格闘技
「戦極 第十一陣」が7日、東京・両国国技館で行われ、ダブルメインで日沖発(ALIVE)と小見川道大(吉田道場)が対戦した。8月のフェザー級グランプリ決勝では日沖の負傷により、実現しなかったカードは小見川が判定で一進一退の攻防を制し、同グランプリで初代王者に輝いた金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)との再戦の権利を得た。もうひとつのメインはミドル級王者のジョルジ・サンチアゴ(米国)がマメッド・ハリドヴ(チェチェン共和国)に1RTKO負けを喫する波乱があった。「戦極」名義の大会は今回で終了し、12月31日の大みそかに開催される試合(東京・有明コロシアム)からは「SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP(SRC)」と名称を変更する。
「意義とレベルの高さでは、ヒョードル×ノゲイラ戦(2004年)でしょう」 「緊迫感では、吉田×小川戦(2005年)だと思いますね」 「お茶の間に強いインパクトを残したのは、やっぱりサップ×曙戦(2003年)じゃないですか?」 「安田がバンナを破った試合(2001年)も良かったし、魔裟斗×KID(山本徳郁)戦(2004年)もドキドキしましたね」 さまざまな意見が出た。先日、ある雑誌の企画で『大晦日、格闘技名勝負20』の選考に加わった時のことである。
「K-1 WORLD MAX2009 WORLD Championship Tournament FINAL」が26日、横浜アリーナで行われ、準決勝、決勝を含む14試合が実施された。今年の王者を決めるトーナメントではジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)が準決勝で山本優弥(青春塾)、決勝で過去2度の優勝経験をもつアンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ)を下し、初優勝。今年いっぱいでの引退を表明している魔裟斗(シルバーウルフ)と大みそかに対戦することが決まった。また、この試合を最後に引退する武田幸三(治政館)は、アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ)と対戦。3度のダウンを奪われ、激しい出血でドクターストップがかかり、ラストマッチを白星では飾れなかった。
「DREAM.12」が25日、大阪城ホールで開かれ、DREAMの会場では初となる6角形の金網が導入された中で9試合が行われた。また試合方式も通常とは異なる5分3R制が採用された。ミドル級のワンマッチでは6日の「DREAM.11」で復帰戦を勝利で飾った桜庭和志が登場。昨年のミドル級グランプリ4強のゼルグ“弁慶”ガレシックに対し、連打をくらって危ない場面もあったが、最後はヒザ十字を極め、復帰後2連勝をおさめた。
ボクシングのダブル世界タイトルマッチが代々木競技場第2体育館で行われ、WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(帝拳)は同級5位のイバン・エルナンデス(メキシコ)を3R終了TKOで破り、3度目の防衛に成功した。西岡は日本人として24年ぶりに海外防衛を果たした5月のジョニー・ゴンザレス戦(メキシコ)に続き、日本人史上4人目の3連続KO防衛。WBA世界スーパーフェザー級王者のホルヘ・リナレス(帝拳)は同級6位のファン・カルロス・サルガド(メキシコ)に1R1分13秒でTKO負けを喫し、防衛に失敗した。
「DREAM.11 フェザー級グランプリ2009 Final Round」が6日、横浜アリーナで開かれ、準決勝、決勝を含む9試合が行われた。フェザー級GPでは高谷和之(高谷軍団)が準決勝で所英男(チームZST)を破り、決勝へ進出したが、ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)に判定で破れ、日本人制覇はならなかった。一方、ライト級タイトルマッチでは挑戦者の青木真也(パラエストラ東京)が、王者のヨアキム・ハンセン(ノルウェー)を試合終了直前に腕ひしぎ逆十字固めで下し、タイトルを獲得。昨年の大みそか以来のマットとなった桜庭和志は、ボクサーのルビン“Mr.ハリウッド”ウィリアムズに快勝し、1年5カ月ぶりに勝利をおさめた。
ボクシングのWBA世界フライ級タイトルマッチが6日、大阪市立中央体育館で行われ、挑戦者の亀田大毅(亀田)は王者のデンカオセーン・カオウィチット(タイ)に2−0の判定で敗れ、王座獲得はならなかった。亀田にとっては2007年10月、WBCフライ級王者の内藤大助と対戦して以来、2度目の世界挑戦。反則を繰り返して大差の判定負けを喫した汚名をそそぐべく、リングに上がったが、経験豊富な王者の前に僅差で敗れた。
