白戸太朗
ニューヨーク(NY)には無数に参加型スポーツイベントがあるのだが、その内容や大きさは様々。参加者4万人を超えるNYマラソンは世界最大規模だし、「Five Boro Bike Tour」という自転車イベントも3万人を超える。近年では「NY Triathlon」がすごい人気で、約3000人の枠が5時間でいっぱいになるとか。またエンパイア・ステート・ビルを駆けのぼるようなちょっと変わった大会もある。その中で参加者100人にも満たないのに、やたらとスケールの大きなイベントが「Manhattan Island Marathon swim」。そう、あのマンハッタン島を泳いで1周しようというものだ。
イタリアを1周する自転車レース「ジロ・デ・イタリア」。この世界的なレースに8年ぶりに日本人が出場、そして大活躍し注目を集めている。その名も「新城幸也」。何度か、このコラムでも取り上げた事があるのでご存知の方もいるだろう。その彼が自転車レースの頂点であるジロでステージ3位に入るなど目覚ましい活躍を見せているのだ。
シーズンが始まったばかりのトライアスロン。しかし、このところ幸先のいいニュースが飛び交っている。 まず3月20日(土)、メキシコ・マザトランで開催されたITUパンアメリカンカップで高木美里(愛知県協会)が優勝、2位には上田藍(グリーンタワー・稲毛インター)が入り、日本人ワンツーの快挙。さらに翌週、オーストラリア・ムールラバで開催されたITUワールドカップ(WC)第1戦で、 崎本智子(日本食研)が2位に入る健闘。庭田清美(アシックス・ザバス)も7位に入った。 そして4月11日の世界選手権シリーズ(WCS)シドニー大会では足立真梨子(トーシンパートナーズ・チームケンズ)が4位に入る大健闘。好調の崎本智子も13位に入った。
2月28日、雨からみぞれ混じりという悪天候の中で、第4回東京マラソンが開催され、3万人を超えるランナーが都内を駆け抜けた。私はランナーとして参加する幸運に恵まれ、多くの観客に励まされながら走ったが、東京という街、そして人々の温かさを感じさせてくれた素晴らしい大会だった。確実に年々問題点が解決されているのを実感し、日本でも有数のスポーツイベントになったと言ってもいいだろう。今後も新しい参加型スポーツイベントの形を構築していく絶好のロールモデルになり得ると思われるし、大いに期待したい。が、ちょっと気になるトラブルが、私の知りうるところであったようで……。
タイ北部のトレイルを走ってきた。素敵なトレイルが沢山あるタイの山間部、チェンライを中心に行われた「チェンライ国際MTBチャレンジ」に参加してMTBを堪能。日本からも80人が参加し、大いに盛り上がった。
年末年始のスポーツニュースで俄然注目を集めたのがタイガーウッズ。それがいつものゴルフに関することでなく、プライベートのゴシップネタ。単なる自動車事故のはずが、浮気ネタへ。さらには愛人が何人も出てきて、ついには同性愛疑惑や異常性愛者のような話まで出てきた。まあ、ここまできたら何が本当で、何が嘘なのかわからないし、判断のしようもないが、なんらかの火種はあったことは間違いないのだろう。本人も静かに反省の時を過ごしているようだ。
近年、ブームともいえる広がりを見せるマラソン。東京マラソンを筆頭に、国内マラソン大会はどこも盛況。皇居周辺や大阪城など、都会のランニングスポットは渋滞さえしてしまう勢いだ。そのマラソンブームの元祖といえばホノルルマラソン。つい10数年前までは初心者のマラソンチャレンジといえば「ホノルル」と決まっていた。そのホノルルマラソンも今年で37回目。日本人参加者が半数以上を占める海外マラソンとして、独特の歴史を築いてきたが、ここ数年は確実に変化の兆しが見受けられる。
トライアスロンのシーズンも終わりかけた11月、素敵なニュースが舞い込んできた。 「藍ちゃん、ワールドカップ優勝!」 これだけ聞くと、ほとんどの日本人は女子ゴルフをイメージすると思うが、藍はアイでもこちらはトライアスロンの上田藍選手。北京オリンピック代表でもある彼女が、なんとメキシコで開催された「ITUトライアスロンワールドカップ ウアトゥルコ大会」で優勝したというのだ。
