上田哲之
山口翔のプロ初登板を見ましたか? 5月7日の中日戦。試合自体は、中日・大野雄大に3安打完封を許し、0-6といいところ無く敗れたので、見るべきものといえば山口の初登板くらいだった。 山口は熊本工出身の2年目右 […]
菊池涼介はこう言ったそうだ。「この敗戦を生かすも何も、やるしかない」(「日刊スポーツ」4月11日付) まったく、その通りだ。 4月10日の東京ヤクルト戦は、無惨な結果に終わった。思い出すのも不愉快でしょうが […]
少し時間を遡ることになるが、今年のオープン戦で一番驚いたのは、上茶谷大河(横浜DeNA)の投球である。3月7日、オープン戦初登板の中日戦だった。4回を完全に抑えて話題になったが、目をひいたのは、その投球スタイルである。 […]
オープン戦が始まって、驚くことがけっこうあった。 まず、3番レフト坂倉将吾。3年目を迎える坂倉が期待の好打者であることはわかっている。体もがっちりしているし、たしかにスイングも鋭い。 しかし、いきなり3番で […]
豪華なものだな、と感心しながら眺めていた。北海道日本ハムの紅白戦である(2月16日)。なにしろ、先発が吉田輝星と柿木蓮。昨年夏の甲子園決勝、金足農業-大阪桐蔭の再現である。吉田は、大田泰示にセンターオーバーの大ホームラ […]
長野久義は、シート打撃でのライト前ヒットのボールを、わざわざマウンドまで行って投手クリス・ジョンソンからもらったそうだ。カープ移籍後“初ヒット”の記念球というわけだ。これを見て、観客が沸いたというから、相変わらず、この […]
自分なりの日本代表を選ぶ、というのは、野球ファンなら誰にとっても楽しいものである。セカンドは菊池涼介(広島)なのか、山田哲人(東京ヤクルト)なのか。浅村栄斗(東北楽天)もありえる。4番は筒香嘉智(横浜DeNA)か柳田悠 […]
松田元オーナーによると「現実的に3番を打てる選手」(「日刊スポーツ」1月8日付)なのだそうだ。記事はこうも書いている。「FA権を取得しており、来オフに行使する可能性もゼロではない」(同)。 丸佳浩の人的補償 […]
デジタルの時代であることは、いくら時代遅れの人間でもわかっているつもりだが、なんでも数値化して語るのには、やはり抵抗がある。だってね、ニュートンがどう言おうと、アインシュタインが何を言おうと、江川卓のストレートは打者の […]
「小さい時からの憧れ、夢が最後の決め手だった」(「日刊スポーツ」12月12日付)と、丸佳浩は自らの巨人移籍について語ったそうだ。子供の頃から、東京ドームに野球を見に行っていたという。それを言われては、どうしようもないです […]
今年の福岡国際マラソン(12月2日)をぼんやり見ていると、35キロあたりだっただろうか、服部勇馬が、併走する外国人選手ふたりをごく自然に引き離し、そのまま独走して優勝した。タイムは2時間7分27秒。タイムよりも、最後の […]
残念でしたね、日本シリーズ。もはや、触れたくもないが、たまたま手にした中国新聞(ご承知の通り、カープ球団創設から関わった地元紙)に、こんな記事がありました。 <大きな壁となった甲斐の強肩に対し、なぜ広島ベンチ […]
これが見たかった。日本シリーズ第5戦(11月1日)、7回表2死無走者。 マウンドにいるのは、広島のヘロニモ・フランスア。おもむろに左打席に向かうのは、福岡ソフトバンクの柳田悠岐。フランスアは今季中盤からカープに出現した […]
今季のペナントレース最終戦は10月7日の横浜ベイスターズ戦だった。カープは、もちろん、クライマックスシリーズ(CS)に向けての調整。ベイスターズは、残り4試合すべて勝たないと、CS進出の可能性が消える。いわば、背水の陣 […]
また、日本野球のいびつな季節がやってきた。セ・リーグの3位チームは、巨人、横浜DeNA、阪神、いずれになったとしても、シーズン負け越しが確定したのだ。つまり、ペナントレースで負け越したチームが、日本シリーズを制して日本 […]
新井貴浩は引退会見(9月5日)で、いいことを言った。「本当の戦いは10、11月。チームの力になれるように最後の最後まで、かわいい後輩と喜び合えるように頑張っていきたい」(「日刊スポーツ」9月6日付) これで […]
猛暑と異常気象のこの夏、とりわけ印象に残った言葉がある。 「自由自在な投球を心がけたい」 これは朝日新聞8月18日付からの引用だ。より前後の脈絡まで書いた「サンケイスポーツ」(8月18日、引用は産経デジタルに […]
MVPは下水流昴ですかね。なにしろ、7月20日からの対巨人3連戦は、巨人が破竹の7連勝で広島に乗り込んできた。ここで3連敗でも食らおうものなら、ゲーム差はいっきょに縮まり、おしりに火の付く状態である。 しか […]
第100回全国高校野球選手権大会、いわゆる夏の甲子園に、今年、3年生として出場する世代は、2000年生まれのミレニアム世代とも呼ばれ、高校に入学したときから「スーパー1年生」として注目を集める選手が多かった。いよいよ彼 […]
ドミニカのカープ・アカデミーは、ここへ来て、成功者が続出している。サビエル・バティスタがそうだし、アレハンドロ・メヒアも、いますぐ一軍にあげても活躍できるレベルだ。それから、今シーズン途中で支配下登録したヘロニモ・フラ […]