カープ・アイ
周知のように、WBC日本代表の強化試合・広島戦(2月17日)での前田健太は、明らかに変調をきたしていた。形だけフォームをつくって、最後にヒョイと腕だけでボールを投げているような印象。肩痛を発症した投手の投げ方にしか見え […]
プロ野球の順位予想を依頼される季節となってきた。セ・リーグについて言えば、WBC日本代表に7人の選手を送り込み、“疲労残り”が不安視されるものの、巨人の優位は動かないだろう。 昨季も3月、4月は […]
誰もが、ホッと胸をなでおろしたのではないだろうか。3日、WBC1次ラウンド中国戦での前田健太の投球である。 まずは、本領であるコントロールが良かった。コーナーにビシッと決まっていた。とくにストレートが良かった。出そう […]
広島の新外国人フレッド・ルイスの評判がいい。オープン戦や紅白戦でもコンスタントにヒットを放っている。 メジャーリーグのキャリアハイは2008年のシーズン。ジャイアンツの外野手として133試合に出場し、打率2割8分2厘、 […]
2月17日の日本代表(侍ジャパン)vs.広島カープ戦を見るかぎり、どうやら少なくとも日本代表よりはカープのほうが強いようだ(笑)。なにしろ、7-0の圧勝である。 とまあ、冗談のひとつも言いたくなるほど、希望のある試合だ […]
昨季、17勝(5敗)をあげ、沢村賞、最多勝、最高勝率の3冠に輝いた福岡ソフトバンクのエース攝津正のピッチングを見ていると、つくづく感じる。意識して高めに「はずす」ことはあっても、ボールが高めに「浮く」ことは、まずない。 […]
去年のキャンプでは、もちろん堂林翔太に注目が集まったわけだけれども、その陰で、実は菊池涼介の奮闘も印象に残った。菊地が夏場に、ポジションを奪える手前までいったのはご記憶の通りである。 今年は、そういう隠れた逸材はいない […]
巨人の大森剛育成部ディレクターは1990年、慶大からドラフト1位で入団した。この年は当たり年で、1位組には野茂英雄、佐々木主浩、佐々岡真司、潮崎哲也、小宮山悟、西村龍次、与田剛、葛西稔、酒井光次郎ら錚々たる顔ぶれが並ぶ […]
史上初の快挙だそうだ。2年連続して同一球団から2人の野球殿堂入り。昨年は、北別府学氏と故・津田恒実氏、そして、今年は、大野豊氏と外木場義郎氏に決まった。もちろん、いずれも元カープの投手である。 たしかに、4人ともいい投 […]
競技者表彰として大野豊、エキスパート表彰として外木場義郎。ふたりのカープOBが野球殿堂入りを果たした。 大野の場合、ドラフト外入団からの殿堂入りだけに価値がある。21歳でプロ入りするまでは地元の金融機関に勤めていた。 […]
横浜DeNAには今季、中日を自由契約になったホルヘ・ソーサ、マキシモ・ネルソン、トニ・ブランコの3選手が入団した。多村仁志も福岡ソフトバンクから復帰したし、にぎやかなことである。 阪神には西岡剛(前ツインズ)、福留孝介 […]
マエケンこと前田健太が球団提示の2億1千万円を保留した。本人が要求する2億3千万とは2千万円の開きがあった。 気になったのは金額の開きではない。査定の中身に対する考え方の違いだ。球団は「一昨年は9回を投げ切ったのが8回 […]
堂林翔太の背番号が、来季は13から7に変更になるそうだ。 かのアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)のような内野手に育ってほしいという願いをこめての13番だったのではないのですか。A・ロッドから、なぜ野村謙二郎監督がかつ […]
「テレビで試合を観ていてね、懐が深いバッティングに感心したんだよ。ドラフト会議前に(野村)謙二郎に電話して“アイツを獲れ!”と。既に1位は今村猛で決まっていたみたいだから、2位で獲ってくれた。ドラ […]
12月4日付の「日刊スポーツ」紙に面白い記事が出ていた。「ターニングポイント」という連載の第4回。千葉ロッテは、今季、なぜ失速したか、というテーマである。 なにしろ、ロッテは前半戦を首位で折り返した。西村徳文監督には、 […]
過日、今季限りで中日の投手コーチを辞した権藤博さんと食事をする機会があった。3連勝して王手をかけながら、その後、3連敗を喫し、アドバンテージを含めて3勝4敗で巨人の軍門に下ったクライマックスシリーズファイナルステージ。 […]
サンフレッチェ広島は、いよいよ優勝をかけた大一番が迫ってきた。東洋工業(!)時代から、なんとなく応援してきた身としては、ぜひ優勝してほしいものである。 今季のサンフレッチェの成功を語るとき、もちろん、さまざまな要素があ […]
カープの打撃コーチに就任した新井宏昌はイチローを育てたことで知られる、球界屈指の名伯楽である。 新井と言えば、現役時代の1987年には184安打という当時の年間最多安打記録を更新したほどの巧打者だが、バットへのこだわり […]
龍谷大平安高の高橋大樹なら見たことがある。今夏、甲子園に出場したチームの4番打者だ。強打者という前評判だったが、とにかく豪快にバットを振る、という印象が強い。 とはいえ、まさかドラフト1位とは。しかも、我が広島カープの […]
メジャーリーグ挑戦を表明していた大谷翔平(岩手・花巻東高)を北海道日本ハムがドラフト1位で指名した。もし大谷が日本ハムを振り切って渡米した場合、現行の規定では帰国後、3年間はNPB(日本プロ野球組織)でプレーできないこ […]
一足早いオフに入って、このところカープのニュースは、コーチ人事に関するものが目立つ。 まず大野豊チーフ兼投手コーチが退任。打撃コーチとしては、新井宏昌さんを招へいした。引退した石井琢朗さんも、コーチとして契約を結んだ […]
WBCで3連覇を目指す山本ジャパン。情報部門のスタッフとして、巨人の橋上秀樹戦略コーチが“入閣”する見通しだ。 周知のように今回のWBCは1次、2次ラウンドが日本でも開催され、読売新聞グ […]
あれから、もう10日以上経つ。 9月30日の広島-阪神戦は、地元マツダスタジアムでの、石井琢朗の引退試合であった。 9回裏は6番・堂林翔太から。この日、1番に入った石井に回すには2人以上出なければならない。石井が熱 […]
広陵高出身の吉川光夫と言えば、今や北海道日本ハムのエースである。25試合に登板し、14勝5敗、防御率1.75。チームがリーグ優勝を果たした今、MVP候補の一番手と言っても過言ではあるまい。 丸3年間、1勝もできなかっ […]
先日、カープファンの同僚に声をかけられた。「いやぁ、カープにはガックリですね……。何か希望はありませんか?」 思わず考え込んでしまった。「ガ」と「クリ」のあいだに一呼吸あったのが、妙 […]