格闘技

長谷川、敗れる! まさかのTKO負け 西岡は圧巻KOでV4 〜ボクシングW世界戦〜

 ボクシングのWBCダブル世界タイトルマッチが30日、東京・日本武道館で行われ、11度目の防衛を目指したバンタム級王者の長谷川穂積(真正)はWBO世界同級王者・フェルナンド・モンティエル(メキシコ)に4R2分59秒TKO負けを喫し、5年間守ってきた王座から陥落した。長谷川は具志堅用高が持つ日本人連続防衛記録(13回)まで、あと3回と迫っていたが、その更新は叶わなかった。一方、スーパーバンタム級王者の西岡利晃(帝拳)はバルウェグ・バンゴヤン(フィリピン)を5R1分14秒TKOで下し、4度目の防衛に成功。初防衛から4戦連続でのKO勝利は日本人初の快挙となった。

吉田秀彦、引退試合は判定負け 〜ASTRA〜

「吉田秀彦引退興行〜ASTRA〜」が25日、日本武道館で開催され、吉田秀彦(吉田道場)の引退試合が行われた。弟子の中村和裕(吉田道場)との対戦に、吉田は自らの原点である柔道着で臨み、打ち合いを展開する。しかし、2R終盤からテークダウンを重ねた中村が攻勢をみせ、吉田は3R15分間を闘いぬいたものの、0−3の判定で敗れた。その後の引退セレモニーで吉田は「この8年間、総合格闘技をやってきて悔いはありません。腹いっぱい総合格闘技をやりました」と語り、現役生活に幕を降ろした。

吉田秀彦は何ゆえに戦い続けたのか?

 柔道とは何か――。その問いに、かつて吉田秀彦はこう答えた。 「媚薬のようなものですね。あの勝負の緊張感を一度味わってしまったら、それに代わるものを他の分野で見つけることは不可能です」  バルセロナ五輪の金メダル、現役引退、そしてカムバック。戦場を青畳からリングへと移しながら、吉田はファイターとしての炎を燃やし続けてきた。そんな生粋の武人が、4月25日の中村和裕戦(日本武道館)をもって完全燃焼する。吉田の柔道家人生を当HP編集長・二宮清純がこれまでに実施したインタビューから振り返りたい。

内山高志、3拍子揃った“KOダイナマイト”

 圧巻の12RKOから3カ月。1月のWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチで無敗の王者となった内山高志(ワタナベ)が初の防衛戦に挑む。5月17日、場所は地元のさいたまコミュニティアリーナ。同級12位の長身ボクサー、アンヘル・グラナドス(ベネズエラ)の挑戦を受ける。プロでのKO率は実に78.6%。アマチュア時代にはゲームセンターのパンチングマシーンを破壊した逸話も持つハードパンチャーの強さの秘密はどこにあるのか。入門当時から「すこい素材」だと惚れこんでいたワタナベジムの渡辺均会長と内山本人に、当HP編集長・二宮清純が質問のジャブを繰り出した。

亀田父、ボクシング界から「永久追放」

 JBC(日本ボクシングコミッション)は13日、倫理委員会を開催し、亀田史郎氏に対してセコンドライセンスの取り消し処分を下した。また試合会場のリングサイド関係者席や控室など、JBCの管理下に置かれる場所への立ち入りを禁止した。今後はいかなるライセンスの申請も受けない方針で、史郎氏は事実上、ボクシング界から「永久追放」される。史郎氏は3月27日のWBC世界フライ級タイトルマッチで長男・興毅が敗れた際に、バッティングによる減点がカウントされていなかったなどとして、関係者に暴言を浴びせたことがWBC、JBC双方から問題視されていた。

亀田父、セコンドライセンスを返上 ジムも活動停止へ

 WBC世界フライ級前王者・亀田興毅、WBA世界フライ級王者・亀田大毅(いずれも亀田)の父・史郎氏が12日、セコンドライセンスを返上すると発表した。史郎氏は2007年10月、大毅が当時のWBC世界フライ級王者・内藤大助に挑戦した一戦で反則を指示したとして、JBC(日本ボクシングコミッション)からセコンドライセンス無期限停止の処分を受けていた。史郎氏は興毅が王者を陥落した3月27日の試合で、バッティングによる減点がカウントされていなかったとして激怒し、WBCやJBCのスーパーバイザーに暴言を吐いたことが問題となっていた。自身のブログでは「私、亀田史郎は今回の件で、多大なるご迷惑をかけましたことに深く反省し、現在停止中のライセンスを自ら返上することを決めました」と綴っている。

