水泳・陸上

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)最終回「狙うは日本人初の19メートル越え」

「技術が一気に変わった年」。宮内育大は、大学2年の1年間をこう表現した。というのも、宮内は自己ベストが初めて17メートル台を突破したのだ。関東インカレでは16メートル23の記録で優勝したものの、その後、関東以外の大学で16メートル後半を投げる選手たちが出てきた。その選手たちとは全日本インカレで戦うことになる。宮内は「このままだと負けるんじゃないか……」と一抹の不安を抱えていた。そんな彼の不安を拭い去るきっかけになったのは、成田合宿で日大陸上部監督・小山裕三に受けた指導だった。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)第3回「失意を乗り越えて掴んだ日本一」

「序盤で16メートル39を投げて、“ここからだ!”という時に伸ばし切れませんでした」  こう振り返る宮内育大の表情には、今でも悔しさがにじみ出ていた。7年前の2008年8月、埼玉インターハイ・陸上男子砲丸投げで宮内は予選1投目を失敗したものの、つづく2投目で16メートル13を投げて予選通過記録(15メートル20)を突破した。事実上の“一発クリア”を果たし、決勝前の練習でも好調を維持。追手前高校陸上部監督の岡村幸文には、他校の指導者の「これは宮内が優勝だな」という声も聞こえてきた。それほど、宮内の調子は良かった。迎えた決勝でも、1投目で16メートル39の自己ベストをマークして1位に躍り出た。しかし、2投目以降で記録を伸ばせず、最終順位は5位。競技終了後、宮内に笑顔はなかった。

弘山晴美(マラソンランナー)<前編>「駆け抜けた28年間の思い出」

: ご無沙汰しています。現役を引退されてから、ゆっくりお話をするのは初めてです。今回はこののソーダ割り、Soba&Sodaを飲みながら、楽しく話を伺えればと思います。 : よろしくお願いします。オリジナルのグラスに入れると、なんだか雰囲気が出ますね。初めていただきましたが、まろやかでソーダとよく合います。味や風味が引き立っておいしいですね。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)第2回「全国で勝負するために必要だったモノ」

 2007年8月、高校2年となっていた宮内育大は佐賀インターハイに出場した。砲丸投で全国大会に出場するのは初めて(※前年に少年・円盤投げで国民体育大会に出場)だった。当時、彼の自己ベストが14メートル台だったのに対し、全国大会常連の選手たちのそれは16メートル台。専門誌で取り上げられるほどの選手もいたが、宮内は「やってみなければわからない」という気概で大会に臨んだ。しかし、公式練習で宮内の力一杯投げた距離が、猛者たちに軽々と越されていく。迎えた本番でも14メートル11の記録におわり、彼は決勝に進出することができなかった。宮内は「まざまざと力の差を見せつけられました」と当時を振り返った。

第3回 鈴木聡美(競泳平泳ぎ)「チャレンジャーの気持ちで再び五輪へ」

「リオの風」は、株式会社アライヴンとのタイアップコーナーです。来年のリオデジャネイロ五輪、パラリンピックを目指すアスリートを毎回招き、アライヴンの大井康之代表との対談を行っています。各競技の魅力や、アライヴンが取り扱うインヴェル製品を使ってみての感想、大舞台にかける思いまで、たっぷりと伺います。  今回はロンドン五輪の競泳で3つのメダルを獲得し、2大会連続出場を狙う鈴木聡美選手の登場です。

第63回 日本人の知識と意識に変革を 〜二宮清純インタビュー〜

 2020年の東京五輪・パラリンピックまで、あと5年。山本化学工業では一昨年、「東京五輪で金メダル30個」というプロジェクトを立ち上げた。アスリートに役立つウェア素材や「ゼロポジションベルト」「ゼロポジションウェア」などの改良を重ね、これらの製品と「バイオラバー」の活用で高いパフォーマンスを引き出す方法を提案してきた。大会が開かれる5年後、日本全体の問題として、ますます深刻化するのは高齢化に伴う医療費の増大だろう。65歳以上の人口は全体の約3割になるとみられる中、「人々の健康長寿をサポートしたい」と山本富造社長は考えている。新年にあたって、山本社長に2014年の成果と2015年の展望を二宮清純がインタビューした。その模様を前回に続き、紹介する。

