滝登りでもするかのように、3連覇に向け快進撃を続ける広島カープ。カープファンの興味は既にポストシーズンゲームでの戦い方に移っている。 9月17日現在、広島は75勝51敗2分け。128試合全てに […]
アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「マーダーボール」を観たのは、古い手帳によると12年前のことだ。私は実物よりも先に映画でウィルチェアーラグビーの実態を知った。装甲車のようにカスタマイズされた車い […]
この日、ソフトボール日本代表のエース上野由岐子が投じた249球目、110キロ台のストレートは米国代表の9番ケルシー・スチュワートに見事に打ち返された。左打者特有の三塁線に切れていく打球だった。 […]
アンリトゥン・ルールというくらいだから、もちろん明文化されているわけではない。ここからここまではセーフで、ここからはアウトという基準もない。ガイドライン的なものはあるが、それも絶対ではない。要するに相手に対し礼を失する […]
この人事は将来のフィールド・マネジャー、すなわち監督への布石ではないか。 最下位に低迷する東北楽天のゼネラル・マネジャー(GM)に日米通算182勝をあげた石井一久氏が就任した。 楽天 […]
江川には甘美な記憶がある。「1年の秋、前橋工(群馬)相手に10連続奪三振を記録した。その時、僕の投げたボールがヒューッと浮いていくのが(マウンドから)見えたんです。ボールが“浮く”というイメージを具体的に持った初めての […]
甲子園の土の売買は是か非か? そんな論争が世間をにぎわしている。フリーマーケットアプリ「メルカリ」に出品された「甲子園の土」に値が付き、それを巡っての甲論乙駁である。 ある社会学者の「そもそも甲子園で生まれ […]
足を手のように自由自在に操れたら、どれだけ楽しいだろう。サッカーを始めた少年なら、誰もが思うことだ。 だが、これから紹介するアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)は、手でもここまではできないと […]
越すに越されぬ白河の関である。「平成最後の怪物」の力を持ってしても、東北の地に大旗を持ち帰ることはできなかった。 秋田勢として103年ぶりの決勝進出を果たした金足農。怪腕・吉田輝星の奮闘に期待がかかったが大 […]
全国高等学校野球選手権大会(通称・夏の甲子園)は、この夏で100回目を迎えた。 <この原稿は2018年8月17日号『漫画ゴラク』に掲載された原稿を一部再構成したものです> 節目の大会を […]
この日、江川は珍しく乱調だった。2回裏には先頭打者から3連続四球を与えた。コントロールのいい江川にとって、3連続四球は記憶にないことだった。 <この原稿は2011年10月号『文藝春秋』に掲載されたものです>& […]
芥川賞作家・中上健次が羽田空港で外国人向けの貨物を運ぶ肉体労働をしていたのは、1968年の夏ごろである。羽田へ向うモノレールから見る風景が好きだった、と「風景の貌」という短編で述べている。<丁度、大井競馬場のあたりから […]
サッカーW杯ロシア大会はフランスの20年ぶり2回目の優勝で幕を閉じた。クロアチア戦での勝利は、対戦が決まった時からフランスの優位が伝えられていたので驚きはない。 クロアチアが中3日であるのに対し […]
息苦しいと感じた次の瞬間、目の前が真っ暗になった。そこからのことは、あまり覚えていない。1987年夏のことである。 翌年に行われるソウル五輪の予備取材のため、私はソウルにいた。ひととおり予定していた取材を終 […]
「オレがルールブックだ!」 かつて、こう叫んだ審判員がいる。パ・リーグの名物審判として鳴らした二出川延明だ。 <この原稿は2018年7月27日号『漫画ゴラク』に掲載されたものです> 時を […]
本日から開幕した全国高校野球選手権大会。今年は100回目の記念すべき大会だ。高校球児たちの熱き戦いが感動を呼ぶ。今年はどんなヒーローが出てくるのか。高校野球の怪物と言えば、作新学院(栃木)の江川卓である。“ホップするス […]
学ぶのはいいことである。しかし、学んでばかりいても進歩はない。いつかは自らの足で立ち、歩き始めなければならない。W杯終了を一区切りとしよう。Jリーグ創設25年にして、やっと立ち上げからの日本人代表監督が誕生した。森保一 […]
撮影用にリフティングを依頼すると、カメラマンがシャッターを切る前にボールは床ではねた。「サッカースクールに行くと、ミスをしてよく子供たちに笑われるんですよ」。バツの悪そうな表情を浮かべて、そう答えた。 次期 […]
サッカーには全く興味がないのにメッシだけは知っている。日本戦以外、W杯は見ないと言っておきながら、メッシのいるアルゼンチンの試合だけはちゃっかり見ている。そんな人が、私のまわりには結構いる。 そ […]
その差、実に1470倍である。今回のサッカーW杯の開催国ロシアと4年後の開催国カタールの面積の差だ。カタールの面積は、日本の秋田県を、やや狭くした程度。人口は約267万人だから、茨城県や広島県よりも少ない。 […]
4月に71歳で他界した元広島・衣笠祥雄さんの「お別れ会」が先ごろ広島市内で開かれた。 <この原稿は2018年7月9日号『週刊大衆』に掲載されたものです> 会場にはチームメイトだった山本 […]
日韓共催が決定してからというもの、日本=敗者、韓国=勝者といった安易な図式による報道が相次いでいるが、それは的を射ていない。筆者は韓国もまた敗者だったと考える。なぜかといえば、鄭夢準氏が目指していたものは日本同様、単独 […]
結果に対する評価は難しい。1億総評論家と化すサッカーW杯ともなれば、なおさらだ。3日未明、カーテン越しに外をのぞくと、ほとんどのマンションの窓から薄灯りがこぼれていた。そこでは歓声と悲鳴にまじって、無数のウンチクが飛び […]
サッカーW杯ロシア大会の“影の主役”は、今大会から導入された「ビデオ・アシスタント・レフェリー」(VAR)である。 VARについて、おさらいしておこう。試合中の微妙な局面では、複数のカメラで撮影 […]
「本気のベルギーに対抗できなかった」。敗軍の将がしぼり出した一言が、この試合の全てだろう。日本代表はまたしてもベスト8の高い壁にはね返された。 後半の途中まで2対0とリードしていながら、アディショナルタイムも […]