卓球
現地時間18日、世界卓球選手権6日目が行われ、男子ダブルス準決勝で水谷隼(beacon.LAB)、岸川聖也(スヴェンソン)組が馬琳、ハオ・シャイ組(中国)に0−4(7−11、9−11、10−12、12−14)で敗れた。同種目44年ぶりの決勝進出はならなかったが、世界卓球では3位決定戦を行わないため、銅メダルが確定。水谷、岸川組は09年の横浜大会以来の銅メダル獲得となった。男子シングルス4回戦では、松平健太(早稲田大学)がウラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)を下し、準々決勝進出。34年ぶりのメダルまで、あと一歩と迫った。
現地時間13日、8日間行なわれる世界卓球選手権(個人戦)パリ大会が開幕した。卓球NIPPON(日本代表の愛称)からはロンドン五輪女子団体銀メダリストの福原愛(ANA)、石川佳純(全農)、平野早矢香(ミキハウス)や、同五輪男子代表の水谷隼(beacon.LAB)、丹羽孝希(明治大)ら男女16名の代表たちが世界へと挑む。前回のロッテルダム大会では、全5種目の金メダルを中国が持ち帰った。昨夏のロンドン五輪でも全4種目で金メダルを総ナメ。卓球NIPPONにとって、“打倒中国”が至上命題である。近年、団体やダブルスではメダルを獲得しているが、シングルスでは男子が34年、女子が44年遠ざかっている。悲願の表彰台へ向け、本日からいよいよ本選がスタートする。
代々木第一体育館で行われた全日本卓球選手権は20日、最終日を迎えた。男子シングルス決勝では丹羽孝希(青森山田高)が水谷隼(beakon.LAB)を4−3(11−8、3−11、8−11、9−11、11−7、11−5、11−9)で破り、初優勝を果たした。丹羽は男子ダブルスとの2冠となった。女子ダブルスは、藤井寛子、若宮三紗子(日本生命)組が小野思保、森薗美咲(日立化成)組をストレートで下し、史上2組目の4連覇を達成した。
代々木第一体育館で行われた全日本卓球選手権は19日、女子シングルス決勝で福原愛(ANA)が石川佳純(全農)を4−2(6−11、11−7、4−11、11−9、11−8、11−3)で下し、2年連続優勝。男子ダブルスは松平健太(早稲田大学)、丹羽孝希(青森山田高)組が坂本竜介、笠原弘光(協和発酵キリン)組をストレートで破り、2年ぶり2度目の全日本制覇を果たした。
16日、前日に開幕した全日本卓球選手権大会ジュニアの部に続き、一般の部が開幕する。ロンドン五輪に出場した日本代表選手は、福原愛(ANA)、石川佳純(全農)、平野早矢香(ミキハウス)ら全6名が参戦。今年度の総決算となる大会で、全5種目での日本一が決まる。また今大会のシングルス優勝者は5月の世界選手権パリ大会、6月のアジア選手権釜山大会の日本代表に内定する。
今年、各界で最も顕著な業績を残したチームを称える「ベストチーム・オブ・ザ・イヤー2012」の表彰式が26日、都内で行われ、スポーツ部門では夏のロンドン五輪で初の団体メダルを獲得したフェンシング男子、卓球女子、アーチェリー女子の各代表チームが選ばれた。表彰式には、それぞれのチームからフェンシング・太田雄貴、アーチェリー・蟹江美貴、卓球・平野早矢香の3選手が出席。団体で銀メダルを手にした太田は「北京でも(個人で銀)メダルを獲れたが、今回はチームでメダルが獲れて良かった」と改めて喜びを語った。
■柔道 ・男子100キロ超級 準々決勝 一本 Ilham Zakiyev(アゼルバイジャン) 準決勝 優勢 Yangaliny Jimenez Dominguez(キューバ) 決勝 一本 Song Wang(中国) ※金メダル
