映画「オールド・ルーキー」の主人公ジム・モリスは2年間で、わずか15イニングしか投げていないにもかかわらず、メジャーリーグで最も偉大なピッチャーのひとりである。
上原浩治(オリオールズ)に続き、川上憲伸(ブレーブス)もメジャーリーグデビューを白星で飾った。 二人ともコントロールがいいから大崩れしない。今後もローテーションの柱としての期待が持てる。
バントをしない2番打者――今から3年前、ファイターズの小笠原道大はそう呼ばれた。 通常、2番打者というと、バントやエンドランを得意とする“小細工のきくバッター”をイメージしがちだが、小笠原はその対極に位置していた。
20年近くも前だが阪神電鉄の広報から抗議を受けたことがある。タイガースは阪神グループの単なる広告塔ではない。グループの基幹事業である。ならばもっと強化資金を投入したり、有能な人的資源を球団に送り込むべきだ…。そんな記事を月刊誌に書いた。電鉄本体の小規模さを強調しようとするあまり、つい筆が滑った。
メジャーリーグで日本人初の開幕4番を務めたヤンキースの松井秀喜が高らかに復活を告げる開幕アーチを放った。
かつて「日本代表」のことをラグビーでは「ジャパン」と呼んでいた。バレーボールは「全日本」だった。 日の丸を背負って国際舞台で戦うチームが、競技を問わず「日本代表」に統一されたのはいつくらいか。私の記憶ではハンス・オフト率いるサッカー日本代表が米国W杯出場を目指したあたりからだ。Jリーグ誕生を機にサッカー人気は瞬く間に列島を覆いつくし、その頂点に位置する「日本代表」はスポーツにおけるナショナル・ブランドとして不動の地位を得た。
ノーコンと聞けば、真っ先に思い浮かぶのが一場靖弘だ。ストライクが入らない。四球で塁上を埋め、ストライクを取りにいったところを狙い打ちされる。4年間、その繰り返しだった。「再生工場」の異名をとる東北楽天・野村克也監督も、こと一場に関してはお手上げだった。
国際化に向けた動きに水を差すとんでもないヤツがいる。悪役といえば、ここ。そう、天下の読売ジャイアンツである。 球団独自の改革案として、昨年8月、巨人は次のような文書を「制度改革委員会」に提出した。
「あれをやられると、もうスポーツではなくなってしまう。僕たちは戦争をやっているわけじゃないんですから」。温厚な男が不愉快そうな表情を浮かべ、珍しく語気を強めた。
イチローの劇的なタイムリーで2連覇を達成した侍ジャパン。韓国との決勝戦の平均視聴率は関東地区で36.4%、関西地区で36.5%だった。日本人はいかに野球が好きかということを改めて証明した形だ。
連覇を達成したWBCで侍ジャパンが記録した盗塁数は9試合で11。1試合平均1.22。この程度かと思われるかもしれないが、これは出場16チーム中最多だった。短期決戦では空中戦よりも地上戦、機動力がいかに重要であるかを改めて証明した。
ゆっくり投げているように見えるが、ボールはバッターの手元でビュッと伸びているようだ。好投手の証拠である。 初戦の鵡川(北海道)戦で152キロをマークした花巻東(岩手)の大型サウスポー菊池雄星の評価がうなぎ上りだ。故障でもしない限り、今秋のドラフトで1位指名を受けるのは、ほぼ間違いあるまい。
それは“黒船襲来”を思わせる外電だった。 「10年以内に真のワールドシリーズを行いたい」 昨秋、ドジャースのピーター・オマリー会長は、壮大なプランをブチ上げた。オマリー会長といえば、野球をオリンピックの正式種目に組み入れることに功績のあった凄腕の実業家。単なる打ち上げ花火とは思えない。早速、オマリー会長に取材を申し込み、発言の真意を問いただしてみた。
ひとつの世界に長い間どっぷり漬かっていると、どうしても視野が狭くなる。その弊害を取り除き、活力の創出や双方の相乗効果を狙って始めたのが、企業間の「異業種交流」である。最近では銀行の総合研究所やコンサルティング会社が仲介となり、新規事業の立ち上げや新商品の開発に一役買っている。
いつだったか、東北楽天・野村克也監督が懐かしそうな口ぶりでこう語ったことがあった。
水戸黄門が最初から葵の御紋の入った印籠を取り出したらドラマにならない。耐えて耐えて耐え忍ぶから見る側は最後の最後の場面で留飲を下げることができるのだ。
「春の椿事」といったら怒られるだろうか。 目下(3月16日現在)、打率4割6分9厘、4本塁打、12打点でオープン戦の3冠王。中日の藤井淳志が当たるを幸いとばかりに打ちまくっている。
プエルトリカンと聞いて、真っ先に思い出すのはWBC、WBAで3階級を制覇したウィルフレド・ゴメスだ。WBC世界ジュニアフェザー(現スーパーバンダム)級で17連続KO防衛という途轍もない記録を打ち立てた。ニックネームはバズーカ。
1980年代から90年代にかけて、最強のプロ野球チームは西武だった。8度の日本一と13度のリーグ優勝を達成している。西武王朝を築き上げたのは森祇晶だ。チームを6度の日本一と8度のリーグ優勝に導いた。
ゲームの公正さを担保する審判だってそうだ。今回37人の審判がゲームを裁いたが、このうち22人がアメリカ人。これで公正さが保たれるだろうか。 3月12日の日本対米国戦ではとんでもない“事件”が起きた。3対3と同点の8回、1死満塁で岩村明憲がレフトへ浅いフライを打ち上げた。普通の外野手ならタッチアップを見送るケースだが、レフトのランディ・ウィン(ジャイアンツ)は“弱肩”で知られている。当然、日本ベンチにはその情報が入っていたはずだ。
冬のオリンピックと言えば北海道勢の独壇場だ。先のトリノ五輪では全出場選手のうち約4割を北海道出身者が占めた。冬のオリンピックで、これまで日本は16個の金メダルを獲得しているが、そのうちの9個が北海道出身者によってもたらされている。
レッドワーブラーズの出身と聞いて、すぐに「あそこか」とわかる人は、余程の野球ファンである。大概の人は「どこ、それ? アメリカの独立リーグ?」と戸惑うのではないか。
WBC東京ラウンド、日本と韓国は最大で2回戦う可能性がある。韓国がアジアで最大のライバルであることは言を俟たない。
「無視します。そんなのは勝手にボールにすればいい」 これはもう審判団への宣戦布告と言ってもいいだろう。
<As it turned out, Team USA was not the best baseball team in the world.>(おわかりのように米国は世界一のチームではなかったのだ)『ロサンゼルス・タイムズ』 <This is no American’s Game.>(もはや<ベースボールは>アメリカだけのものではない)『ニューヨークポスト』 奇跡とも呼べる日本の優勝で幕を閉じたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)第1回大会。予想に反して本命の米国は2次リーグで姿を消した。1次リーグではカナダに6対8で敗れるなど、チームの仕上がりの遅さが指摘されてはいたが、まさかここまで弱いとは……。