ボートのロンドン五輪アジア大陸予選は29日、韓国の忠州で各種目の決勝が行われ、男子軽量級ダブルスカルで武田大作(ダイキ)、浦和重(NTT東日本)組が1位になり、五輪代表に決定した。武田は5大会連続、浦は3大会連続の五輪出場。また女子シングルスカルは早大1年生の榊原春奈が勝ち、同種目では日本勢初の出場権を獲得。女子ダブルスカルでは岩本亜希子(アイリスオーヤマ)福本温子(明治安田生命)組が優勝して代表に決まった。
柔道日本一を争い、ロンドン五輪の男子100キロ超級の代表選考会を兼ねた全日本柔道選手権が29日、日本武道館で行われ、加藤博剛(千葉県警)が石井竜太(日本中央競馬会)に決勝で一本勝ちし、初優勝をおさめた。加藤は90キロ級の選手で、無差別の同選手権で重量級以外が優勝するのは1969年の岡野功以来、43年ぶりの快挙。連覇を目指した鈴木桂治(国士舘大教)は準決勝の石井戦で右肩を痛めて敗れた。また100キロ超級で石井と五輪代表を争う上川大樹(京葉ガス)、高橋和彦(新日鉄)はともに準々決勝で敗退し、ロンドン行きには決め手に欠ける大会となった。同級の代表は5月12日から開かれる全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)の結果を踏まえて他の階級とともに決定する。
日本ラグビー協会は16日、次世代の日本代表入りが期待される選手を継続的に育成するためのプロジェクト“ジュニアジャパン”の発足を発表した。今年度のジュニアジャパンのスコッドには埼玉・深谷高3年のSO山沢拓也や帝京大の3連覇に貢献したCTB森田佳寿(東芝)ら、17〜24歳の若手38名を招集。原則として毎月第1、3火曜日に関東で練習を実施し、6月15日にはトンガと試合を行う。発足会見にはエディー・ジョーンズ代表ヘッドコーチ(HC)も同席し、「ジャパンとしての一体感を持たせることが大事。世界のトップレベルは、こういう育成システムを持っている。これが成功すれば代表は勝てるが、失敗すれば勝てないだろう」と、ジュニアジャパンの成否が日本ラグビーの将来を大きく左右すると訴えた。
9日、公益財団法人日本水泳連盟はロンドン五輪の競泳日本代表選手を発表した。今月2〜8日に行なわれた日本選手権の結果、男子13名、女子14名の計27名が日の丸を胸に、ロンドンの舞台に立つことが決定した。今回の競泳チームは4大会連続出場で最年長となった北島康介(アクエリアス)やアテネ大会以来となる寺川綾(ミズノ)といった経験者がいる一方で、萩野公介(御幸ヶ原SS)や渡部香生子(JSS立石)、大塚美優(スウィン大宮)、内田美希(スウィン館林)と4人の高校生が入るなどフレッシュなメンバーも多い。「センターポールに日の丸を」をスローガンに、“トビウオジャパン”がチーム一丸となってメダルを狙う。
米男子ゴルフのマスターズは日本時間9日、最終日を迎え、アマチュア選手ながら2年連続で予選突破した松山英樹はこの日、スコアを大きく崩し、通算9オーバーの54位タイに終わった。松山には史上5人目となる2年連続のローアマチュア(アマチュア最高成績選手)の期待がかかっていたが、パトリック・カントレー(米国)に2打及ばず、快挙を逃した。優勝はプレーオフの末、バッバ・ワトソン(米国)が通算10アンダーで並んでいたルイ・ウェストヘーゼン(南アフリカ)を下し、メジャー初制覇を果たした。
8日、ロンドン五輪選考会を兼ねた第88回競泳日本選手権最終日が行なわれた。この日決勝が行なわれたのは男子1500メートル自由形、男子50メートル自由形、女子50メートル自由形、男子100メートルバタフライ、女子200メートル背泳ぎの計5種目。しかし、いずれの種目でも派遣標準記録を突破することができず、個人での代表は誕生しなかった。男子100メートル自由形に続いて同バタフライでも優勝した藤井拓郎(KONAMI)は、400メートルメドレーリレーメンバーに入った。女子背泳ぎ200メートルを制した酒井志穂(ブリヂストン)は、派遣標準記録にわずか0秒13届かず、100メートルとともに五輪の切符を逃した。これで全種目が終了し、ロンドン五輪代表には男子13名、女子14名が決定した。
