大相撲
小兵ながら相手の腰にくらいついたら離れない。そのしぶとい取り口から「ピラニア」の異名を取った大相撲の元大関・旭国(本名・太田武雄)が、さる10月22日、都内の自宅で死去した。77歳だった。 […]
今では珍しくも何ともない外国人関取(朝鮮半島出身者除く)の戦後第一号は米国ハワイ出身の元関脇・高見山大五郎(米国名ジェシー・ジェームス・ワイラニ・クハウルア)である。 高見山は、土俵の上だ […]
怒涛のがぶり寄りでファンを沸かせた元大関・琴風。尾車親方となってからは相撲界の発展に寄与し、解説者としてもお茶の間に親しまれた。その波瀾万丈の相撲人生を当HP編集長・二宮清純とともに振り返る。 二宮清純: […]
26日、大相撲夏場所千秋楽が東京・両国国技館で行われ、新小結・大の里(二所ノ関)が関脇・阿炎(錣山)を押し出しで破った。大の里は12勝3敗で幕内最高優勝。初土俵(幕下付け出し)から7場所目での初優勝は優勝制度ができた1 […]
24日、大相撲春場所千秋楽がエディオンアリーナ大阪で行われ、12勝2敗で単独トップだった新入幕で前頭17枚目・尊富士(伊勢ケ浜)が前頭6枚目の豪ノ山(武隈)を押し倒しで破り、幕内最高優勝を決めた。新入幕での優勝は191 […]
角界はモンゴル力士全盛の時代を迎えている。横綱は白鵬を筆頭に3人ともモンゴル出身。彼らは、なぜ強いのか。留学生から関取となった異才が、その秘密を明かす。 <この原稿は2015年3月5日号の『ビッグコミック […]
小兵ながら気風のいい相撲でファンを魅了した豊ノ島さん。相撲技術のみならず、話術にも長け、タレントとしても好評を博す。弊社HP編集長・二宮清純と5月場所を総括しつつ、自身の相撲人生を振り返る。 ※現役力士の番付 […]
剣豪・宮本武蔵が晩年、熊本市近郊の金峰山にある霊厳洞にこもって著した兵法『五輪書』は、スポーツの指南書でもある。 書名の「五輪」は密教用語で、「地・水・火・風・空」の五巻により構成されている。& […]
大相撲で史上最多となる45回の幕内最高優勝を誇る第69代横綱・白鵬が秋場所後に引退した。 本人によると、21年間の力士生活に終止符を打とうと決めたのは、今年7月の名古屋場所10日目だという。10 […]
白鵬は博識である。加えて研究熱心である。時折、予測もつかない問いを投げてよこし、こちらを困らせる。この時もそうだった。 「二宮さん、タキサイキア現象って知ってますか?」「タキサイキア?」「聞いたことないですか […]
白鵬、鶴竜の両横綱を含む19人の力士(十両以上)が休場した大相撲1月場所は、西前頭筆頭・大栄翔の初優勝(13勝2敗)で幕を閉じた。 平幕優勝は昨年7月場所の照ノ富士以来、3場所ぶり。 ちなみに2 […]
「英国紳士の条件は、風呂場でションベンしないことだと言うんだな」。昔、そんな話を座談の名手として知られる漫画家の黒鉄ヒロシさんから聞いた。人が見ていないところでの振る舞いこそが、その人物の価値をはかる唯一無二の基準だとい […]
24日、大相撲初場所千秋楽が東京・両国国技館で行われ、12勝2敗で単独トップだった前頭筆頭・大栄翔(追手風)が前頭5枚目の隠岐の海(八角)を突き出しで下し、幕内最高優勝を決めた。大栄翔は初の賜杯獲得。追手風部屋、埼玉県 […]
2日、大相撲七月場所千秋楽が東京・両国国技館で行われ、12勝2敗で単独トップだった前頭17枚目・照ノ富士(伊勢ケ浜)が11勝3敗の関脇・御嶽海(出羽海)を寄り切り、幕内最高優勝を決めた。照ノ富士は2015年の夏場所以来 […]
4日、日本相撲協会は日本政府から発令された緊急事態宣言の期間延長を受け、5月24日に初日を予定していた大相撲夏場所(東京・両国国技館)の中止を発表した。本場所の中止は、2011年春場所以来、9年ぶり3度目。また7月開催 […]
苦渋の決断だったに違いない。 日本相撲協会は令和2年3月場所を「無観客」で開催した。「2月26日の政府要請を踏まえ、また社会全体で新型コロナウイルス感染症の拡大を防いでいることを勘案し、このよう […]
大相撲春場所千秋楽は22日、エディオンアリーナ大阪で行われ、横綱・白鵬(宮城野)が13勝2敗で44度目の優勝を果たした。白鵬は横綱・鶴竜(陸奥)との相星決戦を勝利し、賜杯を掲げた。
二宮清純: 大至さんと言えば、角界きっての相撲甚句の名手です。七五調の囃歌で、私も大好きです。聴いていて飽きませんし、風景が思い浮かぶのがいいですね。大至: 相撲甚句の歴史を調べると、元々は芸者衆が歌っていたそうです。お […]
プロスポーツ選手のセカンドキャリア支援の重要性が叫ばれて久しい。 相撲界においても、昨年12月、元貴乃花親方が東大で「日本相撲界のイノベーション」と題した講義を行い、この問題を取り上げた。 元親 […]
二宮清純: 今回のゲストは大相撲・元幕内力士の大至さんです。角界きっての相撲甚句の名手として知られ、現在はその美声を生かし、マルチな歌手活動をされています。雲海酒造の『木挽BLUE』のロックを飲みながら、相撲談義に花を咲 […]
夏場所、米国大統領として初めて大相撲を観戦したドナルド・トランプから大統領杯を手渡されたのは、西前頭8枚目の朝乃山だった。 ちなみに富山県出身の幕内最高優勝は、1916年夏場所の太刀山以来、実に […]
米国大統領として初めて大相撲を観戦し、黒いスリッパで土俵に上り優勝力士の朝乃山にトロフィーまで手渡したドナルド・トランプ氏。本紙(5月27日付け)1面の見出しは<トランプ場所>だった。 一方で批判もあった。 […]
この2月、55歳の若さで死去した第60代横綱・双羽黒の北尾光司さんには、ヒールのイメージが付きまとう。 1987年の九州場所後、立浪親方と対立した挙句、部屋を飛び出し、廃業に追い込まれてしまった […]
1月場所中に引退した横綱・稀勢の里は「記録」にも「記憶」にも残る横綱だった。ただし、「記録」はどれもがワーストである(1958年の年6場所制以降)。 8場所連続休場。 出場最少66回。 皆勤2場 […]
平成も、残り3カ月を切った。30年余の名勝負を振り返る特集がスポーツメディアにおいては花盛りだ。相撲では2001年(平成13年)5月場所、千秋楽での一番をあげる者が少なくない。横綱貴乃花と同武蔵丸はともに13勝2敗で並 […]