ドイツ対ガーナは打ち合いの末にドロー 〜グループG第2節〜

 22日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループG第2節で、ドイツとガーナが2−2で引き分けた。前半は互いにチャンスをつくったものの、得点は生まれず、スコアレスで試合を折り返した。迎えた後半6分、ドイツがMFマリオ・ゲッツェのゴールで先制。しかし、9分にガーナがFWアンドレ・アイェウの得点ですかさず追いつく。すると18分にガーナがFWアサモア・ギャンのゴールで逆転したものの、26分にドイツのFWミロスラフ・クローゼが決めて再びタイスコアとなった。その後も激しい攻防が続いたが、結局、両者が勝ち点1を分け合った。 (フォルタレーザ) 【得点】 [ド] マリオ・ゲッツェ(51分)、ミロスラフ・クローゼ(71分) [ガ] アンドレ・アイェウ(54分)、アサモア・ギャン(63分)

アルゼンチン、イランに劇的勝利 ベスト16進出 〜グループF第2節〜

 22日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループF第2節で、アルゼンチンがイランに1−0で勝利した。アルゼンチンは前半開始から圧倒的にボールを支配し、イランゴールに迫った。しかし、相手の粘り強い守りを崩すには至らず、無得点で試合を折り返した。後半もアルゼンチンが攻勢を強めたものの、ゴールを奪えず、スコアレスドローに終わるかと思われた。しかし、後半アディショナルタイムにFWリオネル・メッシが決勝点を挙げ、アルゼンチンが連勝でグループリーグ突破を決めた。 (ベロオリゾンテ) 【得点】 [ア] リオネル・メッシ(90分+1)

二宮寿朗「世界から称賛される“12番目の選手たち”」 〜ブラジル特捜レポート〜

 ブラジル北東の都市、ナタールは?太陽の町?と呼ばれているそうだ。  昼間、あれほど晴れていたのに、試合が始まるや否や、雨が降り注いだ。日本とギリシャのグループリーグ第2戦は、ギリシャが1人退場して10人になったにもかかわらず、ザックジャパンは再三のチャンスを活かせず、勝たなくてはならない試合でスコアレスドローに終わった。

エクアドル、逆転で今大会初勝利 〜グループH第2節〜

 21日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループH第2節で、エクアドル代表がホンジュラス代表を2−1で下した。強力な2トップを擁する両国が、持ち味を発揮。31分、FWカルロ・コストリーが決め、ホンジュラスが先制した。34分にはエクアドルのFWエネル・バレンシアが同点弾。E・バレンシアは後半20分にもセットプレーから得点し、エクアドルが勝ち越した。エクアドルは、そのまま逃げ切り、今大会初勝利。決勝トーナメント進出へ一歩前進した。 (クリチバ) 【得点】 [ホ] カルロ・コストリー(31分) [エ] エネル・バレンシア(34分、65分)

フランス、スイスに5発大勝 〜グループE第2節〜

 21日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループE第2節で、フランス代表(FIFAランキング17位)がスイス代表(同6位)に5−2で破り、連勝で決勝トーナメント進出をほぼ確実にした。フランスは前半17分にセットプレーから先制。その1分後にも相手のミスにつけこんで追加点を奪うと、40分にはカウンターから3点目をあげる。後半も2点を加えて試合を決めた。スイスは試合終盤に2点を返したものの、勝ち点3のままで最終節にグループリーグ突破を目指す。 (サルバドル) 【得点】 [ス] ブレリム・ジェマイリ(81分)、グラニト・ジャカ(87分) [フ] オリビエ・ジルー(17分)、ブレズ・マトゥイディ(18分)、マテュー・バルブエナ(40分)、カリム・ベンゼマ(67分)、ムサ・シッソコ(73分)

コスタリカ、前々回王者のイタリアも撃破しGL突破 〜グループD第2節〜

 21日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループD第2節で、コスタリカ代表がイタリア代表に1−0で勝利した。試合はポゼッションを重視した攻撃を展開するイタリアに対し、カウンターから勝機を見出そうとするコスタリカ。前半終了間際に素早い攻撃からMFブライアン・ルイスのゴールが決まり、コスタリカが先制した。リードを奪ったコスタリカは後半、積極的に交代カードを切ってきたイタリアの反撃を許さなかった。コスタリカはグループリーグ(GL)2連勝。勝ち点6となり、グループDを24年ぶりにGLを突破した。敗れたイタリアは勝ち点3のまま。勝ち点で並ぶウルグアイとの直接対決で決勝トーナメント進出の可否が決まる。 (レシフェ) 【得点】 [コ] ブライアン・ルイス(44分)