京太郎、シュルトが王座防衛 〜K-1 WORLD GP2010〜

「K-1 WORLD GP2009」が3日、横浜アリーナで行われ、ヘビー級タイトルマッチで王者の京太郎(チームドラゴン)が挑戦者のピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)をKOで下し、初防衛を果たした。またスーパーヘビー級タイトルマッチはセーム・シュルト(オランダ/正道会館)がエロール・ジマーマン(キュラソー島/ゴールデングローリージム)を終始圧倒し、王座を守った。メインイベントとして行われたバダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)とアレクセイ・イグナショフ(ベラルーシ/バルモラル・リー・ガー)の一戦はバダ・ハリが大差の判定で勝利をおさめた。

第122回 視聴率22.1%、観衆1900人……このギャップは? 〜3・27亀田興毅×ポンサクレック戦を観た後で〜

 亀田興毅がポンサクレック・ウォンジョンカムに完敗を喫したWBC世界フライ級タイトルマッチを観た後、時間を置いてから考え込んでしまった。  それは、試合内容のことでも、5ラウンドのバッティングのことでも、試合後に興毅の父・亀田史郎がまた騒ぎを起こしたことでもない。

長島☆自演乙、全試合KOで優勝 〜K-1 WORLD MAX2010 日本代表決定トーナメント〜

「K-1 WORLD MAX2010 −70kg Japan Tournament」が27日、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで行われ、長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)が決勝で、初出場の中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)をKOで下し、初優勝をおさめた。魔裟斗が昨年末に引退し、過去3度優勝の小比類巻太信が大会直前に欠場と引退を表明。本命不在の中、長島は準決勝までの2試合をKOで勝ちあがる。さらに決勝も2Rにダウンを奪われながら、最終3Rに右フック一発で中島をマットに沈め、同トーナメント初の全試合KOで激戦を制した。

亀田興、判定で防衛失敗、黒木も王座獲得ならず 〜WBCトリプル世界戦〜

 ボクシングのWBCトリプル世界タイトルマッチが27日、東京・有明コロシアムで行われ、フライ級王者統一戦に臨んだ王者の亀田興毅(亀田)は、暫定王者のポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)に0−2の判定で敗れ、防衛に失敗した。ミニマム級では黒木健孝(ヤマグチ土浦)が王者のオーレドン・シッサマーチャイ(タイ)に挑んだが、こちらも0−3の判定で敗れ、王座獲得はならなかった。女子アトム級は王者の小関挑(青木)が、同級3位の挑戦者・申建主(韓国)を3−0の判定で下し、4度目の防衛に成功した。

亀田興、初防衛へ「たたきつぶす」 〜WBCトリプル世界戦〜

 27日に東京・有明コロシアムで行われる世界ボクシング評議会(WBC)トリプルタイトルマッチの調印式と前日計量が26日、東京・後楽園ホールで行われた。フライ級王座統一戦に臨む王者の亀田興毅(亀田)は「コンディションは最高。後はリングで亀田興毅がフライ級で一番強いんやというところを見せたい」と初防衛に自信をのぞかせた。対戦相手となる暫定王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ)は同級王座を17度防衛した強豪だが、「ガンガンどつきまわしたろうかなと思うてる。KOで防衛できたら一番ええ。たたきつぶすよ」と亀田節を炸裂させた。

ビビアーノ、判定で王座防衛 初挑戦のジョシュも勝利 〜DREAM.13〜

 2010年の開幕戦となる「DREAM.13」が22日、横浜アリーナで開かれ、フェザー級タイトルマッチなど、7試合が行われた。フェザー王者ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)に初代ライト級王者ヨアキム・ハンセン(ノルウェー/フロントライン・アカデミー)が挑んだタイトルマッチでは、ビビアーノが僅差の判定(2−1)で制し、初防衛を果たした。また初参戦のジョシュ・バーネット(米国)はマイティ・モーと対戦。途中でジョシュがモーの急所を蹴り、試合が中断するハプニングもあったが、再開後にジョシュがアームロックでタップを奪って勝利した。

