格闘技
ボクシングのWBA世界スーパーウェルター級王座決定戦が9日、メキシコのテピクで行われ、暫定王者の石田順裕(金沢)は同級9位のリゴベルト・アルバレス(メキシコ)に0−3の判定で敗れて正規王者昇格に失敗した。35歳1カ月の石田が勝てば、日本最年長の王座奪取記録更新と、男子では18年ぶりの海外でのタイトル獲得だったが、快挙はならなかった。この試合は当初、石田の2度目の暫定王座防衛戦となるはずが、WBAが同級3位のオースティン・トラウト(米国)との対戦を指示。紆余曲折の末、ようやく5日前に王座決定戦として認められたばかりだった。
この9カ月間に、総合格闘家として成長を遂げていることは見てとれた。判定決着ながら内容的に完勝だった。それでも彼に対する期待が大きいからだろうか、何処か物足りなさを感じてしまう。『DREAM.16(9月25日、名古屋・日本ガイシホール)』でミノワマンに勝利した石井慧のことである。
「K-1 WORLD MAX2010 IN SEOUL FINAL16 」が3日、韓国・オリンピック第1体育館で開催され、、ミドル級の「−70? World Championship Tournament FINAL16」の残り5試合などが実施された。昨年の覇者ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)は危なげなく判定勝ちで初戦を突破。一方、一昨年の同大会決勝で魔裟斗と死闘を繰り広げて準優勝になったアルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン・オデッサ)は、世界大会初挑戦のモハメド・カマル(モロッコ/ボスジム・アムステルダム)に判定で敗れ、姿を消した。7月の東京での大会で既に佐藤嘉洋、長島☆自演乙☆雄一郎らがベスト8にコマを進めており、FINALは11月8日に東京・両国国技館で実施される。
「K-1 WORLD GP2010 IN SEOUL FINAL16 」が2日、韓国・オリンピック第1体育館で開催され、ベスト8をかけた戦いが繰り広げられた。日本人で唯一の出場となったヘビー級王者の京太郎(チームドラゴン)は、ジェロム・レ・バンナ(フランス/Le Banner X tream Team)と対戦。3Rを終えて決着がつかず延長戦にもつれこんだが、判定を不服としたバンナが試合を放棄し、京太郎が準々決勝進出を果たした。その他、史上最多となる5度目の優勝を狙うセーム・シュルト(オランダ/正道会館)、総合格闘技から乗り込んで昨年はベスト4に入ったアリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)が順当に勝ち上がった。この大会のFINALは12月11日に日本で実施される。
ボクシングのWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチが2日、後楽園ホールで行われ、挑戦者で同級14位の李冽理(横浜光)が王者のプーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)を3−0の判定で下し、世界初挑戦で王座奪取に成功した。李が所属する横浜光ジムは創設15年目にして畑山隆則(WBAスーパーフェザー級、ライト級)、新井田豊(WBAミニマム級)に次ぐ3人目のチャンピオン輩出。日本のジムに所属する男子の世界王者は5人に増えた。試合は李が足を使って強打の王者が繰り出すパンチをかわし、カウンターで逆襲。きわどい勝負をモノにした。
2日に後楽園ホールで行われるWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチの調印式と前日計量が1日、都内で行われた。王者のプーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)との一戦に臨む挑戦者の李冽理(横浜光)は「自分の届く範囲にベルトがあるのは、これから何度あるかわからない。これが最後のつもりで自分のすべてを賭けて獲りにいきたい」と決意をみせた。一方、4度目の防衛戦となるプーンサワットは「防衛する自信は100%あります」と力強く言い切った。
「DREAM.16」が25日、名古屋・日本ガイシホールで開かれ、ライトヘビー級王座決定戦など10試合が行われた。注目は3日前に急遽決定した北京五輪柔道金メダリスト・石井慧(アイダッシュ)の国内第2戦。ミノワマン(フリー)との一戦は、昨年大みそかのデビュー戦で吉田秀彦に打撃戦に持ち込まれて敗れた反省を生かし、1Rからグラウンドでの戦いを展開する。一瞬、相手にアキレス腱固めをかけられそうな場面もあったものの、後は押さえ込みで勝ちに徹する試合を披露。盛り上がりには欠ける内容だったが、3−0の判定で国内初勝利をマークした。
ボクシングのWBA世界フライ級タイトルマッチが25日、東京ビッグサイトで行われ、王者の亀田大毅(亀田)が元同級王者で挑戦者の坂田健史(協栄)を3−0の判定で下し、初防衛に成功した。試合は前半、坂田が押し気味に試合を進めたが、徐々に亀田が動きで上回り、終盤は次々とパンチをヒットさせてリードを広げた。坂田は得意の後半に持ち味を発揮できず、2年ぶりの世界王座復帰はならなかった。