世界中で愛好者人口が急激に増加しているトライアスロン。世界的なマラソンブームの余波か、IT化により人工的になりすぎた都市生活の反動か、欧米ではその勢いはとどまるところを知らない。ドイツなどでは人気スポーツベスト3に入っているし、北米では「転職に有利だから」と始める輩までいる始末。この勢いが少しずつアジアに波及してきたようで、日本国内でも参加者が増加中だ。
9月13日の朝日新聞に『高速自転車「待った」』という見出しの記事が掲載された。内容は多摩川沿いにある「かぜのみち」で自転車関係の事故が多発していることを受け、府中市が自転車の速度抑制のための改良を始めたというもの。確かに幅3mの道にスポーツサイクルから犬の散歩までが混在しているのは安全とは言えない。しかし、皮肉なことにこの道は8年前まで「サイクリングロード」だったのだ……。
予想はされていたが、野球やソフトボール関係者には辛いニュースが飛び込んできた。 「国際オリンピック委員会(IOC)は13日、ドイツ・ベルリンで理事会を行い、2016年夏季五輪で行う競技としてゴルフと7人制ラグビーの2競技を推薦した」 これにより、ロンドン五輪で除外された野球、ソフトボールの復帰はならず、2020年五輪以降の復活を目指すことになるのだが……。
毎年この時期になるとロードレースの最高峰「ツール・ド・フランス」関連のコラムを書くのが恒例になっている。もちろん今年も書かせてもらうが、今回は昨年までと状況が違う。そう、日本人が2人も出場するという史上初の快挙に、ファンもメディアも盛り上がっているからだ。
6月15日、日本の自転車界にとって素晴らしいニュースが飛び込んできた。 「新城幸也、ツール・ド・フランス出場決定!」。私も思わずそのリリースを読みなおしてしまった。サイクルロードレースの頂点ともいえるツールに日本人が出場するのは1996年の今中大介さん以来3人目。久々のビックニュースに一般メディアも含めて自転車界は大いに盛り上がった。
5月が自転車月間だというのはご存じだろうか? 残念ながらあまり認知されていないようだが、自転車普及協会を中心にそういうことになっており、さまざまなイベントが開催されていたりする。ちょうど今週は、大阪から東京にかけて1週間にわたって繰り広げられるツアーオブジャパンなども開催され、新聞などで目にする機会もあるだろう。いや、そうあって欲しい!?
3月22日、東京都心を3万5千人の人が走り抜けた。途中から雨に見舞われたものの、走り終えた人たちは皆笑顔。「早くても遅くてもマラソンというのは楽しめる」ことをそれぞれが証明してくれていた。そして沿道の暖かい応援。以前にも増した声援は、「市民マラソンを観る」という文化が育ってきたことを感じずにはいられない。3回目を迎えて市民権を得た感のある東京マラソン。少々過熱気味なところもあるが振り返ってみよう。
このところ連日盛り上がるWBC(world baseball classic)。そんなに野球好きではない私でも、やはり日の丸をつけた日本代表が頑張っている姿をみるのは嬉しいし、気分が高揚してくる。こんな時には「僕も日本人だよなぁ」と強く感じたりして。
大相撲初場所で見事な復活優勝を遂げた朝青龍。場所前は「引退勧告」さながらの報道でヒールイメージの彼も瀬戸際という雰囲気だった。武蔵川理事長をはじめ関係者も批判的なコメントを発し、「彼はもう終わり」という流れが本流だったが……。そんな中での優勝に彼自身も相当嬉しかったのか、勝った瞬間のガッツポーズ、その後のインタビューも終始笑顔。ヒールのはしゃぎぶりが少々可愛く見えたのは私だけであろうか。
今朝、自転車の練習で荒川に行った。この季節は寒いのはもちろんだが、非常に厳しい風が吹き、上流に向かって走るのは辛い。こいでもこいでも進まず、自転車が嫌いになりそうだ。まさに人生向かい風……。
12月のハワイといえば、ホノルルマラソン。すでに36回目を迎える本大会は毎年多くの日本人参加者を集める大会として知られている。1995年のピーク時には、3万5千人を超える全体参加者があり、日本人は2万人を超えていた。昨年の全体参加者は2万7千人で、日本人は1万9千人。人数は若干減ったものの、近年のマラソンブームの影響からか、根強い人気を証明する結果となっていた。ところが今年は日本人が約5千人減の1万4千人。日本人参加者が確実に減少していることを印象付けた。マラソンブームにも陰りがみられるのか……!?
