格闘技
4月に入ったが、「K-1」「DREAM」「SRC」といった日本のメジャー格闘技団体の今年の年間大会開催スケジュールが、まだ発表されていない。次回大会の開催も決まっておらず、ファンは待ち疲れ、選手たちは不安な気持ちで日々を過ごしている。
エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア)の敗北は衝撃的だった。 2月12日(現地時間)、米国ニュージャージー州のアイゾッド・センターで開かれたStrike Force「ヘビー級GPトーナメント」1回戦、アントニオ・シウバ(ブラジル)と対戦したヒョードルは、かつての輝きをすでに失っていた。
ボクシングのWBC世界フェザー級王者・長谷川穂積にとって、2010年は波乱に満ちた1年だった。4月、フェルナンド・モンティエル(メキシコ)にTKO負けを喫し、10度防衛したバンタム級王座から陥落。10月には母・裕美子さんをがんで亡くした。しかし、その1カ月後、フェザー級王座決定戦でファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)を判定で下し、日本人初の飛び級による2階級制覇を達成した。そして2011年、現役最強王者はどんなボクシングを見せてくれるのか。4月にジョニー・ゴンザレス(メキシコ)との防衛戦を控える長谷川に、あらためて激動の1年を振り返ってもらった。
ボクシングのWBC世界ミニマム級タイトルマッチが11日、神戸ワールド記念ホールで行われ、挑戦者で同級10位の井岡一翔(井岡)が王者のオーレドン・シッサマーチャイ(タイ)を5RTKOで下し、世界初挑戦でタイトルを獲得した。井岡はプロ7戦目での戴冠で、辰吉丈一郎、名城信男の持っていた王座奪取の日本人最速記録(8戦目)を更新した。これで日本のジムに所属する現役王者は7人に増え、史上最多タイとなった。
ボクシングのWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチが5日、大阪府立体育会館で行われ、挑戦者の同級7位・名城信男(六島)は王者のトマス・ロハス(メキシコ)に0−3の判定で敗れた。名城は9カ月ぶりの王座返り咲きに失敗し、日本人史上3人目となる同一階級3度目のタイトル奪取はならなかった。
4月23日に有明コロシアムで開かれる予定だった「SRC17」を中止すると、突然、主催団体のワールドビクトリーロードが発表した。今後の団体の存続も危うい状況にあるらしい。「DREAM」も(2月3日の時点で)、次回大会の開催を決められずにいる。それはK-1も然りだ。日本のメジャー格闘技団体に元気がない。
ボクシングのダブル世界タイトルマッチが31日、東京・有明コロシアムで行われ、WBAスーパーフェザー級では王者の内山高志(ワタナベ)が同級4位の挑戦者・三浦隆司(横浜光)を8R終了時TKOで下し、3度目の防衛に成功した。内山は3Rにダウンを奪われる苦しい展開だったが冷静に巻き返し、8R終了時に三浦が右目の視力を失って棄権を申し出た。これで王座奪取から4連続KO勝利となり、自身の持つ日本人記録を更新した。一方、WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチでは、同級6位の挑戦者・下田昭文(帝拳)が王者の李冽理(横浜光)を3−0の判定で破り、世界初挑戦でベルトを獲得した。
11日、都内で安田忠夫引退試合の対戦カード発表会見が開かれた。2月4日(金)に後楽園ホールで行われる引退興行ではオープニングマッチとして元横綱・曙とのシングルマッチ、メインイベントで大谷晋二郎とコンビを組み、高山善廣・鈴木みのる組とのタッグマッチが行われる。
ジェロム・レ・バンナに判定勝ちし、また一歩前進した石井慧だが、観る側に強烈なインパクトを残すことはできなかった。吉田秀彦のように短期間では階段を駆け上がれない。トップクラスに割って入るには、まだ時間がかかるのだろう。
2010年の格闘技を締めくくる「FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜」が31日、さいたまスーパーアリーナで開催され、全14試合(不戦勝の1試合除く)が行われた。メインイベントとなったDREAMフェザー級タイトルマッチでは、挑戦者の高谷裕之(高谷軍団)が王者のビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/レボリューション・ファイトチーム)を3−0の判定で破り、念願の王座を獲得した。同ウェルター級タイトルマッチでは、桜庭和志(LAUGHTER7)が王者のマリウス・ザロムスキー(リトアニア/LONDON SHOOT FIGHTERS)に挑んだが、試合途中で右耳が裂け、無念のドクターストップ。ミドル級からウェルター級に転向しての戴冠はならなかった。
