水泳・陸上

第66回 トライアスロンのタイムアップへ

 この春に発表した山本化学工業の競泳用水着素材は4月3日付で国際水泳連盟(FINA)の公認許可を取得した。「両面親水」の加工を施し、水の抵抗のみならず、皮膚との摩擦も限りなく軽減させた新素材は話題になっている。 「“使ってみたい”というオーダーを多数いただいています。かなり需要が高いですね」  山本富造社長は反響に手応えを感じている。

第55回 世界で戦える「競歩」の星

 腰をくねらせながら前進する競歩は、見た目にはコミカルに映る。公園で練習していると、見知らぬジョガーに次々と抜き去られる。 「走って抜き返してやろうと思うこともありますよ」  ソウル五輪男子20キロ競歩代表の酒井浩文が、かつて、そう語っていたことを、ふと思い出した。

トビウオジャパン、4冠・萩野&渡部ら25名を選出 〜競泳世界選手権〜

 13日、日本水泳競技連盟は都内のナショナルトレーニングセンターで世界選手権・競泳競技(8月、ロシア・カザン)の日本代表を発表した。日本選手権4冠を果たした萩野公介(東洋大)、渡部香生子(JSS立石)ら25名が選ばれた。世界選手権では男女各20種目に加え、今大会から混合2種目(400メートルフリーリレー、400メートルメドレーリレー)が追加された。リレー種目で12位以内に入れば、リオデジャネイロ五輪の出場枠を獲得。また個人種目での金メダル獲得者は同五輪代表に内定する。

萩野&渡部、4冠達成 14歳・池江は女子50Mバタフライ優勝 〜競泳日本選手権〜

 12日、第91回競泳日本選手権の最終日が行われた。男子400メートル個人メドレー決勝は萩野公介(東洋大)が4分8秒54で制した。萩野は同種目を4連覇し、史上初の3年連続の4冠以上(2013年は5冠)を達成した。一方、女子も200メートル平泳ぎを制した渡部香生子(JSS立石)が4冠。女子の4冠は萩原智子以来、13年ぶり2人目の快挙を成し遂げた。萩野は瀬戸大也(JSS毛呂山)と、渡部は金藤理絵(Jaked)とともに派遣標準記録を突破し、8月の世界選手権代表に内定した。女子50メートルバタフライは、中学3年の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が初優勝を収めた。中学生の日本選手権制覇は19年ぶり。男子100メートルバタフライは藤井拓郎(コナミ)が、女子400メートル個人メドレーは清水咲子(ミキハウス)が昨年に続いての優勝に加え、派遣標準記録をクリアしたため、世界選手権代表入りを果たした。

小関、平泳ぎ2冠達成 入江は背泳ぎ、星はバタフライで2冠 〜競泳日本選手権〜

 11日、第91回競泳日本選手権5日目が行われ、男子200メートル平泳ぎ決勝で小関也朱篤(ミキハウス)が2分7秒77秒の好タイムで初優勝した。2位には立石諒(ミキハウス)が2分9秒54で入った。小関と立石は8月にロシアで行われる世界選手権代表の派遣標準記録(2分9秒90)を突破し、100メートル平泳ぎに続き、代表に内定した。男子200メートル背泳ぎは入江陵介(イトマン東進)が4連覇を達成。2位に入った金子雅紀(YURAS)とともに派遣標準記録(1分57秒18)をクリアし、世界選手権の代表入り。女子200メートルバタフライは星奈津美(ミズノ)が2分6秒66で制した。星は派遣標準記録(2分7秒87)を突破し、3大会連続の世界選手権代表入りを決めた。女子800メートル自由形は、高校1年の佐藤千夏(スウィン大教)が派遣標準記録に及ばなかったものの、初優勝を果たした。