ミドル級はサンチアゴが王座防衛 〜SRC12〜

「SRC12」が7日、東京・両国国技館で行われ、メインのミドル級チャンピオンシップなど、8試合が行われた。今回は昨年までの「戦極」から名称を「SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP(SRC)」と変更して開催された初めての大会。ミドル級チャンピオンシップでは王者のジョルジ・サンチアゴ(ブラジル)がマメッド・ハリドヴ(ポーランド)を3−0の判定で下し、防衛を果たした。次回の「SRC13」は、6月20日に同会場で開かれる。

第121回 K-1MAXのこれから

「あれでよかったんですかねぇ。僕はドラマの最終回を見せられているような気分になりましたよ。K-1MAXの最終回を」  もう20年以上の付き合いになる元キックボクサーが、そう言った。私も、同じことを感じていた。  昨年の大晦日、さいたまスーパーアリーナで開かれた『Dynamite!!』のメインエベント、魔裟斗は宿敵アンディ・サワーに完勝し、笑顔でリングを去っていった。観衆は魔裟斗に声援を送り続けていたが、私は複雑な気持ちだった。

亀田大、3度目の正直 日本人初の兄弟王者に 〜WBA世界フライ級タイトルマッチ〜

 ボクシングのWBA世界フライ級タイトルマッチが7日、神戸ワールド記念ホールで行われ、挑戦者の亀田大毅(亀田)が王者のデンカオセーン・カオウィチット(タイ)を3−0の判定で破り、3度目の世界挑戦でベルトを獲得した。亀田家にとっては長男・興毅(WBC世界フライ級)に続く戴冠で、日本人初となる兄弟王者が誕生した。これで日本人男子の世界王者は史上最多タイの7人に増えた。

第120回 亀田はもう一度、内藤と闘うべきである!

「オレの中では終わったこと。興味はない」  亀田興毅は、そう話したそうだ。  1月29日、引退がささやかれていた内藤大助が現役続行を宣言。11月に判定で敗れ、王座を奪われた相手、亀田興毅と再戦したいと口にし、ジムワークを再開した。「このままでは終われない」との思いが、内藤には強くあるのだろう。だが、再戦要求に対して、亀田の態度は冷やかだった。

内山、TKOでタイトル奪取! 細野は挑戦失敗 〜ボクシングW世界戦〜

 ボクシングのダブル世界タイトルマッチが11日、東京ビックサイトで行われ、WBA世界スーパーフェザー級で挑戦者の内山高志(ワタナベ)が王者のファン・カルロス・サルガド(メキシコ)を12R2分48秒TKOで破り、初の世界挑戦でベルトを奪った。内山の戦績は14戦14勝(11KO)で、無敗での戴冠は日本人では2006年8月にWBAライトフライ級王座を獲得した亀田興毅(現WBCフライ級王者)以来。これで日本人男子の世界王者は6人に増えた。一方、WBAスーパーバンタム級王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)に挑戦した細野悟(大橋)は判定の結果、0−2で敗れた。こちらも無敗でのタイトル奪取を目指したが初の世界挑戦は失敗に終わった。

第119回 前途多難、深刻な石井慧の躓き

 昨年の大晦日、さいたまスーパーアリーナで吉田秀彦×石井慧戦を見終えて、私は複雑な気持ちになった。  最終3ラウンドのゴングが打ち鳴らされた瞬間は、正直なところホッとした。それは、心の中で「吉田、逃げ切れ!」と願っていたからだ。吉田への思い入れは強くある。柔道界から総合格闘技界へ進出したパイオニアが、ルーキーに敗れる姿は見たくなかった。

魔裟斗、判定勝ちで有終の美 石井は吉田に敗れ、デビュー戦黒星 〜Dynamite!!〜

 2009年の総合格闘技を締めくくる「FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜」が12月31日、さいたまスーパーアリーナで開催された。このイベントをもって現役を引退する魔裟斗(シルバーウルフ)は、過去2戦2敗の宿敵アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシングオランダ)に対し、4Rにダウンを奪うなど優位に試合を展開。KO勝利こそならなかったが、3−0の判定勝ちでラストマッチを白星で飾った。また柔道金メダリスト対決となった吉田秀彦(吉田道場)と石井慧の一戦は、吉田が経験の差をみせ、3−0の判定勝ち。石井の総合格闘技デビュー戦は黒星に終わった。