25日に東京ビッグサイトで行われるWBA世界フライ級タイトルマッチの調印式と前日計量が24日、都内で行われた。初防衛戦に臨む王者の亀田大毅(亀田)は「チャンピオンのほうが気は楽。怖いものはない。失うものは何もない」と自然体を強調。一方、元同級王者で挑戦者の坂田健史(協栄)は「もう1度ベルトを獲りにいく気持ちしかない。苦しい試合になると思うが最後は自分が勝つ」と静かに意気込みをみせた。会見では協栄ジム側が亀田ジム側の“問題行動”を指摘するなど、前日から両者の戦いはヒートアップした。
ボクシングのダブル世界タイトルマッチが20日、さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナで行われ、WBAスーパーフェザー級では王者の内山高志(ワタナベ)が同級5位の挑戦者ロイ・ムクリス(インドネシア)を5R2分27秒TKOで下し、2度目の防衛に成功した。王座奪取からの3連続KO勝利は日本人初の快挙。一方、WBC世界スーパーフライ級王座決定戦では、同級1位の河野公平(ワタナベ)が同級2位のトマス・ロハス(メキシコ)と対戦したが、0−3の判定で敗れ、世界挑戦2度目でのベルト獲得はならなかった。
あれから、もう1週間以上が過ぎたというのに、思い出すと、いまも手に汗を握る。闘う両者が気持ちの熱さを観る者に伝えきった名勝負だった。 8月22日、両国国技館で開催された『SRC14』のメインイベント、ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル)×三崎和雄戦のことである。
「SRC14」が22日、東京・両国国技館で行われ、メインのミドル級チャンピオンシップなど、11試合が行われた。ミドル級チャンピオンシップでは、王者・ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル)と挑戦者の三崎和雄(フリー)が激突。1年7カ月ぶりの再戦となった試合は前回同様、最終5RにサンチアゴがTKO勝ち。三崎は途中まで優勢に試合を進めながら勝利を逃した。また、郷野聡寛(フリー)は元横綱・朝青龍が結成した「チーム朝青龍」のジャダンバ・ナラントンガラグ(モンゴル)と対戦。減量してライト級に転向した郷野だったが、元K-1ファイターのナラントンガラグに圧倒され、0−3の判定負けを喫した。
防衛のたびに輝きを増しているボクサーがいる。WBC世界スーパーバンタム級王者、西岡利晃。若い頃から実力は認められながら、世界初挑戦からベルトを奪うまでに8年3カ月もかかった。しかし、ひとたび頂点に立つと快進撃をみせ、4連続KO防衛中。昨年5月には日本人2人目の海外防衛をメキシコで達成する快挙も成し遂げた。この7月で34歳を迎えたものの、衰えはまったく感じさせない。進化を続ける理由はどこにあるのか。10月に控える5度目の防衛戦(対レンドール・ムンロー)に向けてトレーニングを開始した西岡へ、このほど当HP編集長・二宮清純がインタビュー。練習パートナーを務める葛西裕一トレーナーに、その強さの秘密を訊いた。
初代PRIDEライト(73?以下)級王者の五味隆典が、崖っぷち、いや金網際で踏みとどまった。 8月1日(現地時間)、米国カリフォルニア州サンディエゴのスポーツアリーナで開催された『UFC on Versus: JONES vs. MATYUSHENKO』でタイソン・グリフィン(米国)に64秒KO勝ちを収めたのだ。五味は、かつて70キロ台前半のクラスで 「世界最強」と称された選手である。
「DREAM.15」が10日、さいたまスーパーアリーナで開かれ、ライト級タイトルマッチなど7試合が行われた。ライト級タイトルマッチでは、王者の青木真也(パラエストラ東京)が川尻達也(T-BLOOD)と対戦。4月に「Strike Force」で世界タイトル獲得に青木だったが、この日は立ち上がりに川尻の足をとると、そのまま極めにかかる。最後は左足の足首を絞り上げて、タップを奪い、防衛を果たした。またライトヘビー級王座挑戦者決定戦では水野竜也(U-FILE CAMP.com)がメルヴィン・マヌーフ(オランダ)に対し、劣勢を挽回してアームロックで逆転勝ち。ゲガール・ムサシ(オランダ)と9月に王座をかけて激突する。
「K-1 WORLD MAX2010」が5日、東京・代々木第一体育館で行われ、63キロ以下のライト級の選手を対象にした「−63kg Japan Tournament FINAL」と、ミドル級の「−70? World Championship Tournament FINAL16」のうち3試合が実施された。今回から新設された63キロ級の決勝トーナメントでは、“豪腕ペンキ職人”大和哲也(大和ジム)が準々決勝からの3試合をすべてKO勝利で飾り、日本人最激戦区と呼ばれるライト級で初代王者に輝いた。またミドル級トーナメントでは3月に日本王者となった長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)が判定でアンドレ・ジダ(ブラジル)を下し、初のベスト8入り。10月に予定されている決勝トーナメントにコマを進めた。