日本、痛恨のスコアレスドロー 〜グループC第2節〜

 20日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループC第2節で、日本代表がギリシャ代表に0−0で引き分けた。前半は初戦と打って変わって、ボールを支配した日本が主導権を握る。得点こそ奪えなかったものの、38分にはギリシャの中盤の要であるコンスタンティノス・カツラニスを2枚目のイエローカードで退場に追い込んだ。数的有利で迎えた後半、日本は幾度となくチャンスを作るもゴールを割れない。試合はそのままのスコアでタイムアップ。日本は勝ち点1を獲得するにとどまり、2大会連続の決勝トーナメント進出は厳しい状況になった。グループリーグ突破には、次節コロンビア代表戦の勝利が必須となる。 (ナタル)

ウルグアイ、スアレスの2発でイングランド下す 〜グループD第2節〜

 20日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループD第2節で、ウルグアイ代表(FIFAランキング7位)がイングランド代表(同10位)を2−1で破り、決勝トーナメント進出へ生き残りをかけた一戦を制した。試合は前半39分、初戦を欠場したエースのFWルイス・スアレスが先制弾を決める。イングランドは後半30分、ウェイン・ルーニーのW杯初得点で追いついたものの、40分にスアレスがこの日2ゴール目をあげてウルグアイが勝ち越した。イングランドは2連敗となり、グループリーグ突破が極めて厳しくなった。 (サンパウロ) 【得点】 [ウ] ルイス・スアレス(39分、85分) [イ] ウェイン・ルーニー(75分)

コロンビア、6大会ぶりの決勝T進出へ前進 〜グループC第2節〜

 20日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループC第2節で、コロンビア代表がコートジボワール代表を2−1で下した。試合は両国譲らず、前半をスコアレスで終えた。後半19分にセットプレーからMFハメス・ロドリゲスが決めて、コロンビアが先制。さらにカウンターからMFフアン・キンテーロにもゴールが生まれ、リードを広げる。コロンビアは、1点を返されたものの、守備陣の奮闘もあり逃げ切った。これでコロンビアはグループリーグ連勝で、勝ち点6でトップに立った。1990年イタリア大会以来の決勝トーナメント進出に向け、大きく前進した。一方、敗れたコートジボワールは1勝1敗で勝ち点3のまま。3度目の出場にして、初のベスト16入りへは足踏みとなった。 (ブラジリア) 【得点】 [コロ] ハメス・ロドリゲス(64分)、フアン・キンテーロ(70分) [コト] ジェルビーニョ(73分)

ナタルで悲しみの雨は止むのか 〜スタッフ現地レポート〜

 日本代表の第2戦がいよいよ迫ってきた。初戦を落とした日本にとって、グループリーグを突破するにはギリシャ戦での勝利が必須となる。そんな重要な試合を翌日に控えた18日(現地時間)、筆者が宿泊しているホテルに予想外の“来客”が訪れた。なんと、日本代表が同じホテルに宿泊することになっていたのだ。

クロアチア、決勝T進出に望み カメルーンは敗退 〜グループA第2節〜

 19日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループA第2節で、クロアチア代表(FIFAランキング18位)がカメルーン代表(同56位)に4−0で大勝し、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。試合は前半11分にクロアチアがFWイビチャ・オリッチのゴールで先制。相手の退場で数的優位に立った後半はエースストライカーのFWマリオ・マンジュキッチの2得点などで突き放した。敗れたカメルーンはグループリーグ敗退が決まった。 (マナウス) 【得点】 [ク]イビチャ・オリッチ(11分)、イバン・ペリシッチ(48分)、マリオ・マンジュキッチ(61分、73分)

前回王者・スペイン、連敗でグループリーグ敗退 〜グループB第2節〜

 19日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループB第2節で、チリがスペインに2−0で勝利した。チリは序盤から攻守の切り替えが早く、主導権を握って試合を進めた。すると前半20分、FWエドゥアルト・バルガスのゴールで先制。43分に、MFチャルレス・アランギスの得点でリードを広げた。後半は前に出るしかなくなったスペインに押し込まれたが、GKクラウディオ・ブラボの好守もあり無失点に抑えた。この結果、連勝を収めたチリとオランダの決勝トーナメント進出が決定。一方で、スペインとオーストラリアはグループリーグ敗退となった。 (リオデジャネイロ) 【得点】 [チリ] エドゥアルド・バルガス(20分)、チャルレス・アランギス(43分)

