プロレス
愛媛県宇和島市に住む田中家の次男としてSHOは生まれた。彼にとって最初のヒーローは、アクション俳優のジャッキー・チェン。保育園に通っていた頃に観た映画『サンダーアーム/龍虎兄弟』がきっかけだった。漠然とした強さへの憧れ […]
あれからもう20年も経とうとしているのか。 とても不思議な気持ちになった。 3月20日、東京・巣鴨駅前にある闘道館で『ヒクソン戦、そして20年』と題して開催された船木誠勝トークショーに対論者として出演した時 […]
「プロレスラーは超人なのですが、自分は四国出身の凡人だと思っている。でも凡人でも努力すれば、超人と闘い、倒すことができる。それをファンの人に証明していきたい」 こう自らを凡人と称するのは、新日本プロレスに所属するプロレス […]
(写真:会場の看板前にて。ボクシングの大会でUWFをやる実感がわいた)「オリンピック・パラリンピックが延期となって残念だけど、今年はワシのデビュー30周年だから寂しくないぞ!」 僕は、少し照れながら息子に記念イヤーである […]
大相撲の世界には、いろいろな隠語がある。「注射」は八百長、「金星」は美人、「北向き」は変人、「首投げ」は性行為、「お米」はおカネ……等々。 日本ではプロレスの創始者が力士出身の力道山ということも […]
(写真:引退試合当日、後楽園ホールにて)「一番仲の良いプロレスラーは誰ですか?」 この質問に僕は、考えることなく、すぐさま中西学選手と答える。 UWF系の選手の名前が出ると思っている方には少々驚かれる。 確かに僕はレスリ […]
(写真:筆者の「宝物」。獣神サンダー・ライガーのプライベート用マスク)「ライガーさんの最後の雄姿を見たかったな」 年始に行われた新日本プロレスの東京ドーム大会が、獣神サンダー・ライガー選手のラストマッチとなった。僕は故郷 […]
5日、新日本プロレスのレッスルキングダムが東京ドームで行われた。メインイベントのIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合(60分1本)はIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也が、IWGPヘ […]
(写真:鈴木からのエルボーを受けるLEONA) 振り返って考えてみるとターニングポイントだったと気づくことがある。 プロレスラーにとっての分岐点となる試合は、怪我からの復帰戦だろう。 僕にとっては、デビュー6 […]
(写真:一番にリングに上がり、シャドーボクシングのパフォーマンス)「今回のバトルロイヤル戦は、しっかりと対策を練っていこう」 今年2月に続き、バトルロイヤルでの試合出場のオファーをいただいた。 8カ月前にこの […]
(写真:リング下でのクワレス風景) この数年の間、春夏は『クワレス』(虫が行うプロレス)、秋は『森のプロレス』というサイクルが続いている。 スタートして十数年になるクワレスは今も成長を続けていると自負している […]
(写真:九州プロレス代表の筑前選手<右>との2ショット)「九州プロレスのリングにミヤマ仮面の登場をお願いします」 試合ではなく、チビッコたちの盛り上げ役にとご使命を受けた。 「わかりました。クワレスでチビッコた […]
(写真:東京都千代田区外神田二丁目に鎮座する神田明神)「神田プロレスって知っていますか?」 僕の事務所が東京の神田にあるのだが、恥ずかしながらその存在を知らなかった。 「8月17日に神田明神にて奉納プロレスをや […]
1日(日本時間2日)、肺がんによる合併症のため76歳で死去した元プロレスラーのハーリー・レイスは若かりし頃、日本ではハリー・レイスと呼ばれていた。新聞や専門誌の表記もハリーだ。それが、ある日突然、ハーリーになった。単な […]
(写真:2004年、ブラジルで行われたジャングル・ファイトの植樹祭)「元気ですか~!!」 この言葉が一番似合うのは、やはりアントニオ猪木さんだろう。 しかし最近では、元気を売りにしていた猪木さんに対し、体調を […]
「やっぱり左の肩の奥が痛みます」 久しぶりのスパーリングを終えた僕は、トレーナーに隠すことなく打ち明けた。 昨年のカッキーライド(鈴木みのる戦)が終わってから、肩の痛みにずっと悩まされていたが、それは四十肩によるものだと […]
格闘家のニックネームは、武闘派ぶりを強調するあまり、ややもすると誇大広告的になるのが相場だが、さる7日、67歳で世を去った極真空手の猛者、ウィリー・ウィリアムスの「熊殺し」は掛け値なしだった。 いくら飼育員 […]
(写真:昨年5月に訪れた際の熊本城)「熊本でUWFルールでの試合をやっていただけませんか?」 電話の主は、熊本プロレス祭り実行委員と名乗る者だった。 「熊本地震からもうすぐ3年になり、復興は進んではいますが、心 […]
「馬場さんとの思い出があれば何か教えてくれませんか?」 先月の『ジャイアント馬場没後20年追善大会』の試合後、プロレス番組のスタッフから声を掛けられた。 真っ先に頭に浮かんだのは、初めて試合をした時のことだ。 […]
9日付けの本紙に寄稿したザ・デストロイヤーへの追悼文に対する反響の大きさは想定していた以上だった。1963年5月24日、東京体育館の天井裏から宮崎仁一郎カメラマンが撮影した写真のインパクトに依るものだろう。デストロイヤ […]
ジ・インテリジェント・センセーショナル・デストロイヤー。それが7日(日本時間8日)に他界した「白覆面の魔王」ザ・デストロイヤーの正式なリングネームである。 マスター(修士)の学位を持つインテリレスラーは、し […]
(写真:憧れのスーパースター、ミル・マスカラス選手<右>)「すげえ! この空間にいられたことを神様に感謝したい」 2019年2月19日、スカイハイの曲に乗ってマスカラスブラザーズがリングに登場したのを見て、僕は興奮が抑え […]
「12月15日に池上本門寺の祖父の墓前の前で法要を行いますので、もしご都合が合いましたら、是非お越しください」 祖父とは、あの力道山のことを指す。これは、力道山の孫にあたる百田力(ももた・ちから)選手から来たメールなのだ […]
「これでいいのだろうか……」 11月11日に弁天島(静岡県浜松市)で森のプロレスを行ったのだが、選手たちの試合を観て、もっと自分が頑張らないといけないと強く思った。いつもなら僕はミヤマ仮面として大会の盛り上げ係を務めるの […]
(写真:全身全霊でクワガタポーズ。森のプロレスでは外せないルーティンだ) カッキーライドのあたりから痛かった肩がかなり悪化している。 鈴木みのる戦を前にして僕は張り切りすぎたのか、古傷の肩を痛めてしまった。 […]