ロンドン五輪大陸別選考会を兼ねたASTCトライアスロンアジア選手権が7日、千葉県館山市を舞台に開催され、エリート男子の部で細田雄一(グリーンタワー・フェリック・稲毛インター)が1時間39分31秒で2大会連続の優勝を収めた。日本トライアスロン連合では男子に関して、同選手権での優勝を選考基準に定めており、細田は初の五輪代表に内定した。
7日、ロンドン五輪選考会を兼ねた第88回競泳日本選手権6日目が行なわれ、男子200メートル背泳ぎ決勝では、入江陵介(イトマン東進)が同100メートルに続いて優勝し、2枚目の切符を獲得。2位の渡邉一樹(セントラルスポーツ)も派遣標準記録を突破し、初の五輪は2種目での出場となった。女子200メートル平泳ぎ決勝は鈴木聡美(山梨学院大)が自己記録を更新して優勝し、同100メートルに続いて五輪出場を決めた。15歳の渡部香生子(JSS立石)も派遣標準記録を突破し、初の五輪切符を獲得した。男子200メートル個人メドレーは萩野公介( 御幸ヶ原SS )が同400メートルと2冠を達成し、五輪出場権を獲得。2位には北京で5位入賞の高桑健(自体校)が入り、2大会連続の五輪出場を決めた。
米男子ゴルフの祭典「マスターズ」は日本時間7日、2日日を迎えた。アマチュア選手ながら2年連続でオーガスタの舞台を踏んだ松山英樹は通算1オーバーの31位に入り、昨年に引き続いて予選を通過した。一方、4度目の出場となる石川遼は初日に続いて崩れ、通算9オーバーの77位。2年連続の決勝ラウンド進出はならなかった。首位は52歳のベテラン、フレッド・カプルスと、ジェイソン・ダフナー(いずれも米国)が通算5アンダーで並んでいる。
6日、ロンドン五輪選考会を兼ねた第88回競泳日本選手権5日目が行なわれ、男子200メートル平泳ぎ決勝では、同100メートルでは日本新での五輪出場を決めた北島康介(アクエリアス)が優勝し、2枚目の切符を獲得。2位の立石諒(NECGSC玉川)も派遣標準記録を突破し、初の五輪は2種目での出場となった。男子200メートルバタフライ決勝は松田丈志(コスモス薬品)が優勝し、200メートル自由形に続いて五輪出場を決めた。2位に入った金田和也(金田SC)も派遣標準記録を突破し、初の五輪切符を獲得した。女子100メートル自由形は上田春佳(キッコーマン)が自身の持つ日本記録を0秒33更新して優勝。200メートル自由形で出場した北京に続き2大会連続で五輪代表となった。男子100メートル自由形は藤井拓郎(KONAMI)が優勝するものの、48秒27の派遣標準記録の壁を破ることはできず、同種目での五輪代表は誕生しなかった。
ロンドン五輪のアジア大陸予選会(4月27日〜、韓国)に臨む男子軽量級ダブルスカルの代表選考レースが6日、戸田ボートコースで行われ、武田大作(ダイキ)、浦和重(NTT東日本東京)のペアが、須田貴浩(アイリスオーヤマ)、西村光生(NTT東日本東京)のペアを破り、代表に決定した。3本のマッチレースで実施された選考は、アテネ五輪で6位入賞を収めている武田、浦組が1本目と2本目を連勝し、3本目を行うことなく決着がついた。
5日、ロンドン五輪選考会を兼ねた第88回競泳日本選手権4日目が行なわれ、女子100メートル背泳ぎ決勝では、寺川綾(ミズノ)が59秒10と自身がもつ日本記録を0.03秒更新し、アテネ大会以来となる五輪出場を決めた。女子200メートルバタフライ決勝では昨年の世界選手権4位の星奈津美(スウィン大教)が自身の日本記録を大幅に上回る2分04秒69で優勝し、北京に続いての五輪出場。女子200メートル個人メドレー決勝では加藤和(山梨学院大)が初めて五輪の切符を獲得した。
