メジャーリーグ

第157回 ヤンキース&松井秀喜、約束の地へ

 9月下旬のレッドソックス3連戦にスイープ勝利を飾り、この時点でヤンキースの3年振りの地区優勝が決定。MLBベストチームとの名声を欲しいままにし、これから万全の体制で約束の地・プレーオフに挑むことになる。  そして、そのチーム内で5番打者の地位を確保してきた松井秀喜の評価も、シーズンが進むに連れて徐々に上がり続けている。オールスター以降の60試合では打率.297、14本塁打、50打点。特に9月は打率.356、5本塁打と絶好調(記録はすべて9月29日現在)で、優勝を決めた9月27日の試合での逆転タイムリーも印象的だった。

第156回 メイウェザー対パッキャオ戦、カウントダウン開始 〜秋の2大ビッグファイト展望〜

 これから2カ月の間に、今後の世界ボクシング界にとって重要な意味を持つ2試合のウェルター級戦が行なわれる。  まず今週末には、デヴュー以来無敗のまま一時引退していた元最強王者、フロイド・メイウェザーがファン・マヌエル・マルケスを相手に復帰戦を行なう。そして11月には、破竹の快進撃を続ける現役最強の男マニー・パッキャオが、プエルトリコの英雄ミゲール・コットと雌雄を決する。この2戦は今年度最大のビッグマッチとして、それぞれ世界的な注目を集めることになる。

レッドソックス・松坂、復活の2勝目

 右肩の不調で戦列を離れていたボストンレッドソックスの松坂大輔が16日、約3カ月ぶりにメジャーリーグのマウンドに復帰した。本拠地フェンウェイ・パークのロサンゼルス・エンゼルス戦で先発した松坂は7回途中まで3安打無失点の好投。試合はレッドソックスが4−1で勝利し、松坂は6月3日以来の2勝目(5敗)を収めた。

イチロー、9年連続200安打達成!

 シアトル・マリナーズのイチローが14日、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦でメジャーリーグ移籍以来9年連続となるシーズン200安打を達成した。記録まであと1本で迎えたダブルヘッダーの2試合目、2回の第2打席でショートへのタイムリー内野安打を放った。9年連続の200安打はウィリー・キーラーが1894年から1901年にかけて記録した8年連続を上回り、メジャー初の偉業。通算の達成回数でもピート・ローズの10度に次ぐ、歴代2位タイの記録となった。

イチロー、メジャー通算2000安打達成!

 シアトル・マリナーズのイチローが7日、敵地でのオークランド・アスレチックス戦で第1打席にライト線への2塁打を放ち、メジャーリーグ通算2000安打を達成した。メジャー史上259人目の記録で日本人選手は初の偉業となる。メジャー9年目での到達は史上初めて。出場1402試合目での達成は1900年以降では、アル・シモンズ(アスレチックスなど)の1390試合に次ぐ2番目のスピード記録だった。この日のイチローは4打数1安打で、前人未到の9年連続シーズン200安打にもあと5本と迫った。

第155回 NFL開幕直前展望

 NFLの2009-10年シーズンの開幕が間近に迫っている。  近年のアメリカではNFLこそがNo.1スポーツの称号を欲しいままにしているが、その地位は今季も揺らぐ気配はない。まだMLBはシーズン中だというのに、トレーニングキャンプの段階から地元紙も多くのページを割き、街の話題もアメリカン・フットボールへと徐々に移行。祭りが始まる前のBUZZ(興奮した噂話)が全米を包み始めていると言ってよい。  アメリカの情熱・NFLは、2009-10年シーズンにどんなドラマを生み出してくれるのか。今回は筆者が考える4つの見どころをピックアップし、掘り下げてみていきたい。

レイズ・岩村、復帰戦で1安打 レッドソックス・田澤はマイナーへ

 タンパベイ・レイズの岩村明憲内野手が30日、約3カ月ぶりにメジャーリーグ復帰を果たした。早速、敵地でのデトロイト・タイガース戦に「9番・2塁」で先発出場した岩村は、3回、復帰初打席でライト前ヒットを放つ。その後も2つの四球を選ぶなど、4打席中3打席で出塁。うち2度はホームまで生還してチームの勝利に貢献した。試合は3−1でレイズが勝利した。

レッドソックス・田澤、4回9失点KO

 ボストン・レッドソックスの田澤純一投手が28日、本拠地のシカゴ・ホワイトソックス戦でメジャーリーグ昇格後、4度目の先発を果たした。田澤は2回に4安打に死球も絡んで4点を失うと、続く3回もカルロス・クエンティンに2ランを浴びるなど、再び4失点。さらに4回にも1点を失って、立ち直りのきっかけをつかめないまま、4回10安打9失点で3敗目(2勝)を喫した。試合はホワイトソックスが9−5で逃げ切った。