「Stop! Don’t move. Center!」 リング上でレフェリーが、そう声を発する時、私はいまも違和感を覚える。もう10年以上も耳にしているフレーズなのだが、そのやり方が、どうもしっくりとこない。 グラウンドでの攻防がもつれ、闘っている選手が、ロープ、あるいはコーナーに接する。時に、ロープを越えてリング下に落ちそうにもなる。そこでレフェリーが一度、試合を止め、両者をリング中央に戻し、同じ体勢から試合を再開させる。かつての『PRIDE』『HERO’S』、そして現在の『DREAM』のリングでも見慣れた光景だ。
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが30日、大阪府立体育館第2競技場で行われ、チャンピオンの名城信男(六島)が挑戦者で同級1位のウーゴ・カサレス(メキシコ)と引き分け、ベルトを守った。名城は今年4月に冨山浩之介(ワタナベ)を8RTKOで下しており、王座に返り咲いてからは2度目の防衛。判定は名城とカサレスが1人ずつ、もう1人は引き分けと三者三様できわどい勝負だった。
「K-1 WORLD GP2009 IN SEOUL FINAL16 」が26日、韓国・オリンピック第1体育館で開催され、今年限りでの引退を表明した武蔵(正道会館)が登場した。ジェロム・レ・バンナ(フランス)との一戦は2Rまで互角の勝負だったが、迎えた最終3R、連打を浴びて痛恨のダウン。0−3で判定負けを喫し、最後の大会は初戦敗退に終わった。また昨年のGPでは決勝で前代未聞の反則負けをしたバダ・ハリ(モロッコ)はKO勝ち。アリスター・オーフレイム、セーム・シュルト(いずれもオランダ)もFINAL8(12月5日、横浜アリーナ)へコマを進めた。
ボクシングのWBCフライ級王者の内藤大助(宮田)が、元WBAフライ級王者の亀田興毅(亀田)と戦う6度目の防衛戦が11月29日にさいたまスーパーアリーナーで開催されることが正式決定した。試合日に35歳2カ月30日を迎える内藤は、自身の持つ日本人最年長防衛記録と、故大場政夫が持っていた日本人のフライ級最多防衛記録の更新がかかる。亀田はWBAライトフライ級に続く2階級制覇を目指す。
「戦極 第十陣」が23日、さいたまコミュニティアリーナで行われ、アテネ五輪柔道銀メダリストの泉浩が総合格闘技デビューを果たした。アンズ・“ノトリアス”・ナンセン(ニュージーランド)との注目の一戦は1R、泉が相手の右フックを受け、いきなりのダウン。なんとか立ちあがったものの、最後はワンツーをくらって力尽き、1R2分56秒でKO負けを喫した。また、戦極デビューを表明した石井慧と吉田秀彦の対戦が、12月31日の大みそかに開催される「SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP(SRC)」(東京・有明コロシアム)で行われることも発表された。
総選挙が終わり、夏休みも終わり、9月に入って急に肌寒さを感じるようになった。大晦日に向けて、いよいよ格闘技シーズンの到来である。魔裟斗と武蔵、2人のK-1ファイターの勇姿は今年で見納め、そして石井慧の総合格闘技デビューが近づく。話題は昨年より豊富なようだ。
ボクシングのWBCフライ級王者の内藤大助(宮田)が、6度目の防衛戦を元WBAフライ級王者の亀田興毅(亀田)と戦うことが決まった。開催日、場所は現在調整中。内藤は2007年に興毅の弟・大毅と防衛戦を行い、大差の判定勝ちを収めている。しかし、大毅が試合終盤に反則を繰り返し、セコンドについた興毅もそれを促すような指示を出していたことから、大騒動に発展した過去がある。
「K-1 WORLD GP2009 IN TOKYO FINAL16 QUALIFYNG GP」が11日、代々木第2体育館で行われ、ダニエル・ギタ(ルーマニア/Kamakura Gym)が3試合連続の1RKOで予選を制し、9月26日のWORLD GP開幕戦(韓国)の出場権を得た。またスーパーファイトではボクシングの元WBF世界クルーザー級チャンピオン、西島洋介(AK)がK-1初参戦。過去GPを3度制したピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)と対戦したが、ローキックに沈み、3RKO負けを喫した。
見応え十分な大会だった。 8月2日、さいたまスーパーアリーナで開かれた『戦極〜第九陣〜』のことである。5時間を超す長いイベントだったが、観る者に時間が経つのを忘れさせる熱いファイトが続いた。過去9回の大会を振り返っても、今回がベストな内容だったように思う。