4日、ロンドン五輪選考会を兼ねた第88回競泳日本選手権3日目が行なわれ、昨夏の世界水泳代表の入江陵介(イトマン東進)と古賀淳也(第一三共)が男子100メートル背泳ぎ決勝に出場した。レースは入江が52秒91で優勝し、北京に続き2大会連続の五輪出場を決めた。100メートル一本に絞り、このレースに全てをかけていた古賀は2位に入ったものの派遣標準記録を突破することはできず、今回も五輪切符獲得はならなかった。また男子200メートル自由形決勝では、松田丈志(コスモス薬品)が唯一派遣標準記録を突破する1分45秒96で優勝し、アテネから3大会連続の五輪出場を決定。女子100メートル平泳ぎ決勝で優勝した鈴木聡美(山梨学院大)と2位の松島美菜(セントラルスポーツ)がともに初の五輪代表の座を射止めた。なお、女子200メートル自由形決勝では派遣標準記録を突破した選手がおらず、個人での五輪代表内定者は生まれなかった。 女子100メートル背泳ぎの寺川綾(ミズノ)は準決勝を1位で終え、明日5日の決勝に駒を進めた
3日、ロンドン五輪選考会を兼ねた第88回競泳日本選手権2日目が行なわれ、アテネ、北京に続いての3大会連続金メダルが期待される北島康介(アクエリアス)が男子100メートル平泳ぎ決勝に臨んだ。北島は58秒90の日本新記録で優勝し、シドニーから4大会連続の五輪出場を決めた。2位・立石諒(NECGSC玉川)も派遣標準記録を突破し、初の五輪切符を獲得した。女子100メートルバタフライ決勝では加藤ゆか(東京SC)が57秒77の日本新記録で優勝し、北京に続き2大会連続の五輪出場を決めた。そのほか、男子100メートル背泳ぎでは昨夏の世界水泳代表の入江陵介(イトマン東進)と古賀淳也(第一三共)が、揃って明日4日の決勝に進出した。
2日、ロンドン五輪選考会を兼ねた第88回競泳日本選手権が開幕。男子400メートル個人メドレー決勝では、予選をトップ通過した高校3年の萩野公介(御幸ヶ原SS)が昨年の世界選手権銅メダリストの堀畑裕也(日本体育大)をおさえて4分10秒26の日本新記録で優勝。女子400メートル個人メドレー決勝では同じく高3の大塚美優(スウィン大宮)が高校新記録の4分36秒64をマークし、日本女王となった。2位には高橋美帆(日体大)が入った。萩野、堀畑、大塚、高橋は派遣標準記録を突破し、見事ロンドン五輪出場を決めた。男子で高校生での五輪出場は2000年のシドニー大会での北島康介(平泳ぎ100メートルおよび200メートル)と三木二郎(200メートル個人メドレー)以来となる。そのほか、男子100メートル平泳ぎ準決勝では予選を全体のトップで通過した北島(アクエリアス)がこのレースでも全体の1位通過。2位には立石諒(NECGSC玉川)が入った。決勝は明日3日に行なわれる。
日本ラグビー協会は19日、4月に開幕するHSBCアジア5カ国対抗に臨む日本代表メンバー30名を発表した。この大会は4月に就任するエディー・ジョーンズ新ヘッドコーチ(HC)にとっては初陣となる。注目のメンバーには18歳のWTB藤田慶和(東福岡高)が史上最年少で選ばれるなど、代表キャップのない選手が14名入った。昨年のニュージーランドW杯に引き続いて代表入りしたのは3大会連続で出場したベテランのWTB小野澤宏時(サントリー)ら8名。会見を開いたジョーンズ新HCは「まずはアジアで優勝できるメンバーを選んだ。若い選手、経験のある選手が交ざってプレーしてくれるのを楽しみにしている」と指揮を執るのが待ち切れない様子だった。
ラグビー日本選手権決勝が18日、東京・国立競技場で行われ、サントリーサンゴリアスがパナソニックワイルドナイツを21−9で破り、2年連続5回目の優勝を収めた。サントリーはトップリーグに続き、史上2チーム目の2冠を達成。日本代表ヘッドコーチに就任が決まっているエディー・ジョーンズGM兼監督を最高のかたちで送り出した。
50メートル先にフィニッシュゲートが見えると、4年分の思いがこみ上げた。大歓声に包まれる中、アテネ五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)は泣きながらゴールした。 「走りきれてよかった。またここに帰ってくることができた。応援の声が本当に力になった。あきらめずに私を応援してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」 ゴール後、何度も感謝の言葉を口にし、そのたびに涙があふれた。
