残念ながら「野球王国」の称号は、そろそろ返上すべきかもしれない。甲子園での四国勢の戦いぶりを見ていて、そう思った。 西条(愛媛)、高知は2回戦敗退。徳島北、寒川(香川)は初戦敗退。大会8日目にして、四国勢はすべて甲子園から姿を消してしまった。昔なら考えられなかったことである。
メジャーリーグ通算34勝(16セーブ)は日本人としては史上5位タイである。ワールドシリーズのチャンピオンリングは2つも持っている。 伊良部秀輝の高知ファイティングドッグス(四国・アイランドリーグ)入りが決まった。
アジア大会100メートル準決勝の当日、伊東から小山に電話が入った。 「先生、スタートで出遅れないためにはどうすればいいでしょう」 小山は答えた。 「スタートに意識をとられる必要はない。それよりもピックアップ(スタートしてからトップに入るまでの動作)の距離をあと2歩ばかり伸ばせないかなあ。そうすれば(9秒台が)出ると思うよ」
四国・九州アイランドリーグに所属する愛媛マンダリンパイレーツ監督・沖泰司が初めて伊良部秀輝と対戦したのはプロ入り4年目のことだ。場所はロッテ浦和球場。イースタンリーグでのロッテ対日本ハム戦だった。プロ2年目の伊良部は2軍落ちしていた。
レッドソックスのフロントがダルビッシュ有(北海道日本ハム)のピッチングを見たら、今すぐ松坂大輔と交換したくなるのではないか。
坂を下りたグラウンドに陽に焼けた顔はあった。もう、あれから5年が経つ。夏の甲子園で南北海道代表の駒大苫小牧が決勝に進出したと聞いてびっくりした。「まさか北海道の学校が…」
中日の勢いが止まらない。7月15日から28日にかけて9連勝し、首位・巨人とのゲーム差はついに1.5(30日現在)。完全に巨人を射程圏内にとらえている。 チームを牽引するのが新外国人のトニ・ブランコ。メジャーリーグ経験こそ、2005年のワシントン・ナショナルズ時代の56試合だが、日本に来て素質が一気に開花した。
「何か別世界にいるような感じでした。夢の中を走り終え、目がさめると、ゴールの2メートルくらい先にランニングタイムが出ていた。9秒99、アレッて感じでした。まだ余力を残していたし、タイムにこだわったわけでもなかった。確実に(準決勝では)1番に入り、決勝では金をとる。考えていたのは、そのことだけでしたから……」 昨年12月13日、バンコクでのアジア大会、陸上男子100メートル準決勝で日本の伊東浩司は10秒00という脅威の日本記録をマークした。
「ガラパゴス携帯」という言葉がある。国内市場だけに特化して競争を繰り広げているうちに世界市場から取り残されてしまった日本製携帯電話のことを指す。 サッカーのJリーグも、このままでは「ガラパゴスリーグ」になってしまうのではないか。そんな懸念が頭をよぎる。
球団創設75周年ということで、このところ巨人を特集する出版物が相次いでいる。選手の目玉は3年目の坂本勇人だ。 昨季、彗星のごとく現れ、全試合に出場した。今季はさらにステップアップし、7月8日現在、打率3割3分4厘で首位打者。いまや巨人の顔である。
スワローズの東北地区担当スカウト八重樫幸雄といえば、現役時代は極端なオープンスタンスが代名詞だった。晩年は代打の切り札として活躍した。
開幕直後の勢いは、もうどこにもない。雪だるま式に借金が増えつつある。 楽天が窮地に立たされている。6月30日の北海道日本ハム戦から7月8日の千葉ロッテ戦にかけて、今季ワーストの8連敗を喫した。
高校野球史上最高の名勝負は何か? と問われれば、私はイチにもニもなく1969年夏の決勝、松山商対三沢高戦をあげる。三沢には“伝説のエース”太田幸司がいた。
レフトを守っていたのは、小学生でもなければ二日酔いの中年男性でもない。歴とした元メジャーリーガーである。
人を見て法を説け――。東北楽天・野村克也監督が好んで使う言葉だ。「10人いたら、指示の仕方は十色あるはずですよ。だからAという選手に通用するやり方がBという選手に通用するとは限らない」
来季からスペインでプレーするのはエスパニョールと契約したサッカーの中村俊輔だけではない。ハンドボールの宮崎大輔もスペインでプレーする。移籍先はアルコベンダス。昨季は1部リーグ16チーム中14位だった。
右肩の張りを理由に、さる6月21日、今季2度目の故障者リスト(DL)入りした。もう、かつての怪腕は戻ってこないのか。 レッドソックスの松坂大輔が肩の不調もあり、大不振にあえいでいる。7月3日現在、8試合に登板し1勝5敗で防御率8.23。
「ちょっと技をかけてくれないか……」 冗談のつもりで右手を差し出すと、太り気味のイギリス人は目にも止まらぬ速さで私の腕をとり、あっという間にロックしてしまった。 次の瞬間、ヒジの関節に鈍い痛みが走り、恥ずかしながら私は大声を出してしまった。
データが真実の断片を浮き彫りにすることは確かにある。だが、それは決して真実の全体像ではない。 海の向こうから続々と野球に関する指標が押し寄せている。金融工学なるものを生み出し、それに自らが踊り、結果として「100年に1度の経済危機」の引き金を引いた国の発明品を何の疑いもなく取り入れる方もどうかとは思うが、とりあえず色眼鏡をかけずに客観的に検証してみたい。
この采配は“監督のファインプレー”と言っていいだろう。 6月14日、西武ドームでの西武対広島戦。得点は4対4。延長12回裏、広島は無死満塁のピンチを迎えた。絶体絶命の場面である。
貧打の東北楽天にあって、ひとり気を吐いているのが4番の草野大輔である。打率3割6分8厘で、目下、首位打者。柔らかいフォームで広角に打ち分ける熟達の技術は篠塚和典(現巨人打撃コーチ)張りだ。「似ている? そう言ってもらえると嬉しい。だって子どもの頃は篠塚さんの大ファンで真似ばっかりしてましたもん」。野球小僧のような口ぶりで、そう言った。
40歳のオールドルーキー高橋建(メッツ)が元気だ。6月15日現在、貴重なサウスポーの中継ぎとして14試合に登板している。 14日のヤンキース戦では0−14と大量リードされた7回1死満塁から登板し、松井秀喜から三振を奪った。
フットボールとは「球戯」である。「球」と「戯」れると書く。「球技」は誤りだと私は考える。蒸し返すようで恐縮だが、加茂前監督の最大の失敗――それは相手の長所を消すことに腐心するあまり、自らが楽しむことを忘れたことにあったのではないか。守りに重きを置いた愛着のない3バックシステム(日本の場合、両アウトサイドを含めて5バックのような陣形になっていた)の採用は、選手に戸惑いを与えこそすれ、歓迎されるものではなかった。
元プロレスラーで全日本プロレスでも活躍した垣原賢人さんが、13日に急逝した三沢光晴さんに全日本入団の挨拶を行なったのは1998年2月のことだ。握手をかわそうとした瞬間、垣原さんは三沢さんの異変に気が付いた。ヒジの動きがぎこちないのである。これが「頻繁に受身を取ることによる後遺症であるらしい」と知ったのは、しばらくたってからだった。
野球は数字のスポーツだ。試合を観なくても、いくつかの数字を提示してもらえれば、その選手がどういうタイプか、おおよその見当はつく。 近年、米メジャーリーグにおいて「クオリティ・スタート」(QS)という野球用語が、先発投手の安定度をはかる数字として重要視されている。