過去に例をみない格闘技フェスティバル「戦極 Soul of Fight〜」が30日、東京・有明コロシアムで初開催された。「朝から晩まで格闘技」のキャッチフレーズの下、通常の戦極(SRC)で実施される総合格闘技のみならず、ジャケット(道衣)マッチ、キックボクシング、ムエタイ、女子格闘技も含めた全28試合が実施された。ビッグイベントを締めくくったSRCフェザー級チャンピオンシップでは、挑戦者の日沖発(ALIVE)が王者マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)を激闘の末、3−0の判定で下し、新王者に輝いた。
ボクシングのダブル世界タイトルマッチが26日、さいたまスーパーアリーナで行われ、WBAバンタム級王座決定戦では、同級2位の亀田興毅(亀田)が同級5位のアレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)を3−0の判定で下し、新王者となった。亀田興は既にWBAライトフライ級、WBC世界フライ級のタイトルを獲得しており、日本人初の3階級制覇を達成した。またWBA世界フライ級タイトルマッチでは王者の亀田大毅(亀田)が挑戦者の同級13位シルビオ・オルティーヌ(ルーマニア)を2−1の判定で破り、2度目の防衛に成功した。
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが23日、大阪府立体育会館で行われ、挑戦者の同級6位・久高寛之(仲里ATSUMI)は王者のウーゴ・カサレス(メキシコ)に0−3の判定で敗れ、王座獲得に失敗した。久高は過去2度、フライ級のベルト獲得に失敗しており、今回は階級を上げてタイトルを狙ったが、悲願は達成できなかった。カサレスは5月に名城信男(六島)から王座を奪って以降、早くも3度目の防衛に成功した。
「K-1 WORLD GP2010 FINAL」が11日、東京・有明コロシアムで開催され、優勝候補のアリスター・オーフレイム(オランダ/ゴールデン・グローリー)が、決勝でベテランのピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ)を下し、初の頂点に立った。現在、オーフレイムは「Strike Force」のヘビー級王者で、今回の優勝により、総合格闘技とK-1の両方で最強の称号を得た。アーツは準決勝で連覇を狙ったセーム・シュルト(オランダ/正道会館)を激闘の末に下したが、決勝では力尽き、12年ぶりのGP制覇はならなかった。日本勢で唯一、コマを進めた京太郎(チームドラゴン)はシュルトに準々決勝で敗れた。
12月に入り、大晦日が近づいているが、『Dynamite!!』の対戦カードは、まだ1カード(高谷裕之×ビビアーノ・フェルナンデス)しか発表されていない。昨年の今頃には、魔裟斗の引退試合と、吉田秀彦×石井慧戦が決まっていたのだが、今年は(12月2日の時点で)目立った発表もない。選手が準備のできた状態で闘うためにも、また観る側の関心を高めるためにも、せめてメインカードだけでも、もっと早く決めて提示すべきだと思う。
1963年12月8日、“昭和の大スター”力道山は東京・赤坂のナイトクラブ「ニューラテンクォーター」で暴力団員と些細なことでケンカになり、腹部を刺される。そして、その1週間後、入院先の病院で化膿性腹膜炎で死去した。39歳だった。 スーパーヒーローの衝撃的な死を巡っては、50年近くが経とうとしている今でも、さまざまな憶測が飛び交っている。力道山の息子であり、現在は日本人現役最年長レスラーでもある百田光雄は、その時、何を見て何を感じたのか。家族だからこそ知っている秘話を当HP編集長・二宮清純が訊ねた。
ボクシングのダブル世界タイトルマッチが26日、名古屋ガイシプラザで行われ、WBCフェザー級王者決定戦では同級2位で元WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(真正)が、同級1位のファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)を3−0の判定で下し、2階級制覇を達成した。長谷川は一気に2階級を上げてのベルト奪取で、これは日本人初の快挙。またWBCスーパーフェザー級では挑戦者で元WBCフェザー級王者の粟生隆寛(帝拳)が、王者のビタリ・タイベルト(ドイツ)を3−0の判定で破り、長谷川同様、2階級制覇を成し遂げた。日本人ボクサーの2階級制覇は過去6名しかおらず、1度に2人の達成者が誕生する歴史的な1日となった。
日常の食事・メンタル面を含めたスポーツ・ニュートリションの実践、勝てる選手・勝てるチームをサポートする栄養指導、スポーツの現場でのきめ細やかな栄養指導など、多くのアスリートやスポーツに関わる人々を栄養の面からサポートし、大きな成果へとつなげている『ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボ』。その活動を二宮清純が定期的に取材し、レポートをSAVASサイト内で掲載しています。 今回は2階級制覇を目指し、11月26日のWBC世界フェザー級王座決定戦に臨むボクシングの長谷川穂積選手を訪問。4月に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチに向けた減量計画を、ザバス スポーツ&ニュートリション・ラボの村野あずささんとともに振り返りつつ、来る決戦への意気込みを語ってもらいました。 ※詳しくはへ(バナーをクリック!)。
