水泳・陸上

市川孝徳(東洋大学陸上競技部/高知県高岡郡四万十町出身)第3回「“山”を越え、見えた新しい景色」

 人は、試練という“山”を乗り越えて、大きく成長を遂げる。東洋大学陸上競技部の市川孝徳にとって、2011年1月3日に刻まれた敗戦が越えるべき“山”だった。「初めて勝負の世界を知り、そこで負けたことが、一番のターニングポイントですね。早稲田大学の高野(寛基)さんには、いい勉強をさせてもらったというのが、率直な気持ちです」と、市川が振り返る2年生時の「東京箱根間往復大学駅伝競走」(箱根駅伝)。そこで自らの甘さを痛感した彼は、「変わらなくてはいけない」との思いを強くしていた。3年生のシーズンは、市川のランナーとしての分水嶺となった。

市川孝徳(東洋大学陸上競技部/高知県高岡郡四万十町出身)第2回「箱根に笑い、箱根に泣く」

 関東学生陸上競技連盟加盟大学のシード権を持つ10校と予選会を勝ち抜いた9校に、関東学連選抜を加えた合計20チームが出場する「東京箱根間往復大学駅伝競走」(箱根駅伝)。東京都千代田区大手町から鶴見、戸塚、平塚、小田原の各中継所を経て神奈川県足柄下郡箱根町・芦ノ湖を往復するコースの総距離は217.9キロである。“学生三大駅伝”(箱根駅伝、10月の「出雲全日本大学選抜駅伝競走」、11月の「全日本大学駅伝対校選手権大会」)の中でも最も長く、そして注目度の高い“箱根”の舞台に立つことを夢見て、大学の門を叩く者は多い。東洋大学陸上競技部の市川孝徳もそのひとりだ。

第36回 フリーダイビング連覇を支えた“第2の筋肉”

 日本の技術が支えた連覇だ。  9月にフランスのニースで行われたAIDAフリーダイビング世界選手権、女子の日本代表「人魚ジャパン」(平井美鈴、廣瀬花子、福田朋夏)が金メダルを獲得し、2大会連続優勝を達成した。フリーダイビングは素潜りで、潜る深さや水平に泳ぐ距離、息を止める時間の3要素を争う競技だ。本場のヨーロッパ勢を退けての連覇は快挙である。

市川孝徳(東洋大学陸上競技部/高知県高岡郡四万十町出身)第1回「エリートに非ず、されど光る才能」

「“東洋大学”という看板を背負っているので、その誇りは常に心の中にあります」。そう力強く語ったのは、東洋大学陸上競技部の市川孝徳だ。毎年1月2、3日に行なわれる新春の風物詩「東京箱根間往復大学駅伝競走」で3度の制覇を誇る東洋大。市川はその主力メンバーの1人である。現在では、陸上部副将、そして駅伝主将を務め、東洋大の中心的存在となっている市川だが、これまでの競技人生は華々しい時ばかりではなかった。いわゆる“エリート街道”をひた走ってきたわけではない。

第35回 健康増進、病気予防につながるバイオラバー

 ヒートショックプロテイン(HSP)という物質をご存じだろうか。傷ついた身体の細胞を補修するべく体内から発現するもので、近年、大いに注目を集めている。このほど山本化学工業では同社が開発したバイオラバー素材を活用することで、このHSPを常温で大幅に増加させる方法を実用化できたと発表した。

第34回 トライアスロンウェア参入でリオデジャネイロへ

 先のロンドン大会で山本化学工業の製品が一役買ったのは競泳だけではない。実は男女のトライアスロンでも同社の製品が使われていた。レース当日(女子8月4日、男子8月7日)、スイムの会場となるハイドパーク内の湖の水温が20度を下回ったため、全選手にウェットスーツの着用が指定されたのだ。このスーツ素材の大半を各メーカーに提供していたのが山本化学工業だった。

岸本鷹幸(ロンドン五輪400メートルハードル日本代表)<後編>「世界へ羽ばたく“むつの鷹”」

 トップアスリートには、何かをきっかけにして飛躍的に能力が伸びる、そんな覚醒するターニングポイントがある。高校時代の岸本鷹幸もまた然りであった。大湊高校の顧問・舘岡清人はこう証言する。「“変化率”のケタが違いましたね。同じ練習をしていても、他の子が10伸びるところを、岸本は100伸びました」。そのきっかけは、敗戦にあった。負けることで自分に足りないものを冷静に判断し、補う作業を続けてきた。さらに強い相手、高い壁が立ち塞がる度に、彼の内に秘めた闘志は燃え上がる。幼き頃から変わらぬ性格。これは青森県むつ市で育った“鷹”の本能だ。