メッツ・高橋建、メジャー再昇格

 ニューヨーク・メッツの高橋建投手が25日、約2カ月ぶりにメジャーリーグに復帰した。同日行われた本拠地のフィラデルフィア・フィリーズ戦からベンチ入りした高橋は2−5とリードされた6回から2番手として登板。2四球にヒットも絡んで1死満塁のピンチを迎えたが、後続を断ち、ゼロで切り抜けた。続く7回は1死をとったところで交代し、1回3分の1を投げて1安打無失点の内容だった。

レッドソックス・田澤、ヤンキース相手に2勝目

 ボストン・レッドソックスの田澤純一投手が23日、本拠地のニューヨーク・ヤンキース戦でメジャーリーグ昇格後、3度目の先発を果たした。田澤は初回のピンチを5番DHの松井秀喜を打ちとって切り抜けると、2回以降も毎回走者を背負う投球ながら、ヤンキース打線を0点に抑え、6回8安打無失点で2勝目(2敗)をあげた。田澤は松井との対決でも3打数無安打と“勝利”。試合はレッドソックスが14−1で大勝した。

第144回 ヤンキースに王座奪還の絶好機

 ニューヨーク・ヤンキースが絶好調の戦いを続けている。  春先こそ、やや煮え切らないプレーぶりが多く、最初の32試合の時点では15勝17敗とスロースタート。その頃には筆者も粘りのないヤンキースを糾弾するコラムを書いた記憶がある。しかし5月13日以降は61勝28敗(記録はすべて8月19日現在)と、怒濤の勢いで勝ち星を積み重ねてきた。  最近では「ESPN.COM」「スポーツイラストレイテッド」といった米大手サイトもヤンキースをパワーランキングの1位に据えるなど、今季のMLBベストチームの地位を業界内で完全に確立。このままプレーオフに突入すれば、当然のように本命に挙げられそうな気配である。

レッドソックス・田澤、6回途中4失点で2敗目

 ボストン・レッドソックスの田澤純一投手が17日、敵地のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーリーグ昇格後、2度目の先発を果たした。田澤は2回にイアン・キンスラーのソロを浴びると、3回にもキンスラーにタイムリーを許すなど、計3点を失う。6回は先頭のテイラー・ティーガーデンに一発を打たれ、この回途中で降板。6回途中4安打4失点の内容で2敗目(1勝)を喫した。試合はレッドソックスが3−4で敗れた。

松井稼、日米通算2000本安打達成!

 ヒューストン・アストロズの松井稼頭央内野手が16日、ミルウォーキーで行われたブルワーズ戦で日米通算2000本安打を達成した。大台まで残り1本として迎えたこの試合、3回の第1打席でショートへの内野安打を放った。日米通算で2000本安打を記録したのは、イチロー(マリナーズ)、松井秀喜(ヤンキース)に次いで3人目。日本で達成した選手も含めると史上40人目で、スイッチヒッターとしては柴田勲氏(元巨人)以来2人目となる。

レッドソックス・田澤、初先発初勝利!

 新日本石油ENEOSから今季、ボストン・レッドソックスに入団した田澤純一投手が12日、本拠地でのデトロイト・タイガース戦でメジャー初先発し、5回4安打3失点の内容で初勝利をおさめた。田澤は立ち上がりに3安打を許し、味方のエラーも重なって3点を失ったが、2回以降は立ち直り、タイガース打線をゼロに抑えた。レッドソックスは2回にジェイソン・ベイの3ランで同点に追いつくと、3回にマイク・ローウェルのソロで勝ち越し。その後も追加点を奪い、粘る相手を7−5で振り切った。

レッドソックス・田澤、メジャー昇格も黒星デビュー

 新日本石油ENEOSから今季、ボストン・レッドソックスに入団した田澤純一投手が現地時間7日、初のメジャーリーグ昇格を果たした。日本でのプロ経験を経ずにメジャー昇格したのはマック鈴木(当時マリナーズ)、多田野数人(当時インディアンス、現北海道日本ハム)に次いで3人目。同日のニューヨーク・ヤンキース戦では0−0のスコアレスで迎えた延長14回、8番手としてマウンドに登場。先頭の松井秀喜をセンターライナーに打ち取るなど、その回を無失点に抑えたものの、続く延長15回、アレックス・ロドリゲスにサヨナラ2ランを浴び、デビュー登板は初黒星の結果となった。

第143回 デビッド・オルティス薬物使用発覚の後で

 7月下旬、レッドソックスのデビッド・オルティスとドジャースのマニー・ラミレス(元レッドソックス)が、2003年のドーピング検査で陽性反応を示していたと「ニューヨーク・タイムズ」紙が報道。メジャーを代表する2人のスーパースターがスキャンダルに見舞われ、MLBにまた新たな衝撃が走った。  この2003年のテストとは、陽性反応者の比率を調べるために試験的に行なわれたもの。検査結果は公表されず、もともと尿サンプルはすべて棄却されるはずだった。そのため陽性反応が出たとされる104人にも処分はなく、今回明るみにでたオルティスとラミレスにもリーグから処分が下されることはない。

第142回 「ワールド・ボクシング・クラシック」はボクシングを変えるか?