長谷川、V10達成! 4RTKO勝ち 〜WBC世界バンタム級タイトルマッチ〜

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチが18日、神戸・ワールド記念ホールで行われ、チャンピオンの長谷川穂積(真正)は同級9位のアルバロ・ペレス(ニカラグア)に4R2分38秒、TKO勝ちを収め、日本のジムに所属するチャンピオンとしては歴代2位となる10回連続防衛に成功した。長谷川は史上3人目となる3戦連続1RKOこそならなかったが、これで5試合連続のKO防衛。こちらも日本人では具志堅の6度に迫る2位の記録となった。

シュルト、圧巻の全試合1RKO! 史上最多タイ4度目V 〜K-1 WORLD GP2009〜

「K-1 WORLD GP2009 FINAL」が5日、横浜アリーナで開催され、セーム・シュルト(オランダ/正道会館)が3連覇を果たした2007年以来、2年ぶり4度目の優勝に輝いた。4回の優勝はアーネスト・ホースト(オランダ)に並び、史上最多タイ。しかも、準々決勝から決勝のバダ・ハリ(モロッコ/ショータイム)戦まで3試合とも1RKOで相手を仕留める圧巻の勝利だった。これは98年のピーター・アーツ(オランダ)以来の快挙。3試合の合計試合時間353秒も、その時のアーツの最短優勝レコード(403秒)を上回り、記録づくめのGP制覇となった。

第118回 吉田秀彦vs.石井慧……勝つのはどっちだ!?

「えっ? 石井と闘うんですか? それは戦極の時に決まっていたことで、僕も誰とやるのか聞いていません」  吉田秀彦が、マイクを通してそう話すと、会見場に緊張感が漂った。  11月25日、都内ホテルで開かれた記者会見。この場で、『戦極(SRC)』の『Dynamite!!』参戦が発表されたわけだが、同席した吉田の表情は終始険しかった。

亀田、判定勝ちで2階級制覇 〜WBC世界フライ級タイトルマッチ〜

 ボクシングのWBC世界フライ級タイトルマッチが29日、さいたまスーパーアリーナで行われ、挑戦者の亀田興毅(亀田)が王者の内藤大助(宮田)を3−0の判定で破り、王座奪取に成功した。亀田WBAライトフライ級に続くタイトル獲得で、日本ジム所属選手では7人目の2階級制覇。敗れた内藤は6度目の防衛に失敗し、自身が持っていた日本人の最年長防衛記録と同階級最多防衛記録(大場政夫の5回)を更新できなかった。

「Dynamite!!」に「戦極」が参戦、石井慧デビュー戦を実施

 12月31日に開催される「Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜」(さいたまスーパーアリーナ)に「戦極」の選手たちが参戦し、大会を実施することが決まった。戦極は大みそかに「SENGOKU RAIDEN CHAMPIONSHIP(SRC)12」(有明コロシアム)を開催し、北京五輪100キロ超級金メダリスト・石井慧の格闘家デビュー戦をバルセロナ五輪78キロ級優勝の吉田秀彦と行うことが決まっていたが、「Dynamite!!」のリングで同カードを実現させる方向で調整している。今年限りでの引退を表明している魔裟斗のラストファイト(vs.アンディ・サワー戦)とダブルメインで実施する予定だ。

魔裟斗、ラストファイトは宿敵サワーと 〜Dynamite!!〜

 今年限りでの引退を表明している魔裟斗が、12月31日に開催される「Dynamite!! 〜勇気のチカラ2009〜」(さいたまスーパーアリーナ)での最終戦にアンディ・サワー(オランダ)と対戦することが決定した。当初は「K-1 WORLD MAX2009」で優勝したジョルジオ・ペトロシアン(イタリア)との対戦が予定されていたが、10月26日の同ファイナルで右手の中指骨を骨折し、試合出場が不可能になった。サワーは過去2戦2敗と魔裟斗がK-1で唯一、勝ったことがない宿敵。都内ホテルで会見に臨んだ魔裟斗は「お互いバチバチやったほうが盛り上がる。最高の試合をして終わりたい。記憶に残る試合をしたいと思っています」とラストファイトにかける思いを語った。

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