渡部、女子200M個人メドレーで日本新 萩野は男子200M個人メドレーで4連覇 〜競泳日本選手権〜

 10日、第91回競泳日本選手権4日目が行われ、女子200メートル個人メドレー決勝で渡部香生子(JSS立石)が2分9秒81の日本記録をマークし、3連覇した。渡部は世界選手権の派遣標準記録(2分11秒79)をクリアし、前日の100メートル平泳ぎに続き、2種目で2大会連続の世界選手権代表を決めた。男子200メートル個人メドレーでは萩野公介(東洋大)が1分56秒30の記録で4連覇を達成した。萩野は2位に入った瀬戸大也(JSS毛呂山)とともに派遣標準記録(1分58秒91)を突破し、世界選手権代表に内定。瀬戸は200メートルバタフライ決勝を1分54秒63で制し、同種目でも代表権を獲得した。男女50メートル自由形は、塩浦慎理(イトマン東進)と内田美希(東洋大)が昨年に続き、優勝したが派遣標準記録を超えられなかった。

萩野、自由形2冠達成 渡部&五十嵐も2種目制覇 〜競泳日本選手権〜

 9日、第91回競泳日本選手権3日目が行われ、男子200メートル自由形決勝で萩野公介(東洋大)が1分45秒82で優勝し、3連覇を達成した。萩野は派遣標準記録(1分46秒94)を突破し、8月の世界選手権(ロシア)代表に内定。3年連続で自由形2種目を制した。女子100メートル平泳ぎでは、渡部香生子(JSS立石)が1分6秒45で連覇。渡部は派遣標準記録(1分7秒22)をクリアし、2大会連続の世界選手権代表を決めた。女子200メートル自由形決勝は五十嵐千尋(日本体育大)が制し、3位には中学3年の池江璃花子(ルネサンス亀戸)が入った。五十嵐と池江は個人での派遣標準記録(1分57秒37)突破はならなかったが、持田早智(ルネサンス幕張)、青木智美(STSC.YW)とともにリレーでの代表入りを果たした。その他の種目は男子50メートル背泳ぎは古賀淳也(第一三共)が、同50メートル平泳ぎは崎本浩成(コナミ)が、女子100メートル背泳は赤瀬紗也香(日本体育大)が優勝したが、いずれも派遣標準記録には届かなかった。女子50メートル自由形準決勝で内田美希(東洋大)が24秒97の日本新記録をマークし、決勝に進出した。

男子100M平泳ぎ・小関&男子100M背泳ぎ・入江が連覇 〜競泳日本選手権〜

 8日、第91回競泳日本選手権2日目が行われ、男子100メートル平泳ぎ決勝で小関也朱篤(ミキハウス)が59秒73で2連覇を達成した。2位には立石諒(ミキハウス)が1分0秒04で入り、北島康介(アクエリアス)は1分0秒18で3位だった。小関と立石は派遣標準記録(1分0秒04)を突破し、世界選手権代表に内定した。男子100メートル背泳ぎ決勝では入江陵介(イトマン東進)が52秒99で優勝。2年連続3度目の優勝を果たした入江は、2位に入った金子雅紀(YURAS)とともに派遣標準記録(53秒67)をクリアし、世界選手権代表入りを決めた。その他の種目では男子50メートルバタフライを川本武史(中京大)が、同800メートル自由形を宮本陽輔(自衛隊)が、女子100メートルバタフライを星奈津美(ミズノ)が制したが、いずれも派遣標準記録には届かなかった。

萩野、400M自由形でV3 〜競泳日本選手権〜

 7日、競泳の世界選手権(8月・ロシア)代表選考会を兼ねた「第91回日本選手権競技大会」が東京辰巳国際水泳場で開幕し、決勝4種目が行われた。昨年4冠の萩野公介(東洋大)は男子400メートル自由形決勝を3分45秒19で制し、この種目3連覇を達成した。萩野は派遣標準記録2(3分46秒18)を突破し、世界選手権代表に内定。女子50メートル平泳ぎは渡部香生子(JSS立石)が31秒07で初優勝を果たすが、派遣標準に届かず、この種目での代表内定とはならなかった。女子50メートル背泳ぎは稲田法子(セントラルスポーツ)が初制覇、同400メートル自由形は五十嵐千尋(日本体育大)が3連覇した。その他、男子200メートル平泳ぎでは北島康介(アクエリアス)が準決勝で全体2位に入り、決勝進出を決めた。