エメリーヤエンコ・ヒョードル(ロシア)が敗れた。 6月26日(現地時間)、米国カリフォルニア州サンノゼのHPパビリオンで開かれた『Strike Force』で柔術家ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)に試合開始から僅か69秒、三角絞めを決められ、タップを余儀なくされたのである。
「SRC13」が20日、東京・両国国技館で行われ、メインのフェザー級チャンピオンシップなど、11試合が行われた。フェザー級チャンピオンシップでは、王者・金原正徳(パラエストラ八王子)と挑戦者のマルロン・サンドロ(ブラジル)が激突。開始わずか38秒でサンドロの右アッパーが金原のあごに入り、ダウンを奪う。そのままレフェリーストップがかかり、サンドロが新王座に就いた。またセミファイナルではアテネ五輪銀メダリストの泉浩(プレシオス)が登場。イ・チャンソプ(韓国)を打撃戦で沈め、総合格闘技転向後3戦目で初のTKO勝ちをおさめた。
「サクラバのパンチは思っていた以上に強かったよ。ちょっと驚いたね。でもプラン通りの闘いはできた。いまの自分の力を十分に出せたよ」 5月29日、さいたまスーパーアリーナで開催された『DREAM.14』で桜庭和志と対戦、3−0の判定勝利を収めた後、ハレック・グレイシーは晴れやかな表情で、そう話していた。はにかみを含んだ笑顔は7年前と変わっていなかった。
「DREAM.14」が29日、さいたまスーパーアリーナで開かれ、DREAMでは2度目となる6角形の金網「ホワイトケージ」が導入された中で8試合が行われた。メインで登場した桜井“マッハ”速人(マッハ道場)は、Strike Forceのウェルター級王者ニック・ディアス(米国)と対戦。試合を優位に進めていたマッハだったが、グラウンドで腕十字を極められ、無念の敗戦となった。また桜庭和志(Laughter7)はグレイシー柔術の新鋭ハレック・グレイシー(ブラジル)に判定で敗れた。一方、このところ3連敗中の山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)はキコ・ロペス(米国)をKOで下し、2年5カ月ぶりの白星を手にした。
元気が湧いてくるボクシング映画が誕生した。このほど全国ロードショーとなった映画『ボックス!』。『ROOKIES』などでも有名な人気俳優・市原隼人がボクシングに挑戦した作品として話題になっている。実は主役の市原らと激闘を繰り広げる最大のライバル役は、現役プロボクサーが演じた。ピューマ渡久地ジムに所属する諏訪雅士選手だ。プロが相手役を務めただけに、映画の中で何度も出てくるファイトシーンは見ごたえ十分。本人に撮影の舞台裏などを聞いてみた。
ボクシングのWBAスーパーフェザー級タイトルマッチが17日、さいたまスーパーアリーナコミュニティアリーナで行われ、王者の内山高志(ワタナベ)は同級13位の挑戦者アンヘル・グラナドス(ベネズエラ)を6R1分42秒TKOで下し、初防衛に成功した。内山は序盤から終始相手を圧倒。6Rに右フックがグラナドスのテンプルをとらえてダウンを奪い、試合を決めた。内山は1月に王座を獲得。地元・埼玉で行われた今回の凱旋試合で完勝し、故郷に錦を飾った。
ボクシングのWBAスーパーフライ級タイトルマッチが8日、大阪府立体育会館で行われ、王者の名城信男(六島)は挑戦者の同級1位ウーゴ・カサレス(メキシコ)に0−3の判定で敗れ、3度目の防衛に失敗した。2006年7月に同級王座を初めて獲得した名城は一度、ベルトを失っていたが、08年9月に再び王者に返り咲いていた。カサレスは昨年9月の防衛戦で引き分け、辛くも防衛に成功した相手。今回のリターンマッチで完全勝利を目指したものの、逆に敗れ去った。
『UFC』で五味隆典が敗れ、『Strike Force(ストライクフォース)』では青木真也が散った。吉田秀彦は引退し、柔道界へと戻っていく。総合格闘技に明るい話題が見当たらない……と思っていたところに、興味を引くニュースが飛び込んできた。“皇帝”エメリーヤエンコ・ヒョードル(ロシア)が来月、試合を行なうことが決まったのだ。
「K-1 WORLD MAX2010 −63kg Japan Tournament 1st Round」が2日、東京・JCBホールで行われた。日本人最激戦区である63キロ以下のライト級の選手を対象に今回から新設された。メインで登場した上松大輔(チームドラゴン)はチョン・ジェヒ(韓国)と対戦。昨年、山本“KID”徳郁にKO勝利をおさめた相手と打ち合いを演じる。途中、ふらつく場面もあったが、逆にカウンターの右ストレートが炸裂。豪快にダウンを奪って1R1分9秒KO勝ちをおさめた。この日の結果を踏まえて、7月には8選手により初代王者を決める決勝トーナメントが開催される。