■陸上 ・女子5000メートル T54 一次予選 2組3位 土田和歌子 12分24秒73 ※決勝進出
■柔道 ・男子60キロ級 予選 一本 ジャスティン・カーン(カナダ) 準々決勝 一本 ファン・カステヤノス(コロンビア) 準決勝 平井孝明 優勢 3位決定戦 一本 平井孝明
12日に閉幕したロンドン五輪、日本代表として出場した愛媛県出身の3選手は、それぞれの競技で全力を出し切った。柔道男子73キロ級の中矢力(ALSOK、松山市出身)は決勝で敗れたものの、銀メダルを獲得。陸上男子やり投げの村上幸史選手(スズキ浜松AC、上島町出身)は予選で77メートル80に終わり、初の決勝進出はならなかった。そしてボート男子軽量級ダブルスカルの武田大作(ダイキ、伊予市出身)は浦和重とのベテランペアでアテネ大会(6位)以上の成績を狙ったが決勝に進めず、12位だった。武田の証言を元に大舞台での戦いを振り返る。
ロンドン五輪の日本代表選手団の本隊が14日、帰国し、都内のホテルで解団式を行った。選手団331名(選手188名)、招待客184名が集まった式ではメダリスト全員に日本オリンピック委員会(JOC)がオリンピック特別賞を授与。村上幸史主将(陸上男子やり投げ)の介添で、吉田沙保里旗手(レスリング女子)から団旗が返還された。旗手を務め、レスリング女子55キロ級で3連覇を達成した吉田は「旗手は金メダルを獲れないというジンクスは耳に入っていて緊張していたが、いつも通りの自分のレスリングを信じて戦えて良かった」とホッとした表情で五輪の戦いを振り返った。
7日、卓球の女子団体決勝が行なわれ、日本は連覇を狙う中国と対戦した。第1試合では福原愛(ANA)が今大会シングルス金メダルの李暁霞相手に第2ゲームを奪ったものの、1−3で落とした。第2試合の石川佳純(全農)は世界ランキング1位の丁寧から1ゲームも取れず、続く第3試合のダブルスでは石川、平野早矢香(ミキハウス)組が1ゲームを奪い、粘りを見せるも、結局1−3で敗れ、日本はセットカウント0−3のストレー負け。しかし、それでも男女通じて初のメダルとなる銀メダルを獲得し、日本卓球界に新たな歴史を刻んだ。 日本(福原愛、石川佳純、平野早矢香) 0− (福原 1−3 李) (石川 0−3 丁) (石川、平野 1−3 李、郭)
男子サッカーのの快進撃に日本だけでなく、今や世界中が注目している。初戦で優勝候補のスペインを下した勢いそのままに、44年ぶりに準決勝進出。メキシコ戦に勝てば、史上初の決勝進出となる。メキシコとは大会直前の親善試合で対戦。2−1の勝利を収めており、相性は悪くない。また、日本はコンディション的にも有利だ。というのも、相手は準々決勝で延長戦にまでもつれ込んでいるのだ。動きの重い相手に序盤から攻勢をかけ、先制点を奪い取りたい。リードすれば、守備陣は4試合連続無失点中だけに、勝利が見えてくる。なでしこジャパンとともに男女揃っての決勝進出となるか。
■ボクシング ・男子バンタム級 準々決勝 −15(判定) モハメド・ウーダヒ(アルジェリア)
5日(現地時間)、卓球の女子団体準決勝が行なわれ、日本は北京五輪銀メダルのシンガポールに3−0で完勝し、決勝進出を決めた。五輪での日本のメダルは史上初となる。7日の決勝では中国と韓国の勝者と対戦する。
陸上競技では、今大会日本勢初のメダル獲得へ注目が集まる。男子ハンマー投げは、予選2位で通過した(ミズノ)が金メダルの期待を背負う。今季世界ランク1位イワン・チホン(ベラルーシ)が予選直前に欠場したため、2大会ぶりのメダル獲得の可能性は高い。37歳の鉄人から放たれるビッグスローに目が離せない。