12日、日本陸上競技連盟は理事会および評議員会でロンドン五輪マラソン代表を選考し、男女各3人を発表した。注目された男子は2月の東京マラソンで日本人選手として5年ぶりの2時間7分台を叩き出した藤原新(東京陸連)、3月のびわ湖毎日マラソンで一般出場ながら日本人トップの4位となった山本亮(佐川急便)、山本に続いて5位に入った中本健太郎(安川電機)が選ばれた。一方、女子は1月の大阪国際マラソンで2時間23分23秒の好タイムで優勝した重友梨佐(天満屋)、昨年11月の横浜国際で初優勝した木崎良子(ダイハツ)、そしてその木崎に終盤での逆転を許したものの、昨日のナゴヤウィメンズで日本人トップの2位に入った尾崎好美(第一生命)が選出された。6人はいずれも初出場となる。
11日、ロンドン五輪女子代表選考会を兼ねた名古屋ウィメンズマラソンがナゴヤドームを発着点に行われ、アルビナ・マヨロワ(ロシア)が2時間23分52秒で優勝を果たした。日本人トップには尾崎好美(第一生命)が2時間24分14秒の2位でフィニッシュした。アテネ五輪金メダリストの野口みずき(シスメックス)は2時間25分33秒の6位に終わった。 代表選手選考には、韓国・大邱で行なわれた昨年の世界選手権と、国内選考会となる横浜国際マラソン、大阪国際マラソン、そして今大会のレース内容を考慮し、五輪での活躍が期待できる3人が選出される。注目の選考理事会は明日12日に行われ、男女合わせて6人の日本代表が発表される。
日本ボート協会は6日、ロンドン五輪アジア大陸予選会(4月、韓国)に臨む男子軽量級ダブルスカルの代表クルーの内定を日本スポーツ仲裁機構(JSAA)の裁定により取り消された件で、4月6日に再レースを実施して代表を決定すると発表した。再レースでは、JSAAに不服を申し立てて認められた武田大作(ダイキ)が浦和重(NTT東日本)とペアを組み、代表内定を取り消された須田貴浩(アイリスオーヤマ)、西村光生(仙台大)ペアとの2000mマッチレースを行う。3レースで先に2勝したペアが改めて代表となる。
今夏、ロンドンで開催されるパラリンピックに向けて、パラリンピアンズを応援するイベント「Sports of Heart」が、3、4日の2日間にわたり、東京・恵比寿で開催された。同イベントでは募金の呼びかけとともに、さまざまなアーティストによる応援ミニライブやダンスショー、アスリートによるトークショー、さらにはこのイベントの応援団長・高橋尚子のかけっこ教室、同副団長・川崎憲次郎らプロ野球OBによる野球教室、ブラインドサッカー、車椅子バスケットボールなどの体験教室が行なわれた。
4日、ロンドン五輪男子代表選考会を兼ねた第67回びわ湖毎日マラソンが滋賀・皇子山陸上競技場を発着点に行われ、初マラソンのサムエル・ドゥング(ケニア、愛知製鋼)が2時間7分4秒で優勝を果たした。日本人トップには山本亮(佐川急便)が2時間8分44秒の4位でフィニッシュした。 代表選手選考には具体的な選考基準はなく、福岡国際マラソン、東京マラソン、そしてびわ湖のレース内容を考慮し、五輪での活躍が期待できる3人が選ばれる。注目の選考理事会は12日に行われる。
ラグビー・トップリーグの年間表彰式が27日、東京国際フォーラムで行われ、MVPには優勝したサントリーサンゴリアスのジョージ・スミスが選ばれた。最多トライゲッター(19トライ)はNECグリーンロケッツのネマニ・ナドロ。得点王(182得点)とベストキッカー(172得点)にはヤマハ発動機ジュビロの五郎丸歩が輝いた。新人王には東芝ブレイブルーパスのマイケル・リーチが選出された。今季のトップリーグはプレーオフも合わせて338,543人の観客動員にとどまり、これで3季連続の減少となった。
日本スポーツ仲裁機構(JSAA)は27日、男子ボートの武田大作(ダイキ)がロンドン五輪アジア大陸予選会(4月、韓国)に臨む軽量級ダブルスカルの代表クルーから落選した結果を不服として申立を行った件について判断を下し、昨年11月に日本ボート協会が決定した代表の内定を取り消すよう命じた。武田サイドは最終選考の参加選手全員のタイムの公開や選考レースの再度実施なども求めていたが、これらの申立は棄却した。五輪に関係する代表選考に関して、選手側の主張が認められたのは史上初のケースとなる。