「戦極 第九陣」が2日、さいたまスーパーアリーナで行われ、フェザー級グランプリ決勝、ライト級チャンピオンシップを含む10試合が行われた。フェザー級GPでは準決勝を勝ち上がった日沖発(ALIVE)が負傷でドクターストップ。敗れた金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)が代わりに決勝に進み、小見川道大(吉田道場)を下して初代王者に輝いた。またメインのライト級チャンピオンシップでは、チャンピオンの北岡悟(パンクラスism)が挑戦者の廣田瑞人(GUTSMAN・修斗道場)に4RTKO負け。防衛に失敗した。
「DREAM.10 ウェルター級グランプリ2009 Final Round」が10日、さいたまスーパーアリーナで開かれ、決勝を含む8試合が行われた。ウェルター級GPではマリウス・ザロムスキー(リトアニア)が準決勝で桜井“マッハ”速人(マッハ道場)、決勝でジェイソン・ハイ(米国)を連続KOで下し、初代王者に輝いた。また、ライト級ワンマッチでは、青木真也(パラエストラ東京)がビトー“シャオリン”ヒベイロ(ブラジル)と対戦。両者の得意とする寝技での対決が予想されたが、青木はスタンドでの戦いに終始。打撃で判定勝ちをおさめた。
ボクシングのダブル世界タイトルマッチが行われ、神戸・ワールド記念ホールで防衛戦に臨んだWBC世界バンダム級王者の長谷川穂積(真正)は同級4位のネストール・ロチャ(米国)に1R2分28秒、TKO勝ちを収め、日本のジムに所属するチャンピオンとしては歴代2位タイとなる9度目の連続防衛に成功した。WBAミニマム級王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に挑んだ高山勝成(真正)は0−3の判定で敗れ、王座返り咲きはならなかった。また東京・後楽園ホールで行われたWBCフェザー級タイトルマッチでは、チャンピオンの粟生隆寛(帝拳)は挑戦者のエリオ・ロハス(ドミニカ共和国)に0−3の判定で敗れ、王座から陥落した。粟生は3月にオスカー・ラリオス(メキシコ)を下して初タイトルを獲得したが、防衛に失敗した。
「K-1 WORLD MAX2009 WORLD Championship Tournament FINAL8」が13日、日本武道館で行われ、準々決勝4試合など12試合が実施された。メインでは今年いっぱいでの引退を表明している魔裟斗(シルバーウルフ)が登場。DREAMから参戦した川尻達也(T-BLOOD)相手に1Rからダウンを奪うなど、打ち合いで強さをみせ、2R1分43秒でTKO勝ちをおさめた。また5月の「DREAM.9」で1年半ぶりの復帰戦に敗れた山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)もスーパーファイトでリングに上がったが、韓国のムエタイ王者チョン・ジェヒ(Busan Taesan)にカウンターをくらい、KO負けを喫した。
「川尻が勝っちゃうんじゃないですか。勢いがありますよね。川尻は(K−1)MAXにはいないタイプですから、魔裟斗は闘いにくいでしょ。勢いのある川尻が勝つと思うなぁ」 驚くことに私の周囲のほとんどの人が、そんな風に話し、川尻の勝利を予想している。7月13日、日本武道館で開かれる『K−1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL8』でスーパーファイトとして行なわれる魔裟斗(シルバーウルフ)×川尻達也(T-BLOOD)の話だ。
元プロレスラーで全日本プロレスでも活躍した垣原賢人さんが、13日に急逝した三沢光晴さんに全日本入団の挨拶を行なったのは1998年2月のことだ。握手をかわそうとした瞬間、垣原さんは三沢さんの異変に気が付いた。ヒジの動きがぎこちないのである。これが「頻繁に受身を取ることによる後遺症であるらしい」と知ったのは、しばらくたってからだった。
プロレスラーで、興行団体「NOAH」の社長も務めていた三沢光晴選手が13日、広島グリーンアリーナで行われた同団体の試合中に頭を強打し、22時10分に搬送先の病院で死亡が確認された。享年46歳だった。近年のプロレスを経営者としても、選手としても牽引してきた第一人者の突然死は、格闘界の今後に大きな影響を与えそうだ。
ボクシングWBA世界ライト級前チャンピオンの小堀佑介が7日、所属する角海老宝石ジムで現役引退を正式に表明した。「首のヘルニアでやめます」と引退理由を語った小堀は、今後について「旅に出ようかと思っている。インドを皮切りに世界各国をまわりたい。目的はないが、なんとなく」とプランを披露。詰めかけた報道陣やファンは笑いに包まれた。
6月4日夕刻、新宿ステーションスクエア(新宿アルタ前広場)で多くのファン、報道陣が見守る中、石井は『戦極』に参戦する旨の契約書にサインをした。これで正式に石井の総合格闘家としてのデビューの舞台は『戦極』のリングに決まった。