12月30日に、SRCを運営するワールドビクトリーロードと日本レスリング連盟の共催で格闘技イベント「戦極 Soul of Fight」を開催することが正式に決定し、概要が発表された。会場は東京・有明コロシアムで試合開始は午前11時から。イベント終了は21時を予定しており、延べ10時間に及ぶ一大フェスティバルとなる。会見に臨んだワールドビクトリーロードの向井徹代表取締役は「29日に年末の大掃除やお買い物を済ませて、30日にはご家族、カップルで有明にお越しいただきたい」と来場を呼びかけた。
「K-1 WORLD MAX2010」が8日、東京・両国国技館で開催され、ミドル級の「−70? World Championship Tournament FINAL」など、13試合が実施された。昨年の覇者ジョルジオ・ペトロシアン(イタリア/サトリ・グラディエートリウム・ネメシス)は準々決勝、準決勝を判定で突破。決勝では佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー)を圧倒し、史上初の連覇を達成した。佐藤は自身初の決勝進出を果たしたが、最後に力尽きた。またトーナメントに先立って行われた特別試合では石井慧(アイダッシュ)が登場。試合前日に対戦相手が変更になるアクシデントに見舞われたものの、柴田勝頼(LAUGHTER7)を一本勝ちで下した。
長く暑い夏が、ようやく終わったと思ったら、一気に肌寒くなった。季節外れの台風が去り、北では雪が舞う。もう冬にさしかかっている。 2010年も残り60日を切り、「格闘技の日」大晦日が近づく。『Dynamite!!』(さいたまスーパーアリーナ)の例年通りの開催が発表された。加えて、昨年は『Dynamite!!』に参戦したSRCが独自に大会を開くことを先に発表している。イベントタイトルは、『戦極 Soul of Fight』で、日時は大晦日ではなく、その前日の12月30日、場所は有明コロシアムだ。
12月31日の大晦日に今年も格闘技イベント「Dynamite!! 〜勇気のチカラ2010〜」が開催されることが決まり、概要が発表された。2001年に始まった大晦日の格闘技は今年で10回目。節目となる大会に向け、FEGの谷川貞治代表は「大晦日の格闘技は、毎年大きな格闘技界の話題をつくってきた。10年目にふさわしい集大成のカードを組みたい」と意気込みを示した。ただ、期待された対戦カードの発表は最終調整がつかず、先送りに。やや拍子抜けの開催発表となった。
「SRC15」が30日、東京・両国国技館で行われ、バンタム級のASIAトーナメント準々決勝やウェルター級グランプリ準決勝など、10試合が行われた。メインのライトヘビー級ワンマッチではアテネ五輪柔道銀メダリストの泉浩(プレシオス)がジェームス・ジキック(英国/LONDON SHOOT FIGHTERS)と対戦。最終3Rにテークダウンを奪って攻めた泉が僅差の判定で勝利した。これで総合3連勝となった泉は、SRCとの契約を解除した石井慧との柔道メダリスト対決を要求した。SRCでは12月30日に「戦極 Soul of Fight」という年末イベントを開催し、今回のウェルター級グランプリ決勝、バンタム級のASIAトーナメント準決勝を含む試合を25〜30カード用意するプランを立てている。
ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチが24日、東京・両国国技館で行われ、王者の西岡利晃(帝拳)は挑戦者の同級1位レンドール・ムンロー(イギリス)を3−0の判定で下し、5度目の防衛に成功した。西岡はプレッシャーをかけて前に出てくる相手をうまくさばき、ボディ攻撃でダメージを与える。中盤以降は連打で挑戦者を棒立ちにさせるなど圧倒し、初防衛からの5連続KO勝利こそならなかったものの、いずれのジャッジも10ポイント差をつける完勝を収めた。
24日に東京・両国国技館で行われるWBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ、WBA世界ライトフライ級暫定王座決定戦の調印式が22日、都内ホテルで行われた。日本人初となる初防衛から4連続KO中の西岡利晃(帝拳)は「いつも言っているとおりKOは狙っていない。期待に応える素晴らしい試合を必ずします」と力強く語った。挑戦者のレンドール・ムンロー(イギリス)は同級1位の実力者。西岡とは同じサウスポーでどんどん向かってくるファイターだ。「12Rだろうと24Rだろうと36Rだろうと、逆に2Rだろうと勝つのは自分」と世界初挑戦でのベルト奪取に意気込んでいた。