宮内育大(日本大学陸上競技部/高知県長岡郡大豊町出身)第1回「運命に導かれたショットプッター」

 初めての記録は優勝だった。日本大学陸上競技部の宮内育大(大学院2年)が砲丸投に出合ったのは、中学3年の時だ。宮内は通っていた大杉中学校でソフトボール部に所属していた。2005年11月、宮内ら運動部の選手が地域で開催された陸上大会に参加する機会があった。そこで宮内は砲丸投に出場し、大会記録を出して優勝。彼は砲丸投という種目を選んだのは「たまたまでした」と振り返ったが、初めて砲丸を投げたという宮内の結果に周囲は驚いた。当時はまだ宮内自身に陸上を始める気持ちはなかった。だが、陸上大会での活躍は、彼を陸上の世界へと誘うきっかけとなった。

第62回 東京五輪・パラリンピックはサイエンスの大会に 〜二宮清純インタビュー〜

 2015年を迎え、2020年の東京五輪・パラリンピックまで、あと5年になった。山本化学工業では一昨年、「東京五輪で金メダル30個」というプロジェクトを立ち上げた。アスリートに役立つウェア素材や「ゼロポジションベルト」「ゼロポジションウェア」などの改良を重ね、これらの製品と「バイオラバー」の活用で高いパフォーマンスを引き出す方法を提案してきた。大会が開かれる5年後、日本全体の問題として、ますます深刻化するのは高齢化に伴う医療費の増大だろう。65歳以上の人口は全体の約3割になるとみられる中、「人々の健康長寿をサポートしたい」と山本富造社長は考えている。新年にあたって、山本社長に2014年の成果と2015年の展望を二宮清純がインタビューした。その模様を2回にわたって紹介する。

第61回 バイオラバーで健康長寿を

 バイオラバーの新たな可能性だ。  山本化学工業は11月25日、会見を開き、同社開発の「バイオラバー」が長寿遺伝子(サーチュイン[Sirt1]、以下同)の活性度を短期間に大幅改善する作用を持つことが分かったと発表した。前回までに紹介したように、山本化学工業では、近年、注目度が高まっている遺伝子検査において、バイオラバーを体に当てることで、遺伝情報をコピーして伝えるメッセンジャー(m)RNAの出現量が増えるかどうかをリサーチしてきた。その結果、まず長寿遺伝子の活性度がアップすることが実証されたというわけだ。

競泳・冨田、無実を主張

 6日、韓国・仁川アジア競技大会の競泳会場でカメラを盗んだとして、略式起訴された元日本代表の冨田尚弥が名古屋市内で弁明会見を開いた。現地の警察で罪を認めた冨田だが、会見では「僕は盗んでいません」と無実を訴えた。同席した代理人を務める弁護士も、冨田の冤罪を主張した。冨田は帰国後、所属先を解雇され、日本水泳競技連盟からは2016年3月31日までの選手登録停止処分を受けていた。

第60回 スピードスケートにも高機能スーツを

 競泳、トライアスロン、フリーダイビング……山本化学工業はさまざまな競技で使われるウェアやスーツ用に高機能素材を開発し、アスリートのパフォーマンス向上に寄与してきた。そして、この秋、また新たな競技に素材を提供する。スピードスケートのレーシングスーツだ。ウェットスーツ素材を改良し、空気抵抗を少なく、かつ、動きやすいウェアを目指す。

第59回 病院を病気予防の場に

 9月にイタリア・サルデーニャ島で開催されたAIDAフリーダイビング世界選手権、女子日本代表の「人魚ジャパン」(平井美鈴、廣瀬花子、福田朋夏)は銀メダルを獲得した。過去2大会に続く3連覇こそ流したものの、これで2008年から4大会連続の表彰台だ。

トビウオジャパン、45個のメダル獲得 バド・タカマツペア、44年ぶり決勝進出 〜アジア競技大会〜

 26日、韓国・仁川でのアジア競技大会は競泳最終日が行われ、日本は女子200メートル背泳ぎ・赤瀬紗也香(日本体育大)の金メダルを含む計7個のメダルを獲得した。今大会は計45(金12、銀20、銅13)個で前回大会(39)を上回るメダルを手にした。バドミントンの女子ダブルス準決勝は、高橋礼華&松友美佐紀組(日本ユニシス)がマレーシアペアをストレートで下した。BWF世界ランキング3位の高橋&松友は同種目日本勢として1970年タイ・バンコク大会の相沢マチ子&竹中悦子組以来44年ぶりの決勝進出。決勝はBWF世界ランキング10位のインドネシアペアと対戦する。

