その他スポーツ

第193回 2億ドルの“アンダードッグ”、ヤンキースが発進

「ヤンキースが“アンダードッグ”として開幕を迎えるのはいつ以来かな?」 「ジョー・トーレ政権が始まった1996年以来かもしれないな……」 2011年シーズン開幕を翌日に控えた3月30日。公開ワークアウトが行なわれたヤンキースタジアムで、記者仲間とそんな会話を交わした。

初優勝への軌跡 〜石原昭久監督×坂下麻衣子〜(後編)

: 昨シーズンは黒星はわずか2つのみでしたが、今シーズンはここまで5敗(2月末時点)を喫しています。これについてはいかがですか? : 負けた理由がはっきりしていれば、そこをしっかりと修正して、次のステップに進むことができます。それを繰り返しながら、チームを仕上げていけばいい。しかし、やってはいけないのは、理由をつけて敗戦を正当化すること。それでは進歩はありません。負けた時はそれを真摯に受け止め、そのうえできちんと対応していくこと。今シーズンはそうしたステップを踏んできましたので、敗戦もチームづくりの糧になったと思っています。

中矢力(東海大柔道部/愛媛県松山市出身)最終回「ロンドンへの道」

 東海大男子柔道部の上水研一朗監督が、中矢を勧誘しようと思ったきっかけは、彼が高2で73キロ級を制したインターハイだった。 「あの時は会場の体育館が本当に暑くて座っているだけでも汗がしたたり落ちるくらいの悪条件だったんです。そんな中で、彼は初日の団体戦の予選から翌日の団体戦本戦、そして個人戦とこなしてもまったくバテたところをみせなかった。その粘り強さ、たくましさに感心したんです」

初優勝への軌跡 〜石原昭久監督×坂下麻衣子〜(前編)

 バレーボールV・プレミアリーグ女子の全日程が終了した。今シーズン、レギュラーラウンドを制したのはJTマーヴェラスだ。開幕こそ連敗を喫したものの、石原昭久監督の下、徐々に結束力を高め、着実に勝ち星を重ねた結果、悲願の初優勝を達成した。2月末、初優勝を目指して奮闘中のJTマーヴェラスに二宮清純がインタビューを敢行。石原監督、キャプテンの坂下麻衣子に今シーズンについて振り返ってもらった。

中矢力(東海大柔道部/愛媛県松山市出身)第3回「天真爛漫な柔道」

「体に力のある子だと思いました。懐に入っていなくても強引に力でねじ伏せることができましたから」  そう中矢の第一印象を振り返るのが、新田高柔道部・浅見三喜夫監督だ。娘の八瑠奈(山梨学院大)と同じ伊予柔道会に通っていたこともあり、小さい頃から、その柔道を見続けてきた。

第192回 NFL、ついにロックアウトに突入

 長く米スポーツ界最強のビジネスモデルと呼ばれてきたNFLが、3月中旬からロックアウトに突入してファンを落胆させてしまっている。  新労使協定を巡るオーナー陣と選手会の話し合いは一向に進まず、3月4日の期限までに妥協案を見出すことはできずじまい。その後、デッドラインを引き延ばして交渉を続けたが、結局は決裂。3月12日にオーナー側は選手たちの練習施設などへの立ち入りを禁止するロックアウトの開始を発表した。

第114回「スポーツはなにをすべきか?」

 3月11日に起きた東日本大地震における被害の大きさは計り知れない。この原稿を書いている被災4日目の14日においても被害状況がめまぐるしく変わっているありさまだ。大地震や大津波は以前から恐れられていたが、我々の技術や研究の積み重ねで克服したつもりになっていたのかもしれない……。あらためて自然の力の恐ろしさを知らされる。

中矢力(東海大柔道部/愛媛県松山市出身)第2回「転機になった3階級アップ」

 中矢は兄の影響で幼稚園の頃から柔道を始めた。最初は半分遊びのつもりだったが、同い年の女の子に勝てないのが悔しかった。 「この子に勝つまではやめられない」  負けず嫌いな性格が幼い心に火をつけた。練習を重ねて力をつけ、その女の子を倒した。もう、この時にはすっかりやめられないほど柔道が好きになっていた。

悲願の初優勝へ! 昨季のリベンジに臨む 〜竹下佳江×山本愛×キム・ヨンギョン〜(後編)

: レギュラーラウンドも残すところ、あと2試合となりました。JTマーヴェラスは既にファイナルラウンド進出が決定しています。今後は25日から始まるセミファイナル、そしてファイナルを視野に入れての戦いになると思いますが、今の心境はいかがですか? : もちろん残り2試合も勝ちにいきますが、その中でセミファイナルに向けて試すことも大事になってくるかなと思っています。そこで自分たちを冷静に見つめなおして、ファイナルラウンドには最高の状態で臨みたいですね。

悲願の初優勝へ! 昨季のリベンジに臨む 〜竹下佳江×山本愛×キム・ヨンギョン〜(前編)