第65回 新水着素材&ゼロポジションで世界と戦え

 4月7日から水泳の日本選手権が東京辰巳国際水泳場で開催される。同選手権は夏の世界水泳(ロシア・カザン)の代表選考会を兼ねており、来年のリオデジャネイロ五輪にもつながる重要な大会だ。最先端の水着素材を発表し続けている山本化学工業でも、選手たちが、どんな好タイムを残すか大いに注目している。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)最終回「狙うは日本人初の19メートル越え」

「技術が一気に変わった年」。宮内育大は、大学2年の1年間をこう表現した。というのも、宮内は自己ベストが初めて17メートル台を突破したのだ。関東インカレでは16メートル23の記録で優勝したものの、その後、関東以外の大学で16メートル後半を投げる選手たちが出てきた。その選手たちとは全日本インカレで戦うことになる。宮内は「このままだと負けるんじゃないか……」と一抹の不安を抱えていた。そんな彼の不安を拭い去るきっかけになったのは、成田合宿で日大陸上部監督・小山裕三に受けた指導だった。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)第3回「失意を乗り越えて掴んだ日本一」

「序盤で16メートル39を投げて、“ここからだ!”という時に伸ばし切れませんでした」  こう振り返る宮内育大の表情には、今でも悔しさがにじみ出ていた。7年前の2008年8月、埼玉インターハイ・陸上男子砲丸投げで宮内は予選1投目を失敗したものの、つづく2投目で16メートル13を投げて予選通過記録(15メートル20)を突破した。事実上の“一発クリア”を果たし、決勝前の練習でも好調を維持。追手前高校陸上部監督の岡村幸文には、他校の指導者の「これは宮内が優勝だな」という声も聞こえてきた。それほど、宮内の調子は良かった。迎えた決勝でも、1投目で16メートル39の自己ベストをマークして1位に躍り出た。しかし、2投目以降で記録を伸ばせず、最終順位は5位。競技終了後、宮内に笑顔はなかった。

弘山晴美(マラソンランナー)<前編>「駆け抜けた28年間の思い出」

: ご無沙汰しています。現役を引退されてから、ゆっくりお話をするのは初めてです。今回はこののソーダ割り、Soba&Sodaを飲みながら、楽しく話を伺えればと思います。 : よろしくお願いします。オリジナルのグラスに入れると、なんだか雰囲気が出ますね。初めていただきましたが、まろやかでソーダとよく合います。味や風味が引き立っておいしいですね。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)第2回「全国で勝負するために必要だったモノ」

 2007年8月、高校2年となっていた宮内育大は佐賀インターハイに出場した。砲丸投で全国大会に出場するのは初めて(※前年に少年・円盤投げで国民体育大会に出場)だった。当時、彼の自己ベストが14メートル台だったのに対し、全国大会常連の選手たちのそれは16メートル台。専門誌で取り上げられるほどの選手もいたが、宮内は「やってみなければわからない」という気概で大会に臨んだ。しかし、公式練習で宮内の力一杯投げた距離が、猛者たちに軽々と越されていく。迎えた本番でも14メートル11の記録におわり、彼は決勝に進出することができなかった。宮内は「まざまざと力の差を見せつけられました」と当時を振り返った。

第3回 鈴木聡美(競泳平泳ぎ)「チャレンジャーの気持ちで再び五輪へ」

「リオの風」は、株式会社アライヴンとのタイアップコーナーです。来年のリオデジャネイロ五輪、パラリンピックを目指すアスリートを毎回招き、アライヴンの大井康之代表との対談を行っています。各競技の魅力や、アライヴンが取り扱うインヴェル製品を使ってみての感想、大舞台にかける思いまで、たっぷりと伺います。  今回はロンドン五輪の競泳で3つのメダルを獲得し、2大会連続出場を狙う鈴木聡美選手の登場です。

