第235回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.21~ 田崎健太 2021年8月13日 第235回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.21~2021-08-13T17:17:15+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 2004年10月12日――。 要田勇一がジェフユナイテッド市原千葉の練習に参加してから2週間が経とうとしていた。要田をジェフに紹介してくれた辰己直祐氏から、この日に行われるトップチームの練習試合に出 続きを読む
第234回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.20~ 田崎健太 2021年7月9日 第234回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.20~2021-07-09T17:30:52+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 2004年10月1日、要田勇一はパラグアイからサンパウロ、ロサンゼルスを経由して、成田空港に到着。ぼくは要田の弟・章たちと成田空港で彼を出迎えることになった。30時間を超える長旅ではあったが、久しぶ 続きを読む
第233回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.19~ 田崎健太 2021年6月11日 第233回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.19~2021-06-11T21:41:04+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 2004年9月末、要田勇一の弟・章から電話があった。 彼は「言いづらい話なんですが…」と申し訳なさそうな口調で切り出した。パラグアイの首都、アスンシオンにいる要田が日本に帰国したいと言い出していると 続きを読む
第232回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.18~ 田崎健太 2021年5月14日 第232回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.18~2021-05-14T11:38:17+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 (写真:久しぶりにあった要田は元気そうだった) 2004年8月、パソコンに日程表を打ち込んでいたぼくは、まるでパズルのようだと、ため息をついた。 成田を出て、ロサンゼルス経由でサンパウロに到着。4 続きを読む
第231回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.17~ 田崎健太 2021年4月9日 第231回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.17~2021-06-17T15:48:18+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 (写真:リーベルプレートの菅野拓真はフォワードとして先発出場した) フェルナンド・デ・ラ・モラの要田勇一、グアラニの福田健二に加えて、パラグアイの首都アスンシオンにはもうひとり、Jリーグ所属経験のあ 続きを読む
第230回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.16~ 田崎健太 2021年3月12日 第230回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.16~2021-03-12T14:14:43+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 取材が必須であるノンフィクションの書き手にとって、取材費の調達は永遠のテーマである。 きちんと取材ができる、そして売り物に足る原稿が書けることは前提条件に過ぎない。職業作家として継続していくには、金 続きを読む
第229回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.15~ 田崎健太 2021年2月12日 第229回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.15~2021-06-17T15:47:36+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 暑い。飛行機のタラップを降りたとき、要田勇一は思わず呟いた。太陽の光は暴力的で、日本よりも近くにあるのではないかと錯覚するほどだった。湿気を含んだ熱く、重い空気が躯にのし掛かってくるのを感じた。 パ 続きを読む
第228回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.14~ 田崎健太 2021年1月8日 第228回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.14~2021-01-08T16:23:16+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 ぼくが南米大陸の内陸部にある小国、パラグアイを初めて訪れたのは、1998年5月のことだった。前年の1997年6月からサンパウロを拠点に、バックパックを背負って、フランス領ギアナ、ガイアナ、スリナムと 続きを読む
第227回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.13~ 田崎健太 2020年12月11日 第227回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.13~2020-12-11T11:37:46+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 2002年、要田勇一の所属していた静岡FCは東海社会人リーグで優勝、JFL昇格を賭けて全国地域リーグ決勝大会に進出した。富山で行われた第一ラウンドを勝ち抜き、11月22日から大阪の鶴見緑地運動公園で 続きを読む
第226回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.12~ 田崎健太 2020年11月13日 第226回 オシムに愛された男 ~要田勇一Vol.12~2020-11-13T11:19:59+00:00 田崎健太「国境なきフットボール」 部屋の受話器を取ると、「おう、俺だ、納谷だ」という、だみ声が聞こえてきた。 まだ日は昇っておらず、窓の外は真っ暗だった。納谷とはいったい誰だ。そんな知り合いがいただろうかと要田勇一は首を傾げた。そも 続きを読む