 バレーボールV・プレミアリーグ女子はレギュラーラウンドも終盤に突入し、刻々とクライマックスへと近づいている。昨シーズンに続き、トップの座を守り続けているJTマーヴェラスは、既に2年連続4度目のファイナルラウンド進出が決定した。果たしてファイナルでは昨シーズンの借りを返すことができるのか。主力としてチームを支えている竹下佳江、山本愛、キム・ヨンギョンの3選手にチームの現状や今後の戦い方について、スポーツジャーナリスト二宮清純が直撃した。

中矢力(東海大柔道部/愛媛県松山市出身)第1回「運命を変えた金メダル」

 人生を変えた大会だった。  2010年12月12日、東京体育館。柔道グランドスラム東京大会。男子73キロ級に出場した中矢力は大会前まで同階級のIJFランキングが68位で周囲の期待度は決して高くなかった。本人も入賞を目標に大会に臨んだ。「1、2回戦は固かったですね」。いつも緊張するという初戦、そして2戦目を乗り切ると、準々決勝、準決勝を勝ち上がり、決勝へとコマを進めた。

第191回 2011年メッツ、3つのポイント

 過去2年、どん底の不振に悩んだメッツが、再出発のシーズンを迎えている。  このオフの間にサンディ・アルダーソンが新GMに、テリー・コリンズが新監督に就任。厳格さには定評ある2人を「保安官役」として抜擢し、チーム内に溜まった膿みを出そうという狙いだったのだろう。

岩村明憲(東北楽天ゴールデンイーグルス/愛媛県宇和島市出身)後編「松山−仙台の直行便を!」

: メジャーリーグで4年間プレーした経験から、一番、日本野球に伝えたいと考えていることは? : 野球に対する考え方、価値観ですね。アメリカではベースボールはやっぱり家族があってこそできるっていう文化なんです。日本人はどうしても職場に奥さんや子どもが立ち入ってはいけないような雰囲気になっていますよね。

新生JTサンダーズ、初優勝に挑む! 〜井上俊輔×菅直哉×深津旭弘〜(後編)

二宮: チーム成績(25日現在)を見てみますと、攻撃面ではアタック決定率とバックアタック決定率は5位ですが、アタック決定本数はトップです。こうした成績をどう見ていますか? : もう少し改善の余地はあると思います。昨シーズンから攻撃面での課題ははっきりしていて、菅や深津が言うように、やはり“ゴメス頼り”ということなんです。昨シーズンよりは改善しているとは思いますが、優勝するにはまだまだ足りない。それには僕たちセッターがゴメスにばかりトスを上げるのではなく、逆に彼をおとりにするような組み立てが必要です。そうすれば、他の選手の数字も上がってくるでしょうし、何よりチームの攻撃力がアップすると思います。

岩村明憲(東北楽天ゴールデンイーグルス/愛媛県宇和島市出身)前編「星野野球は6番がキーマン」

 岩村明憲が日本に戻ってきた。  今季からクリムゾンレッドのユニホームに身を包み、杜の都でプレーする。星野仙一新監督の下、岩村らの加入で楽天がどう変わるのか。開幕が早くも楽しみだ。日本屈指の強打者へと成長を遂げたヤクルト時代、弱小レイズのワールドシリーズ進出に貢献したメジャーリーガー時代と、節目節目でインタビューを試みてきた当HP編集長の二宮清純が日本球界復帰にあたっての心境を訊ねた。

新生JTサンダーズ、初優勝に挑む! 〜井上俊輔×菅直哉×深津旭弘〜(前編)

 JTサンダーズの前身である専売広島のセッター猫田勝敏(故人)といえば、日本バレーボール界の歴史にその名を刻んだ名セッターだ。全日本男子の正セッターとして3大会連続オリンピックに出場。東京大会(1964年)銅メダル、メキシコ大会(68年)銀メダル、そしてミュンヘン大会(72年)で金メダルに輝いた。その大先輩でさえもが成し遂げられなかったのがリーグ優勝である。今シーズンは悲願の初優勝を十分狙える位置にいるJTサンダーズ。そのカギを握るのが3人の若き司令塔、井上俊輔、菅直哉、深津旭弘だ。プレースタイルも性格も三者三様の彼らが理想とするセッター像とは。そして優勝に必要な戦略とは。二宮清純が独占インタビューを敢行した。

第190回 2011年ヤンキース、3つのポイント

 MLB開幕まで1カ月半を切り、各チームは春季キャンプに突入―――。  2年ぶりの王座奪還を目指すヤンキースも、タンパの地で新たなスタートを切っている。しかし昨季はプレーオフで惨敗を喫し、今オフも戦力補強は必ずしも円滑には進まなかった。現時点でレッドソックスがアメリカンリーグの大本命とみられ、ヤンキースは対抗馬扱いに止めている識者が圧倒的に多い。  その理由はどこにあるのか? そして今季のチームのどこに注目すべきなのか? 今回は3つのポイントに絞って見ていきたい。