オランダ、豪州に競り勝ち連勝 ベスト16進出 〜グループB第2節〜

 19日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループB第2節で、オランダがオーストラリアに3−2で勝利した。オランダは前半20分、FWアリエン・ロッベンのゴールで先制したが、21分にFWティム・ケイヒル、後半9分にはMFマイル・ジュディナクに決められて逆転された。それでも13分にFWロビン・ファンペルシーのゴールで追いつくと、23分にFWメンフィス・デパイが決勝点を決めた。連勝のオランダは勝ち点を6に伸ばしてベスト16進出を決めた。 (ポルトアレグレ) 【得点】 [オランダ] アリエン・ロッベン(20分)、ロビン・ファンペルシー(58分)、メンフィス・デパイ(68分) [豪州] ティム・ケイヒル(21分)、マイル・ジュディナク(54分)

サッカー王国を形成する土壌 〜スタッフ現地レポート〜

 4日間を過ごしたレシフェを離れ、2つめの都市・ナタルに到着した。愛嬌ある従業員との別れは少し名残惜しかった。ナタルはレシフェから車を飛ばして約4時間の距離にある。だが、報道でもあるように、記録的大雨の影響で、ナタル市街は洪水や冠水が起こり、スムーズに到着できるかわからない、とドライバーが語っていた。果たして、無事にナタルへ辿り着けるのか。いささかの不安を抱えて、レシフェを発った。

大野俊三「ギリシャ戦は大久保を先発に」 〜ZAGUEIROの眼〜

 本当に残念の一言です。  逆転負けを喫したコートジボワール戦、日本代表は自分たちのサッカーができませんでした。コンパクトなパスまわしで、縦へサイドへとボールを展開する。本番前のテストマッチで見せていたように主導権を握って試合が進められなかったのは痛かったですね。

韓国、ロシアと勝ち点1を分け合う 〜グループH第1節〜

 18日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループH第1節で、ロシア代表(FIFAランキング19位)と韓国代表(同57位)が対戦した。試合は消極的だった前半を終えると、後半に展開は一変する。24分にFWイ・グノのゴールで韓国が先制すると、その5分後にFWアレクサンドル・ケルジャコフが決め、ロシアが追いつく。試合は再び小康状態に入り、そのまま1−1の引き分け。ロシアと韓国が勝ち点1を分け合った。 (クイアバ) 【得点】 [ロ]アレクサンドル・ケルジャコフ(74分) [韓]イ・グノ(69分)

ブラジル、決定機生かせずメキシコとドロー 〜グループA第2節〜

 18日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループA第2節で、ブラジルがメキシコと0−0で引き分けた。ブラジルは終始、試合を支配してメキシコゴールを脅かした。しかし、GKギジェルモ・オチョアを中心とした相手の守りを崩し切れない。後半もFWネイマール、DFチアゴ・シウバが決定機を迎えたものの、メキシコの堅守をこじ開けられなかった。ブラジルとメキシコはともに1勝1分けの勝ち点4で並んだが、得失点差で上回るブラジルがグループA首位となっている。 (フォルタレーザ)

ベルギー、逆転でアルジェリア下す 〜グループH第1節〜

 18日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループH第1節で、ベルギーがアルジェリアに2−1で勝利した。ベルギーは前半、アルジェリアに主導権を握られ、25分、FWソフィアヌ・フェグリに先制点を決められた。ベルギーがアルジェリアの堅守を崩したのは後半25分、MFマルアン・フェライニのゴールで追いついた。そして35分、MFドリース・メルテンスが逆転弾を決めた。 (ベロオリゾンテ) 【得点】 [ベ] マルアン・フェライニ(70分)、ドリース・メルテンス(80分) [ア] ソフィアヌ・フェグリ(25分)

二宮寿朗「“蚊”との負けられない戦い」 〜ブラジル特捜レポート〜

 ブ〜ン、ブ〜ン。  ブラジルを旅していて、特に注意しなければならないのが「治安」のほかにもう一つある。  それは、モスキート。「蚊」である。飛んでくる音が耳に入ってくると、両手で挟み撃ちを試みるのだが、さすがはサッカー王国のモスキート。すばしっこくて、簡単に撃退することが難しい。

