プロレス
大相撲の世界には、いろいろな隠語がある。「注射」は八百長、「金星」は美人、「北向き」は変人、「首投げ」は性行為、「お米」はおカネ……等々。 日本ではプロレスの創始者が力士出身の力道山ということも […]
「一番仲の良いプロレスラーは誰ですか?」 この質問に僕は、考えることなく、すぐさま中西学選手と答える。 UWF系の選手の名前が出ると思っている方には少々驚かれる。 確かに僕はレスリング出身者でも新日本プロレス生え抜きの選 […]
「ライガーさんの最後の雄姿を見たかったな」 年始に行われた新日本プロレスの東京ドーム大会が、獣神サンダー・ライガー選手のラストマッチとなった。僕は故郷での法事のタイミングと重なってしまい、残念ながら会場に足を運ぶことがで […]
5日、新日本プロレスのレッスルキングダムが東京ドームで行われた。メインイベントのIWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合(60分1本)はIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也が、IWGPヘ […]
振り返って考えてみるとターニングポイントだったと気づくことがある。 プロレスラーにとっての分岐点となる試合は、怪我からの復帰戦だろう。 僕にとっては、デビュー6戦目の試合がそれにあたる。Uインターの旗揚げ戦 […]
「今回のバトルロイヤル戦は、しっかりと対策を練っていこう」 今年2月に続き、バトルロイヤルでの試合出場のオファーをいただいた。 8カ月前にこの世を去ったデストロイヤー氏の追悼大会が、11月15日に東京・大田区 […]
この数年の間、春夏は『クワレス』(虫が行うプロレス)、秋は『森のプロレス』というサイクルが続いている。 スタートして十数年になるクワレスは今も成長を続けていると自負しているが、年に2~3回ほどしか開催してい […]
「九州プロレスのリングにミヤマ仮面の登場をお願いします」 試合ではなく、チビッコたちの盛り上げ役にとご使命を受けた。 「わかりました。クワレスでチビッコたちを盛り上げます!」 一度プロレスのリング上でクワレス( […]
「神田プロレスって知っていますか?」 僕の事務所が東京の神田にあるのだが、恥ずかしながらその存在を知らなかった。 「8月17日に神田明神にて奉納プロレスをやるのですが、垣原さんに大会の開会宣言をお願いできたらと […]
1日(日本時間2日)、肺がんによる合併症のため76歳で死去した元プロレスラーのハーリー・レイスは若かりし頃、日本ではハリー・レイスと呼ばれていた。新聞や専門誌の表記もハリーだ。それが、ある日突然、ハーリーになった。単な […]
「元気ですか~!!」 この言葉が一番似合うのは、やはりアントニオ猪木さんだろう。 しかし最近では、元気を売りにしていた猪木さんに対し、体調を心配する声をよく耳にする。 政界を引退されたこともその要因のひとつだ […]
「やっぱり左の肩の奥が痛みます」 久しぶりのスパーリングを終えた僕は、トレーナーに隠すことなく打ち明けた。 昨年のカッキーライド(鈴木みのる戦)が終わってから、肩の痛みにずっと悩まされていたが、それは四十肩によるものだと […]
格闘家のニックネームは、武闘派ぶりを強調するあまり、ややもすると誇大広告的になるのが相場だが、さる7日、67歳で世を去った極真空手の猛者、ウィリー・ウィリアムスの「熊殺し」は掛け値なしだった。 いくら飼育員 […]
「熊本でUWFルールでの試合をやっていただけませんか?」 電話の主は、熊本プロレス祭り実行委員と名乗る者だった。 「熊本地震からもうすぐ3年になり、復興は進んではいますが、心の復興はまだまだです」 僕は、この言 […]
「馬場さんとの思い出があれば何か教えてくれませんか?」 先月の『ジャイアント馬場没後20年追善大会』の試合後、プロレス番組のスタッフから声を掛けられた。 真っ先に頭に浮かんだのは、初めて試合をした時のことだ。 […]
9日付けの本紙に寄稿したザ・デストロイヤーへの追悼文に対する反響の大きさは想定していた以上だった。1963年5月24日、東京体育館の天井裏から宮崎仁一郎カメラマンが撮影した写真のインパクトに依るものだろう。デストロイヤ […]
ジ・インテリジェント・センセーショナル・デストロイヤー。それが7日(日本時間8日)に他界した「白覆面の魔王」ザ・デストロイヤーの正式なリングネームである。 マスター(修士)の学位を持つインテリレスラーは、し […]
「すげえ! この空間にいられたことを神様に感謝したい」 2019年2月19日、スカイハイの曲に乗ってマスカラスブラザーズがリングに登場したのを見て、僕は興奮が抑えられなくなった。「千の顔を持つ男」ミル・マスカラス選手は、 […]
「12月15日に池上本門寺の祖父の墓前の前で法要を行いますので、もしご都合が合いましたら、是非お越しください」 祖父とは、あの力道山のことを指す。これは、力道山の孫にあたる百田力(ももた・ちから)選手から来たメールなのだ […]
「これでいいのだろうか……」 11月11日に弁天島(静岡県浜松市)で森のプロレスを行ったのだが、選手たちの試合を観て、もっと自分が頑張らないといけないと強く思った。いつもなら僕はミヤマ仮面として大会の盛り上げ係を務めるの […]
カッキーライドのあたりから痛かった肩がかなり悪化している。 鈴木みのる戦を前にして僕は張り切りすぎたのか、古傷の肩を痛めてしまった。 スパーリング中に無理な返し方をした時に肩を捻ったと思われるが、日を追うご […]
8月のカッキーライドが終わると僕はすぐに昆虫ヒーローへ頭を切り替えた。 ミヤマ☆仮面の昆虫イベントは夏が本番だからだ。夏が過ぎても今度は「森のプロレス」大会が控えている。プロデューサーとして、大会全てを管理しなければな […]
「たったの1分50秒だったのかぁ~」 14日に行われたカッキーライドでの鈴木みのる戦の試合タイムのことだ。 僕はこの試合のために2018年の夏をすべて捧げたと言っても過言ではない。 夏だけというわ […]
14日、東京・後楽園ホールで「カッキーライド2018」が開催された。UWFルールで行われたメインの垣原賢人vs.鈴木みのる戦は、鈴木が1分50秒で垣原を下した。垣原はリング上で「情けない姿を見せましたけど、勝つまで諦め […]
暑い日が続く。毎日、汗だくだ。 でも、昨年の今頃はそうではなかった。ほとんど外に出ることなく、冷房の効いた仕事部屋に籠り、『プロレスが死んだ日。~ヒクソン・グレイシーvs.髙田延彦20年目の真実~』(集英社インターナシ […]