第113回「自転車はどこを走るのか」

 来たる3月12日(土)に都内最大のサイクリングイベント「Tokyo センチュリーライド葛西2011」が開催される。そのプレイベントとして、江戸川区で「自転車+健康+環境」というシンポジウムが2月5日に行われた。「せっかく自転車イベントやるなら、この機会に自転車と社会との共存を考える機会を持ちたい」という主催者の思いで開催。本大会の監修を務める私がパネリスト兼進行役だったのだが、このイベントはいろいろと考えさせられる絶好の機会となった。

新生JTサンダーズ、初優勝に挑む! 〜久保義人監督×徳元幸人主将×八子大輔〜(後編)

: 久保監督が目指すバレーボールとは? : 一部分だけが突出しているというのではなく、全ての面において上位に位置していることが重要だと考えています。例えば、スパイク部門ではトップだけれども、サーブやサーブレシーブがワースト、というようなチームでは頂点を取ることは難しい。ましてやレギュラーラウンドはリーグ戦ですから、28試合戦ったうえでベスト4に入らなければならない。そう考えると、やはりトータル的にバランスの取れたチームでないと、なかなか上位には入れない。プレーヤー一人ひとりの特性として、スパイクが得意な選手もいれば、サーブレシーブが得意な選手もいるというのはいいのですが、その一つ一つのピースをチームとして当てはめたときに、トータル的に上位のチームにしたいと思っています。

新生JTサンダーズ、初優勝に挑む! 〜久保義人監督×徳元幸人主将×八子大輔〜(前編)

 バレーボールV・プレミアリーグ男子は後半戦に突入した。熱戦が繰り広げられるなか、JTサンダーズは9日現在、16試合を終えて9勝7敗。ファイナルラウンド進出圏内の4位につけている。チームを率いるのは今シーズンから新指揮官に就任した久保義人監督だ。4シーズン連続でファイナルラウンド進出を逃したチームの再建に乗り出した指揮官に、スポーツジャーナリスト二宮清純が直撃。さらに、久保監督に信頼を寄せ、自らもキャプテンとしてチームを牽引する徳元幸人、久保監督から将来のエースとして期待を寄せられているルーキー八子大輔にもインタビューを敢行。果たしてJTサンダーズは生まれ変わるのか――。

福井優也(広島東洋カープ/愛媛・済美高出身)前編 「マエケンに早く追いつきたい」

 斎藤佑樹(北海道日本ハム)をはじめ大学出身のルーキー投手が注目を集める今季、カープの赤いユニホームに袖を通したのが、早大から入団する福井優也だ。ドラフト時には斎藤、大石達也(埼玉西武)とともに早大ドラ1トリオとしてメディアでも大きく紹介された。だが、福井は1年間の浪人生活を経ており、年齢は彼らよりも1歳上。3人の中では一番の苦労人だ。プロ1年目のシーズンを前に、これまでの野球人生と、仲間であり、ライバルにもなる同級生たちについて当HP編集長・二宮清純が訊いた。

敵を読み、敵を討つ 水谷隼

 水谷隼といえば日本卓球界のエースだ。1月に行なわれた全日本選手権で男子史上初の5連覇を達成した。日本で敵なしの強さを誇る水谷は、昨年の国際卓球連盟(ITTF)プロツアー・グランドファイナルで日本人初Vの快挙を成し遂げた。ITTFの世界ランキングでも7位に入り、強豪と肩を並べている。5月の世界選手権では日本人として32年ぶりとなるシングルスのメダルを目指す。  数々の記録を塗り替え、天才と称される水谷のプレースタイルを、08年の原稿で振り返る。

第189回 The Knicks Are Back! 〜名門ニックス、ついに復活へ〜

「世界で最も有名なガーデン」と呼ばれるマディソンスクウェア・ガーデンに、少しずつかつての熱気とBuzzが戻ってきつつある。  NBAの名門チーム、ニューヨーク・ニックスはここ10年間、どん底の不振に悩み続けてきた。プレーオフ・シリーズの勝利は1999〜2000年以来なし。それどころかここ9年はすべてシーズン勝率5割以下。今季も最初の11試合を3勝8敗と負け越した際には、再び惨敗シーズンを繰り返すかと思われた。

多木裕史(法政大学野球部/香川県丸亀市出身)最終回「オーラのある選手を目指す!」

 大学生活も2年が過ぎようとしている。4月から3年生になる多木裕史は上級生だ。これまでとは違い、主戦としての活躍、結果を当然のように求められる。そのことを多木自身も十分に理解しているようだ。 「本当にあっという間の2年間でした。いろいろな経験をさせてもらったので、それを活かしてチームを引っ張っていけたらと思っています」  表情はクールだが、胸に秘めているものはあるようだ。

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