岩崎恭子(スイミングアドバイザー)<後編>「すべての人に命を守る着衣泳を」

: 14歳での金メダル獲得は日本五輪史上最年少。一躍、時の人となりました。戸惑いも大きかったのでは? : 周りの注目度が一気に上がってしまって、最初はビックリしましたね。注目されると「まだ14歳なのに“今まで生きてきた中で、一番幸せ”とか偉そうに」といった批判も聞こえてくる。まだ中学生でしたから、それらを自分の中で納得させて消化させるのに時間がかかりました。

萩野、400M個人メドレー制し4冠! 男子4継は日本新で銀 〜アジア競技大会〜

 24日、韓国・仁川でのアジア競技大会は男子400メートル個人メドレー決勝で萩野公介(東洋大)が4分7秒75の大会新記録をマークして優勝した。昨年の世界選手権バルセロナ大会の同種目で金メダルを獲得した瀬戸大也(JSS毛呂山)は3位だった。男子400メートルフリーリレーはアジア新の3分13秒47をマークした中国が制した。日本は3分14秒38の日本新で2位に入り、銀メダルを手にした。男子100メートル平泳ぎは、小関也朱篤(ミキハウス)が200メートル平泳ぎを制したドミトリー・バランジン(カザフスタン)に次ぐ2位。バランジンは今大会平泳ぎ2冠を達成した。その他の日本勢は、男子100メートルバタフライで池端宏文(法政大)が銅メダル、女子200メートル自由形は五十嵐千尋(日本体育大)が銀メダルを獲得した。女子200メートルバタフライ決勝はロンドン五輪同種目銅メダリストの星奈津美(ミズノ)が2位、16歳の中野未夢(アクシー東)が3位に入った。

トビウオジャパン、金はゼロも8個のメダル 〜アジア競技大会〜

 23日、韓国・仁川でのアジア競技大会は競泳3日目が行われ、男子400メートル自由形決勝は萩野公介(東洋大)がロンドン五輪同種目金メダリストの孫楊(中国)に次ぐ2位に入り、銀メダルを獲得した。萩野はここまで出場した全5種目で表彰台に上っている。その他の日本勢では、男子50メートル自由形で塩浦慎理(イトマン東進)と伊藤健太(ミキハウス)が、男子200メートル平泳ぎで小日向一輝(セントラルスポーツ)と小関也朱篤(ミキハウス)がいずれも2位、3位に入った。女子は4種目中3種目でメダルを獲得。この日、金メダルこそなかったが銀5、銅3個と8個のメダルを手にした。

萩野、3冠達成 競泳陣はメダルラッシュ 〜アジア競技大会〜

 22日、韓国・仁川でのアジア競技大会は男子200メートル個人メドレー決勝で萩野公介(東洋大)が1分55秒34の大会新記録で優勝した。2位には藤森太将(ミキハウス)が入り、日本勢のワンツーフィニッシュとなった。萩野は800メートルフリーリレーにも第2泳者で出場し、金メダル獲得に貢献。今大会3冠を達成した。日本勢はその他の種目でも金銀を独占。男子50メートル背泳ぎ決勝は古賀淳也(第一三共)と入江陵介(イトマン東進)が、女子200メートル平泳ぎは渡部香生子(JSS立石)と金藤理絵(Jaked)が1位と2位で続いた。

田村尚之(トレーナー)<後編>「平井門下生の活躍にトレーニングあり」

「これまでいろいろな競技のトレーニングを見てきましたが、平井(伯昌)先生のようなコーチは皆無に等しいですよ」  北島康介をはじめとする世界のトップスイマーを育ててきた平井に対し、トレーニング指導員の田村尚之は尊敬の念を抱いている。それはトレーニングに対する平井の驚くほどの熱心ぶりにあった。 「コーチは毎日、選手ひとりひとりの練習プログラムをつくらなければいけません。ふつうはそれだけで精一杯のはずなんです。ところが、平井先生は睡眠時間を削り、プログラム作成の時間をスライドさせてまで、トレーニングの時間も選手に付き添う。今は大学の仕事もあってなかなか来られなくなりましたが、以前は毎回トレーニングルームに顔を出していましたよ」  そんな研究熱心な平井の存在があったからこそ、競泳界ではタブーであったウエイトトレーニングの成果が競泳に結びつき、北島らメダリストが誕生した。田村はそう考えている。