第63回 日本人の知識と意識に変革を 〜二宮清純インタビュー〜

 2020年の東京五輪・パラリンピックまで、あと5年。山本化学工業では一昨年、「東京五輪で金メダル30個」というプロジェクトを立ち上げた。アスリートに役立つウェア素材や「ゼロポジションベルト」「ゼロポジションウェア」などの改良を重ね、これらの製品と「バイオラバー」の活用で高いパフォーマンスを引き出す方法を提案してきた。大会が開かれる5年後、日本全体の問題として、ますます深刻化するのは高齢化に伴う医療費の増大だろう。65歳以上の人口は全体の約3割になるとみられる中、「人々の健康長寿をサポートしたい」と山本富造社長は考えている。新年にあたって、山本社長に2014年の成果と2015年の展望を二宮清純がインタビューした。その模様を前回に続き、紹介する。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)第1回「運命に導かれたショットプッター」

 初めての記録は優勝だった。日本大学陸上競技部の宮内育大(大学院2年)が砲丸投に出合ったのは、中学3年の時だ。宮内は通っていた大杉中学校でソフトボール部に所属していた。2005年11月、宮内ら運動部の選手が地域で開催された陸上大会に参加する機会があった。そこで宮内は砲丸投に出場し、大会記録を出して優勝。彼は砲丸投という種目を選んだのは「たまたまでした」と振り返ったが、初めて砲丸を投げたという宮内の結果に周囲は驚いた。当時はまだ宮内自身に陸上を始める気持ちはなかった。だが、陸上大会での活躍は、彼を陸上の世界へと誘うきっかけとなった。

第62回 東京五輪・パラリンピックはサイエンスの大会に 〜二宮清純インタビュー〜

 2015年を迎え、2020年の東京五輪・パラリンピックまで、あと5年になった。山本化学工業では一昨年、「東京五輪で金メダル30個」というプロジェクトを立ち上げた。アスリートに役立つウェア素材や「ゼロポジションベルト」「ゼロポジションウェア」などの改良を重ね、これらの製品と「バイオラバー」の活用で高いパフォーマンスを引き出す方法を提案してきた。大会が開かれる5年後、日本全体の問題として、ますます深刻化するのは高齢化に伴う医療費の増大だろう。65歳以上の人口は全体の約3割になるとみられる中、「人々の健康長寿をサポートしたい」と山本富造社長は考えている。新年にあたって、山本社長に2014年の成果と2015年の展望を二宮清純がインタビューした。その模様を2回にわたって紹介する。

第61回 バイオラバーで健康長寿を

 バイオラバーの新たな可能性だ。  山本化学工業は11月25日、会見を開き、同社開発の「バイオラバー」が長寿遺伝子(サーチュイン[Sirt1]、以下同)の活性度を短期間に大幅改善する作用を持つことが分かったと発表した。前回までに紹介したように、山本化学工業では、近年、注目度が高まっている遺伝子検査において、バイオラバーを体に当てることで、遺伝情報をコピーして伝えるメッセンジャー(m)RNAの出現量が増えるかどうかをリサーチしてきた。その結果、まず長寿遺伝子の活性度がアップすることが実証されたというわけだ。

競泳・冨田、無実を主張

 6日、韓国・仁川アジア競技大会の競泳会場でカメラを盗んだとして、略式起訴された元日本代表の冨田尚弥が名古屋市内で弁明会見を開いた。現地の警察で罪を認めた冨田だが、会見では「僕は盗んでいません」と無実を訴えた。同席した代理人を務める弁護士も、冨田の冤罪を主張した。冨田は帰国後、所属先を解雇され、日本水泳競技連盟からは2016年3月31日までの選手登録停止処分を受けていた。

第60回 スピードスケートにも高機能スーツを

 競泳、トライアスロン、フリーダイビング……山本化学工業はさまざまな競技で使われるウェアやスーツ用に高機能素材を開発し、アスリートのパフォーマンス向上に寄与してきた。そして、この秋、また新たな競技に素材を提供する。スピードスケートのレーシングスーツだ。ウェットスーツ素材を改良し、空気抵抗を少なく、かつ、動きやすいウェアを目指す。

第59回 病院を病気予防の場に

 9月にイタリア・サルデーニャ島で開催されたAIDAフリーダイビング世界選手権、女子日本代表の「人魚ジャパン」(平井美鈴、廣瀬花子、福田朋夏)は銀メダルを獲得した。過去2大会に続く3連覇こそ流したものの、これで2008年から4大会連続の表彰台だ。

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