岸本鷹幸(ロンドン五輪400メートルハードル日本代表)<前編>「自然体ハードラー」

 日本が陸上のトラック種目の中で、世界との距離が一番近いとされるのが400メートルハードルだ。現在、同種目の日本のエースは、今夏のロンドン五輪に出場した法政大学陸上部の岸本鷹幸である。これまで苅部俊二、山崎一彦、斎藤嘉彦、為末大、成迫健児ら、数々の日本人ハードラーが世界に挑んできた。世界陸上選手権では山崎がイエテボリ大会(1995年)で7位入賞、為末はエドモントン(2001年)、ヘルシンキ大会(05年)で銅メダルを獲得した。だが、五輪においては、今までファイナルへと辿り着いた者はいなかった。その先輩たちが超えられなかったハードルを、ロンドンで挑んだのが岸本だった。

第33回 ロンドンから始まる水着の新たな挑戦

 ロンドンで熱いレースが繰り広げられた競泳で日本勢は戦後最多の11個のメダル(銀3、銅8)を獲得した。好成績を収めた“トビウオジャパン”の選手たちを、実は山本化学工業もサポートしていた。そのアイテムが、2年前より製品化した“ゼロポジション水着”だ。

メドレーリレー男子は銀、女子は銅で有終の美 〜競泳〜

 4日、競泳は最終日を迎え、全種目の締めくくりとして400メートルメドレーリレーが行われた。男女とも決勝に進んだ日本は男子(入江陵介、北島康介、松田丈志、藤井拓郎)が3分31秒26で銀メダル、女子(寺川綾、鈴木聡美、加藤ゆか、上田春佳)が3分55秒73の日本新記録で銅メダルを獲得した。女子は3大会ぶり、男子は3大会連続のメダル獲得だが、銀は初めて。今大会、日本勢は競泳で戦後最多となる11個(銀3、銅8)のメダルを量産し、好成績を収めた。

<第9日(4日)>フジカキペア、金メダルなるか! 競泳メドレーリレーもメダルの期待大

 バドミントン女子ダブルス決勝は見逃せない。組(ルネサス、世界ランク5位)が金メダルに挑む。相手は世界ランク2位の田卿、趙ウン蕾組(中国)。ランキングでは格上だが、“フジカキ”は昨年12月の対戦でセットカウント2−1の勝利を収めている。大会5連覇がかかる中国勢に対し、藤井と垣岩に失うものはない。持ち前の攻撃的スタイルで、一気に世界の頂へ登り詰めるか。

鈴木、入江が銀 過去最多のメダル数に 〜競泳〜

 2日、競泳では再び日本勢がメダルを量産した。女子200メートル平泳ぎ決勝では、100メートル銅の鈴木聡美(山梨学院大)が2分20秒72の日本タイ記録で銀メダルに輝いた。男子200メートル背泳ぎでは入江陵介(イトマン東進)が1分53秒78で2位に入り、100メートルに続くメダルを獲得。これで今大会の日本競泳陣のメダル総数は9つ(銀2、銅7)となり、過去最多だったアテネ大会(8個=金3、銀1、銅4)を上回った。

立石、星が銅メダル 北島は4位 〜競泳〜

 1日、競泳の男子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、競泳史上初の3連覇を狙った北島康介(日本コカ・コーラ)は2分8秒35で4位に終わり、100メートルに続き、メダルを逃した。一方、同じく決勝に臨んだ立石諒(NECグリーン)がラストスパートで北島をかわし、2分8秒29で銅メダルを獲得した。また女子200メートルバタフライでは星奈津美(早大)が2分5秒48で銅メダルに輝いた。

<第6日(8月1日)>北島、200平で3連覇なるか!?

 日本中、いや世界中が注目するのは(コカ・コーラ)が出場する男子200メートル平泳ぎ決勝だろう。前人未到の2種目3連覇に挑んだ今大会、100メートルはメダルにも届かない5位。しかし、「まだ200メートルが残されている」と切り替え、前日の予選を2分9秒43(全体5位)で通過した。準決勝では2分9秒03(全体5位)と着実に記録を上げてきている。レース後には「100メートルよりは泳ぎはしっくりきている」と本人も手応えを感じているようだ。同一種目の3連覇でも競泳男子では史上初の快挙。果たしてロンドンの地で伝説を残せるか。  また、初出場の(NECグリーン)も2分9秒13で決勝に進出し、メダルの期待がかかる。女子200メートルバタフライ決勝には(スウィン大教)が出場する。

松田、2大会連続の銅 〜競泳〜

 31日(現地時間)、競泳の男子200メートルバタフライ決勝が行なわれ、金メダルを目指した松田丈志(コスモス薬品)は1分53秒21で3位となり、2大会連続の銅メダルだった。日本記録を上回るペースで前半を折り返したが、後半は思うように伸びなかった。金メダルは準決勝を2位で通過したチャド・レクロー(南アフリカ)。3連覇を狙ったマイケル・フェルプス(米国)は2位に終わった。

<第5日(31日)> 松田、打倒・フェルプスで金へ フェンシング・太田が登場

 競泳では男子200メートルバタフライで準決勝をトップ通過した(コスモス薬品)に金メダル獲得のチャンスがある。前回の銅メダリストは、今大会、この種目で第一人者マイケル・フェルプス(米国)を破っての金メダルに照準を合わせてきた。フェルプスは3連覇を狙った400メートル個人メドレーで4位に終わるなど決して本調子ではない。昨年の世界水泳ではフェルプスに0.67秒差をつけられての2位。この差を一気に逆転して“怪物超え”を果たしたい。