「国体」という響きに皆さんは何を感じるのだろうか? 中学生から競技スポーツ一辺倒だった私にとって「国体」という響きは「憧れ」であり、「目標」であった。インターハイ、国体に出ることは選手としての大きなステイタスであった訳だ。
10月といえばプロ野球のクライマックスシリーズ、ラクビーではトップリーグの真っ最中。陸上ではトラックシーズンの最後で、いよいよロードに移行しようという季節だ。それぞれの種目ならでは「10月」があるが、国内では体育の日が設定されているだけあってスポーツ花盛り。週末は観戦に忙しいという方も多いのではないだろうか。 トライアスロンにとっても「10月」は大切な季節。世界のアイアンマンシリーズの頂点である「ハワイアイアンマン・ワールドチャンピオンシップ」が開催されるからだ。ちなみに今年は10月11日に開催された。
子供の頃、力士をみると「お相撲さん」と言って注目したものだ。あの常人離れした体格、びんつけ油の独特の匂い、体格から想像できない身のこなしなどは子供心に興味と憧れを抱いていた。相撲のシーズンになると、夕方のおじいちゃんは必ずTVの前。相撲を観戦することを仕事のように日課にしており、そんなおじいちゃんを見ていた記憶が残っている。
開催前は重苦しい雰囲気だった北京オリンピックも、始まってみると予想以上に盛り上がっているようだ。もちろんグルジア侵攻や、思想弾圧など嫌なニュースも聞こえてくるけど、それを吹き飛ばすくらい、アスリートの熱い戦いは人の心をつかむということか。 そんな中でちょっと気になるニュースが2つ。女子マラソンの野口みずきと、中国の英雄、男子110メートルハードルの劉翔の棄権だ。どちらもアテネ五輪金メダリストで国民的英雄、今回も金メダル候補最右翼で、国民の期待は大。本人へのプレッシャーも並々ならぬものがあったはずだ。しかし、どちらもスタートを切らずして棄権。それに対する国民の反応の大きさは並々ならぬものがある。ただ、同情票が多い野口選手に対し、非難が多い劉翔。どちらも本人の望むところではなかったはずなのだが、この違いは国民意識の差なのだろうか。
現在、毎夜ツールドフランスの中継を担当している。今年は絶対的な本命がいないので、大混戦模様が続き、近年にない面白さ。フランス人選手が元気な事もあって、フランス国内でも盛り上がっているようだ。
オリンピックイヤーはスポーツに関する話題が多いものだが、今年の水泳界は選考よりも水着問題で持ちきりとなった。 選手のパフォーマンスそっちのけで盛り上がる世論に、北島康介選手は「I am the swimmer 泳ぐのは僕だ!」というTシャツで登場しての抗議。結局、スピード社製などの日本水泳連盟が契約を結んでいる3社以外の水着の着用を認めることで落ち着きを見せた。