 人気ボクサー、アーツロ・ガッティの悲劇的な死亡事件にボクシング界が揺れた直後の7月13日、新たな希望を与える記者会見がニューヨークで行なわれた。  この日、聖地マディソン・スクウェア・ガーデンの壇上にスーパーミドル級の王者、コンテンダーたちが終結。世界中から集まった6人のスターボクサーが、今秋よりトーナメント戦で頂点を争うことが発表された。ボクシング界では初めての試みと言える真の王者決定戦、「スーパー・シックス 〜ワールド・ボクシング・クラシック〜」がこれから開催されることになったのである。

ア・リーグ、接戦制して12連勝 イチローは1安打 〜MLBオールスター〜

 メジャーリーグの第80回オールスターゲームが15日、セントルイスのブッシュスタジアムで行われた。試合は3−3の同点で迎えた8回、アメリカンリーグがアダム・ジョーンズ(オリオールズ)の犠牲フライで勝ち越し。4−3で逃げ切った。ア・リーグはこれで引き分けを挟み、オールスターゲーム12連勝。ア・リーグから「1番・ライト」で先発出場したイチロー(マリナーズ)は第1打席でライト前ヒットを放ち、3打数1安打だった。

イチロー、9年連続の球宴出場

 14日にセントルイスのブッシュスタジアムで開催されるメジャーリーグオールスターゲームに出場するア・リーグ、ナ・リーグの各32選手が発表された。ア・リーグでは外野手部門でイチロー(マリナーズ)がファン投票2位に入り、入団以来9年連続の出場を決めた。その他の日本人選手は、残り1枠を決める追加のファン投票の候補にも漏れ、3年ぶりにイチローのみの球宴出場となることが確定した。イチローは当日、先発出場する予定。

第140回 レイカーズが15度目の王座に 〜2009年NBAファイナル回顧〜

 全米一の人気チームであるレイカーズと上昇一途のマジックが対戦した今季のNBAファイナルは、レイカーズが4勝1敗で圧勝。伝統フランチャイズの威厳をまざまざと見せつけ、15度目のファイナル制覇を達成した。  最終戦となった第5戦は敵地オーランド開催だったというのに、試合後のアリーナはレイカーズのための一大パーティ会場となった。勝利が決まった瞬間、コービー・ブライアントが大きくジャンプして拳を突き上げたシーンは、今年のスポーツ界でも最大級のハイライトとして記憶されていくだろう。長いシーズンの終わりに相応しい、それは華やかで感動的な光景だった。

第139回 2009年NBAファイナル展望

 今季のNBAファイナルはレイカーズ対マジックの対戦となった。  レブロン・ジェームス率いるキャブスが敗れてしまい、レブロンとコービー・ブライアントの最強プレーヤー対決を期待していたファンたちはがっかりしたことだろう。しかし代わりに檜舞台に上がるマジックも多数の魅力的な若手スター候補を擁しており、シリーズ開戦後はフレッシュなプレーで全米のスポーツファンを沸かせてくれるに違いない。  長い旅路の果てに、頂点に立つのは通算15度目のファイナル制覇を目指す名門レイカーズか。あるいは大黒柱ドワイト・ハワードを軸に躍進を続けるマジックか。今回はこの最終決戦の見どころをいくつかピックアップしていきたい。

イチロー、自己新の26試合連続安打! 松坂は今季初勝利

 シアトル・マリナーズのイチローは日本時間3日、ホームのボルチモア・オリオールズ戦の第1打席でショートへの内野安打を放ち、26試合連続安打を達成した。これまでイチローは2007年に25試合連続安打をマークしたのが最高で、自己新記録となる。26試合連続安打はマリナーズにとっても球団記録。メジャーリーグ記録は1941年のジョー・ディマジオ(ヤンキース)による56試合連続。

松坂、1カ月ぶり復帰も黒星

 ボストン・レッドソックスの松坂大輔が日本時間23日、交流戦の初戦となるニューヨーク・メッツ戦で38日ぶりにメジャー復帰した。右肩の張りを訴え、4月15日より故障者リスト入りしていた松坂は先発で5回を投げて5安打4失点。レッドソックスは3−5で敗れ、今季2敗目(0勝)を喫した。

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