寺川、入江、鈴木が銅メダル 〜競泳〜

 30日(現地時間)、競泳では銅メダルラッシュに沸いた。まず最初に登場したのは、女子100メートル背泳ぎの寺川綾(ミズノ)。準決勝よりも速い28秒96の好タイムで50メートルを折り返すと、残り20メートルから加速し、3着でゴールイン。日本新記録となる58秒83で銅メダルを獲得した。続いて男子100メートル背泳ぎでは入江陵介(イトマン東進)が想定内の前半の遅れを、持ち味である後半でカバーし、北京では達成できなかった自身初のメダルを獲得した。この2人に触発されたかのように、見事な泳ぎを見せたのが女子100メートル平泳ぎの鈴木聡美(山梨学院大)だった。準決勝では全体7位で決勝に進出した鈴木だったが、決勝では前半から積極的な泳ぎを見せた。後半も粘って追い上げ、4位に0秒47とわずかの差で勝ち、競泳陣4つ目の銅メダルを獲得した。

<第4日(30日)> 競泳・寺川、8年越しの悲願達成なるか

 4日目は日本競泳陣にメダルラッシュの期待がかかる。女子100メートル背泳ぎ決勝には(ミズノ)が出場する。予選は59秒82で4位通過。続く準決勝では59秒34を記録し、全体3位で決勝進出を決めた。調子を上げての決勝進出だが「勝負は決勝なので自己ベストを更新してメダルを取れるようがんばる」と気を引き締める。初出場となったアテネ大会では決勝に進出したものの、緊張から本来の泳ぎができず、8位に沈んだ。前回の北京大会はまさかの代表落選。8年越しの大舞台で悲願のメダル獲得を目指す。

<第3日(29日)> 寺川、入江、鈴木が決勝進出 錦織、88年ぶりの白星

■競泳 ・女子100メートル背泳ぎ 予選 第6組3位 寺川綾 59秒61 ※準決勝進出 準決勝 第1組2位 寺川綾 59秒34 ※決勝進出 ・男子100メートル背泳ぎ 予選 第6組3位 入江陵介 53秒56 ※準決勝進出 準決勝 第2組2位 入江陵介 53秒29 ※決勝進出

北島、メダル獲得ならず 〜競泳〜

 29日(現地時間)、競泳の男子100メートル平泳ぎ決勝が行なわれ、3連覇を狙った北島康介(日本コカ・コーラ)は59秒79で5位に終わった。これで3大会連続2冠も逃した。金メダルを獲得したキャメロン・ファンデルバーグ(南アフリカ)は58秒46の世界新記録を樹立した。

<第3日(29日)> 北島、3大会連続の金メダルなるか!?

 最大の注目は初の3大会連続2冠の偉業に挑む(日本コカ・コーラ)が登場する100メートル平泳ぎ決勝だ。28日の予選ではトップと0.01秒差の59秒63とまずまずのタイムで2位通過した北島だが、準決勝では59秒69と伸び悩み、全体の6位で決勝に臨む。果たして決勝ではどんな泳ぎを見せてくれるのか。そのほか、女子100メートル背泳ぎ予選にはアテネ大会以来の出場となった(ミズノ)、男子100メートル背泳ぎ予選には昨年の世界選手権、同種目で銅メダルを獲得している(イトマン東進)が登場する。

17歳・萩野、400m個人メドレーで銅! 北島は6位で100平決勝へ 〜競泳〜

 28日、競泳男子400メートル個人メドレーで17歳の萩野公介(御幸ケ原SS)が、同種目で3連覇を狙ったマイケル・フェルプス(米国)を上回り、銅メダルを獲得した。タイムは4分8秒94で自らの持つ日本記録を更新。萩野は現在、栃木・作新学院高3年で、男子高校生が五輪メダルを獲得するのは日本競泳史上初の快挙となった。また堀畑裕也(日体大)は4分13秒30で6位に入った。

<第2日(28日)> 体操男子団体、予選5位通過 イケシオ、初戦黒星 競泳女子400mリレーは7位入賞

■体操 ・男子団体 予選 5位 日本(内村航平、加藤凌平、山室光史、田中佑典、田中和仁) 270.503 ※予選通過 ・男子個人総合 予選 9位 内村航平 89.764 ※予選通過 18位 山室光史 87.632 ※予選通過  22位 田中和仁 86.841

第32回 熱中症対策には低体温の解消を!

 日本列島は各地で梅雨明けが発表され、いよいよ夏本番を迎えつつある。間もなく開幕するロンドン五輪や、夏の風物詩でもある高校野球、中学、高校の総合体育大会など、スポーツイベントも目白押しだ。しかし、気温の上昇とともに注意しなくてはならないのが熱中症である。体のなかに熱がこもり、めまいや頭痛、吐き気などを引き起こす。

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