身長188センチ、体重91キロと恵まれた体格の持ち主である赤堀大智。50メートル6秒ジャストと足もあり、俊敏な動きで守備にも定評がある。赤堀自身が最も自信を持っているのは肩の強さで、走攻守に高い身体能力を持っている。そんな赤堀も大学時代には挫折を味わったという。小学2年から野球一筋で来た過去を振り返りながら、プロとしての意気込みを訊いた。
この10年で最下位5度、8回の監督交代……低迷が続くオリックスの再建を託されたのが、来季から指揮を執る森脇浩司である。現役時代は内野のユーティリティープレーヤーとして3球団を渡り歩いた。指導者になってからは長く内野守備走塁コーチなどを務めた。これまでの野球人生、決してスポットライトを浴びる場所にいたわけではない。ただ、西本幸雄、古葉竹識、王貞治らの下で野球を学び、その中で培われた指導哲学は卓越したものがある。組織改革に乗り出した新指揮官は名将たちから、どんな影響を受けてきたのか。二宮清純が訊いた。
東洋大学125周年を迎えた2012年、同大野球部は東都リーグ6連覇、全日本大学選手権3連覇がかかっていた。その大事な年に主将に任命されたのが、緒方凌介だ。ドラフトの候補にも挙げられていた緒方にとって、まさに大一番。ところが――。野球の神様は、緒方に最大の試練を与えた。
埼玉西武からFA権を行使して、メジャーリーグ移籍を希望していた中島裕之が現地時間18日、オークランド・アスレチックスと2年契約を結んだ。背番号は西武時代と同じ「3」。総額は650万ドル(約5億5000万円)で、3年目の契約は球団が選択権を持つ。中島は昨季、ポスティングシステムでのメジャー行きを目指したが、交渉権を落札したニューヨーク・ヤンキースとの条件が折り合わず、西武に残留した。今回は自らが移籍先を選べるFA権を得て、2年越しで夢を実現させた。
MVP、正力松太郎賞、首位打者(打率.340)、打点王(104打点)、最高出塁率(.429)、ベストナイン、最優秀バッテリー賞(内海哲也との受賞)……。7つのタイトルを獲得した阿部慎之助の存在を抜きに、今季の巨人の“5冠”(交流戦、レギュラーシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズ、アジアシリーズ)は語れない。原辰徳監督が「慎之助のチーム」と認めるように、まさに攻守にわたる扇の要だ。日本代表・山本浩二監督からの信頼も厚く、来春のWBCでは侍ジャパンの主将にも任命されている。大黒柱としてチームを支える心境を二宮清純が訊いた。
ニューヨーク・ヤンキースをFAになっていたイチローが現地時間14日、2年契約で残留することで同意した。総額は米メディアは1300万ドル(約10億9000万円)と報じている。今季途中、11年半在籍したシアトル・マリナーズからヤンキースに電撃移籍したイチローは、約2カ月間で打率.322、5本塁打、14盗塁を残し、地区優勝に貢献。チームはリーグチャンピオンシップで敗退したが、同シリーズで打率.353をマークするなどひとり気を吐いた。
今オフ、メジャーリーグに再挑戦する中島裕之(埼玉西武)の後釜として期待されているのが、ドラフト3位で指名された金子侑司だ。50メートル5秒7の俊足と強肩の持ち主で、バットコントロールにも定評がある。まさに“走攻守三拍子そろった”プレーヤーだ。球団からの期待の声も大きい金子に現在の心境、そして野球観を訊いた。
テキサス・レンジャーズからFAとなっていた上原浩治がボストン・レッドソックスと1年契約で合意した。複数の米メディアが報じており、年俸は425万ドル(約3億5000万円)。身体検査を経て正式に入団が決定する見込みだ。昨季途中にレンジャーズへ移籍した上原は、今季も右の中継ぎとして活躍し、37試合に登板して0勝0敗1S7ホールドだった。レンジャーズが残留に乗り出していたほか、古巣のボルチモア・オリオールズなども争奪戦に加わっていた。だが、現地時間の6日まで行われたウィンターミーティングで、ア・リーグ東地区最下位からの巻き返しを図るレッドソックスが獲得に成功した。
来年3月のWBCに臨む日本代表候補34名が4日、発表された。選出されたのは主将に指名された阿部慎之助(巨人)、チーム最年長(40歳)の稲葉篤紀(北海道日本ハム)、代表になれば3大会連続となる杉内俊哉(巨人)ら。11月のキューバ戦の代表からは角中勝也(千葉ロッテ)、今村猛(広島)など15名が選ばれた。34名はすべて国内組で、今季、日本一の巨人からは最多の8名が候補入りした一方、横浜DeNAとオリックスからの選出はなかった。都内で会見に臨んだ山本浩二監督は「強い決意をもって招集に応えてくれた心意気に感謝している。日本野球の力を見せて戦いたい」と大会への意気込みを語った。
