーズでは近鉄を下し、2年連続日本一に輝いている。 その意味で今回は連覇を目指すと […]
「スポーツの指導者から学ぶ」は、株式会社アライヴンとのタイアップコーナーです。スポーツ界の著名な指導者を招き、アライヴンの大井康之代表との対談を行い、指導論やチームマネジメント法などを伺います。 今回、登場するのは、女子 […]