米国、ガーナに劇的勝利 〜グループG第1節〜

 17日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループG第1節で、ガーナ代表(FIFAランキング37位)と米国代表(同13位)が対戦した。試合は開始直後にFWクリント・デンプシーのゴールで、米国が先制。その後、米国はガーナの反撃に遭うが、相手のシュート精度の低さに助けられた。このまま逃げ切りを図りたかったが、後半37分に追いつかれてしまう。それでも41分、セットプレーからDFジョン・ブルックスの得点で勝ち越しに成功すると、2−1でグループリーグ初戦をモノにした。 (ナタル) 【得点】 [ガ] アンドレ・アイェウ(82分) [米] クリント・デンプシー(1分)、ジョン・ブルックス(86分)

イラン、ナイジェリアともに譲らず今大会初のドロー 〜グループF第1節〜

 17日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループF第1節で、イランとナイジェリアが0−0で引き分けた。試合はナイジェリアがボールを支配したものの、イランの固い守備に苦しんでゴールをこじ開けられなかった。対するイランも、攻撃に移った際に効果的な仕掛けがなく、無得点。勝ち点1を分け合って、第2戦に臨むことになった。ナイジェリアはボスニア・ヘルツェゴビナ、イランはアルゼンチンとそれぞれ戦う。 (クリチバ)

ドイツ、ポルトガルに4ゴール大勝 〜グループG第1節〜

 17日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループG第1節で、ドイツがポルトガルに4−0で勝利した。ドイツは前半12分にFWトーマス・ミュラーのゴールで先制すると、32分にはDFマッツ・フンメルスの追加点が生まれた。37分にポルトガルのDFぺぺが退場。数的優位に立ったドイツは前半終了間際、ミュラーのこの試合2点目でほぼ試合を決めた。後半もドイツは相手を押し込み続け、33分にはミュラーのハットトリックとなるゴールでダメを押した。 (サルバドール) 【得点】 [ド] トーマス・ミュラー(12分、45分+1、78分)、マッツ・フンメルス(32分)

悔しさに溢れたレシフェの夜 〜スタッフ現地レポート〜

 ブラジルW杯のセキュリティーは予想していたより、厳重だった。筆者はバスの駐車場から約1キロ、歩いてスタジアムへ向かった。だんだん、スタジアムが大きくなってくる。あと約200メートルの距離までくると、銃を持った警備員が数人、立っていた。周囲は賑やかな雰囲気なのだが、警備員のいる空間だけ、世界が違うように感じられた。

アルゼンチン、メッシの活躍で白星スタート 〜グループF第1節〜

 16日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループF第1節で、アルゼンチン代表(FIFAランキング5位)とボスニア・ヘルツェゴビナ代表(同21位)が対戦した。前半3分、アルゼンチンはFKから相手のオウンゴールを誘い、先制に成功する。追いかけるかたちとなったボスニア・ヘルツェゴビナがチャンスを作りながらも得点を奪うことができない。すると後半の選手交代でリズムを取り戻したアルゼンチン。20分にはFWリオネル・メッシのゴールが生まれ、リードを広げた。アルゼンチンはボスニア・ヘルツェゴビナに終了間際に1点を返されたものの、2−1で逃げ切った。一方、初出場のボスニア・ヘルツェゴビナは、W杯初得点を奪ったが、勝ち点を手にすることはできなかった。 (リオデジャネイロ) 【得点】 [ア] オウンゴール(3分)、リオネル・メッシ(65分) [イ] ベダド・イビシェビッチ(85分)

フランス、ホンジュラスに3発快勝 〜グループE第1節〜

 16日(日本時間)、FIFAワールドカップブラジル大会のグループE第1節で、フランスがホンジュラスに3−0で勝利した。フランスは序盤からボールを支配し、ホンジュラスを押し込んだ。なかなかゴールは奪えなかったが、前半45分、FWカリム・ベンゼマが先制点。1点をリードして試合を折り返した。後半3分には、ベンゼマのシュートがオウンゴールを誘発。さらに27分、ベンゼマの2ゴール目が生まれ、ホンジュラスを突き放した。フランスは次戦、初戦を勝利したスイスと戦う。 (ポルトアレグレ) 【得点】 [フ] カリム・ベンゼマ(45分、72分)、オウンゴール(48分)

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