萩野、200M自由形日本新で金 入江は100M背泳で連覇 〜アジア競技大会〜

 21日、韓国・仁川でのアジア競技大会は競泳初日を迎えた。男子200メートル自由形決勝は萩野公介(東洋大)が1分45秒23秒の日本新記録で優勝。100メートル背泳ぎ決勝は入江が52秒34の大会新で連覇を達成。萩野は3位に入り、銅メダルを獲得した。男子200メートルバタフライ決勝では瀬戸大也(JSS毛呂山)と平井健太(セントラルスポーツ)のワンツーフィニッシュ。日本勢は初日から金3、銀3、銅2個と計8個とメダルラッシュで、好スタートを切った。バドミントンは女子団体準決勝が行われ、銅メダル以上を決めていた日本代表は中国代表に1対3で敗れた。

岩崎恭子(スイミングアドバイザー)<前編>「経験がないから獲れた金メダル」

: お久しぶりです。今回は長期貯蔵のそば焼酎を飲みながら、いろいろお伺いしたいと思っています。 : このはお店でボトルを見たことがありますね。でも、実際にいただいたことはないので、どんなお酒か楽しみです。

田村尚之(トレーナー)<前編>「日本競泳界に風穴を開けた“北島効果”」

 近年、日本の競泳界において、スーパースターといえば、やはりこの人以外にいないだろう。アテネ五輪、北京五輪と2大会連続で2冠を達成した北島康介である。そして今や日本競泳界の名将ともなっている平井伯昌コーチが、まだ無名だった北島を発掘し、金メダリストにまで育て上げたことは周知の通りだ。その平井コーチがひと昔前まで日本の競泳界ではタブーとされてきたウエイトトレーニングを本格的に指導に取り入れたのは2001年のことだ。そして北京五輪までの約7年間、平井と苦楽をともにして北島の身体をつくりあげてきたのが、国立スポーツ科学センター(JISS)のトレーニング指導員、田村尚之だった。

第58回 メディカルバイオラバーで健脚、美脚を

 6月の競泳ジャパンオープンに続き、先月の競泳パンパシフィック選手権(オーストラリア)でも、山本化学工業の「ゼロポジション水着」を着用して練習を重ねてきた選手たちが活躍をみせた。男子100メートルと200メートル平泳ぎでは、小関也朱篤(ミキハウス)が2冠を達成。男子800メートルリレーでは松田丈志(セガサミー)が日本チームのアンカーを務め、マイケル・フェルプス、ライアン・ロクテら擁する米国と互角の戦いを演じて銀メダルを獲得した。

萩野、個人メドレー2冠! 小関&渡部、男女200M平泳ぎ制す 〜パンパシ水泳〜

 24日、パンパシフィック水泳選手権4日目がオーストラリア・ゴールドコーストで行われ、男子200メートル個人メドレー決勝で萩野公介(東洋大)が1分56秒02で制した。萩野は400メートル個人メドレーと合わせて2冠。今大会出場6種目で5個のメダルを獲得した。瀬戸大也(JSS毛呂山)は3位に入り、銅メダルを手にした。200メートル平泳ぎは、男子は小関也朱篤(ミキハウス)が、女子は渡部香生子(JSS立石)が金メダルを獲得。さらに男子は小日向一輝(セントラルスポーツ)が3位、女子は金藤理絵(Jaked)が2位で、計3種目で日本人がダブル表彰台となった。また男子400メートルメドレーリレーでは、日本が米国に次ぐ2位で銀メダルを獲得した。そのほか女子1500メートル決勝では、ケイティ・レデッキー(米国)が15分28秒36の世界記録をマーク。200メートル、400メートル、800メートルと合わせて自由形個人種目4冠を達成した。レデッキーはリレー種目も含めて今大会5個目の金メダルとなった。

萩野が400M個人メドレーで金、800Mリレーで銀 小関は100M平で金 〜パンパシ水泳〜

 22日、パンパシフィック水泳選手権2日目がオーストラリア・ゴールドコーストで行われ、男子400メートル個人メドレー決勝は萩野公介(東洋大)が4分8秒31で優勝した。昨年の世界選手権同種目金の瀬戸大也(JSS毛呂山)は5位だった。萩野は800メートルフリーリレーにも第1泳者として出場。坂田怜央(イトマンSS)、小堀勇氣(日大)、松田丈志(セガサミー)と米国代表との接戦を演じたが、惜しくもタッチ差で2位だった。萩野は個人種目と合わせて、今大会3個目のメダルを手にした。100メートル平泳ぎは、小関也朱篤(ミキハウス)が自己ベストを更新する59秒62で初優勝を収めた。女子100メートル平泳ぎ決勝は、17歳の渡部香生子(JSS立石)が2位に入り、銀メダルを獲得した。鈴木聡美(ミキハウス)は6位で前回大会に続くメダル獲得はならなかった。

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