阪神からFA宣言していた藤川球児が現地時間1日、シカゴ・カブスと2年契約を結んだ。年俸は2年総額で950万ドル(約7億8000万円)。3年目は球団が契約の選択権を保有する。藤川は99年に高知商から阪神入り。2005年にセットアッパーとして当時の日本記録となる80試合に登板してリーグ優勝に貢献する。抑えに転向した07年には日本タイ記録となる46セーブをあげた。NPBでの通算成績は562試合42勝25敗220セーブ、防御率1.77。06年、09年のWBC、08年の北京五輪では日本代表に選ばれている。
下水流昂は、これまで常に全国レベルの中でプレーしてきた。「全国制覇」も2度経験している。1度目は小学6年の時、緑中央リトルシニアで「ジャイアンツカップ全国少年野球大会」を制した。主将の下水流は決勝で2死満塁から走者一掃の逆転タイムリーを放っている。2度目は横浜高3年時のセンバツ。準決勝、決勝では4番を任せられるなど主力として活躍し、打率3割5分3厘、8打点をマークした。卒業後は東都リーグの青山学院大、そして昨年からは社会人野球の強豪・Hondaでプレーした。まさにエリート街道を走ってきたと言っても過言ではない。だが、そんな下水流にも野球を続けることを諦めそうになった時期もあったと言う。果たして、どんな試練を乗り越えてきたのか。
来春のWBCに向けた日本代表のスタッフ会議が28日、都内で行われ、大会に臨む代表候補メンバーが決定した。会議後、山本浩二監督は「名前はまだ言えない」と選手名は公表しなかったが、「完全に国内の選手で行きます」と、既に辞退を表明しているイチロー(ヤンキースFA)やダルビッシュ有(レンジャーズ)らも含めてメジャーリーガーはWBCに招集しないことを明言した。また当初は12月1日に大会本部へ提出する28名の予備登録メンバーに5名を追加し、33選手を候補とする予定だったが、「故障者でどうかなという選手もいる。ひとり、ふたりは増えるかもしれない」と人数が追加される可能性を明かした。候補メンバーには今後、山本監督が直接連絡をとり、4日に正式発表される。
まさに“ポスト宮本慎也”にふさわしい選手だ。中学、高校、大学とキャプテンを務め、堅実な守備を誇る谷内亮太。“走攻守” 三拍子そろっていることがウリだが、なかでも最もこだわっているのは守備だという。目標とするタイトルはゴールデングラブ賞だ。大学時代にはレベルの高い東都リーグで優勝を経験。一方で2部降格という屈辱も味わった。その中で「精神面で学ぶことが多かった」という大学4年間を振り返るとともに、プロの道に導いた転機に迫った。
来春のWBCに出場する日本代表の候補選手は28日のスタッフ会議で33名に絞り込まれる見込みだ。その中から28名が予備登録メンバーとして12月1日までに大会主催者に提出される。イチローやダルビッシュ有をはじめ、メジャーリーガーが相次いで辞退を表明した中、国内組のみでどんなチーム編成を行うのか。舵取りを任された山本浩二監督にとって最初の難関が待ち構えている。3連覇へ向けて濃霧の中の船出となった新生・侍ジャパンを二宮清純が取材した。
四国アイランドリーグPlusの2013シーズンの新入団選手採用を目的とした合同トライアウトは23日、埼玉県のヤクルト戸田球場で1次テストが行われた。11月10日の大阪開催に続く首都圏での実施となったこの日は計75名の応募があり、そのうち投手20名、野手37名が夢への第一歩となるテストへチャレンジした。この中から同会場での特別合格者(リーグ入り内定)と2次テスト(12月9日、高知球場)に進出する合格者が決定し、27日に発表される。
“チームのために尽くし、見る人の胸を熱くするベストプレー”に贈られる「ジョージア魂」賞の年間大賞表彰式が22日、都内ホテルで開催された。この賞は缶コーヒーブランド「ジョージア」がプロ野球12球団と提携、さらにNPBパートナー契約を締結して2010年に創設された。今季、12回に渡ってファン投票で選ばれた「ジョージア魂」賞受賞プレーの中から、さらにファンの支持を集めたものが年間大賞に輝いた。栄えある今年度の年間大賞は坂本勇人内野手(巨人)が7月7日(対阪神戦)にみせた、同点のピンチを救った遊撃守備に決まった。また当HP編集長・二宮清純ら6名の選考委員によって「ジョージア魂」賞選考委員特別賞も決まり、こちらは前田健太投手が4月6日(対横浜DeNA戦)に達成したプロ野球6年ぶりのノーヒットノーランが選ばれた。
