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スポーツ、輝きの瞬間

第51回 キャプテンの仕事 〜2004,July〜

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「オレの背を見ろ」とプレーだけでチームを引っ張るのがキャプテンではない。神聖なる立場のレフェリーに対しても、言うべきことは言わなければならない。 サッカー日本代表のキャプテン宮本恒靖が存在感を示したの
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第50回 大記録の舞台裏 〜1994,May〜

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 完全試合を達成したピッチャーは、日本プロ野球史上15人しかいない。最後に大記録を達成したのが元巨人の槙原寛己である。 1994年5月18日、巨人対広島。場所は福岡ドーム。27人目のバッター御船英之が
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第49回 魂の走り 〜2001,August〜

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 オリンピック、世界選手権を通じて、陸上のトラック競技で日本人男子で初めて表彰台に上がった男――それが「サムライ・ハードラー」こと為末大である。 2001年8月11日、カナダ・エドモントン。第8回世界
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第48回 伝説の玉砕劇 〜1971,October〜

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 試合が終わってからも、テレビの前から立ち上がることができなかった。実況を担当した杉浦滋男アナウンサー(故人)の絶叫は、今も私の耳の奥にこびりついたままである。 1971年10月25日、愛知県体育館。
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第47回 神の一振り 〜1988,Octorber〜

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「このスタジアムがこんなに興奮したのは久しぶりだ。88年のワールドシリーズ初戦でカーク・ギブソンが劇的なホームランを打って以来だろうか」 そう語ったのはロサンゼルス・タイムズのケビン・バクスター記者。
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第46回 イチローのプライド 〜1995,October〜

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 19打数5安打、打率2割6分3厘。打数の少ない短期決戦では決して非難されるような数字ではない。しかし、この打率の主がイチローだとなると話は別だ。 1995年の日本シリーズはヤクルトとオリックスの間で
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第45回 叩きのめされたヒーロー 〜1975,July〜

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 241戦して232勝(228KO)5敗。勝率9割6分3厘。驚異的な数字である。“キックの鬼”と呼ばれた沢村忠が残したものだ。 沢村忠と言えば、代名詞は真空飛びヒザ蹴りだ。相手をロープに詰め、ガードに
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第44回 スポーツは誰のものか? 〜1999,January〜

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 スポーツは公共財であって企業の私物ではない。そんな当たり前のことが、企業の論理の前では通じない。今から10年前、誰よりもそのことに憤った男がいる。 その男の名前は前田浩二。当時、横浜フリューゲルスの
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第43回 37歳の計略 〜1994,November〜

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 ヴェルディの司令塔ラモス瑠偉は左足大腿部を傷め、万全の状態ではなかった。試合前のサンフレッチェベンチの指示は「気を付けるのはビスマルク。ラモスは適当に遊ばせておけ」というものだった。そこに油断があっ
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第42回 江夏の21球秘話 〜1979,November〜

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「江夏の21球」といえば、今から30年前のことだ。1979年11月4日、大阪球場。広島対近鉄、日本シリーズ第7戦。近鉄が先に2連勝したが、地元に帰って広島が3連勝、大阪に帰って近鉄が星を戻し、日本シリ
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