■卓球 ・女子団体 準々決勝 −0 ドイツ(ジャドゥ・ウ、イリナ・イバンカン、クリスティン・ジルバーアイゼン)※準決勝進出 (石川 3−2 ジャドゥ・ウ) (福原 3−1 イリナ・イバンカン) (福原、平野 3−0 ジャドゥ・ウ、クリスティン・ジルバーアイゼン)
■陸上 ・男子ハンマー投げ 予選 グループA1位 室伏広治 78.48メートル ※決勝進出
■バドミントン ・女子ダブルス 準々決勝 −0 カミラ・リターユヒル、クリスティナ・ペデルセン(デンマーク) (22−20、21−10)※準決勝進出
1日、卓球の女子シングルス決勝と3位決定戦が行われ、石川佳純(全農)は3位決定戦でティアンウェイ・フェン(シンガポール)に0−4(9−11、6−11、6−11、5−11)のストレートで敗れ、同競技で日本人初のメダル獲得はならなかった。
日本中、いや世界中が注目するのは(コカ・コーラ)が出場する男子200メートル平泳ぎ決勝だろう。前人未到の2種目3連覇に挑んだ今大会、100メートルはメダルにも届かない5位。しかし、「まだ200メートルが残されている」と切り替え、前日の予選を2分9秒43(全体5位)で通過した。準決勝では2分9秒03(全体5位)と着実に記録を上げてきている。レース後には「100メートルよりは泳ぎはしっくりきている」と本人も手応えを感じているようだ。同一種目の3連覇でも競泳男子では史上初の快挙。果たしてロンドンの地で伝説を残せるか。 また、初出場の(NECグリーン)も2分9秒13で決勝に進出し、メダルの期待がかかる。女子200メートルバタフライ決勝には(スウィン大教)が出場する。
31日、卓球の女子シングルス準々決勝と準決勝が行われ、石川佳純(全農)が準々決勝でワン・ユエグ(シンガポール)に4−1(8−11、11−5、11−4、11−8、11−4)で勝利し、日本人初の準決勝進出を果たした。準決勝では世界ランク3位の李暁霞(中国)に1−4(5−11、4−11、13−11、6−11、7−11)で敗れたものの、銅メダルをかけて1日の3位決定戦に臨む。また、同じく8強入りした福原愛(ANA)は世界ランク1位の丁寧(中国)に0−4(13−15、6−11、6−11、4−11)のストレート負けを喫し、準々決勝で敗退した。
競泳では男子200メートルバタフライで準決勝をトップ通過した(コスモス薬品)に金メダル獲得のチャンスがある。前回の銅メダリストは、今大会、この種目で第一人者マイケル・フェルプス(米国)を破っての金メダルに照準を合わせてきた。フェルプスは3連覇を狙った400メートル個人メドレーで4位に終わるなど決して本調子ではない。昨年の世界水泳ではフェルプスに0.67秒差をつけられての2位。この差を一気に逆転して“怪物超え”を果たしたい。
■卓球 ・女子シングルス 4回戦 −3 ジエ・リー(オランダ) (11−4、8−11、8−11、6−11、11−5、11−8、11−8) −2 チェン・リー(ポーランド) (11−9、11−5、10−12、14−12、11−6)
4日目は日本競泳陣にメダルラッシュの期待がかかる。女子100メートル背泳ぎ決勝には(ミズノ)が出場する。予選は59秒82で4位通過。続く準決勝では59秒34を記録し、全体3位で決勝進出を決めた。調子を上げての決勝進出だが「勝負は決勝なので自己ベストを更新してメダルを取れるようがんばる」と気を引き締める。初出場となったアテネ大会では決勝に進出したものの、緊張から本来の泳ぎができず、8位に沈んだ。前回の北京大会はまさかの代表落選。8年越しの大舞台で悲願のメダル獲得を目指す。