21日、都内で「日本プロ野球コンベンション2011」が開催され、今シーズン活躍した選手らが表彰を受けた。最優秀選手(MVP)にはセ・リーグは首位打者、打点王の2冠を獲得し、キャプテン、主砲として3年ぶりの日本一に大きく貢献した阿部慎之助(巨人)、パ・リーグは最優秀防御率1.71をマークし、チームを牽引した吉川光夫(北海道日本ハム)が選ばれた。また、最優秀新人にはセ・リーグはリーグ2位の防御率1.98をマークした野村祐輔(広島)、パ・リーグは、リーグ2位の41ホールドをマークした益田直也(千葉ロッテ)が選出された。
NPBで戦力外通告を受けた選手などを対象にした12球団合同トライアウトが21日、千葉県の鎌ヶ谷スタジアムで開催された。今季は9日にクリネックススタジアム宮城で行われた第1回目に続く実施。投手7名、野手9名の計16名がNPBでのプレー続行に望みを託し、ネット裏に詰めかけた各球団の編成担当、チーム関係者にアピールした。
ニューヨーク・ヤンキースは現地時間20日、FAになっていた黒田博樹と再び1年契約を結んだことを発表した。契約金は明らかになっていないが、米メディアによると1500万ドル(12億3000万円)プラス出来高払い。今季、ヤンキースに移籍した黒田は先発ローテーションの軸として33試合に登板。16勝11敗、防御率3.32の成績でチームの地区優勝に貢献していた。
ニューヨーク・ヤンキースからFAとなっているイチローと黒田博樹が来年3月に行われるWBCの出場を辞退した。NPBが19日、発表した。この結果、山本浩二監督が出場をオファーした日本人メジャーリーガーはダルビッシュ有(レンジャーズ)、岩隈久志(マリナーズ)、青木宣親(ブルワーズ)、川崎宗則(マリナーズを自由契約)と全員に断られた形となり、国内組のみで3連覇を目指すことが濃厚となった。
プロ野球独立リーグのベースボールチャレンリーグ(BCリーグ)は、「BCリーグスポーツビジネスセミナー」を開催する。近年、日本でも浸透しつつある「地域密着型スポーツ」の知識を学び、ローカルスポーツビジネスに関心と理解を深める。BCリーグを運営する株式会社ジャパン・ベースボール・マーケティングの村山哲二代表をはじめ、日米のスポーツビジネスに精通した講師を招き、4日間にわたって、本格的なスポーツビジネスを学ぶことができる。BCリーグではセミナー修了生を、スポーツビジネスへの人材採用につなげたいとしている。
来春のWBCに向けた「侍ジャパンマッチ2012」第2戦が18日、札幌ドームで行われ、日本代表は第1戦に続き、キューバ代表と対戦した。中盤まで両チーム無得点だった試合は7回、坂本勇人(巨人)の犠飛で先制すると、相手のバッテリーミスの間に追加点をあげ、2点を奪う。9回にも1点を追加した日本は、7人の投手リレーで強力打線をソロ本塁打の1点に抑え、連勝を収めた。 キューバ代表 1 = 000000010 (日)澤村−村中−西村−森福−○大竹−涌井−S山口 (キ)アルバレス−ゴンサレス−●ヒメネス−ヌニェス−ガルシア−イエラ−O.デスパイネーP.フェルナンデス−イノホサ 本塁打 (キ)グリエル1号ソロ
来春の第3回WBCに向け、山本浩二監督率いる日本代表の初戦となる「侍ジャパンマッチ2012」第1戦が16日、福岡ヤフードームで行われ、キューバ代表と対戦した。日本は2回、炭谷銀仁朗(西武)のソロ本塁打で1点を先制。7回に角中勝也(千葉ロッテ)の二塁打から相手のタイムリーエラーで貴重な1点を追加すると、7投手のリレーで強力打線を3安打完封した。 キューバ代表 0 = 000000000 (キ)●ペドロソ−マルティネス−ヒメネス−ゴンザレス (日)大隣−大竹−筒井−○今村−加賀−大野−S山口 本塁打 (日)炭谷1号ソロ
山本浩二監督率いる新生・侍ジャパンは16日にキューバ代表を相手に初陣を迎える。今回、若手主体の代表メンバーに入り、ジャパンのユニホームに初めて袖を通すのが千葉ロッテの角中勝也だ。四国アイランドリーグの高知ファイティングドッグスからNPB入りして今季が6年目。今季は4月途中に1軍昇格を果たすとヒットを量産し、終わってみれば中島裕之(埼玉西武)を抑え、初の首位打者に輝いた。独立リーグ出身選手がNPBで個人タイトルを獲得するのはもちろん、日本代表に選ばれるのも初のケースである。原石から一気にスターの輝きを放ち始めた角中のこれまでを二宮清純の原稿で振り返る。
8シーズン目を終えた四国アイランドリーグPlusから、今年は2選手が10月のドラフト会議で指名を受け、NPB行きの夢を叶えた。今季はリーグ出身の千葉ロッテ・角中勝也(元高知)が初の首位打者を獲得。この16日から行われるキューバ戦の日本代表メンバー入りを果たした。また福岡ソフトバンクの金無英(元福岡)やオリックスのアレッサンドロ・マエストリ(元香川)が初勝利をあげるなど、元アイランドリーガーのNPBでの活躍が目立ってきている。彼らに続く飛躍が期待される指名選手から、西武より育成1位指名を受けた水口大地(香川)を紹介する。