プロレス
「小学校の時はいじめられっ子でしたね。やられても何も言わなかった」。岡林裕二は、幼少期をそう振り返った。力はあったが、その拳を誰かに向けて振るうことはしない。母・ユリは土佐弁交じりで「ヤンチャやったけど、大人しかったです […]
その存在感はリングに立っているだけで圧倒されるものがある。男の名は岡林裕二。大日本プロレスに所属する看板レスラーだ。身長178cm、体重120kgはプロレスラーとしては、特段大きいわけではない。それでも胸囲は130cm […]
ストロング小林、サンダー杉山、グレート草津、ラッシャー木村、アニマル浜口、マイティ井上……。以上の名前を目にして、ある団体名が浮かんだ人は、作家の村松友視さん風に言えば、それなりの“プロレス者”である。答えは「国際プロ […]
力道山の最後に弟子にして、国内最年長現役記録を更新し続けるグレート小鹿。その波乱万丈なプロレス人生に当HP編集長・二宮清純が迫る。 二宮清純: 1988年7月31日に函館で引退興行を行ってプロレス界からいった […]
<痛みは薬でおさまっているけど、今回はかなりの月経過多で貧血。買物に行こうとしたんだけど、クラクラして動けない>(8月31日・自身のツイッターより) アイドル顔負けの容貌を誇った元女子プロレスラー […]
遺体が安置されている東京・大塚警察署に女子プロレスラーの神取忍が駆け付けたのは9月22日の午前10時頃だった。死に顔を見るなり涙が止まらなくなった。しばらくの間、その場に呆然と立ち尽くした。 9月21日に病 […]
“燃える闘魂”アントニオ猪木のライバルといえば、“インドの狂虎”タイガー・ジェット・シンが真っ先に頭に思い浮かぶ。 1973年5月、猪木が社長を務める新日本プロレスのリングに初登場。以来、トレード […]
今週はプロレスの話。「頭の悪いヤツにヒール(悪玉)はやれない」とうそぶいたのは“まだら狼”の異名をとった上田馬之介だが、これは実に的を射ている。 たとえば“銀髪鬼”フレッド・ブラッシー。必殺技は噛みつき。1 […]
新年早々イタいニュースだ。サッポロビールとファミリーマートが共同開発した新商品のビールが、スペルミスにより発売中止に追い込まれた。「LAGER」を「LAGAR」と誤って表記したというのだ。確かによく見ると「E」のところ […]
「キラー・カーン」のリングネームで活躍した元プロレスラーの小沢正志が10月に起こした自転車によるひき逃げ事件(道交法違反)で書類送検された。被害女性が重傷を負っているため、重過失傷害の容疑もかけられている。 & […]
輝かしい実績から“プロレスリングマスター”と呼ばれ、世界中にファンを持つ武藤敬司。しかし、これまでの激闘の代償は大きく、2018年には両ひざの人工関節置換術を受けた。その「プロレスLOVE」に満ちたリング人生に、当HP […]
ブリコラージュという言葉がある。もともとはフランスの文化人類学者クロード・レヴィ=ストロースが使い始めた言葉だが、最近はビジネス分野など多方面へ広がりを見せている。 要するに寄せ集めのもので何か […]
当HP編集長の二宮清純が、週刊ゴング元編集長・小佐野景浩氏との共著『昭和プロレスを語ろう!』を11月27日に出版します。アントニオ猪木、ジャイアント馬場、藤波辰爾、長州力、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、タイガーマスクといっ […]
体の大きな者を揶揄することわざは、それこそ掃いて捨てるほどある。ちょっと思い出すだけでも「ウドの大木」「デクの棒」「大男の殿(しんがり)」……。ひどいのになると「大男総身に知恵が回りかね」なんてものも。大男に対する偏見 […]
「パーキンソン病に近いような状況」 1980年代前半に活躍した初代タイガーマスク・佐山サトルの病状を、リアルジャパンプロレスの新間寿会長が説明したのは今年2月のことだ。 パーキンソン病とは<脳の黒 […]
プロレス、ボクシングのビッグイベントが数多く開催されてきた横浜文化体育館が先月6日、58年の歴史に幕を下ろした。 1962年5月に開館した同体育館は、プロレス会場のイメージが強い。力道山時代から日本プロレス […]
プロ野球の開幕に先立ち、プロレス界の雄・新日本プロレスが15日、110日ぶりに「無観客」で興行を再開した。試合の模様はインターネットテレビ局「新日本プロレスワールド」で世界中に生配信された。 会員数は10万 […]
当HP人気コラム「国境なきフットボール」執筆者の田崎健太氏の新刊『SIDスポーツ・アイデンティティ どのスポーツを選ぶかで人生は決まる』(太田出版)が好評発売中です。 本著は多くのアスリートを取材してきた田崎氏が、才能 […]
アントニオ猪木が創設した新日本プロレスは、日本では最古のプロレス興行団体である。この1月で、創設48周年を迎えた。 2012年にカードゲーム会社のブシロードが経営に乗り出し、現在はオランダ出身の […]
新日本プロレスに所属するSHOとYOHの“Roppongi 3K”が海外遠征から帰国後初戦でベルト奪取したのは2017年10月だ。その余勢を駆り、同月から始まったSUPER Jr. TAG TOURNAMENT(現SU […]
新日本プロレスのSHOは1歳上の“相棒”YOHとの関係をこう口にする。「YOHさんとは長年タッグを組んできた。2人で海外遠征に行き、メキシコで風神雷神、アメリカではTHE TEMPURA BOYZ。日本に帰ってきてから […]
愛媛県宇和島市に住む田中家の次男としてSHOは生まれた。彼にとって最初のヒーローは、アクション俳優のジャッキー・チェン。保育園に通っていた頃に観た映画『サンダーアーム/龍虎兄弟』がきっかけだった。漠然とした強さへの憧れ […]
あれからもう20年も経とうとしているのか。 とても不思議な気持ちになった。 3月20日、東京・巣鴨駅前にある闘道館で『ヒクソン戦、そして20年』と題して開催された船木誠勝トークショーに対論者として出演した時 […]
「プロレスラーは超人なのですが、自分は四国出身の凡人だと思っている。でも凡人でも努力すれば、超人と闘い、倒すことができる。それをファンの人に証明していきたい」 こう自らを凡人と称するのは、新日本プロレスに所属するプロレス […]
「オリンピック・パラリンピックが延期となって残念だけど、今年はワシのデビュー30周年だから寂しくないぞ!」 僕は、少し照れながら息子に記念イヤーであることを猛烈にアピールしたのだった。 あの伝説のUWFでデビ […]